【連載】ねむしの『LoL』パッチノート先取り速報

【年末年始特集】 『LoL』パッチノート先取り速報特別号:パッチ26.01〈後編〉:復刻アイテムを含め追加アイテムの性能と、運用想定のチャンピオンを解説──シーズン2026はどう変化する?

2026.1.7 ねむし

こんにちは! 『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)のライター、ねむしです。

さて、今回も『LoL』リードゲームプレーデザイナーであるMatt Leung-Harrison氏のパッチ26.01での調整予告と、その内容をまとめてくれているSpiderexe氏のポストや日ごろX(旧Twitter)で発信されている情報、そして最新公式情報を正確に翻訳しお届けしている『LoL Times』様をもとに、パッチノートの”前段階”である「調整予告」を元にメタを予測していく、「パッチノート先取り速報」をお届けします!

前編に引き続き、パッチ26.01の解説となりますが、後編の本記事では新たに追加/復刻されるアイテムに加え、注目すべき戦術やチャンピオンたちを解説いたします!

本企画で扱うすべてのステータス用語は、公式表記ではなくコミュニティで受け入れられているアルファベット表記に準じます。


  • 攻撃力 → AD (Attack Damage)
  • 魔力 → AP (Ability Power)
  • 物理防御 → AR (Armor)
  • 魔法防御 → MR (Magic Resistance)
  • 体力 → HP (Hit Points)
  • 攻撃速度 → AS (Attack Speed)
  • 移動速度 → MS (Movement Speed)


また、今回のパッチはとにかく項目や量が膨大なため、予告情報とは異なる調整がなされる可能性が高いです。
その点についても留意した上で解説いたしますが、実際のパッチ適用後は臨機応変に本記事の内容を活用していただけると幸いです。


追加されるアイテムたち ──昔のあのアイテムも復刻!



2年ぶりとなるアイテム追加は11種類に及び、新シーズン開幕を彩る要素として華々しいラインアップとなっています!

内容は単に戦術の幅を押し広げるアイテムだったり、運用コンセプトにそぐわず、やむを得ず既存アイテムを積んでしまっていたようなチャンピオンのニーズに応えるようなアイテムだったりとさまざま。

順を追って解説していきます。まずは復刻されるアイテムの方から見ていきましょう!


(復刻)ヘクステック ガンブレード





『ガンブレ』と呼ばれ親しまれていたADとAPを提供する唯一無二のアイテムです。サモナーズリフトではパッチ10.23で削除されていたため、実に6年ぶりの復活となります。

その特殊なステータスから搭載できるチャンピオンは限られてきますが、やはり存在していた当時と同様、アカリ/カタリナはこのアイテムを活用することがほぼ間違いないでしょう。両名ともにすでにメタチャンピオンとしてミッドで活躍していますし、彼女たちからの対象指定スロウを含めたオールインには警戒しなくてはなりません。




当時とは違い、「リフトメーカー」「シャドウフレイム」など二手目に続くであろうアイテムともシナジーがあるのがミソです。すでに相当な地位を築いている彼女たちのポテンシャルを引き上げるアイテムとなるでしょう。


(復刻)ストームレイザー





こちらはパッチ14.10で削除されたADCのファーストアイテムです。現行の「スタティック シヴ」と似ていますが、こちらにはステータスにクリティカル率が存在し、エネルギー充填攻撃の挙動が異なります。

メタに上がれば全ADCが活用し、ナーフされれば誰も買わないという、やや乗るか反るかという性質があったアイテムです。当時からジン/ケイトリンの2名は積極的に採用していたため、この2人のファーストアイテムとしての地位は築くでしょう。




一方、現状は特に競合である「妖夢の霊剣」「ユン・タル ワイルドアロー」「コレクター」らも存在感があるため、思ったようにシェアを伸ばせない可能性も大いにあります。削除当時より100ゴールド高い3200ゴールドと少し値が張るのも痛いところです。


魔力系アイテム



(新)黄昏と暁





この項からは新アイテムに移ります。まずはこの「黄昏と暁」ですが、「リッチベイン」のようなスキル発動後のAAに効果が発動する『追撃』という固有効果を持ちます。その内容が通常攻撃時効果を2回発生させるというもの――単にスキルの後に2回分AAした扱いになるという認識でおおむね問題ありません。

聞こえは強そうなのですが、「ストームレイザー」同様に競合を押しのける魅力はありません。チャンピオンによっては攻撃速度のステータスが無駄に感じるでしょうし、ややニッチなアイテムになると予想します。

とはいえ、グウェン/ダイアナあたりはパッシブの都合上相性がいいでしょうし、ステータスを余すことなく活用できる2人です。




同じくパッシブだけで見るならエコーあたりでも「ナッシャートゥース」と合わせて特殊な運用ができるかもしれませんね。


(新)アクチュアライザー





かなり特殊なメイジ向けアイテムになります。発動した段階からマナ消費が2倍になる代わりに、あらゆるスキル性能が強化され、クールダウンまで短縮するというシロモノ。

性能こそ強力ですが、増加するマナコスト分をきちんとペイできる特性を持つチャンピオンでないとマナの枯渇や、消費したマナの割に損をする事態になってしまいます。

大量にマナを搭載するチャンピオンたちは強化する内容ともかみ合わない傾向にありますが、能動的に戦闘できるカサディンはもちろん、強化される回復効果とクールダウン短縮とかみ合う点でサイラスも運用できると睨んでいます。




他にもメイジが運用できる可能性はありますが、うまく活用するのは少し習熟が必要な気がします。


  

サポート系アイテム

 

(新)囁きのサークレット/旋律のダイアデム





「囁きのサークレット」は「女神の涙」を素材としており、固有効果『マナフロー』によるスタックが溜まると自動的に「旋律のダイアデム」に進化するアイテムです。

ソナ/ユーミといったマナをハードに使うエンチャンターは、後半を見据えて「女神の涙」を購入する状況がよくありました。その場合はやむを得ず高価な割にあまり効果のかみ合わない「アークエンジェルスタッフ」を購入する必要に迫られていました。

しかし、今後は「女神の涙」派生にこの「囁きのサークレット」が追加されたため、2250ゴールドという安価でコアアイテムを進めることができるようになりました。スタックがたまった際の「旋律のダイアデム」の固有効果『協和音』も強力で、彼女たちをプレーするうえでとても満足感のある効果です。




後半を見据えるエンチャンターとしてこれ以上ないアイテムデザインです。ソロランクのプレーでは苦戦しがちな彼女たちを強烈にバックアップしてくれるでしょう。



(新)バンドルパイプ





こちらも極めて強力な効果を持つサポートアイテムです。固有効果『ファンファーレ』は敵チャンピオンに対してスロウを含む何らかのCCを与えるだけで発動し、その効果は周囲の味方全体にわたります。

タンクサポートにおけるアイテムの選択肢は基本的に『味方を守る』か『敵にデバフ』のどちらかに集約されがちでしたが、これにより『味方へのバフ』を獲得した格好になります。

ステータスの種類も多いため、天啓ルーン「なんでも屋」の発動が非常に容易な点も見逃せません。もしかしたら「なんでも屋」を採用したエンチャンターもこのアイテムを活用するタイミングがあるかもしれませんね!


マークスマンアイテム 



(新)へクスオプティックC44





敵との距離に応じてダメージが増加するという、これまた珍しい固有効果を持つマークスマンアイテムです。

効果内容の射程と距離ばかりに目が行きがちですが、2800ゴールドという価格で50ADが手に入るというのは、実はマークスマンにとって今までになかった選択肢になります。

この点も生かすのであればセナ/ケイトリンの2人が最もこのアイテムをうまく活用できることでしょう。どちらもASよりADがうれしいですし、スキルも高射程(固有効果『ズーム』はスキルのダメージも上昇)なため相性がいいです。




他にも高射程ADCは存在しますが、クリティカルアイテムは競合が多く、どのチャンピオンもどうしてもほかに優先すべきアイテムが浮かんでしまいます。しばらくは彼女たちの専用アイテムとして活躍しそうな印象です。


(新)フィーンドハンターの矢




こちらはアルティメットスキル(以下、R)を主軸に戦うADCに向けてデザインされたアイテムです。R発動後にASとクリティカルにバフをもたらします。

Rを発動して参戦するADCは意外と多く、幅広く活躍できるアイテムかとは思いますが、実質的な競合相手である「実験的ヘクスプレート」は体力の多さや増加するMSが評価されていた節があります。搭載していたゼリ/ヴェインはそのあたりも大いに活用していました。

固有効果『連射』はMSが増加せず、さらにはADは増加しないステータスということを加味すれば、むしろアッシュ/ヴァルスの方が運用するうえでは適任でしょう。それぞれ初動のASが上がるのは「リーサルテンポ」のスタッキングやスキル火力を出すためにうまく動作します。




ただし、私が調べた限りコミュニティの反応は冷ややかで、かなりパワー不足なアイテムという印象を受けます。カタログスペックだけを見ても正直「ファントムダンサー」の汎用性にはかないませんし、かといってニッチな需要を満たせているわけでもありません。バフを受けるまで、しばらくは日の目を見ないアイテムかもしれません。


その他のアイテム



(新)バスティオンブレイカー





続いて運用が特殊なアサシンアイテム「バスティオンブレイカー」です。このアイテムのデザインコンセプトはずばり、『アサシンによるオブジェクト奪取』を目的としています。

特にジェイスのように集団戦に積極的に参加し、オブジェクトを奪取するチャンピオンにうってつけのアイテムとなっています。他のアサシンもシチュエーションに応じて購入することで、オブジェクト確保をテンポよく行うことができるかもしれません。




スプリットプッシュを行うトップレーナーは「ハルブレイカー」があるため、こちらを優先することはあまりなさそうです。また、どちらの固有効果のダメージにも脅威レシオがあるため、”このアイテムだけが唯一の脅威アイテム”というビルドは非効率な点には注意!


(新)終わりなき飢え





多くのADに加え、オムニヴァンプ/行動妨害耐性という珍しいステータスを獲得するファイターアイテムです。また、固有効果『大飢饉』は増加ADに応じてスキルヘイストを獲得する性質を持ちます。

増加ADでスケールする性質を持つ以上、2コア目以降で購入したいところです。ただ、このアイテム自体のADでもスキルヘイストは獲得するため、購入した段階で実質的にスキルヘイストが13増加します。そう考えると1コア目でも問題はなさそうです。

アンベッサ/リヴェンといった高いADレシオを持つチャンピオンは相性がいいでしょうし、後半になればゼド/タロンといったアサシンからもシェアを伸ばしそうです。




余談ですが、このアイテムは『ゾラーニ』というダーキンの武器になります。彼女はDCG『レジェンド・オブ・ルーンテラ』でのみ実装されているチャンピオンですが、武器がアイテムとして実装されたからといって『LoL』の方に実装されるかはまだ噂話止まりな模様。




個人的にはザーヘンと同じく最後まで人類側の味方だった珍しいダーキンであり、見た目も大好きなので実装してほしいところです…!


(新)プロトプラズム ハーネス





「マルモティウスの胃袋」や「イモータルシールドボウ」にある固有効果『ライフライン』。それのタンク版のアイテムとなります。

他の『ライフライン』アイテムが反撃を想定するような副次効果の中で、タンクらしくさらに持ちこたえるような効果が記載されていますね。

低い体力で持ちこたえると強力なチャンピオンと特に相性がいいでしょう。ドクター・ムンドはまず間違いなくこのアイテムを購入するでしょうし、2500ゴールドと安価なので、タンクサポートが相手の火力が高すぎる場合の選択肢にもなりえます。




『ライフライン』発動中の体力回復は増加AR/MRにより上昇するため、購入するタイミングは後半でもしっかりと効果的なのが注目すべき点です。前線を支えるうえでとても汎用的なアイテムデザインです!


まとめ──2026年の「LoL」はどうなる?





結論から言えば、より『戦術的なゲーム』となるでしょう。

シーズン2025はもとより、昨今の『LoL』はつまるところ「戦闘」に集約されていました。オブジェクトを、視界を、レーン主導権を……ありとあらゆるものを巡って戦闘が活発に行われるメタとなって久しいです。


プレーするうえでも、観戦するうえでも、敵と戦うというのは非常に楽しいプレー体験であり、シミュレーションゲームから進化した『LoL』らしさの一部を強調した、いい調整だと思います。

他方、その推し出しにより形骸化してしまった戦術や、有効性が薄れてしまった戦法も多数存在します。極端に言えば『頭をこねくり回すくらいなら、コンボで敵を圧殺してしまった方が結局目標が達成できる』――そんな側面が生じ始めていたのは事実です。




そんなアクションゲームとしての要素が高まりすぎたところへ、このシーズン2026では多くの新要素により戦術が実行できる『余白』が生まれました。オブジェクトは少なくなり、アイテムはより多様になり、視界管理もチームに依存しなくてもある程度は行えるようになったわけです。

言うなればゲーム全体のアクションとタクティクスの調和を目指している――私は本企画を執筆するにあたりそう感じました。


プロシーンにおいてはしばらく見られていないスプリットプッシュ構成やシージ構成も見られる時が来るかもしれませんし、ソロランクの土俵ではますます個人の打ち立てる戦術が強力になるでしょう。コンボ練習一辺倒ではなく、理論や戦術を学ぶ年になりそうです!


さて、特別編となる今号は以上となります。お読みいただきありがとうございました!
本年もパッチごとに本企画を執筆してまいりますので、ぜひともお読みいただけますと幸いです!

それでは次のパッチ26.02でお会いしましょう!


出典/引用元
【公式サイト】
2026年Season 1ゲームプレー・プレビュー
要約:2026 Season 1のテーマ、ゲームプレーなど、Dev Updateの内容

【LoL Times】 
【システムアップデート編】LoL 2026 シーズン1:ランク戦の仕様変更などシステム新情報を総まとめ!
【ゲーム内アップデート編】LoL 2026 シーズン1:新システム「ロールクエスト」や11種類のアイテム復刻・追加などゲーム内新情報を総まとめ!


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