【VALORANT】「VCT 2026」徹底解説!——スケジュール発表、来年の最高峰リーグ全貌が明らかに。試合数の大幅増加や新システムの導入も
- VCTがよりオープンな大会に「Path To Champions」
- 「VCT 2026」のシーズンスケジュールとチャンピオンシップポイント
- ポイント数が変更となった「チャンピオンシップポイント」
- まとめ
2026年1月に開幕する『VALORANT』の最高峰リーグ「VALORANT Champions Tour 2026」(以下、VCT 2026)。昨シーズンの「VCT 2025」では🇺🇸NRGが🇬🇧FNATICを倒し、初の年間王者に輝いた。

インターナショナルリーグが発足してから早くも4シーズン目となる「VCT 2026」では、新規チームの参入や、枠が拡大した国際大会などこれまで以上に見応えのある大会となっている。
今回はそんな「VCT 2026」のシーズン概要と日本チームが所属する「VCT Pacific」のスケジュールが公開されたので詳しく紹介していこう。


まず初めに「VCT 2026」最大の変更点とも言える「Path To Champions」について紹介していこう。
これまでは、各地域で開催されている下位リーグ「Challengers」に出場しているチームがインターナショナルリーグに参入するためには、「Challengers」で優勝し、国際大会の「Ascention」で勝ち抜く必要があった。
しかし、2027年には現VCTの次フェーズ移行として現在インターナショナルリーグに参入しているパートナーチームを再編成する予定となっている。それに伴い、2026年シーズンでは「Ascention」の廃止が決定。代わりに導入されるのがこの「Path To Champions」だ。
各インターナショナルリーグ(VCT Pacific、Americas、EMEA、China)に対応する下位リー「Challengers」から、それぞれ上位4チームが選出され、「Stage 2 Playin」へと進出する。
「Stage 2 Playin」は、インターナショナルリーグのPlayoff出場枠を争う予選ステージに位置づけられており、インターナショナルリーグ8チームと「Challengers」4チームの計12チームが出場。なお、インターナショナルリーグの上位4チームはPlayoffへ直接進出し、残るチームがPlayinに回る形となる。
Playinはダブルエリミネーション方式で実施され、ここを勝ち上がったチームはPlayoff進出を果たすとともに、その先の成績次第では世界大会の「VALORANT Champions 2026」への出場権獲得も視野に入る。
本ステージは、「Challengers」出場チームがトップリーグへ挑戦できる重要な機会であり、従来以上に競争の激しいシーズン構造となっている。
ゲーム内で実施される公式大会「Premier」から勝ち続けていけば、「Challengers」→「Stage 2 Playin」→「Champions 2026」と、世界大会までの流れが一直線に可能となり、よりオープンなインターナショナルリーグ設立前のVCTに近い形となった。
また、Academyチームはこれまで通り「Challengers」には参加可能だが、トップの成績を残しても「Stage 2 Playin」には出場ができない。

以前の記事で紹介したVCT 2026のシーズンスケジュールからさらに詳細な日程、フォーマット等が追加で発表された。
参考記事:
【VALORANT】Ascentionが廃止でトリプルエリミネーショが導入!——年間王者を決める最高峰の戦い「VALORANT Champions Tour 2026」の大会フォーマットが発表!2027年からは新しいVCTへ
先述したとおり、インターナショナルリーグは「VCT Pacific」、「VCT Americas」、「VCT EMEA」、「VCT China」と4つの地域で開催されるが、今回は日本チームが属している「VCT Pacific」に焦点を置いてスケジュールを確認していこう。
• KICKOFF
2026年1月22日(木)〜2月15日(日)
• Masters Santiago
2026年2月28日(土)〜3月15日(日)
※時差により前後あり
• Stage 1
2026年4月3日(金)〜5月17日(日)
• Masters London
2026年6月6日(土)〜6月21日(日)
※時差により前後あり
• Stage 2
2026年7月16日(木)〜9月6日(日)
• Champions 2026
2026年9月24日(木)〜10月18日(日)
※時差により前後あり
期間:2026年1月22日(木)〜2月15日(日)

「VCT 2026」の開幕戦となる「KICKOFF」は各リーグに所属している12チームが出場する。また、これまでのスタンダードとなっていたダブルエリミネーション方式からトリプルエリミネーション方式へとフォーマットが大幅に変更。また、「Champions 2025」に出場した4チームはシードとして2回戦目から出場する形となっている。
大会期間の拡大、各チームの試合数増加に伴いより運に左右されない実力が反映されやすいフォーマットとなった。この「KICKOFF」を勝ち抜いた各リーグ上位3チームが「VCT 2026」最初の国際大会となる「Masters Santiago」への出場権を獲得する。
なお、日本が所属する「VCT Pacific」の「KICKOFF」開幕は2026年1月22日(木)を予定している。
期間:2026年2月28日(土)〜3月15日(日)※時差により前後あり

各リーグの「KICKOFF」を勝ち上がった上位3チームの計12チームが出場する2026年シーズン最初の世界大会。昨年までは、シーズン初めのMastersに出場できるのは各リーグの上位2チーム、計8チームだったがこちらも拡大。

世界大会の枠が増え、規模も大きくなったためシーズン序盤の白熱した戦いも多く見られそうだ。
期間:2026年4月3日(金)〜5月17日(日)

レギュラーシーズンとなるStage 1では12チームが6チームずつの2グループに分かれて総当たり戦を行う。試合形式はBO3で、5週間にかけて各チームが1試合ずつ行い全5試合の結果で順位が決定。各グループの下位2チームはその時点でStage 1敗退。各グループ上位4チームはPlayoffへと進出。
Playoffは例年通り8チームによるBO3ダブルエリミネーション方式(ローワーファイナルとグランドファイナルのみBO5)。各グループのトップチームはシード、4位通過のチームはローワーブラケットからのスタートとなる。上位3チームが「Masters London」への出場権を獲得する。
以前の情報では、このレギュラーシーズンのフォーマットもグループ形式から変更されるとの発表があったが、現状は「VCT 2025」のレギュラーシーズンと変わらないフォーマットとなっている。
期間:2026年6月6日(土)〜6月21日(日)※時差によって前後あり

大会のフォーマットは「Masters Santiago」と全く同様となっている。しかし、後述するチャンピオンシップポイントの獲得量が異なるため、また違った雰囲気の大会になるだろう。
期間:2026年7月16日(木)〜9月6日(日)

リーグ内最後の戦いとなるStage 2のフォーマットはStage 1とやや異なる。初めに6チームごとのふたつのグループに分けられ、4週間にわたってBO3のシングルエリミネーション方式で対戦。各グループの上位2チームはPlayoff進出が確定。
残った8チームはPlayinに出場し、「Challengers」から勝ち上がってきた4チームと合流。全12チームによるBO3ダブルエリミネーション方式の結果、上位4チームがPlayoffへと駒を進める。
8チームで行われるPlayoffもBO3のダブルエリミネーション方式で開催(ローワーファイナルとグランドファイナルのみBO5)。トップ通過した2チームはシード、Playinで3〜4位だったチームはローワーからスタートとなる。
このPlayoffから上位2チームとチャンピオンシップポイント獲得数上位2チームの計4チームが年間王者を決める最高峰の大会「Champions 2026」に出場できる。
期間:2026年9月24日(木)〜10月18日(日)※時差によって前後あり
2026年の年間王者を決める、VALORANT最高峰の大会である「Champions 2026」。現状、中国・上海で開催される以外の情報は出ていないため、続報を待ちたい。
以上が「VCT 2026」の年間スケジュールとなっている。まだ未確定な部分が多く残っているが、2026年初頭にかけて徐々に公開されていくだろう。
最後に「VCT 2026」のシーズンスケジュールの中でも度々ふれた「チャンピオンシップポイント」について紹介していこう。

「VCT 2024」から復活したチャンピオンシップポイント。毎シーズン改善が行われており、徐々に付与されるポイントが増加してきている。ちなみに2025年のチャンピオンシップポイントは以下の内容になっていた。

「VCT 2025」と「VCT 2026」のチャンピオンシップポイントを比較するとレギュラーシーズンの勝利ポイントは変更なく、そのほかの「KICKOFF」やPlayoff、国際大会で付与されるポイント数が増加していることが分かる。
これにより、各大会で上位の成績を収めることの重要性が高まるだろう。特に国際大会での優勝は「Champions 2026」出場を大きく近づけるものとなる。
しかし、ポイントの総配布量が増えたことで1ポイントあたりの比重が下がっているとも考えられる。この変更がシーズンを通してどのように影響してくるかも非常に楽しみだ。
年間を通してさまざまなアップデートがされた「VCT 2026」のシーズンスケジュール。
やはり最大の目玉は「Path To Champions」だろう。当初の予定ではPlayoffへと進出が可能だったがフォーマット上ではPlayinに出場する予定となっている。そこから勝ち上がり、「Champions 2026」に出場するチームが現れるのか非常に楽しみだ。
さらには各大会の期間も大幅に伸びている。特に「KICKOFF」の試合数増加量が多く、例年の様なStage 1までの期間の空きも短くなった。過去に選手たちから過密スケジュールが指摘されていたが、再びスケジュールが詰まった様にも思える。
2027年には再編成が予定されている「VCT」。なかなか厳しい戦いを強いられている日本チームだが、来シーズンこそは更なる飛躍を期待したい。
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編集:いのかわゆう

インターナショナルリーグが発足してから早くも4シーズン目となる「VCT 2026」では、新規チームの参入や、枠が拡大した国際大会などこれまで以上に見応えのある大会となっている。
VALORANT Champions Tourとは
ライアットゲームズが主催する『VALORANT』の公式eスポーツ大会。各地域のトップチームが戦うインターナショナルリーグ(VCT Pacific、VCT Americas、VCT EMEA、VCT China)を中心に、下位カテゴリーとして国内リーグにあたる「Challengers(チャレンジャーズ)」が存在する。
Challengersを勝ち上がったチームは上位リーグへの昇格や国際大会出場の道をつかみ、最終的には世界大会「VALORANT Champions」で年間王者が決定される。VCTは、地域リーグから世界一決定戦までを一本のシーズンとして構成する、VALORANT競技シーンの最高峰リーグである。
ライアットゲームズが主催する『VALORANT』の公式eスポーツ大会。各地域のトップチームが戦うインターナショナルリーグ(VCT Pacific、VCT Americas、VCT EMEA、VCT China)を中心に、下位カテゴリーとして国内リーグにあたる「Challengers(チャレンジャーズ)」が存在する。
Challengersを勝ち上がったチームは上位リーグへの昇格や国際大会出場の道をつかみ、最終的には世界大会「VALORANT Champions」で年間王者が決定される。VCTは、地域リーグから世界一決定戦までを一本のシーズンとして構成する、VALORANT競技シーンの最高峰リーグである。
今回はそんな「VCT 2026」のシーズン概要と日本チームが所属する「VCT Pacific」のスケジュールが公開されたので詳しく紹介していこう。

▲VCT 2026に出場する全48チーム。VCT Pacific右下のTBD(未定)となっている部分ははFULL SENSEに決定
🇹🇭TALON Esportsに変わり、🇹🇭FULL SENSEがVCT Pacificに昇格。

インターナショナルリーグが設立された2023年から「VCT Pacific」の一員として世界大会「Champions 2024」にも出場した🇹🇭TALON Esportsだが、給料の遅延や財務能力不足から除名が決定。
それに伴い🇹🇭FULL SENSEが🇹🇭TALON Esportsのロスターを引き継ぐ形でVCT Pacificに昇格することが決まった。

インターナショナルリーグが設立された2023年から「VCT Pacific」の一員として世界大会「Champions 2024」にも出場した🇹🇭TALON Esportsだが、給料の遅延や財務能力不足から除名が決定。
それに伴い🇹🇭FULL SENSEが🇹🇭TALON Esportsのロスターを引き継ぐ形でVCT Pacificに昇格することが決まった。
VCT Pacificに🇯🇵VARRELが参入

「Ascention Pacific 2025」で優勝し、インターナショナルリーグ昇格を決めた🇰🇷SLT Seongnam(SLT)が日本のeスポーツチーム🇯🇵VARRELとして「VCT Pacific」に参加することが決まった。
なお、選手やヘッドコーチを含むSLTのロスターに変更はない。また、🇰🇷Nongshim RedForceは「Ascention Pacific 2025」準優勝を納め、インターナショナルリーグ残留を確定させた。

「Ascention Pacific 2025」で優勝し、インターナショナルリーグ昇格を決めた🇰🇷SLT Seongnam(SLT)が日本のeスポーツチーム🇯🇵VARRELとして「VCT Pacific」に参加することが決まった。
なお、選手やヘッドコーチを含むSLTのロスターに変更はない。また、🇰🇷Nongshim RedForceは「Ascention Pacific 2025」準優勝を納め、インターナショナルリーグ残留を確定させた。
VCTがよりオープンな大会に「Path To Champions」

まず初めに「VCT 2026」最大の変更点とも言える「Path To Champions」について紹介していこう。
これまでは、各地域で開催されている下位リーグ「Challengers」に出場しているチームがインターナショナルリーグに参入するためには、「Challengers」で優勝し、国際大会の「Ascention」で勝ち抜く必要があった。
しかし、2027年には現VCTの次フェーズ移行として現在インターナショナルリーグに参入しているパートナーチームを再編成する予定となっている。それに伴い、2026年シーズンでは「Ascention」の廃止が決定。代わりに導入されるのがこの「Path To Champions」だ。
各インターナショナルリーグ(VCT Pacific、Americas、EMEA、China)に対応する下位リー「Challengers」から、それぞれ上位4チームが選出され、「Stage 2 Playin」へと進出する。
「Stage 2 Playin」は、インターナショナルリーグのPlayoff出場枠を争う予選ステージに位置づけられており、インターナショナルリーグ8チームと「Challengers」4チームの計12チームが出場。なお、インターナショナルリーグの上位4チームはPlayoffへ直接進出し、残るチームがPlayinに回る形となる。
Playinはダブルエリミネーション方式で実施され、ここを勝ち上がったチームはPlayoff進出を果たすとともに、その先の成績次第では世界大会の「VALORANT Champions 2026」への出場権獲得も視野に入る。
本ステージは、「Challengers」出場チームがトップリーグへ挑戦できる重要な機会であり、従来以上に競争の激しいシーズン構造となっている。
日本チームは確定でPlayinへと進出!

「Challengers」から「VCT Pacific Stage 2 Playin」に出場する4枠の内訳は上記画像の通り。日本は1枠設けられており、「Challengers」で優勝したチームは確定でStage 2 Playinへの出場ができる。

▲ChallengersリーグからStage 2 Playinに出場できるチームの内訳。4枠が用意されている
「Challengers」から「VCT Pacific Stage 2 Playin」に出場する4枠の内訳は上記画像の通り。日本は1枠設けられており、「Challengers」で優勝したチームは確定でStage 2 Playinへの出場ができる。
ゲーム内で実施される公式大会「Premier」から勝ち続けていけば、「Challengers」→「Stage 2 Playin」→「Champions 2026」と、世界大会までの流れが一直線に可能となり、よりオープンなインターナショナルリーグ設立前のVCTに近い形となった。
また、Academyチームはこれまで通り「Challengers」には参加可能だが、トップの成績を残しても「Stage 2 Playin」には出場ができない。
Academyチームの降格保護が廃止
インターナショナルリーグに所属しているチームが保有するAcademyチームは、育成の観点から成績に関係なく「Challengers」への出場が保証されていた。
しかし、2026年シーズンからは降格保護が廃止されるため、最下位になった場合は「Premier」を勝ち上がりチームと「Challengers」出場のための枠を争う必要がある。
現状Academyチームは、将来を有望視された新人や若手が多く集まっており、「Challengers」のような多くの試合をこなせる大会で経験値を積ませたいところ。しかし、他チームは実績のある選手たちをそろえ、リーグ優勝や昇格を目指している。
チームとしてのあり方に違いがあるため、降格保護が廃止されるとAcademyチームの方針もかなり変わってくるかもしれない。
インターナショナルリーグに所属しているチームが保有するAcademyチームは、育成の観点から成績に関係なく「Challengers」への出場が保証されていた。
しかし、2026年シーズンからは降格保護が廃止されるため、最下位になった場合は「Premier」を勝ち上がりチームと「Challengers」出場のための枠を争う必要がある。
現状Academyチームは、将来を有望視された新人や若手が多く集まっており、「Challengers」のような多くの試合をこなせる大会で経験値を積ませたいところ。しかし、他チームは実績のある選手たちをそろえ、リーグ優勝や昇格を目指している。
チームとしてのあり方に違いがあるため、降格保護が廃止されるとAcademyチームの方針もかなり変わってくるかもしれない。
「VCT 2026」のシーズンスケジュールとチャンピオンシップポイント

▲VCT 2026のシーズンスケジュール。例年通り大きく分けて3つのステージに分かれて進行する。1月のKICKOFFで開幕し、Masters Santiagoへと続く。そこからレギュラーシーズンとなるStage 1、2度目の世界大会となるMasters London、Stage 2、そして年間王者を決めるChampions 2026といったスケジュールだ
以前の記事で紹介したVCT 2026のシーズンスケジュールからさらに詳細な日程、フォーマット等が追加で発表された。
参考記事:
【VALORANT】Ascentionが廃止でトリプルエリミネーショが導入!——年間王者を決める最高峰の戦い「VALORANT Champions Tour 2026」の大会フォーマットが発表!2027年からは新しいVCTへ
「VCT 2026」年間スケジュール一覧
先述したとおり、インターナショナルリーグは「VCT Pacific」、「VCT Americas」、「VCT EMEA」、「VCT China」と4つの地域で開催されるが、今回は日本チームが属している「VCT Pacific」に焦点を置いてスケジュールを確認していこう。
• KICKOFF
2026年1月22日(木)〜2月15日(日)
• Masters Santiago
2026年2月28日(土)〜3月15日(日)
※時差により前後あり
• Stage 1
2026年4月3日(金)〜5月17日(日)
• Masters London
2026年6月6日(土)〜6月21日(日)
※時差により前後あり
• Stage 2
2026年7月16日(木)〜9月6日(日)
• Champions 2026
2026年9月24日(木)〜10月18日(日)
※時差により前後あり
KICKOFF
期間:2026年1月22日(木)〜2月15日(日)

▲VCT Pacific 2026KICKOFFの大会フォーマット
「VCT 2026」の開幕戦となる「KICKOFF」は各リーグに所属している12チームが出場する。また、これまでのスタンダードとなっていたダブルエリミネーション方式からトリプルエリミネーション方式へとフォーマットが大幅に変更。また、「Champions 2025」に出場した4チームはシードとして2回戦目から出場する形となっている。
大会期間の拡大、各チームの試合数増加に伴いより運に左右されない実力が反映されやすいフォーマットとなった。この「KICKOFF」を勝ち抜いた各リーグ上位3チームが「VCT 2026」最初の国際大会となる「Masters Santiago」への出場権を獲得する。
なお、日本が所属する「VCT Pacific」の「KICKOFF」開幕は2026年1月22日(木)を予定している。
Masters Santiago
期間:2026年2月28日(土)〜3月15日(日)※時差により前後あり

各リーグの「KICKOFF」を勝ち上がった上位3チームの計12チームが出場する2026年シーズン最初の世界大会。昨年までは、シーズン初めのMastersに出場できるのは各リーグの上位2チーム、計8チームだったがこちらも拡大。

▲例年シーズン最初のMastersは全8チームの出場だったが、Masters Santiagoは12チームが出場。各チームにとっては世界大会出場のチャンスが広がり、見応えも増すだろう
世界大会の枠が増え、規模も大きくなったためシーズン序盤の白熱した戦いも多く見られそうだ。
Stage 1
期間:2026年4月3日(金)〜5月17日(日)

レギュラーシーズンとなるStage 1では12チームが6チームずつの2グループに分かれて総当たり戦を行う。試合形式はBO3で、5週間にかけて各チームが1試合ずつ行い全5試合の結果で順位が決定。各グループの下位2チームはその時点でStage 1敗退。各グループ上位4チームはPlayoffへと進出。
Playoffは例年通り8チームによるBO3ダブルエリミネーション方式(ローワーファイナルとグランドファイナルのみBO5)。各グループのトップチームはシード、4位通過のチームはローワーブラケットからのスタートとなる。上位3チームが「Masters London」への出場権を獲得する。
以前の情報では、このレギュラーシーズンのフォーマットもグループ形式から変更されるとの発表があったが、現状は「VCT 2025」のレギュラーシーズンと変わらないフォーマットとなっている。
Masters London
期間:2026年6月6日(土)〜6月21日(日)※時差によって前後あり

大会のフォーマットは「Masters Santiago」と全く同様となっている。しかし、後述するチャンピオンシップポイントの獲得量が異なるため、また違った雰囲気の大会になるだろう。
Stage 2
期間:2026年7月16日(木)〜9月6日(日)

リーグ内最後の戦いとなるStage 2のフォーマットはStage 1とやや異なる。初めに6チームごとのふたつのグループに分けられ、4週間にわたってBO3のシングルエリミネーション方式で対戦。各グループの上位2チームはPlayoff進出が確定。
残った8チームはPlayinに出場し、「Challengers」から勝ち上がってきた4チームと合流。全12チームによるBO3ダブルエリミネーション方式の結果、上位4チームがPlayoffへと駒を進める。
8チームで行われるPlayoffもBO3のダブルエリミネーション方式で開催(ローワーファイナルとグランドファイナルのみBO5)。トップ通過した2チームはシード、Playinで3〜4位だったチームはローワーからスタートとなる。
このPlayoffから上位2チームとチャンピオンシップポイント獲得数上位2チームの計4チームが年間王者を決める最高峰の大会「Champions 2026」に出場できる。
VCT Pacific 2025 Stage 2 Finalsは日本で開催

昨年のStage 2 Finalsは日本で開催され、大きな盛り上がりを見せた。アーティストのライブやインフルエンサー達によるショーマッチ、ゲーミングデバイスなどの体験ができるパートナーブースなど、試合観戦以外にも楽しめるイベントが数多く開催されるイベントとなっている。

今年の開催地は2026年初頭に発表される予定だが、2年連続日本で開催される場合はぜひチェックしてもらいたい。

昨年のStage 2 Finalsは日本で開催され、大きな盛り上がりを見せた。アーティストのライブやインフルエンサー達によるショーマッチ、ゲーミングデバイスなどの体験ができるパートナーブースなど、試合観戦以外にも楽しめるイベントが数多く開催されるイベントとなっている。

▲来場者全員に記念品の配布や、会場限定グッズなどもあり、チケットの争奪戦は間違いなしだ
今年の開催地は2026年初頭に発表される予定だが、2年連続日本で開催される場合はぜひチェックしてもらいたい。
Champions 2026
期間:2026年9月24日(木)〜10月18日(日)※時差によって前後あり
2026年の年間王者を決める、VALORANT最高峰の大会である「Champions 2026」。現状、中国・上海で開催される以外の情報は出ていないため、続報を待ちたい。
以上が「VCT 2026」の年間スケジュールとなっている。まだ未確定な部分が多く残っているが、2026年初頭にかけて徐々に公開されていくだろう。
ポイント数が変更となった「チャンピオンシップポイント」
最後に「VCT 2026」のシーズンスケジュールの中でも度々ふれた「チャンピオンシップポイント」について紹介していこう。

▲画像下に小さくチャンピオンシップポイントの内訳が記されている
| 大会 | 順位/条件 | 獲得ポイント |
|---|---|---|
| KICKOFF | 優勝 | 4 |
| 2位 | 3 | |
| 3位 | 2 | |
| 4位 | 1 | |
| Masters Santiago | 優勝 | 6 |
| 2位 | 4 | |
| 3位 | 3 | |
| 4位 | 2 | |
| 5–6位 | 1 | |
| Stage 1 | 1試合勝利ごと | 1 |
| Masters London | 優勝 | 8 |
| 2位 | 6 | |
| 3位 | 5 | |
| 4位 | 4 | |
| 5–6位 | 3 | |
| Stage 2 | 1試合勝利ごと | 1 |
| Season Finals | 優勝 | 8 |
| 2位 | 6 | |
| 3位 | 5 | |
| 4位 | 4 |
「VCT 2024」から復活したチャンピオンシップポイント。毎シーズン改善が行われており、徐々に付与されるポイントが増加してきている。ちなみに2025年のチャンピオンシップポイントは以下の内容になっていた。

▲VCT 2025のチャンピオンシップポイント
| 大会 | 順位/条件 | 獲得ポイント |
|---|---|---|
| KICKOFF | 1位 | 3 |
| 2位 | 2 | |
| 3位 | 1 | |
| 4位 | 1 | |
| Masters Bangkok | 1位 | 5 |
| 2位 | 3 | |
| 3位 | 2 | |
| 4位 | 1 | |
| Stage 1 | 1マッチ勝利ごと | 1 |
| Stage 1 Playoffs | 1位 | 5 |
| 2位 | 3 | |
| 3位 | 2 | |
| 4位 | 1 | |
| Masters Toronto | 1位 | 7 |
| 2位 | 5 | |
| 3位 | 4 | |
| 4位 | 3 | |
| 5–6位 | 2 | |
| Stage 2 | 1マッチ勝利ごと | 1 |
| Stage 2 Playoff | 1位 | 7 |
| 2位 | 5 | |
| 3位 | 4 | |
| 4位 | 3 |
「VCT 2025」と「VCT 2026」のチャンピオンシップポイントを比較するとレギュラーシーズンの勝利ポイントは変更なく、そのほかの「KICKOFF」やPlayoff、国際大会で付与されるポイント数が増加していることが分かる。
これにより、各大会で上位の成績を収めることの重要性が高まるだろう。特に国際大会での優勝は「Champions 2026」出場を大きく近づけるものとなる。
しかし、ポイントの総配布量が増えたことで1ポイントあたりの比重が下がっているとも考えられる。この変更がシーズンを通してどのように影響してくるかも非常に楽しみだ。
まとめ
年間を通してさまざまなアップデートがされた「VCT 2026」のシーズンスケジュール。
やはり最大の目玉は「Path To Champions」だろう。当初の予定ではPlayoffへと進出が可能だったがフォーマット上ではPlayinに出場する予定となっている。そこから勝ち上がり、「Champions 2026」に出場するチームが現れるのか非常に楽しみだ。
さらには各大会の期間も大幅に伸びている。特に「KICKOFF」の試合数増加量が多く、例年の様なStage 1までの期間の空きも短くなった。過去に選手たちから過密スケジュールが指摘されていたが、再びスケジュールが詰まった様にも思える。
2027年には再編成が予定されている「VCT」。なかなか厳しい戦いを強いられている日本チームだが、来シーズンこそは更なる飛躍を期待したい。
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編集:いのかわゆう
【nemuminimizu プロフィール】

学生時代、『CoD』をはじめFPSにハマる。その後は『APEX』や『VALORANT』などのタイトルをプレー。アーティストの楽曲や企業用BGMなどを手がける作曲家とフリーランスのライターの二足の草鞋を履いて幅広く活動中。無類のラーメン好き!
X:@ongakucas

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