【連載】ねむしの『LoL』2024シーズン パッチノート先取り速報
【『LoL』パッチノート先取り速報:パッチ14.24編】小規模ながら格差是正に動くパッチ。ビクターのアップデートと、連続でバフを受ける“剣客”が環境に忍び寄る……?
こんにちは! 『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)のライター、ねむしです。
さて、今回も『LoL』リードゲームプレーデザイナーであるMatt Leung-Harrison氏が公開されているパッチ14.24での調整予告と、その内容をまとめてくれているSpiderexe氏のポストや日ごろX(旧Twitter)で発信している情報を元に、パッチノートの”前段階”である「調整予告」を元にメタを予測していく、「パッチノート先取り速報」をお届けします!
日本時間2024年12月11日(水)に配信予定のパッチノート14.24は、小規模ながら格差の是正に動くパッチになりそうです。主な変更点は以下の通りです。
ここ数パッチは安定的で多様性の高いメタが続いていましたが、面白いものでこのゲームは安定的な環境が成熟にするにつれ、チャンピオンの性能に格差が生まれる傾向にあります。
理由としては『プレーヤーが強い戦略を“知る”』からです。2週間に1度というオンラインゲーム業界きっての超高速の環境変化があるタイトルですから、水面下で広がっている情報戦の存在は、ある程度このゲームに慣れ親しんだ方なら心当たりがあるのではないでしょうか。
その情報戦も長く続けばもう落ち着くというもの。現状のサモナーズリフトでは、強かったチャンピオンはより強く、弱かったチャンピオンは蚊帳の外に置かれている状態で、特に後者がひどい状態にあると考えています。
そんな格差を埋めることが急務かと思いますが、2024年シーズン最後のパッチだけあって今回は小規模な内容。年末年始の『LoL』は強いチャンピオンをただ扱えるだけでなく、どれほど上手に運用できるかが試される環境になりそうです。
ネットフリックスのアニメ『アーケイン』でも大活躍しているビクターにビジュアルアップデートが入ります!
よりクールな姿やスキルエフェクトに加え、性能にも調整が入るようです。
彼はよくアップデートされる類のチャンピオンですが、『アーケイン』により拡充された彼のファンタジーをいかんなく反映したこのデザインであれば、もう大きく変わることはないでしょう。
総括から言うと明らかなバフ調整です。しかも、相当なアッパー調整であり、彼がメタに上がるのは必至と言えるでしょう。やや強気にも見えるこの盛り方は『アーケイン』も加味してのことでしょうか。個人的には彼と行うレーン戦ほど苦しいことはないので億劫ではあります。
……さて、順を追って見ていきましょう。
まず目を引くのはパッシブです。ここは彼の「人類を進歩させる情熱」を表現するため、何度も変更されてきた項目で、現状のビクターはファームよりアグレッシブに動くことによる報酬が多いデザインでした。
しかし(ややコアな話で恐縮ですが)昨今の『LoL』では彼より中盤で強力なチャンピオンが多く、概ねEを活用したファームに甘んじる展開になっていました。最序盤と終盤が強力な代わりに、中盤が弱点のチャンピオンであり、それが攻撃的に動くと報酬を与えられるパッシブとややミスマッチを起こしていたと言えるでしょう。
そのような中で、新ビクターは大砲ミニオンによるパッシブ獲得が大きく増加し、敵チャンピオンのキルの場合は少し低下しました。この変更はファームにより確実に強くなっていくという内容であり、今までよりファームを主体に動くことで成果が出やすくなるでしょう。
アクティブスキルの方に目を移せば、ご覧の通り全スキルにわたりバフが適用されています。まさに至れり尽くせりです。
Wは珍妙な効果を持っていたスキルの1つで、範囲内に入ったチャンピオンにスタックを付与し、そのスタック数が「3」になるとスタンを与える効果でした。このスタックが増える速度と開始する時間が独特で、スタンするか否かが不安定な側面がありました。それを修正し、基本的には入場したチャンピオンは安定して1.25秒後にスタンするようにしたわけです。
彼が持つ最も強力な自衛手段であり、このスキルが安定化したことは非常に大きいと言えます。イレリアやヤスオを相手にする上で、このスキルのスタンが発動するかどうかは重要な要素でしたから。
Rの範囲が拡大する効果も見逃せません。同じようにスタックを集めていくタイプのチャンピオンであるオレリオン・ソルやスモルダーでももっぱらトレンドである範囲拡大を、敵チャンピオンのキル/アシストで発動するようにしたのは、『アーケイン』でのある事象を再現していて素晴らしいと思います。
性能面においても、ビジュアル面においても、多くのプレーヤーを魅了するのは間違いありません。彼の華々しいデビューを見届けましょう!
全体で見れば小規模な内容のパッチですが、パワーがめっきり落ち込んでいるチャンピオンたちにはしっかりとした救済が。
特に注目すべきはこの2人。まずはマスター・イーから見ていきましょう。
彼は前回のパッチ14.23でもバフを受けており、すでに勝率が50%を超えています。今の彼は低レートではなく、ダイヤモンド以上で勝率を伸ばす傾向にあり、その帯域だと53%を算出している統計サイトもあるほどの勢いです。
環境的にもメタであるグレイブス/カ=ジックス/ヴィエゴといったチャンピオンを相手取るのが得意な上に、苦手とするAP(魔力系)チャンピオンはめっきり下火な状況。天敵だったエリスにナーフが入り、確実に彼の時代は来ると言えます。
現状は「ルインドキングブレード」を活用した通常攻撃型ビルドですが、ここまで推されてはクリティカルビルドを開発しないワケがありません。使い手たちのビルド開拓が楽しみです!
また、長らく深淵をさまよっていたレルにもしっかりとしたバフが入ります。
彼女の場合はジャングルで運用されていた経緯もあり、そもそものプレーヤーベース数、つまり土壌が醸成されています。彼女を扱えるプレーヤー自体が多いのですから、流行の兆しは見えてもおかしくありません。
以前メタだった時より、天敵であるポッピーをあまり見なくなった、というのも大きいでしょう。十二分にパワーのあるピックになると予想できます。一度コンボを覚えてしまえば簡単な部類のチャンピオンなので、これを機に練習してみてはいかがでしょうか?
それに対して、鉄槌を食らってしまう2人をご紹介。
まずタロンですが、彼の大きな特徴の一つであった魔法防御が低下します。実は彼、レベル1段階では全チャンピオン中1位の基本魔法防御力を持っており、これがあるためにメイジやタンクの魔法ダメージをある程度耐えることができました。
特にエコー/サイラスらと対戦する際にはこの特徴が輝き、彼らにダメージトレードで有利に立ちやすかったわけです。
しかし、その数値を3ポイントも落とされては強みとも言いづらくなります。レーニングにおいては苦しいことは間違いないですし、中盤以降でも、不意の魔法ダメージにより疲弊する場面が増えてくることでしょう。
とはいえソロキューに適性の高いチャンピオンですので、まだまだ活躍の場はあると思います。より使い手の力量を問うパワーに落ち着いていくことでしょう。
ポッピーに関しては、「調整」という名目でサポートでの濫用を抑え込み、トップでの活躍を広げさせたい狙いの調整です。つまり、レベルが上がりにくいサポートで活用していた基本ステータス/ダメージは低下させ、レベルが高くなるトップで得をするためにレベルアップごとの報酬を増やした形。
しかし、この内容だと基本的な値を下げすぎです。
そもそも彼女のトップ運用は非常にシビアであり、レーン戦を行う上で難しい対面が何体も存在しています。基本的な数値がここまで下がってしまうと、ダメージトレードの難易度も上がりますし、そもそもレベルを上げるためのファームが行えなくなってしまいます。
この変更後、かなり厳しい対面‥…例を挙げるとすればダリウスやマオカイ相手にどのようにレーン戦を行っていくのかは疑問が残ります。ファイターアイテムをビルドしやすいジャングル運用が最も得をする形かもしれませんが、今の環境のジャングルで活躍できるほどとも思えず。間違いなく現状と変わらない、パワー不足なチャンピオンになってしまうでしょう。
以上がパッチ14.24編のまとめになります。
2024年最後のパッチであり、次のパッチでは多くの変更があることが明らかなため、やや控えめになりそうですね。個人的には年末年始はまったりしたいので、忙しい変更がないのはありがたかったりします(笑)。
ここまで読んでいただきありがとうございました。次のパッチ15.1編(数字の呼び方も変わるそうです)は年明けの実装ですが、本企画の特別編として年内に公開予定です! 公開まで今しばらくお待ちくださいね。
またお会いしましょう!
パッチノート14.24 ※12月11日以降に公開予定
https://www.leagueoflegends.com/ja-jp/news/game-updates/patch-14-24-notes/
パッチノート|リーグ・オブ・レジェンド
https://www.leagueoflegends.com/ja-jp/news/tags/patch-notes/
2024 Riot Games, Inc. Used With Permission
さて、今回も『LoL』リードゲームプレーデザイナーであるMatt Leung-Harrison氏が公開されているパッチ14.24での調整予告と、その内容をまとめてくれているSpiderexe氏のポストや日ごろX(旧Twitter)で発信している情報を元に、パッチノートの”前段階”である「調整予告」を元にメタを予測していく、「パッチノート先取り速報」をお届けします!
パッチ14.24調整内容(予定)
日本時間2024年12月11日(水)に配信予定のパッチノート14.24は、小規模ながら格差の是正に動くパッチになりそうです。主な変更点は以下の通りです。
チャンピオンバフ
チャンピオンナーフ
チャンピオン調整
- マスター・イー
- レル
- ランブル
- トゥイッチ
- ユーミ
チャンピオンナーフ
- アンベッサ
- コーキ
- エリス
- グレイブス
- ルブラン
- ムンド
- リヴェン
- スウェイン
- タロン
チャンピオン調整
- ビクター
- ワーウィック
- ポッピー
14.24 Full Preview!
— Matt Leung-Harrison (@RiotPhroxzon) December 4, 2024
14.24 is the last patch of the year; we're trying to stabilize the games for peoples' end of Season climbs! The Season will end ~January 7 2025.
Going to talk mostly about Viktor and Ambessa as most of the other changes are small routine balance changes to… pic.twitter.com/Vq9Bxc9OJU
広がる格差社会
ここ数パッチは安定的で多様性の高いメタが続いていましたが、面白いものでこのゲームは安定的な環境が成熟にするにつれ、チャンピオンの性能に格差が生まれる傾向にあります。
理由としては『プレーヤーが強い戦略を“知る”』からです。2週間に1度というオンラインゲーム業界きっての超高速の環境変化があるタイトルですから、水面下で広がっている情報戦の存在は、ある程度このゲームに慣れ親しんだ方なら心当たりがあるのではないでしょうか。
その情報戦も長く続けばもう落ち着くというもの。現状のサモナーズリフトでは、強かったチャンピオンはより強く、弱かったチャンピオンは蚊帳の外に置かれている状態で、特に後者がひどい状態にあると考えています。
そんな格差を埋めることが急務かと思いますが、2024年シーズン最後のパッチだけあって今回は小規模な内容。年末年始の『LoL』は強いチャンピオンをただ扱えるだけでなく、どれほど上手に運用できるかが試される環境になりそうです。
進化する「機械文明の先触れ」
ネットフリックスのアニメ『アーケイン』でも大活躍しているビクターにビジュアルアップデートが入ります!
よりクールな姿やスキルエフェクトに加え、性能にも調整が入るようです。
ビクター:アップデート
- パッシブのキルした時に入手するへクステックフラグメント
大砲ミニオン:5 → 10
敵チャンピオン:25 → 20
- Qの基本シールド量:25 - 105 → 40 - 115
- Wの不安定なスタン発動時間の修正:1.1秒から2秒(通常は1.1秒に近いが、時々スタンしない場合がある)ではなく、常に1.25秒後にスタンするように変更。
- Eのマナコスト:70 - 110 → 60 - 100
- [新] Rは敵チャンピオンをキル/アシストを獲得する度に効果範囲が40%拡大し、効果時間が3秒延長されるように。
- パッシブのキルした時に入手するへクステックフラグメント
大砲ミニオン:5 → 10
敵チャンピオン:25 → 20
- Qの基本シールド量:25 - 105 → 40 - 115
- Wの不安定なスタン発動時間の修正:1.1秒から2秒(通常は1.1秒に近いが、時々スタンしない場合がある)ではなく、常に1.25秒後にスタンするように変更。
- Eのマナコスト:70 - 110 → 60 - 100
- [新] Rは敵チャンピオンをキル/アシストを獲得する度に効果範囲が40%拡大し、効果時間が3秒延長されるように。
彼はよくアップデートされる類のチャンピオンですが、『アーケイン』により拡充された彼のファンタジーをいかんなく反映したこのデザインであれば、もう大きく変わることはないでしょう。
総括から言うと明らかなバフ調整です。しかも、相当なアッパー調整であり、彼がメタに上がるのは必至と言えるでしょう。やや強気にも見えるこの盛り方は『アーケイン』も加味してのことでしょうか。個人的には彼と行うレーン戦ほど苦しいことはないので億劫ではあります。
……さて、順を追って見ていきましょう。
まず目を引くのはパッシブです。ここは彼の「人類を進歩させる情熱」を表現するため、何度も変更されてきた項目で、現状のビクターはファームよりアグレッシブに動くことによる報酬が多いデザインでした。
しかし(ややコアな話で恐縮ですが)昨今の『LoL』では彼より中盤で強力なチャンピオンが多く、概ねEを活用したファームに甘んじる展開になっていました。最序盤と終盤が強力な代わりに、中盤が弱点のチャンピオンであり、それが攻撃的に動くと報酬を与えられるパッシブとややミスマッチを起こしていたと言えるでしょう。
そのような中で、新ビクターは大砲ミニオンによるパッシブ獲得が大きく増加し、敵チャンピオンのキルの場合は少し低下しました。この変更はファームにより確実に強くなっていくという内容であり、今までよりファームを主体に動くことで成果が出やすくなるでしょう。
アクティブスキルの方に目を移せば、ご覧の通り全スキルにわたりバフが適用されています。まさに至れり尽くせりです。
Wは珍妙な効果を持っていたスキルの1つで、範囲内に入ったチャンピオンにスタックを付与し、そのスタック数が「3」になるとスタンを与える効果でした。このスタックが増える速度と開始する時間が独特で、スタンするか否かが不安定な側面がありました。それを修正し、基本的には入場したチャンピオンは安定して1.25秒後にスタンするようにしたわけです。
彼が持つ最も強力な自衛手段であり、このスキルが安定化したことは非常に大きいと言えます。イレリアやヤスオを相手にする上で、このスキルのスタンが発動するかどうかは重要な要素でしたから。
Rの範囲が拡大する効果も見逃せません。同じようにスタックを集めていくタイプのチャンピオンであるオレリオン・ソルやスモルダーでももっぱらトレンドである範囲拡大を、敵チャンピオンのキル/アシストで発動するようにしたのは、『アーケイン』でのある事象を再現していて素晴らしいと思います。
性能面においても、ビジュアル面においても、多くのプレーヤーを魅了するのは間違いありません。彼の華々しいデビューを見届けましょう!
「下剋上だぜ」
全体で見れば小規模な内容のパッチですが、パワーがめっきり落ち込んでいるチャンピオンたちにはしっかりとした救済が。
マスター・イー:バフ
- Qのクリティカル率に応じた増加ダメージ:35% → 56.25%
(「インフィニティ エッジ」所持時のダメージ:49% → 86.25%)
- Qのクリティカル率に応じた増加ダメージ:35% → 56.25%
(「インフィニティ エッジ」所持時のダメージ:49% → 86.25%)
レル:バフ
- 基本体力:610 → 640
- 2つ目のパッシブによる防御力奪取率:2%(最小値1-2) → 3%(最小値1.5-3)
- Wのシールド量:15-115 + 最大体力の12% → 25-125 + 最大体力の13%
- 基本体力:610 → 640
- 2つ目のパッシブによる防御力奪取率:2%(最小値1-2) → 3%(最小値1.5-3)
- Wのシールド量:15-115 + 最大体力の12% → 25-125 + 最大体力の13%
特に注目すべきはこの2人。まずはマスター・イーから見ていきましょう。
彼は前回のパッチ14.23でもバフを受けており、すでに勝率が50%を超えています。今の彼は低レートではなく、ダイヤモンド以上で勝率を伸ばす傾向にあり、その帯域だと53%を算出している統計サイトもあるほどの勢いです。
マスター・イー:バフ(パッチ14.23にて既に実装済み)
- Rの増加攻撃速度:25 - 45% → 25 - 65%
- Rの増加攻撃速度:25 - 45% → 25 - 65%
環境的にもメタであるグレイブス/カ=ジックス/ヴィエゴといったチャンピオンを相手取るのが得意な上に、苦手とするAP(魔力系)チャンピオンはめっきり下火な状況。天敵だったエリスにナーフが入り、確実に彼の時代は来ると言えます。
現状は「ルインドキングブレード」を活用した通常攻撃型ビルドですが、ここまで推されてはクリティカルビルドを開発しないワケがありません。使い手たちのビルド開拓が楽しみです!
また、長らく深淵をさまよっていたレルにもしっかりとしたバフが入ります。
彼女の場合はジャングルで運用されていた経緯もあり、そもそものプレーヤーベース数、つまり土壌が醸成されています。彼女を扱えるプレーヤー自体が多いのですから、流行の兆しは見えてもおかしくありません。
以前メタだった時より、天敵であるポッピーをあまり見なくなった、というのも大きいでしょう。十二分にパワーのあるピックになると予想できます。一度コンボを覚えてしまえば簡単な部類のチャンピオンなので、これを機に練習してみてはいかがでしょうか?
栄枯盛衰
それに対して、鉄槌を食らってしまう2人をご紹介。
タロン:ナーフ
- 基本魔法防御:39 → 36
- パッシブの中立モンスターへの追加ダメージ:120% → 110%
- 基本魔法防御:39 → 36
- パッシブの中立モンスターへの追加ダメージ:120% → 110%
ポッピー:調整
- 基本物理防御:38 + レベルアップごとに4.7 → 35 + レベルアップごとに5
- Qの基本ダメージ:40-120+増加攻撃力の0.9 → 30-130+増加攻撃力の1.0
- 基本物理防御:38 + レベルアップごとに4.7 → 35 + レベルアップごとに5
- Qの基本ダメージ:40-120+増加攻撃力の0.9 → 30-130+増加攻撃力の1.0
まずタロンですが、彼の大きな特徴の一つであった魔法防御が低下します。実は彼、レベル1段階では全チャンピオン中1位の基本魔法防御力を持っており、これがあるためにメイジやタンクの魔法ダメージをある程度耐えることができました。
特にエコー/サイラスらと対戦する際にはこの特徴が輝き、彼らにダメージトレードで有利に立ちやすかったわけです。
しかし、その数値を3ポイントも落とされては強みとも言いづらくなります。レーニングにおいては苦しいことは間違いないですし、中盤以降でも、不意の魔法ダメージにより疲弊する場面が増えてくることでしょう。
とはいえソロキューに適性の高いチャンピオンですので、まだまだ活躍の場はあると思います。より使い手の力量を問うパワーに落ち着いていくことでしょう。
ポッピーに関しては、「調整」という名目でサポートでの濫用を抑え込み、トップでの活躍を広げさせたい狙いの調整です。つまり、レベルが上がりにくいサポートで活用していた基本ステータス/ダメージは低下させ、レベルが高くなるトップで得をするためにレベルアップごとの報酬を増やした形。
しかし、この内容だと基本的な値を下げすぎです。
そもそも彼女のトップ運用は非常にシビアであり、レーン戦を行う上で難しい対面が何体も存在しています。基本的な数値がここまで下がってしまうと、ダメージトレードの難易度も上がりますし、そもそもレベルを上げるためのファームが行えなくなってしまいます。
この変更後、かなり厳しい対面‥…例を挙げるとすればダリウスやマオカイ相手にどのようにレーン戦を行っていくのかは疑問が残ります。ファイターアイテムをビルドしやすいジャングル運用が最も得をする形かもしれませんが、今の環境のジャングルで活躍できるほどとも思えず。間違いなく現状と変わらない、パワー不足なチャンピオンになってしまうでしょう。
まとめ
- 2024年最後のパッチだけに、小規模な調整。
- ビクターとマスター・イーはややアッパー気味。彼らが旬と明確に言える。
- 格差是正のため、沈みすぎたチャンピオンにはしっかり救済。
以上がパッチ14.24編のまとめになります。
2024年最後のパッチであり、次のパッチでは多くの変更があることが明らかなため、やや控えめになりそうですね。個人的には年末年始はまったりしたいので、忙しい変更がないのはありがたかったりします(笑)。
ここまで読んでいただきありがとうございました。次のパッチ15.1編(数字の呼び方も変わるそうです)は年明けの実装ですが、本企画の特別編として年内に公開予定です! 公開まで今しばらくお待ちくださいね。
またお会いしましょう!
パッチノート14.24概要(12月11日正式公開)
パッチノート14.24 ※12月11日以降に公開予定
https://www.leagueoflegends.com/ja-jp/news/game-updates/patch-14-24-notes/
パッチノート|リーグ・オブ・レジェンド
https://www.leagueoflegends.com/ja-jp/news/tags/patch-notes/
2024 Riot Games, Inc. Used With Permission
【連載】ねむしの『LoL』2024シーズン パッチノート先取り速報
- 【『LoL』パッチノート先取り速報:パッチ14.3編】次に来るメタチャンプはコイツだ!
- 【『LoL』パッチノート先取り速報:パッチ14.4編】相次ぐアイテム調整。最後に笑うのは?
- 【『LoL』パッチノート先取り速報:パッチ14.5編】ナーフ中心の調整来たる。環境はどう動く?
- 【『LoL』パッチノート先取り速報:パッチ14.6編】まだまだ続く大調整。ゆったりとした昔の『LoL』が返ってくる?
- 【『LoL』パッチノート先取り速報:パッチ14.7編】サポートは引き続き憂き目に…… 注目の新星ジャングラーは誰?
- 【『LoL』パッチノート先取り速報:パッチ14.8編】毎年恒例「MSIパッチ」は波乱の幕開け……? キャリー力が試される環境に
- 【『LoL』パッチノート先取り速報:パッチ14.9編】ナーフマシマシ、シンプルチャンピオンのバフトッピング一丁! 筆頭株はあの泣き虫ミイラ
- 【『LoL』パッチノート先取り速報:パッチ14.10編】2024ミッドシーズンの特大変更! ブーツやルーンにもテコ入れで大波乱の幕開け
- 【『LoL』パッチノート後出し(?)速報:パッチ14.11編】まだまだ迷走するマークスマンアイテム。注目の新ジャングラーは?
- 【『LoL』パッチノート先取り速報:パッチ14.12編】ナーフやアイテム変更でダメージが落ち着く好パッチ! とはいえ苦戦続きのADアサシンには嬉しい内容も!
- 【『LoL』パッチノート先取り速報:パッチ14.13編】内容は控え目なものの、興味深い変更が目白押し。ナーフリストから漏れた勝者は誰だ?
- 【『LoL』パッチノート先取り速報:パッチ14.14編】今シーズン初のナーフ調整! その裏で、強化の中にはあの人気アサシンの姿も?
- 【『LoL』パッチノート先取り速報:パッチ14.15編】問題視されるマークスマンメタ問題に着手。対抗馬はメイジか、アサシンか……
- 【『LoL』パッチノート先取り速報:パッチ14.16編】 続くマークスマンへのナーフとメイジへのプッシュ。短いながらインパクトのあるパッチノート!
- 【『LoL』パッチノート先取り速報:パッチ14.17編】 ミッドマークスマン対策でボット・ミッドでのメイジ復権なるか!? 残るマークスマンは果たして……
- 【『LoL』パッチノート先取り速報:パッチ14.18編】正真正銘の『Worldsパッチ』!大規模な変更リストの中、浮上してくるチャンピオンは?
- 【『LoL』パッチノート先取り速報:パッチ14.19編】 大量のアイテムナーフと「リーサルテンポ」の復活。スプリット3は波乱の幕開け?
- 【『LoL』パッチノート先取り速報:パッチ14.20編】「Worlds」の裏でマイルドな環境に変化していくサモナーズリフト。よく見る顔ぶれは変わりそうもない?
- 【『LoL』パッチノート先取り速報:パッチ14.21編】メタを形づくる2大アイテムを中心にナーフメインのパッチに。スウェインの小規模リワークとADアサシンの動向にも注目
- 【『LoL』パッチノート先取り速報:パッチ14.22編】“ローミングミッド”や「ユン・タル」の活用術に注目! ナーフ調整でいつものメンツに鋭いメスが
- 【『LoL』パッチノート先取り速報:パッチ14.23編】小規模なパッチながら興味深い調整。「賞金システム」によりランクがストレスフリーに?
- 【『LoL』パッチノート先取り速報:パッチ14.24編】小規模ながら格差是正に動くパッチ。ビクターのアップデートと、連続でバフを受ける“剣客”が環境に忍び寄る……?
eSports World の
Discord をフォローしよう
Discord をフォローしよう
SALE
大会
チーム
他にも...?
他にも