【試合直後インタビュー】Kippei「misayaさんはマジでうれしそうだった」――QTDがFLに見事勝利。若手のホープKippeiが感じるチームの成長と勢いとは
- 弱冠16歳のKippei、初の決勝へ——FL撃破の手応えを語る
- 「福岡でのひとり暮らし生活にはもう慣れた」
- マジで喜んでいたmisaya——ついに掴んだ決勝への切符に、アカデミー出身のKippeiが感じた想いとは
- 1カ月ぶりのリベンジ戦——無敗の強敵RCへ立ち向かうための鍵
『VALORANT』の国内リーグ「VALORANT Challengers Japan 2026 Season Finals」の準決勝・決勝戦が、7月25日(土)~26日(日)にかけて開催されている。REJECT(RC)、IGZIST(IGZ)、QT DIG∞(QTD)、FENNEL(FL)の国内の強豪チームが白熱した試合を見せ、会場を大いに盛り上げた。

25日の準決勝第2試合目には、QTD対FL戦が行われた。1マップ目はFLにリードを許すが、怒涛の追い上げをみせオーバータイムへと突入。そのままQTDがオーバータイムを制し、2マップ目のその勢いのまま見事勝利をおさめた。マップカウントは2-0のストレート勝ちで、決勝戦のカードはRC対QTDで確定した。

その勢いのまま決勝への切符を手にしたQTDから、若手のホープであるKippei(きっぺい)選手がインタビューに応じていただいた。Sengoku Gaming(QTDの旧名称)のアカデミーチームから昇格し、弱冠16歳でプロ選手としての活動を開始。本日の試合でも、高いパフォーマンスの素晴らしいプレーが見られた。今回は、準決勝の直後に実施されたインタビューの様子をお届けしよう。
——今の時点での、率直な感想をお聞かせください。
Kippei:勝った相手がFLだったというのもあるんですけど、初めて決勝に行けるということでめちゃくちゃうれしいし、まだ途中なんですが達成感もあります。
——FLは、Main Stageで一度勝利している相手ですが、今回戦ってみての印象はどうでしたか?
Kippei:マクロ面では勝っていたので、相手がどうかっていうより自分たちがミスったというイメージですね。アセントでも4-8での折り返しでしたが、自分自身に集中して、その後のヘイヴンではマクロ面に集中して勝ちきれたのだと思います。
——実際1マップ目はオーバータイムに突入し、そこから見事逆転勝利したわけですが、チーム全体としても勢いづいた形ですかね。
Kippei:そうですね、みんなアドレナリンとかドーパミンが出まくっていて、めちゃくちゃ盛り上がっていましたね。その勢いのまま行こうという感じで。

——Kippei選手は、こういったオフライン大会は何回目になりますか?
Kippei:2回目ですね。
——昨年のChallengers JapanのSplit 2でしたかね。
Kippei:そうですね、5月くらいだったと思います。
——そのくらいからひとり暮らしも始められたんですよね。プロとして活動していくなかで、なにか大変だったことはありましたか?
Kippei:はい。ひとり暮らしに関しては、いまは2年目でいろいろと慣れて、いまはそんなにストレスはないかな。強いていうなら、福岡に家族とか友達があまりいないんで、少し寂しいですね。
——2回目のオフラインはどうですか?
Kippei:まあ、1回目の方が会場がデカかったし、人も多かったので。もちろん緊張もしたんですけど、オフラインの時の空気感は分かっていたので、うまくできたなって思います。

——練習は大変ですか?
Kippei:基本練習はうまくいっているんですけど、たまに弱い日というか、うまくいかない日があるので。
——Kippei選手ご自身というよりは、チーム全体でということですかね。
Kippei:そうですね、もちろん自分自身が弱いときもあるんですけど。ただみんな結構強いので、うまくいかない時期が重ならないかぎりは大丈夫なのかなと。
——今回の勝利につながったポイントをひとつだけ挙げるとしたらなんですか?
Kippei:Main Stageで2連敗したあと、しばらく期間が空いちゃったじゃないですか。そのタイミングで、一度チームミーティングみたいなことをして、次に向けての方針を話し合えたので、それがIGZ戦でもしっかりと生きたかなと思います。そこで勝ちきれたというのは、自分たちにとってもだいぶデカいですね。
——ちなみに、試合後のmisaya選手の様子はどうでしたか?
Kippei:ステージ上のインタビューでも伝わっていたかと思うんですけど、結構マジでうれしそうでした。あの後には「泣きそう」とか言ってたんで、結構感極まってたと思いますね。

——Kippei選手ご自身はどうでしたか?
Kippei:もらい泣きというか——実際泣いてはいなかったんですけど。まあ、頑張ってよかったなとは思いました。この人のためというわけじゃないけど、みんなで勝ち取った勝利だと思うので。
——Sengoku GamingのチームB(アカデミーチーム)時代から、misaya選手含め、惜しくも大会で負けてしまった光景を目の当たりにしているかと思うんですが、今回のIGZ戦の勝利は、自分自身やチーム全体にとってどういったものだと思いますか?
Kippei:そうですね、やっぱり結構デカい成功体験だとは思いますね。MargaretやPkmは勝利の経験があるんですけど、misayaさん含めて、勝利した経験や決勝のラインまで来た経験がなかったので、そこに来られたということは大きな自信につながるのかなって思いますね。勝ち方も良かったし、いい経験だったと思います。
あとは自分自身、1マップ目で対戦MVPを取れたりして、それも自信に繋がりましたね。
——パフォーマンスは仕上がってますか?
Kippei:このまま行ったら勝てます。
——「このまま」というのは?(笑)
Kippei:あっ、このままの調子でって意味です(笑)。ちゃんと寝たりして、パフォーマンスを維持できれば勝てます。

——決勝でRCと対戦するにあたって、なにか対策していることはありますか?
Kippei:この前(Main Stage)は僕らも0-2で負けちゃって、結構ボコボコにされたんですけど。さっきも言ったとおり、この反省を生かして今日まで頑張ってきたし、やっぱり相手はフィジカル系というか、ガンガン来るタイプだと思うので、こちらもガンガン立ち向かって、相手の波に流されないように丁寧にプレーすることですかね。
——決勝戦で鍵となる選手は誰ですか?
Kippei:MargaretもPkmも、今日めちゃくちゃ強かったし、なにより過去の大会で優勝経験があるので、そこも頼りにしつつ、みんなで頑張っていきたいなって思います。

——では最後に明日への意気込みをお聞かせください。
Kippei:明日のRC戦はBO5なので、できたら3-0で終わらせて、早めに切り上げられるようにしたいんですけど。とはいえ、だいぶタフな試合になるとは思うんで、しっかりとキャリーしたいと思います。
またファンの皆様、いつも応援ありがとうございます。会場はかなりアウェイだったと思うんですけど、ここまでこれたのは皆さんのおかげだと思うので、ぜひとも応援よろしくおねがいします。
——ありがとうございました!
———
26日(日)に行われる決勝戦では、Main Stageからいまだ無敗のRCが立ち向かう。もちろん、QTDも一度RC相手に敗北を期したわけだが——今日の試合をみれば、それも覆してくれそうな期待も感じられる。
次の試合はBO5。かなりタフな試合が連続することが当然考えられるわけだが、どちらが集中を切らさずに、最後まで粘り続けられるのだろうか。この決勝戦、間違いなく要チェックだ。
撮影:まいる
編集:いのかわゆう

▲1日目の準決勝の試合を終え、勝ち進んだのはRCとQTDだ
25日の準決勝第2試合目には、QTD対FL戦が行われた。1マップ目はFLにリードを許すが、怒涛の追い上げをみせオーバータイムへと突入。そのままQTDがオーバータイムを制し、2マップ目のその勢いのまま見事勝利をおさめた。マップカウントは2-0のストレート勝ちで、決勝戦のカードはRC対QTDで確定した。

その勢いのまま決勝への切符を手にしたQTDから、若手のホープであるKippei(きっぺい)選手がインタビューに応じていただいた。Sengoku Gaming(QTDの旧名称)のアカデミーチームから昇格し、弱冠16歳でプロ選手としての活動を開始。本日の試合でも、高いパフォーマンスの素晴らしいプレーが見られた。今回は、準決勝の直後に実施されたインタビューの様子をお届けしよう。
弱冠16歳のKippei、初の決勝へ——FL撃破の手応えを語る
——今の時点での、率直な感想をお聞かせください。
Kippei:勝った相手がFLだったというのもあるんですけど、初めて決勝に行けるということでめちゃくちゃうれしいし、まだ途中なんですが達成感もあります。
——FLは、Main Stageで一度勝利している相手ですが、今回戦ってみての印象はどうでしたか?
Kippei:マクロ面では勝っていたので、相手がどうかっていうより自分たちがミスったというイメージですね。アセントでも4-8での折り返しでしたが、自分自身に集中して、その後のヘイヴンではマクロ面に集中して勝ちきれたのだと思います。
——実際1マップ目はオーバータイムに突入し、そこから見事逆転勝利したわけですが、チーム全体としても勢いづいた形ですかね。
Kippei:そうですね、みんなアドレナリンとかドーパミンが出まくっていて、めちゃくちゃ盛り上がっていましたね。その勢いのまま行こうという感じで。
「福岡でのひとり暮らし生活にはもう慣れた」

——Kippei選手は、こういったオフライン大会は何回目になりますか?
Kippei:2回目ですね。
——昨年のChallengers JapanのSplit 2でしたかね。
Kippei:そうですね、5月くらいだったと思います。
——そのくらいからひとり暮らしも始められたんですよね。プロとして活動していくなかで、なにか大変だったことはありましたか?
Kippei:はい。ひとり暮らしに関しては、いまは2年目でいろいろと慣れて、いまはそんなにストレスはないかな。強いていうなら、福岡に家族とか友達があまりいないんで、少し寂しいですね。
——2回目のオフラインはどうですか?
Kippei:まあ、1回目の方が会場がデカかったし、人も多かったので。もちろん緊張もしたんですけど、オフラインの時の空気感は分かっていたので、うまくできたなって思います。

▲実はインタビュー後に「試合前、めちゃくちゃ手が震えてた」とチームメンバーからのタレコミがあった。2回目とはいえど、試合直前の緊張は当然あるのだろう
——練習は大変ですか?
Kippei:基本練習はうまくいっているんですけど、たまに弱い日というか、うまくいかない日があるので。
——Kippei選手ご自身というよりは、チーム全体でということですかね。
Kippei:そうですね、もちろん自分自身が弱いときもあるんですけど。ただみんな結構強いので、うまくいかない時期が重ならないかぎりは大丈夫なのかなと。
マジで喜んでいたmisaya——ついに掴んだ決勝への切符に、アカデミー出身のKippeiが感じた想いとは
——今回の勝利につながったポイントをひとつだけ挙げるとしたらなんですか?
Kippei:Main Stageで2連敗したあと、しばらく期間が空いちゃったじゃないですか。そのタイミングで、一度チームミーティングみたいなことをして、次に向けての方針を話し合えたので、それがIGZ戦でもしっかりと生きたかなと思います。そこで勝ちきれたというのは、自分たちにとってもだいぶデカいですね。
——ちなみに、試合後のmisaya選手の様子はどうでしたか?
Kippei:ステージ上のインタビューでも伝わっていたかと思うんですけど、結構マジでうれしそうでした。あの後には「泣きそう」とか言ってたんで、結構感極まってたと思いますね。

▲幾度となく仲間から冷笑されてきた、misaya選手の「よいしょー!」という掛け声。しかしこの日ばかりは、さすがにチームメンバーも手を上げて喜んでいた
——Kippei選手ご自身はどうでしたか?
Kippei:もらい泣きというか——実際泣いてはいなかったんですけど。まあ、頑張ってよかったなとは思いました。この人のためというわけじゃないけど、みんなで勝ち取った勝利だと思うので。
——Sengoku GamingのチームB(アカデミーチーム)時代から、misaya選手含め、惜しくも大会で負けてしまった光景を目の当たりにしているかと思うんですが、今回のIGZ戦の勝利は、自分自身やチーム全体にとってどういったものだと思いますか?
Kippei:そうですね、やっぱり結構デカい成功体験だとは思いますね。MargaretやPkmは勝利の経験があるんですけど、misayaさん含めて、勝利した経験や決勝のラインまで来た経験がなかったので、そこに来られたということは大きな自信につながるのかなって思いますね。勝ち方も良かったし、いい経験だったと思います。
あとは自分自身、1マップ目で対戦MVPを取れたりして、それも自信に繋がりましたね。
——パフォーマンスは仕上がってますか?
Kippei:このまま行ったら勝てます。
——「このまま」というのは?(笑)
Kippei:あっ、このままの調子でって意味です(笑)。ちゃんと寝たりして、パフォーマンスを維持できれば勝てます。

▲安定したフィジカルは試合随所で見てとれる。緊張していたという割に、試合のパフォーマンスは抜群のようだ(https://www.youtube.com/live/tbytCjPIg9o?si=zJmiaeNAIimRiP3r&t=21951)
1カ月ぶりのリベンジ戦——無敗の強敵RCへ立ち向かうための鍵
——決勝でRCと対戦するにあたって、なにか対策していることはありますか?
Kippei:この前(Main Stage)は僕らも0-2で負けちゃって、結構ボコボコにされたんですけど。さっきも言ったとおり、この反省を生かして今日まで頑張ってきたし、やっぱり相手はフィジカル系というか、ガンガン来るタイプだと思うので、こちらもガンガン立ち向かって、相手の波に流されないように丁寧にプレーすることですかね。
——決勝戦で鍵となる選手は誰ですか?
Kippei:MargaretもPkmも、今日めちゃくちゃ強かったし、なにより過去の大会で優勝経験があるので、そこも頼りにしつつ、みんなで頑張っていきたいなって思います。

▲左右から取り囲まれる絶望的な状況下でのMargaretのトリプルキル。一時は4-10まで追い込まれたQTDへ、圧倒的な勢いをもたらしたスーパープレーだ(https://www.youtube.com/live/tbytCjPIg9o?si=XAHPIvVHNx1lIOE8&t=21507)
——では最後に明日への意気込みをお聞かせください。
Kippei:明日のRC戦はBO5なので、できたら3-0で終わらせて、早めに切り上げられるようにしたいんですけど。とはいえ、だいぶタフな試合になるとは思うんで、しっかりとキャリーしたいと思います。
またファンの皆様、いつも応援ありがとうございます。会場はかなりアウェイだったと思うんですけど、ここまでこれたのは皆さんのおかげだと思うので、ぜひとも応援よろしくおねがいします。
——ありがとうございました!
———
26日(日)に行われる決勝戦では、Main Stageからいまだ無敗のRCが立ち向かう。もちろん、QTDも一度RC相手に敗北を期したわけだが——今日の試合をみれば、それも覆してくれそうな期待も感じられる。
次の試合はBO5。かなりタフな試合が連続することが当然考えられるわけだが、どちらが集中を切らさずに、最後まで粘り続けられるのだろうか。この決勝戦、間違いなく要チェックだ。
撮影:まいる
編集:いのかわゆう
【まいるプロフィール】
関西を拠点にする男性コスプレーヤー。イベントや大会によくコスプレ姿で出没する。2021年頃から『VALORANT』にハマり、競技シーンを追い続ける。現在の推しチームは「CREST GAMING」。
X:@mlunias(Photo by Subaru.F.)
関西を拠点にする男性コスプレーヤー。イベントや大会によくコスプレ姿で出没する。2021年頃から『VALORANT』にハマり、競技シーンを追い続ける。現在の推しチームは「CREST GAMING」。X:@mlunias(Photo by Subaru.F.)
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