【『LoL』0-1-2講座 STEP 9】試合を有利にするためのバフの宝庫「エピックモンスター」と「エレメント」を理解しよう

みなさんこんにちは。Yomiです。

前回では、「ジャングル」の中でさわりの部分にふれました。今回はジャングルの中でも特に重要な「エピックモンスター」について話していきます。また、それに関連する要素のひとつである「エレメント」システムについても説明していきます。

モンスター

前回でも貼りましたが、復習としてモンスターの出現位置を貼っておきます。

エピックモンスター

モンスターの中でも特に特別なのが「エピックモンスター」です。エピックモンスターは通常のモンスターよりもはるかに強力で、出現頻度も少ないぶん、倒したときにより強力な効果を得ることができます。

エピックモンスターをどれだけ取れるかは試合を動かすカギになってきます。なので、もし敵がエピックモンスターと戦っている場合はこちらも敵に戦いを仕掛けるようになり、熾烈な奪い合いが発生します。

直接戦わずに、敵が倒しそうなときにいいタイミングで攻撃を入れて、とどめだけを刺す行為を「〇〇スティール」と呼びます。「バロンスティール」「ドラゴンスティール」といった具合です。

またエピックモンスターは、倒した本人だけでなく、近くにいる味方のチャンピオンにも経験値が入ります。

それでは、どんなエピックモンスターがいるのか、ひとつずつ見ていきましょう。

ヴォイドグラブ／ヴォイドマイト

シーズン2024より、試合時間5分で3体の新モンスター「ヴォイドグラブ」が出現します。倒すと4分で一度だけ復活し、合計で6体まで出現するこのモンスターを倒すと、「リフトヘラルド」よりも前にタワー破壊を手伝ってくれます。

「ヴォイドグラブ」は1体ごとに「ヴォイドの飢え」というバフスタックを獲得でき、5スタックで1体、6スタックで2体の「ヴォイドマイト」が、タワー攻撃時に出現して一緒に戦ってくれます。

出現するのは試合時間13分45秒まで（戦闘中の場合は13分55秒まで）で、それを超えると「リフトヘラルド」が出現します。

リフトヘラルド

「リフトヘラルド」（ヘラルド）は試合開始から約14分でジャングルの左上にある川沿いのくぼみに出現するエピックモンスターです。

ヘラルドの特徴としては、以下のようなものがあります。

• 背中の目が開いているときに後ろから通常攻撃をすると大ダメージを与えられる
• 通常攻撃をするたびに目が開く間隔が短くなる
• 体力が15%を下回ると目は開かなくなる
• すべてのデバフ無効

ヘラルドを倒すと、「ヘラルドの瞳」という特別なアイテムを落とします。この「ヘラルドの瞳」を拾うことができるのはヘラルドを倒したチームのチャンピオンのみ。20秒間拾わないとヘラルドの瞳は消滅してしまいます。

ヘラルドの瞳を拾うと以下の効果があります。

• ヘラルドの瞳を持っている間はリコールが4秒に。アシストした味方のリコールも一度だけ短縮
• アイテムスロットの「4」がヘラルドの瞳（消費アイテム）に変わる
• ヘラルドの瞳を使うことで、1秒後にヘラルドを召喚できる

召喚したヘラルドは操作が可能で、タワーに激突させて大ダメージを与えたり、プレイヤーが乗って一緒に突撃させることができます。タワーに突撃するとヘラルド自身も大ダメージを負い、体力がなくなると帰っていきます。

もし「ヘラルドの瞳」を持ったままで使わずに4分が経過すると、自動的に召喚されます。

バロンナッシャー（全能バロン、捕食者バロン、縄張りバロン）

• すべてのCCを無効化
• 時間経過で攻撃力と体力が上昇
• 戦闘時にチャンピオンの魔法攻撃力、物理防御、魔法防御を下げる
• バロンに与えるダメージを半分にするデバフを一番近いチャンピオンにだけ与える
• 倒すと味方全員に経験値とゴールドが手に入る
• 倒すと生きている味方全員に、「バロンの牙」のバフを与える

バロンの牙

• 物理攻撃力、魔力が上がる
• リコールが4秒になる
• チャンピオンの周囲にいる味方ミニオンを強化する ← 一番重要

ドラゴン（ドレイク）

• すべてのデバフを無効化
• ドラゴンが戦闘状態になった時、周囲のユニットをノックバックする
• 攻撃は通常ダメージに加え、現在HP×5%の追加物理ダメージを与える
• ドラゴンの攻撃はスキル扱いのため、スペルシールドで防ぐことができる

◇バフ
倒すたびに物理攻撃力と魔力が増加する。

◇インファーナルソウル
3秒ごとに次の通常攻撃かダメージを与えるスキルで小爆発が起き、範囲ダメージを与える。


マウンテンドレイク（物理防御・魔法防御）


◇バフ
倒すたびに物理防御と魔法防御が増加する。

◇マウンテンソウル
5秒間ダメージを受けずにいると、破壊されるまで残り続けるシールドを得る。


クラウドドレイク（移動速度）


◇バフ
倒すたびにスロウ耐性と非戦闘状態の移動速度が増加する

◇クラウドソウル
移動速度が上昇する。アルティメットスキル使用後はさらに上昇する。


オーシャンドレイク（減少体力自動回復）


◇バフ
減少体力の一定割合を持続的に増加する

◇オーシャンソウル
敵にダメージを与えると、3秒かけて体力とマナを回復する。（ミニオン、モンスターには効果減少）



ヘクステックドレイク（スキルヘイスト・攻撃速度増加）

◇バフ
スキルヘイストと攻撃速度が増加する。

◇ヘクステックソウル
一定時間ごとに、次の通常攻撃かダメージを与えるスキルで連鎖する電撃が発生し、ダメージとスロウを与える。

エレメンタルリフト

サモナーズリフトのマップはドラゴンのエレメントの影響を受け、試合中に1度だけ変化をし、「エレメンタルリフト」として顕在します。まず、エレメンタルドレイクの出現には以下の法則があります。

• 最初に出てくるエレメンタルドレイクはランダム
• 1、2、3体目は必ず別の種類
• 3体目以降はずっと同じ種類
• どちらかのチームが4体倒すと出現しなくなる

ここで、3体目以降のエレメンタルドレイクの種類が確定した瞬間（ゲーム開始から2体目に出現したエレメンタルドレイクが倒された時）に、3体目以降の種類に応じた「エレメンタルリフト」になります。


インファーナルドレイクがリフトを引き裂き、一部の壁や草むらが消失します。
ブラストコーンの生える場所が増えます。
障害物が減ることで、より大味な試合展開になります。
また、ランダムな場所に「業火の燃え殻」が一定数まとまって出現（負けているチームの方が出現率が高め）。「業火の燃え殻」を拾うと一定時間移動速度が上昇し、スキルヘイストが0.3増加するスタックを獲得します。倒されると「燃え殻」を落としますが、5個までは保持可能です。ただし、倒された後の燃え殻には移動速度アップの効果はありません。



マウンテンドレイクがリフト全域に地殻変動を発生させ、新たに岩がはえてきます。
道が狭くなるので攻撃が避けづらくなります。また、岩にさえぎられて敵が見えづらくなります。

スクライヤーブルームの生える場所が増えます。
敵のスキルを避けたり、味方への合流がやりやすくなります。


オーシャンドレイクがリフトに生命を吹き込み、ジャングルに草むらが新しくはえてきます。隠れる場所が多くなるので、奇襲をおこしやすくなります。

また、水溜まりが発生し、一部チャンピオン、ルーンに影響があります。

さらに、回復用のハニーフルーツが増え、継続的に戦闘ができるようになります。


ヘクステックリフト



ヘクステックドレイクが地形を変化させ、マップ上に「へクスゲート」というワープ装置が設置されます。

ベースから戦闘への参加が早くなります。


ケミテックリフト




ケミテックの化学物質がマップに浸透し、ジャングルプラントを強化します。

ハニーフルーツはスロウを与えなくなり、回復とともにシールドを付与します。
ブラストコーンは吹っ飛ぶ距離が2倍に。スクライヤーブルームは従来の扇形範囲に加え周囲の円形範囲にも効果がおよび、移動速度が増加して可視化されたワードも脆弱になります。

エルダードラゴン

どちらかのチームが4体エレメンタルドレイクを倒すと、エレメンタルドレイクの代わりに「エルダードラゴン」が出現します（最速で5体目、最遅で8体目）。エルダードラゴンは6分の感覚で出現します。

エルダードラゴンは倒すと味方全員が250Gを獲得し、その時生存していた味方全員に「ドラゴンの神髄」と呼ばれる特別なバフを付与します。ドラゴンの神髄は以下の効果があります。

• 攻撃にトゥルーダメージが付与される
• 体力が20%未満の敵を1撃で倒す「エルダーの火焔」を放てる
• 3分経過するか、デスすると失われる

エルダードラゴンのバフはバロンと違い、直接的に戦闘能力を飛躍的に向上させます。ドラゴンの神髄を獲得したら、効果がある間に敵に積極的に戦いをしかけて、ゲームを勝利に導きましょう。

まとめ

前回と今回でマップとそれに関するオブジェクトの話をしてきました。これでチャンピオンたちが戦うフィールドについてある程度理解していただけたのではないかと思います。

次回では、マップを視認するための大切な概念である、「視界」について話していきたいと思います。ご期待ください。

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