【連載】ねむしの『LoL』2024シーズン パッチノート先取り速報
【『LoL』パッチノート後出し(?)速報:パッチ14.11編】まだまだ迷走するマークスマンアイテム。注目の新ジャングラーは?
こんにちは! 『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)のライター、ねむしです。
さて、今回も『LoL』リードゲームプレイデザイナーであるMatt Leung-Harrison氏が公開されているパッチ14.11での調整予告と、その内容をまとめてくれているSpiderexe氏のポストや日ごろX(旧Twitter)で発信している情報を元に、パッチノートの”前段階”である「調整予告」を元にメタを予測していく、「パッチノート先取り速報」をお届けします!
……という形の連載企画でしたが、僕の都合により公開が遅れ、本企画の『先取り』という意味合いがなくなってしまいました……! 読者の皆様、大変申し訳ありません。
よって今号に限っては、パッチレポートのような形式を取らせていただきますので、よろしくお願いします!
日本時間2024年5月29日(水)に配信されたパッチノート14.11は、スノーボール指数の是正と、アイテム変更により強くなりすぎてしまった外れ値の修正といった内容でした。
主な変更点は以下の通りです。
チャンピオンバフ
チャンピオンナーフ
チャンピオン調整
システムバフ
システムナーフ
システム調整
順を追って見ていきましょう!
明らかに過剰な強化だった「インフィニティ エッジ」や「コレクター」がナーフされ、この二つによって選択肢から追い出されていた三種のアイテムがバフされました。
特に巷を賑わせているのが「スタティックシブ」です。このアイテムをビルドしたトリスターナ・ゼリ・アッシュが各所で実験的ながら運用されており、統計的にもかなりの勝率を残しています。
2800ゴールドという安値で『攻撃力、移動速度、攻撃速度』という3種のステータスに加え、ウェーブクリアとバーストダメージまで得るため非常にコストパフォーマンスが良い点が評価されています。
とはいえ、一部高レートプレイヤーからはステータスにクリティカル率がない点を指摘する声もあり、過大評価だ! という意見も散見されます。総評としては、今までのような皆が一様に積むような強力な性能ではなく、状況によって初手に向かうアイテムになったと考えるのが妥当でしょう。
またしてもエンチャンターにバフが入りました! なぜこれほどまでに彼女らをプッシュするのか……?
両名ともにパッチ14.10の時点ですでに勝率は50%を超えており、メタの一角を担っていました。
……にも関わらずこの量のバフ。あまりに不可解です。天敵であるスレッシュやパイクを除けば彼女らを止める勢力は現状ボットレーンに存在しないと断言できるでしょう。
完全にボットのヒエラルキーはエンチャンター側に傾いているので、ボットレーナ―はゆっくりとスケールしていくスタイルが勝率を安定させていきそうです。
ジャングルの変遷と風評被害
ボットばかりではなく、ジャングルにも新顔が登場しました。そして、現状も風評被害に晒されているチャンピオンもいます。
両名とも非常に高頻度で発動するQスキルのダメージ変更なので影響が大きいです。
カ=ジックスはこの変更で一躍メタの仲間入りを果たし、その勝率は現在52%を超えてきています。現環境では強力なマークスマンやエンチャンターが出現しやすいため、彼の暗殺能力が特に評価されているのでしょう。
一方で、カーサスはRを除けば唯一の攻撃スキルであるQのダメージを落とされた上に、前回のパッチで勝率56%という数字を出してしまったがために、未だにBAN率が収まらない状態にあります。
パッチ14.10中に適用された「黒炎のトーチ」「運命の灰」のナーフもボディブローのように効いています。
すでにファーム速度も抑えられ、勝率も50%を割っているというのに、世界的に見ても6割以上の試合で彼がBANされています。もはや彼にそこまでのパワーはないのでBANは不要と思われます!
以上がパッチ14.11の先取り(?)速報になります!
前回記事の予想通り、行き過ぎたダメージを出してしまった「インフィニティエッジ」「コレクター」がナーフされはしましたが、まだまだマークスマンは強力でしょう。
個人的にオススメしたいチャンピオンはマスター・イーです。彼は今回シンプルなステータス強化を受けただけのため、初心者・中級者の方でもステータスの暴力で戦っていけます。
ビルドは「ルインドキング ブレード」から始め、通常なら「クラーケン スレイヤー」「グインソーレイジブレード」と進み、もし相手にカ=ジックス、ルブランのようなアサシンが多ければ「実験的へクスプレート」や「ステラックの篭手」のビルドも視野に入れましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。それでは、次のパッチ14.12編でお会いしましょう!
パッチノート14.11
https://www.leagueoflegends.com/ja-jp/news/game-updates/patch-14-11-notes/
パッチノート|リーグ・オブ・レジェンド
https://www.leagueoflegends.com/ja-jp/news/tags/patch-notes/
2024 Riot Games, Inc. Used With Permission
さて、今回も『LoL』リードゲームプレイデザイナーであるMatt Leung-Harrison氏が公開されているパッチ14.11での調整予告と、その内容をまとめてくれているSpiderexe氏のポストや日ごろX(旧Twitter)で発信している情報を元に、パッチノートの”前段階”である「調整予告」を元にメタを予測していく、「パッチノート先取り速報」をお届けします!
……という形の連載企画でしたが、僕の都合により公開が遅れ、本企画の『先取り』という意味合いがなくなってしまいました……! 読者の皆様、大変申し訳ありません。
よって今号に限っては、パッチレポートのような形式を取らせていただきますので、よろしくお願いします!
パッチ14.11調整内容
日本時間2024年5月29日(水)に配信されたパッチノート14.11は、スノーボール指数の是正と、アイテム変更により強くなりすぎてしまった外れ値の修正といった内容でした。
主な変更点は以下の通りです。
チャンピオンバフ
- ドレイブン
- ガングプランク
- ナー
- カ=ジックス
- ルル
- マスター・イー
- ナミ
- ナサス
- パンテオン
- シンジド
- スモルダー
チャンピオンナーフ
- カミール
- イレリア
- ジンクス
- カーサス
- モルデカイザー
- タリヤ
- フェイ
チャンピオン調整
- ショップのオススメアイテム変更(ドレイブン、シヴィア 、スモルダー、ザヤ、ヤスオ、ヨネ、カ・サンテ)
- オーン
- ケイトリン
- カ・サンテ
システムバフ
- アブソーブライフ
- セレスティアル オポジション
- イモータル シールドボウ
- スタティック シブ
- エッセンス リーバー
- 切り崩し(ルーン)
システムナーフ
- インフィニティ エッジ
- コレクター
システム調整
- レーンスワップ
順を追って見ていきましょう!
迷走するマークスマンアイテム
明らかに過剰な強化だった「インフィニティ エッジ」や「コレクター」がナーフされ、この二つによって選択肢から追い出されていた三種のアイテムがバフされました。
エッセンスリーバー : バフ
- 合計価格が3200ゴールドから3100ゴールドに低下。
- 合計価格が3200ゴールドから3100ゴールドに低下。
イモータル シールドボウ : バフ
- 固有効果『ライフライン』のシールド量が320~530(チャンピオンレベル1~18)から 320~720(チャンピオンレベル9~18)に増加。
- 固有効果『ライフライン』のシールド量が320~530(チャンピオンレベル1~18)から 320~720(チャンピオンレベル9~18)に増加。
スタティック シヴ : バフ
- レシピ:[偵察兵のパチンコ + ハースバウンド アックス + 700ゴールド] から [偵察兵のパチンコ + レクトリクス + 1000ゴールド]に変更。
- 合計価格が2900ゴールドから2800ゴールドに低下。
- [新]移動速度7%が追加。
- 攻撃力が50から55に増加。
- 攻撃速度が40%から45%に増加。
- 固有効果『電気スパーク』のダメージが90から120に増加。
※『電気スパーク』……チャンピオン以外のユニットをキルすると連鎖する電撃が放たれ、最大6体の敵ユニットに120の魔法ダメージを与える。
- レシピ:[偵察兵のパチンコ + ハースバウンド アックス + 700ゴールド] から [偵察兵のパチンコ + レクトリクス + 1000ゴールド]に変更。
- 合計価格が2900ゴールドから2800ゴールドに低下。
- [新]移動速度7%が追加。
- 攻撃力が50から55に増加。
- 攻撃速度が40%から45%に増加。
- 固有効果『電気スパーク』のダメージが90から120に増加。
※『電気スパーク』……チャンピオン以外のユニットをキルすると連鎖する電撃が放たれ、最大6体の敵ユニットに120の魔法ダメージを与える。
特に巷を賑わせているのが「スタティックシブ」です。このアイテムをビルドしたトリスターナ・ゼリ・アッシュが各所で実験的ながら運用されており、統計的にもかなりの勝率を残しています。
2800ゴールドという安値で『攻撃力、移動速度、攻撃速度』という3種のステータスに加え、ウェーブクリアとバーストダメージまで得るため非常にコストパフォーマンスが良い点が評価されています。
とはいえ、一部高レートプレイヤーからはステータスにクリティカル率がない点を指摘する声もあり、過大評価だ! という意見も散見されます。総評としては、今までのような皆が一様に積むような強力な性能ではなく、状況によって初手に向かうアイテムになったと考えるのが妥当でしょう。
続くエンチャンターのプッシュ
またしてもエンチャンターにバフが入りました! なぜこれほどまでに彼女らをプッシュするのか……?
ナミ : バフ
- 基本攻撃力が51から54に増加。
- Wのマナコストが[70/80/90/100/110] から [70/75/80/85/90]に低下。
- Rが付与するスロウの値が[50/60/70%] から [70%]に固定に。
- 基本攻撃力が51から54に増加。
- Wのマナコストが[70/80/90/100/110] から [70/75/80/85/90]に低下。
- Rが付与するスロウの値が[50/60/70%] から [70%]に固定に。
ルル : バフ
- Rのクールダウンが[120/100/80秒] から [100/90/80秒]に低下。
- Rのノックアップ効果時間が[0.75秒] から [1秒]に増加。
- Rのクールダウンが[120/100/80秒] から [100/90/80秒]に低下。
- Rのノックアップ効果時間が[0.75秒] から [1秒]に増加。
両名ともにパッチ14.10の時点ですでに勝率は50%を超えており、メタの一角を担っていました。
……にも関わらずこの量のバフ。あまりに不可解です。天敵であるスレッシュやパイクを除けば彼女らを止める勢力は現状ボットレーンに存在しないと断言できるでしょう。
完全にボットのヒエラルキーはエンチャンター側に傾いているので、ボットレーナ―はゆっくりとスケールしていくスタイルが勝率を安定させていきそうです。
ジャングルの変遷と風評被害
ボットばかりではなく、ジャングルにも新顔が登場しました。そして、現状も風評被害に晒されているチャンピオンもいます。カ=ジックス:バフ
- Qのダメージが[70/95/120/145/170(+増加攻撃力の110%)] から [ 80/105/130/155/180(+増加攻撃力の110%)]に増加。
- Qのダメージが[70/95/120/145/170(+増加攻撃力の110%)] から [ 80/105/130/155/180(+増加攻撃力の110%)]に増加。
カーサス:ナーフ
- Qのダメージが[45/65/85/105/125(+魔力の35%)] から [43/62/81/100/119(+魔力の35%)]に低下。
- Qのダメージが[45/65/85/105/125(+魔力の35%)] から [43/62/81/100/119(+魔力の35%)]に低下。
両名とも非常に高頻度で発動するQスキルのダメージ変更なので影響が大きいです。
カ=ジックスはこの変更で一躍メタの仲間入りを果たし、その勝率は現在52%を超えてきています。現環境では強力なマークスマンやエンチャンターが出現しやすいため、彼の暗殺能力が特に評価されているのでしょう。
一方で、カーサスはRを除けば唯一の攻撃スキルであるQのダメージを落とされた上に、前回のパッチで勝率56%という数字を出してしまったがために、未だにBAN率が収まらない状態にあります。
パッチ14.10中に適用された「黒炎のトーチ」「運命の灰」のナーフもボディブローのように効いています。
黒炎のトーチ:ナーフ (パッチ14.11中にマイクロパッチとして適用済)
- 固有効果『悪意の炎』の合計の炎上ダメージが[60(+魔力の12%)] から [45(+魔力の9%)]に低下。
※『悪意の炎』……スキルでダメージを与えると敵を燃やして3秒間、0.5秒毎に7.5 + (1.5%AP)の魔法ダメージを与える。モンスターには1ティック毎に10の追加ダメージを与える。
- 固有効果『悪意の炎』の合計の炎上ダメージが[60(+魔力の12%)] から [45(+魔力の9%)]に低下。
※『悪意の炎』……スキルでダメージを与えると敵を燃やして3秒間、0.5秒毎に7.5 + (1.5%AP)の魔法ダメージを与える。モンスターには1ティック毎に10の追加ダメージを与える。
運命の灰:ナーフ (パッチ14.11中にマイクロパッチとして適用済)
- 魔力が 40 から 30 に低下。
- 固有効果『発火』の合計の炎上ダメージが 21 から 15 に低下。
※『発火』……スキルでダメージを与えた敵を燃やして3秒間、0.5秒毎に2.5の魔法ダメージを与える。モンスターには1ティック毎に10の追加ダメージを与える。
- 魔力が 40 から 30 に低下。
- 固有効果『発火』の合計の炎上ダメージが 21 から 15 に低下。
※『発火』……スキルでダメージを与えた敵を燃やして3秒間、0.5秒毎に2.5の魔法ダメージを与える。モンスターには1ティック毎に10の追加ダメージを与える。
すでにファーム速度も抑えられ、勝率も50%を割っているというのに、世界的に見ても6割以上の試合で彼がBANされています。もはや彼にそこまでのパワーはないのでBANは不要と思われます!
まとめ
- 迷走するクリティカルアイテム。旬はシブか
- どんどん強力になるエンチャンターたち
- ジャングラーのハイペースな栄枯盛衰
以上がパッチ14.11の先取り(?)速報になります!
前回記事の予想通り、行き過ぎたダメージを出してしまった「インフィニティエッジ」「コレクター」がナーフされはしましたが、まだまだマークスマンは強力でしょう。
個人的にオススメしたいチャンピオンはマスター・イーです。彼は今回シンプルなステータス強化を受けただけのため、初心者・中級者の方でもステータスの暴力で戦っていけます。
マスター・イー:バフ
- レベルアップごとの体力が[100] から [105]に増加。
- レベルアップごとの物理防御が[4.2] から [4.7]に増加。
- レベルアップごとの攻撃力が[2.2] から [2.5]に増加。
- レベルアップごとの攻撃速度が[2%] から [2.5%]に増加。
- レベルアップごとの体力が[100] から [105]に増加。
- レベルアップごとの物理防御が[4.2] から [4.7]に増加。
- レベルアップごとの攻撃力が[2.2] から [2.5]に増加。
- レベルアップごとの攻撃速度が[2%] から [2.5%]に増加。
ビルドは「ルインドキング ブレード」から始め、通常なら「クラーケン スレイヤー」「グインソーレイジブレード」と進み、もし相手にカ=ジックス、ルブランのようなアサシンが多ければ「実験的へクスプレート」や「ステラックの篭手」のビルドも視野に入れましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。それでは、次のパッチ14.12編でお会いしましょう!
パッチノート14.11概要(5月29日公開)
パッチノート14.11
https://www.leagueoflegends.com/ja-jp/news/game-updates/patch-14-11-notes/
パッチノート|リーグ・オブ・レジェンド
https://www.leagueoflegends.com/ja-jp/news/tags/patch-notes/
2024 Riot Games, Inc. Used With Permission
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