【世界のeスポーツ賞金ランキング2025最新版】 1位はあのスマホゲーム! 日本で人気の『スト6』や『VALORANT』は何位? (1/2)

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2024年度 eスポーツ世界大会 賞金総額ランキング
- 1位 305万ドル(4億5750万円):『モバイルレジェンド BANG! BANG!』
- 同率2位 300万ドル(4億5000万円):『レインボーシックス シージ』『PUBGモバイル』
- 4位 277万6566ドル(4億1648万4900円):『Dota 2』
- 5位 225万ドル(3億3750万円):VALORANT
- 6位 222万5000ドル(3億3375万円):『リーグ・オブ・レジェンド』
- 同率7位 200万ドル(3億円):『Apex Legends』『フォートナイト』『コール・オブ・デューティ』
- 10位 150万ドル(2億2500万円):『PUBG: BATTLEGROUDS』
- 11位以下にも総額100万ドル以上の大会が多数!
eスポーツの盛り上がりを示す指標の中でも、タイトルの人気や市場規模を端的に表す指標のひとつが、1大会あたりの「賞金総額」だ。
「ゲームで生きていきたい!」「勝って一攫千金!」という夢は、多くの人を惹きつける。そしてなにより、“世界一”の称号を手にできるのは、1年に1チーム(または1人)だけという特別さが、世界大会の価値を際立たせている。
そこで本記事では、日本でもお馴染みのeスポーツタイトルについて、2024年度(2024年〜2025年)に開催されたeスポーツ世界大会の賞金総額ランキングをお届けする。あなたの好きなタイトルの賞金はどれくらい?
さっそく、世界大会の賞金金額とタイトルを賞金ランキングごとに見ていこう。単体だけでみると意外な結果となった。
1位は「Esports World Cup」(EWC)との共同開催で行われたスマホ向けMOBA『モバイルレジェンド BANG! BANG!』(MLBB)の大会。賞金は305万ドル、日本円にして約4億6000万円にもなる。それまでの同大会はアジアで開催されており、賞金総額は約30万ドル。なんと約10倍もの高額大会になった。
参戦チームもアジア中心だったものが、「EWC」にはチーム対抗戦という意味合いもあったため、世界中のチームが参戦するきっかけにもなった。「EWC」選出が、今後ゲーム人気が急拡大するかもしれない。
2位は、『レインボーシックス シージ』(R6S)の世界大会「Six Invitational」と、スマホゲームの「PUBG Mobile Global Championship」が同額で並んだ。
『R6S』にとってこの賞金規模は過去最大。日本国内リーグも行われ、世界大会にはCAGやSCARZが参戦した。2025年は無料化される『レインボーシックス シージX』のリリースも控えており、ここから新たなユーザー獲得などで勢いに乗れるかにも注目だ。
一方、『PUBGモバイル』も日本でもプロチームが活躍する人気のタイトル。ライバルの台頭で紆余曲折はあったものの、スマホバトロワの本家として現在も最も成功したタイトルと言える。2024年大会にはCAGとVengeanceが日本代表として参戦。日本リーグも賞金総額500万円で開催された。
4位には『Dota 2』の世界大会「The International 2024」がランクイン。2021年には賞金総額約43億円(当時のレート)という年もあり、かなり落ち着いた金額という印象だが、世界全体で行われているリーグも含めた年間大会数・賞金総額の規模は、依然として『Dota 2』が最大規模を誇っている。
残念ながら、日本では依然としてシーンが盛り上がらないが、「Predator League」などのアジアのイベントで日本の有力チームやコミュニティ大会が活躍している。
5位は日本でも人気が高いFPS『VALORANT』だ。ZETA DIVISIONの世界3位などで話題を集め、プロリーグやストリーマーの大会も根強い人気を誇っている。
日本は「Pacific」リーグに組み込まれた結果、代表2チームが国際大会で揉まれるようにはなったものの、以前よりも世界で活躍する姿は見られなくなってしまった。ただ、国内トーナメントの「VALORANT Challengers Japan」などもあり、国内のチーム・選手もしのぎを削っている。
6位は『リーグ・オブ・レジェンド』。数億人とも言われるプレーヤーの根強い指示がある。世界大会「Worlds」は試合だけでなくコラボアーティストのパフォーマンスなど、いまやeスポーツ大会という枠を超えた大きなイベントにもなっている。
2024年は、Faker率いる韓国のT1が中国のEdward Gamingを下し世界王者に輝き、ここ数年は韓国の天下となっている。ただ、2024年から段階的に各地のリーグが再編され、強豪地域と他地域とのバランスを取るためのシステムが変更に。日本も「LCP」として台湾・フィリピン・ベトナムなどと同じリーグに組み込まれ、SHGとDFMが戦っている。同時に、日本リーグ「LJL」もガラッと再編され、アマチュアから参戦できるオープントーナメントに生まれ変わっている。
同率7位には3タイトルが並んだ。
3人1組バトルロイヤルの『Apex Legends』は、2025年1月に日本の札幌で世界一を決める大会「ALGS」を開催。日本はもちろんアジアでの世界大会も初だ。北海道ということで集客も不安視されていたが、グランドファイナルでの3チームの攻防など、最後の最後まで優勝チームが分からない熱いバトルは世界的にも高評価だった。
『フォートナイト』の世界大会「FNCS」は、2人1組のデュオによるバトルロイヤルがメイン。所属チームの枠を超えて異なるチーム間でコンビを組んでの参戦が多い。2019年には16歳の選手が優勝賞金300万ドル(4億5000万円)を手にするという快挙もあったが、現在は賞金額も落ち着いている。
もうひとつの7位は、北米で開催されている『コール・オブ・デューティ』リーグの集大成。開催年によって使用タイトルが切り替わり、北米の各州とのフランチャイズ方式で実施されているのが特徴のリーグだ。2024年は『モダンウォーフェアIII』が採用された。
10位にはバトロワの先駆者であるPC版の『PUBG』がランクイン。スマホ版の方がユーザーも人口規模も大きく成長したものの、PC版もまだまだ世界的人気は衰えていない。
3日間に及ぶグランドファイナルは、TSMがドン勝を取ったものの、ポイントによりThe Expendablesが世界王者になるという、バトロワらしい結末となった。
11位には日本が誇るeスポーツタイトル、『ストリートファイター6』の世界大会「カプコンカップ11」がランクイン。金額もさることながら、優勝賞金が約1億5000万円、2位は1500万円と、圧倒的に優勝者への分配が大きいのが特徴だ。
JPの翔選手とリュウのBlaz選手のグランドファイナルは、新世代プレーヤーの登場を象徴する対決となった。
12位からは『カウンターストライク2』『ロケットリーグ』などの有名タイトルが続いており、100万ドルもしくは1億円が高額大会のひとつの基準と言えそうだ。18位の『PARAVOX』は優勝チームのみに賞金1億円が供された。そのほか、『ポケモンユナイト』や『オーバーウォッチ2』など、日本でも人気のタイトルが並んでいる。
なお、今回のランキング対象からは外れてしまったが、「グランツーリスモ7 ワールドファイナル」のように賞金がない世界大会や、「荒野行動CHAMPIONSHIP」のように世界大会が開催されない代わりに、日本大会に注力しているタイトルもある。
今回紹介したのはeスポーツのごく一部。2025年の大会にも注目だ。
「ゲームで生きていきたい!」「勝って一攫千金!」という夢は、多くの人を惹きつける。そしてなにより、“世界一”の称号を手にできるのは、1年に1チーム(または1人)だけという特別さが、世界大会の価値を際立たせている。
そこで本記事では、日本でもお馴染みのeスポーツタイトルについて、2024年度(2024年〜2025年)に開催されたeスポーツ世界大会の賞金総額ランキングをお届けする。あなたの好きなタイトルの賞金はどれくらい?
2024年度eスポーツ世界大会 賞金ランキング選出基準
・ノミネートは年間世界一を決める大会に限定。共催の大会も含む。
・賞金額は、メーカー・大会公式サイト、Liquipedia、Leaguepediaなどの情報をもとにeSports World編集部が調査。
・対象タイトルは、日本でも知られているタイトルの中から上位のものをピックアップ。
・金額は、1ドル=150円、1元=21円で換算。
・2024年度のため、2025年に開催された大会も含んでいる。
・ノミネートは年間世界一を決める大会に限定。共催の大会も含む。
・賞金額は、メーカー・大会公式サイト、Liquipedia、Leaguepediaなどの情報をもとにeSports World編集部が調査。
・対象タイトルは、日本でも知られているタイトルの中から上位のものをピックアップ。
・金額は、1ドル=150円、1元=21円で換算。
・2024年度のため、2025年に開催された大会も含んでいる。
2024年度 eスポーツ世界大会 賞金総額ランキング
さっそく、世界大会の賞金金額とタイトルを賞金ランキングごとに見ていこう。単体だけでみると意外な結果となった。
1位 305万ドル(4億5750万円):『モバイルレジェンド BANG! BANG!』
1位は「Esports World Cup」(EWC)との共同開催で行われたスマホ向けMOBA『モバイルレジェンド BANG! BANG!』(MLBB)の大会。賞金は305万ドル、日本円にして約4億6000万円にもなる。それまでの同大会はアジアで開催されており、賞金総額は約30万ドル。なんと約10倍もの高額大会になった。
参戦チームもアジア中心だったものが、「EWC」にはチーム対抗戦という意味合いもあったため、世界中のチームが参戦するきっかけにもなった。「EWC」選出が、今後ゲーム人気が急拡大するかもしれない。
同率2位 300万ドル(4億5000万円):『レインボーシックス シージ』『PUBGモバイル』
2位は、『レインボーシックス シージ』(R6S)の世界大会「Six Invitational」と、スマホゲームの「PUBG Mobile Global Championship」が同額で並んだ。
『R6S』にとってこの賞金規模は過去最大。日本国内リーグも行われ、世界大会にはCAGやSCARZが参戦した。2025年は無料化される『レインボーシックス シージX』のリリースも控えており、ここから新たなユーザー獲得などで勢いに乗れるかにも注目だ。
一方、『PUBGモバイル』も日本でもプロチームが活躍する人気のタイトル。ライバルの台頭で紆余曲折はあったものの、スマホバトロワの本家として現在も最も成功したタイトルと言える。2024年大会にはCAGとVengeanceが日本代表として参戦。日本リーグも賞金総額500万円で開催された。
4位 277万6566ドル(4億1648万4900円):『Dota 2』
4位には『Dota 2』の世界大会「The International 2024」がランクイン。2021年には賞金総額約43億円(当時のレート)という年もあり、かなり落ち着いた金額という印象だが、世界全体で行われているリーグも含めた年間大会数・賞金総額の規模は、依然として『Dota 2』が最大規模を誇っている。
残念ながら、日本では依然としてシーンが盛り上がらないが、「Predator League」などのアジアのイベントで日本の有力チームやコミュニティ大会が活躍している。
5位 225万ドル(3億3750万円):VALORANT
5位は日本でも人気が高いFPS『VALORANT』だ。ZETA DIVISIONの世界3位などで話題を集め、プロリーグやストリーマーの大会も根強い人気を誇っている。
日本は「Pacific」リーグに組み込まれた結果、代表2チームが国際大会で揉まれるようにはなったものの、以前よりも世界で活躍する姿は見られなくなってしまった。ただ、国内トーナメントの「VALORANT Challengers Japan」などもあり、国内のチーム・選手もしのぎを削っている。
6位 222万5000ドル(3億3375万円):『リーグ・オブ・レジェンド』
6位は『リーグ・オブ・レジェンド』。数億人とも言われるプレーヤーの根強い指示がある。世界大会「Worlds」は試合だけでなくコラボアーティストのパフォーマンスなど、いまやeスポーツ大会という枠を超えた大きなイベントにもなっている。
2024年は、Faker率いる韓国のT1が中国のEdward Gamingを下し世界王者に輝き、ここ数年は韓国の天下となっている。ただ、2024年から段階的に各地のリーグが再編され、強豪地域と他地域とのバランスを取るためのシステムが変更に。日本も「LCP」として台湾・フィリピン・ベトナムなどと同じリーグに組み込まれ、SHGとDFMが戦っている。同時に、日本リーグ「LJL」もガラッと再編され、アマチュアから参戦できるオープントーナメントに生まれ変わっている。
同率7位 200万ドル(3億円):『Apex Legends』『フォートナイト』『コール・オブ・デューティ』
同率7位には3タイトルが並んだ。
3人1組バトルロイヤルの『Apex Legends』は、2025年1月に日本の札幌で世界一を決める大会「ALGS」を開催。日本はもちろんアジアでの世界大会も初だ。北海道ということで集客も不安視されていたが、グランドファイナルでの3チームの攻防など、最後の最後まで優勝チームが分からない熱いバトルは世界的にも高評価だった。
『フォートナイト』の世界大会「FNCS」は、2人1組のデュオによるバトルロイヤルがメイン。所属チームの枠を超えて異なるチーム間でコンビを組んでの参戦が多い。2019年には16歳の選手が優勝賞金300万ドル(4億5000万円)を手にするという快挙もあったが、現在は賞金額も落ち着いている。
もうひとつの7位は、北米で開催されている『コール・オブ・デューティ』リーグの集大成。開催年によって使用タイトルが切り替わり、北米の各州とのフランチャイズ方式で実施されているのが特徴のリーグだ。2024年は『モダンウォーフェアIII』が採用された。
10位 150万ドル(2億2500万円):『PUBG: BATTLEGROUDS』
10位にはバトロワの先駆者であるPC版の『PUBG』がランクイン。スマホ版の方がユーザーも人口規模も大きく成長したものの、PC版もまだまだ世界的人気は衰えていない。
3日間に及ぶグランドファイナルは、TSMがドン勝を取ったものの、ポイントによりThe Expendablesが世界王者になるという、バトロワらしい結末となった。
11位以下にも総額100万ドル以上の大会が多数!
11位には日本が誇るeスポーツタイトル、『ストリートファイター6』の世界大会「カプコンカップ11」がランクイン。金額もさることながら、優勝賞金が約1億5000万円、2位は1500万円と、圧倒的に優勝者への分配が大きいのが特徴だ。
JPの翔選手とリュウのBlaz選手のグランドファイナルは、新世代プレーヤーの登場を象徴する対決となった。
12位からは『カウンターストライク2』『ロケットリーグ』などの有名タイトルが続いており、100万ドルもしくは1億円が高額大会のひとつの基準と言えそうだ。18位の『PARAVOX』は優勝チームのみに賞金1億円が供された。そのほか、『ポケモンユナイト』や『オーバーウォッチ2』など、日本でも人気のタイトルが並んでいる。
なお、今回のランキング対象からは外れてしまったが、「グランツーリスモ7 ワールドファイナル」のように賞金がない世界大会や、「荒野行動CHAMPIONSHIP」のように世界大会が開催されない代わりに、日本大会に注力しているタイトルもある。
今回紹介したのはeスポーツのごく一部。2025年の大会にも注目だ。
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