【連載】ねむしの『LoL』パッチノート先取り速報

【『LoL』パッチノート先取り速報:26.11編】エンチャンターの徹底ナーフ&タンク向けルーン+アイテムバフでSUP勢力図に動きアリ|ダイアナは2つのバフで覇権へ?

2026.5.26 ねむし

こんにちは! 『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)のライター、ねむしです。

さて、今回も『LoL』リードゲームプレーデザイナーであるMatt Leung-Harrison氏のパッチ26.11での調整予告と、その内容をまとめてくれているSpiderexe氏のポストや日ごろX(旧Twitter)で発信している情報、そして最新公式情報を正確に翻訳しお届けしている『LoL Times』様を元に、パッチノートの”前段階”である「調整予告」を元にメタを予測していく、「パッチノート先取り速報」をお届けします!

また、本企画で扱うすべてのステータス用語は、公式表記ではなくコミュニティで受け入れられているアルファベット表記に準じます。

  • 攻撃力 → AD (Attack Damage)
  • 魔力 → AP (Ability Power)
  • 物理防御 → AR (Armor)
  • 魔法防御 → MR (Magic Resistance)
  • 体力 → ヘルス(Health)
  • 攻撃速度 → AS (Attack Speed)
  • 移動速度 → MS (Movement Speed)


パッチノート26.11調整内容(予定)


パッチノート26.11は日本時間2026年5月27日(水)に配信予定です。今回のパッチはキーストーンを中心にシステム面を大きく調整してくる規模の大きなパッチとなっています。主な変更点は以下の通りです。


チャンピオンバフ
  • ダイアナ
  • エコー
  • ハイマーディンガー
  • カサディン
  • クイン

チャンピオンナーフ

  • ブランド
  • スモルダー
  • ティーモ

チャンピオン調整

  • AP シン・ジャオ

システムバフ

  • アフターショック(「不滅」キーストーン)
  • ガーディアン(「不滅」キーストーン)
  • 心の鋼
  • 騎士の誓い
  • ソラリのロケット
  • ジーク コンバージェンス

システムナーフ

  • エアリー召喚(「魔道」キーストーン)
  • ドリームメーカー
  • ヘリアの残響
  • ムーンストーンの再生

システム調整

  • ヴォイドグラブ
  • 実験的ヘクスプレート
  • 帝国の指令
  • 死神の残り火
  • スタティック シヴ
   

サポートに強くフォーカスしたパッチ





調整リストをご覧になると分かりますが、大部分がサポートアイテムやキーストーンの変更になります。
ですので、まずはシステム周りから解説していきます。


アフターショック:バフ

増加物理/魔法防御:35 + (80% 増加AR/MR) >> 45 + (75% 増加AR/MR)

ガーディアン:バフ

クールダウン:90 – 40秒 >> 75 – 40秒
シールド量:45 – 180 + (25% AP) + (5% 増加HP) >> 40 – 150 + (20% AP) + (6% 増加HP)

エアリー召喚:ナーフ

シールド付与量:30 – 100 + (10% 増加AD) + (5% AP) >> 20 – 100 + (10% 増加AD) + (5% AP)


タンク向けキーストーンのバフと、エンチャンター向けキーストーンである「エアリー召喚」のナーフです。
後述するアイテムの変更も含め、今回のサポートの調整方針は『エンチャンターを下げ、タンクを上げる』方針にあります。

ここ数パッチにかけて、サポート環境はエンチャンターか、それを狩るチャンピオンかの二極体制に入っています――もちろん、練度や構成によってより優れたピックは存在しますが、基本的にはこのどちらかが優れたパフォーマンスを発揮しているといえます。


現状のサポートピック率TOP10。エンチャンターとそれらを狩るスレッシュ/バード/パイクら……という構図


2025年のシーズン末期からこの兆候はありましたが、2026年からはボットメタが加速したことでより停滞してしまった感覚は否めません。長らく顔ぶれが変わらなかったのは事実ですから、ここで大きくボット環境を変えるのは妥当でしょう。

妥当性のあるエンチャンターナーフですが、かなり徹底的です。アイテムはほぼ全域までカバーしています。


ドリーム メーカー:ナーフ

UNIQUE Passive – ドリームメーカー
「青の夢の泡沫」によるダメージ軽減:75 – 255 (レベル6-18) >> 50 – 194 (レベル6-18)
「紫の夢の泡沫」による追加ダメージ:50 – 170 (レベル6-18) >> 40 – 160 (レベル6-18)

ヘリアの残響:ナーフ

Passive – ソウルサイフォン
ソウルチャージ獲得量:与ダメージの 35% >> 30%

ムーンストーンの再生:ナーフ

UNIQUE Passive – 星明りの恩寵:
回復/シールド強化と重傷に対して二重に作用する仕様を削除
(補足:効果が発動して回復/シールド効果の連鎖が起きた場合、その効果自体にもう一度、回復/シールド強化と重傷が適用されていた仕様が削除される)


まずコアアイテムである「ドリーム メーカー」の数値が全時間帯で落とされ、エンチャンター全体での基本的なパフォーマンスが低下します。落とされる数値もかなりインパクトのある大きさであり、ロールクエスト達成後の戦闘の安定性はかなり落ち込んでしまうでしょう。

また、非常に強力だった「ムーンストーンの再生」の特異なインタラクションも削除されます。

このアイテムは、回復/シールド効果を"もう1人に連鎖"させる固有効果を持ちます。味方Aに回復またはシールドを与えると、近くにいる味方Bにも、その効果量の約30%分の回復/シールドが発動し、もし近くに別の味方がいない場合は、味方A自身に追加で発動します。


このプロセスでは二度にわたる回復/シールド効果がありますが、それぞれに回復/シールド効果+○%というステータスと敵から受ける重傷効果が適用されていました。この仕様は非常にスケールがよかったため、3コアあたりから重傷効果など意にも介さない数値で回復が起こってしまっていました――あまりに強力な仕様のため削除される模様です。


イラスト原案:ねむし 生成:ChatGPT


スケーリングを見据えた選択肢にフタをして、さらには「ヘリアの残響」までの逃げ道まで封じています。クラス全体としてパフォーマンスの低下は免れません。


一方、上り調子なタンクたち





前述のキーストーンのバフだけでも機嫌がよくなってくるタンクですが、アイテムのバックアップも用意されています!


 騎士の誓い:バフ

UNIQUE Passive – 犠牲
肩代わりするダメージ:受けたダメージの 12% >> 14%
HP回復:リンク対象が敵チャンピオンに与えたダメージの 10% >> 12%

ソラリのロケット:バフ

物理/魔法防御:25 >> 30

ジーク コンバージェンス:バフ

Passive – 凍結燃焼
[変更] Rスキル使用時に発動ではなく、Rスキルを使用すると『発動可能状態』に移行する。その後、5秒後経過するか、敵チャンピオンが350ユニット以内にいると従来の固有効果を発動するように変更


素晴らしいラインアップと変更です。定番アイテムである「ソラリのロケット」はパッチ26.05でのシールド数値のバフも効いていてすでに性能の良いアイテムですから、タンクチャンピオンの汎用アイテムとして今以上の活躍を見せるでしょう。

「騎士の誓い」も実は隠れた強アイテムでした。特性上、少しシチュエーションは選ぶものの、このアイテムがうまく作用したときの集団戦を多く見てきました――ポッピー/マオカイ/レルなど、味方後衛とのライン形成が得意なチャンピオンが活用しやすいアイテムです。




肩代わりするダメージと回復する値両方にバフが入るため、敵の構成がADダメージに少しでも寄っていた場合、タンクサポートの重要な選択肢となることはまず間違いありません。それどころかトップやジャングルの純粋なタンクチャンピオンが購入することも考えるべきです。それほど強力無比なアイテムとなると予想します。


サポートとしてキモとなるのは必ずボットレーナーにつなぐ必要はないということ。
相手がこちらの後衛に強く入ってくる手段はなく、前線の削り合いとなるシーンであったり、味方前衛の耐久力が不足している状況などでは、ファイターなどにつなぐことで集団戦を盤石にすることができます。

……想像してください。味方リヴェンやエイトロックスへのあらゆるダメージが14%カットされている状況を。彼らはすでに「デスダンス」などのアイテムで疑似的な耐久値を得るわけですから、キャリーポテンシャルを底上げすることができます。


あるいはメイジボットなどもあまりつなぐ必要はないといえます(継続戦闘と回復が重要なスウェインは別です!)。彼らはある程度自分の身を守ることができますし、スキルがクールダウンに入るとダメージは少なくなるため優先度は低いといえます。

 

注目のチャンピオン





サポートにフォーカスしてきましたが、注目していただきたいのはこちらのチャンピオンになります!


ダイアナ:バフ

パッシブ
中立モンスターへのダメージ補正:230% >> 270%

W

シールド獲得量:45 – 105 + (30% AP) + (9% 増加HP) >> 45 – 105 + (30% AP) + (11% 増加HP)
 

主に苦戦しているジャングルに向けたバフとなっている様子――ですが、彼女はすでにレーナーとしてかなりのパフォーマンスを見せています。

グローバル統計でも勝率52%/ピック率3.7%という数値であり、決して2カ所もバフを受けていいチャンピオンではありません。

背景には前回パッチ26.10での「リッチベイン」「ストームサージ」のバフが影響しています。どちらも彼女のコアアイテムであり、これらのアイテムが出た時の彼女は凄まじい火力を発揮しています。




一応、ダメージではなくファイタービルドでの特典を増やす形ではあるようですが、そもそもファーム速度をここまで上げてしまうとどのビルドでも運用可能なリソースが手に入ります。

以前、彼女がOPチャンピオンとして君臨していた時期は、中立モンスターへのダメージ補正は300%――彼女が玉座につく土壌は整い始めています。




あるいは、Wを一番最初に最大化し、スキルヘイストを回す『タンクダイアナ』のビルドも開拓されるでしょうか。一部のメインプレイヤーが愛してやまないビルドです。

彼女のWは2度発動できる仕様上、不滅ルーンである「シールドバッシュ」ととにかく相性がいいのです。『タンクダイアナ』はこのルーンが核心であると言っても過言ではありません。


メインプレイヤーのビルド開拓、彼女自身のパフォーマンスの向上――どちらの理由をとっても、このパッチで最も目が離せないチャンピオンです!


まとめ


  1. サポートの大変更。エンチャンターは冬の時代か
  2. 一方、タンクサポートは至れり尽くせりのバフ。純タンクも活用可能な高性能アイテム多数
  3. ダイアナにやや不可解なジャングル向けバフ。ビルド開発に期待


以上がパッチ26.11の先取り速報になります!


ここにきてサポートにフォーカスした内容のパッチとは予想外でした。しかし、意図としては理にかなっています。たしかに最近のサモナーズリフトは少し停滞していたボット環境にジャングルが付き合わなければいけない、不健全な環境だったかもしれません。

「ヴォイドグラブ」の強化も盛り込まれているこのパッチは、この『ジャングルの退屈なボット依存』から脱却する意図が見えます。


ヴォイドグラブ:バフ

討伐報酬
構造物に対するDoTダメージ:近接 3/9/12 | 遠隔 1.5/4.5/6 >> 近接 4/12/16 | 遠隔 2/6/8
召喚されるグラブの体力:メレーミニオンの 60% >> 100%


盤面を動かしやすいタンクサポートを活用し、トップ側でのスノーボールも十分に勝ち筋になる環境に移行していくことでしょう。その場合、エンチャンター側はボットレーナーとのシナジーを発揮しながら、スノーボールを止めるリスク管理が必要となります。

サポートメインのみなさんはぜひ主体的にアクションを起こすことを心がけてください。味方のサポートや受動的な動きはめっきり弱くなっている調整です。恐れずどんどんエンゲージやタワーダイブを狙っていきましょう!


ここまで読んでいただきありがとうございました!
次のパッチ26.11でお会いしましょう!


パッチノート26.11概要(5月27日正式公開)



パッチノート 26.11
https://www.leagueoflegends.com/ja-jp/news/game-updates/patch-26-11-notes/
パッチノート|リーグ・オブ・レジェンド
https://www.leagueoflegends.com/ja-jp/news/tags/patch-notes/

LoL Times:https://lol-times.com/


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