【連載】VALORANT 初心者攻略指南
【VALORANTパッチノート考察速報:10.04編】新エージェント「ウェイレイ」の登場、工事されてアセントが復活、そしてテホの弱体化——波乱のAct 2が開幕!

- タイ出身のデュエリスト「ウェイレイ」が登場
- 早くもテホが弱体化——「ロックダウン」が破壊不可に
- アイソの仕様が大幅変更——壁を半分のスピードで移動させられるように
- その他エージェントの変更(クローヴ・デッドロック)
- アセント・アイスボックスが復活。一方アビス・バインドは除外へ
- 工事されて帰ってきたアセント
- まとめ
3月4日(火)にパッチノート10.04の情報がお披露目された。Actが切り替わり、新たな要素が目白押しの大型アップデートだ。
ついこの間、新エージェントが追加されたばかりな気がするが、早くも新デュエリストが実装されることとなった。またそれ以外にも、多種多様な変更点がてんこ盛りだ。今回もコミュニティの反応とともに、どのような要素が加わったのか紹介していこう。

アイソ以来、8人目となる新デュエリスト「ウェイレイ」。やはりこのパッチ10.04の目玉ともいえる要素だろう。アッシュのショートヘアが特徴的な女性で、プリズムの力を使いこなし光のようにフィールドを駆け巡ることができる。
本エージェントは3月3日(月)に開催された「VALORANT Masters Bangkok 2025」の決勝戦直前のショーマッチでお披露目された。
まずこの「ライトスピード」は、ジェットのようなブリンクを行うことができるアビリティーだ。発射(左クリック)で前方に2回ダッシュ、オルト射撃(右クリック)で空中に上昇可能な1回ダッシュを行うことができる。
またフェニックスのULTを思わせるような「リフラクト」というアビリティーもある。地面に光のビーコンを設置し、再発動するとその地点へと帰って来ることができるのだ。比較的安全にクリアリングができ、なおかつ無料であるという点が恐ろしい。

エリア取りやエントリーといった斥候役のような運用ができ、なおかつ光さながらの「速い」プレーを楽しめるだろう。そのほか、スタンにも似た状態異常を付与できるアビリティーも持っており、特に前線では十分に活躍できるポテンシャルを持つ。
テホのリリース当初に「後から弱体化するのがRiotの常套手段」と書いた覚えがあるのだが、やはりこの予想は当たってしまった。
まずダメージ量の低下に関しては、そこまで大きな変更ではない。元々が「70 ✕ 3 = 210HP」だったのに対し、パッチ10.04からは「65 ✕ 3 = 195HP」と、わずか15HPのみの減少だ。対プレーヤーを考えるなら、依然として十分なダメージ量である。
一方で対アビリティーの面で考えてみると、これはかなりの死活問題である。特にこのテホの「誘導サルヴォ」は、キルジョイのアルティメットである「ロックダウン」を破壊できていたのが大きな強みであった。
しかし今回の変更により、破壊ができなくなる。プレーヤー以外のオブジェクトに与えるダメージが半減し、今や195HPの半分である97.5HPがダメージ量だ。「ロックダウン」が200HPであることを考えると、2発使っても破壊はできない。

テホの登場以降、競技シーンではキルジョイを使うチームは激減した。「Masters Bangkok」ではわずか1桁パーセント台のピック率にとどまり、代わりにサイファーとヴァイスがツートップの人気を誇っていた。かつては60%超のピック率を誇っていたキルジョイがこれほどまでに使われなくなるとは、2024年以前であれば考えられなかった。
この極端なメタには、一部のプロ選手からも不平の声が上がっているのも事実。今回の変更により、再びキルジョイにスポットライトが当たることになるかもしれない。というか、無料のアビリティーでアルティメットを無効化できていた今までが異常だったのだ。
移動する壁を出すことのできる「コンティンジェンシー」の仕様が変更された。オルト射撃(右クリック)を押すことで、射撃(左クリック)の半分のスピードで壁を使えるようになった。

今まではかなり駆け足なシチュエーションにせざるを得なかったのが、よりスローテンポなプレーにも応用できるようになった形だ。どちらを使うかは、やはりその状況次第といったところだろう。

敵に弱体化を付与することのできる「アンダーカット」は、価格が増加し、チャージ数が1個に変更と弱体化。一方で命中時に弱体化(ダメージ倍増)に加えて、抑制(アビリティー使用不可)の効果を付与するように変更された。
これらの変更からは、よりアイソをチームプレーで使えるようにという意図が感じられる。特に「アンダーカット」の変更は地味に大きく、壁を貫通して相手のアビリティーを無効化するという、KAY/Oのようなプレーができるようになったというわけだ。競技シーンにおいては、ヘイヴンなんかでよく使われる印象があるが、今後は他のマップでも使われる機会が出てくるかもしれない。
まずはクローヴだ。注目すべきはスモークである「ルース」のクールタイム延長。今までが短すぎたと言えなくもないが、少なくともこれだけで大幅な弱体化であることは言わずもがなだ。また衰弱効果を与えることのできる「メドル」も、着弾から発動までの時間が延長される形となっており、実質的な弱体化といえる。

自己回復ができて、死んだ後でもスモーク役としての役割を全うできる——。クローヴは比較的命が軽いことがウリのエージェントであるからこそ、かつてのレイナのような使い方ができるのが大きい。
良くいえば自己完結型のキャラ。レイナの仕様変更も相まって、ランクマッチでは圧倒的な人気を誇っているのが現状だ。Riotからはこの人気をおさめたいという意図を感じられるが、果たしてその思惑通りに使用率は変化するのだろうか。筆者個人としては、そこまで変わらないような気がするが……。
次にデッドロックだが、これは純粋なバランス調整だ。「バリアメッシュ」が有料になり、その代わりとして「グラヴィネット」が無料となった。「グラヴィネット」の効果範囲が若干縮小することとなったが、そこまで使用感に変化はないだろう。むしろ複数回使用できるようになり、ラッシュ相手にかなり対抗できるようになるはずだ。
とはいえ現在、自身の弱体化やヴァイスの台頭などにより、ネオンの人気が急落中。デッドロックが活躍できる場面はそこまで多くはないだろう。新エージェントである「ウェイレイ」にどれだけ対抗できるかが、ランクマッチでの人気を左右する鍵となるだろう。
2カ月毎に実施されると予告されていた通り、今パッチではマッププールの変更が行われる。今回新たに追加されるのはアセントとアイスボックス。特にアセントはわずか2カ月での復帰となり、コミュニティでは歓喜の声が目立つ。
一方で、これらと入れ替わる形でアビス・バインドが除外される。なおアビスはリリース以来、はじめての除外だ。
これを受けて、コンペティティブやPremierなどでプレー可能なマップは以下の通りだ。
→フラクチャー、ヘイヴン、ロータス、パール、スプリット、アセント、アイスボックス
再登場するアセントでは、Bメインの壁に鉄板が設置された。これにより一部の壁が銃弾を貫通しなくなった。

筆者もよくオーディンを構えて壁抜きをしていたものだが、流石にRiotからノーが出されたようだ。ほぼリスキルといっても差し支えはなく、さすがにフラストレーションを抱いていた人も多いのではないだろうか。
ただしアセントでオーディンはまだまだ使い所がたくさんある。これに油断せず「抜き場所」には警戒していきたい。
以上が、パッチ10.04に基づく総評だ。現在のメタは圧倒的にテホ構成だ。「Masters Bangkok」では5~6割超のピック率を誇っており、もはやテホを見ない試合のほうが珍しいくらいだ。そんな環境のせいもあってか、キルジョイのピック率が著しく低下。その代替としてサイファーやヴァイスがセンチネル枠としてよく用いられている。
さらにそこから派生して、デュエリストではヨルが一番人気だ(ほぼ同格でレイズもピックされている)。その理由としては、ネオンの弱体化により使う人が減り、その上でヴァイスの対抗策としてヨルが再評価されているためだ。ヨルのピック率が脅威の0%を記録した「Masters Tokyo」の時代から比べると、同じゲームでもここまで戦略が変わるものかと関心する。
そんな怒涛の数カ月だったわけだが、今回のテホの弱体化やマッププールの変更による、さらなるメタの転換が予想される。もちろん上記の内容は競技シーンに限った話だが、ウェイレイという新エージェントの登場も相まって、ランクマッチでもそれなりに変化が起こってくることだろう。
これをRiotが予想していたかは定かではないが、少なくとも刺激的であることに間違いはない。まもなく始まるAct IIでは、波に飲まれないように今のうちに肩慣らしをしておくべきだ。
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ついこの間、新エージェントが追加されたばかりな気がするが、早くも新デュエリストが実装されることとなった。またそれ以外にも、多種多様な変更点がてんこ盛りだ。今回もコミュニティの反応とともに、どのような要素が加わったのか紹介していこう。
タイ出身のデュエリスト「ウェイレイ」が登場

アイソ以来、8人目となる新デュエリスト「ウェイレイ」。やはりこのパッチ10.04の目玉ともいえる要素だろう。アッシュのショートヘアが特徴的な女性で、プリズムの力を使いこなし光のようにフィールドを駆け巡ることができる。
光をモチーフにした、素早いプレーが特徴
本エージェントは3月3日(月)に開催された「VALORANT Masters Bangkok 2025」の決勝戦直前のショーマッチでお披露目された。
まずこの「ライトスピード」は、ジェットのようなブリンクを行うことができるアビリティーだ。発射(左クリック)で前方に2回ダッシュ、オルト射撃(右クリック)で空中に上昇可能な1回ダッシュを行うことができる。
.@SnowFake769437 showing off Waylay's movement! #VALORANTMasters pic.twitter.com/LSVgxwXXhZ
— VALORANT Champions Tour (@ValorantEsports) March 2, 2025
▲ショーマッチで見せたPrimmieの奇想天外なプレー。ショットガンとの組み合わせはやはり凶悪だ
またフェニックスのULTを思わせるような「リフラクト」というアビリティーもある。地面に光のビーコンを設置し、再発動するとその地点へと帰って来ることができるのだ。比較的安全にクリアリングができ、なおかつ無料であるという点が恐ろしい。

▲効果時間は約9秒ほど。瞬時にもといた場所へと帰還することができる
エリア取りやエントリーといった斥候役のような運用ができ、なおかつ光さながらの「速い」プレーを楽しめるだろう。そのほか、スタンにも似た状態異常を付与できるアビリティーも持っており、特に前線では十分に活躍できるポテンシャルを持つ。
早くもテホが弱体化——「ロックダウン」が破壊不可に
テホのリリース当初に「後から弱体化するのがRiotの常套手段」と書いた覚えがあるのだが、やはりこの予想は当たってしまった。
■誘導サルヴォ
・ダメージが低下:70 >>> 65
・「誘導サルヴォ」がプレーヤー以外のオブジェクトに与えるダメージが50%に半減。
・ダメージが低下:70 >>> 65
・「誘導サルヴォ」がプレーヤー以外のオブジェクトに与えるダメージが50%に半減。
まずダメージ量の低下に関しては、そこまで大きな変更ではない。元々が「70 ✕ 3 = 210HP」だったのに対し、パッチ10.04からは「65 ✕ 3 = 195HP」と、わずか15HPのみの減少だ。対プレーヤーを考えるなら、依然として十分なダメージ量である。
一方で対アビリティーの面で考えてみると、これはかなりの死活問題である。特にこのテホの「誘導サルヴォ」は、キルジョイのアルティメットである「ロックダウン」を破壊できていたのが大きな強みであった。
しかし今回の変更により、破壊ができなくなる。プレーヤー以外のオブジェクトに与えるダメージが半減し、今や195HPの半分である97.5HPがダメージ量だ。「ロックダウン」が200HPであることを考えると、2発使っても破壊はできない。

▲「ロックダウン」が誘導サルヴォだけではどう頑張っても破壊不可に
テホの登場以降、競技シーンではキルジョイを使うチームは激減した。「Masters Bangkok」ではわずか1桁パーセント台のピック率にとどまり、代わりにサイファーとヴァイスがツートップの人気を誇っていた。かつては60%超のピック率を誇っていたキルジョイがこれほどまでに使われなくなるとは、2024年以前であれば考えられなかった。
この極端なメタには、一部のプロ選手からも不平の声が上がっているのも事実。今回の変更により、再びキルジョイにスポットライトが当たることになるかもしれない。というか、無料のアビリティーでアルティメットを無効化できていた今までが異常だったのだ。
Remove Tejo
— LEV C0M (@C0Mtweets) February 25, 2025
Bring back Viper picking up orb
Lower Vyse Thorns duration some
Bring back Sova Recon 3 ping reveals
Remove Tejo
Nerf Yoru ult duration
Buff KJ Ult somehow
Buff Sova Drone to 10s again
Bring back Omen One ways
Ok fine nerf Tejo a little.
▲LEV C0M選手の恨み節「テホを消せ、ヴァイパーのオーブを拾えるようにしろ、ヴァイスのトゲの効果時間をもっと短くしろ……」
アイソの仕様が大幅変更——壁を半分のスピードで移動させられるように
■コンティンジェンシー
・オルト射撃で壁を半分のスピードで移動させられるように
・オルト射撃で壁を半分のスピードで移動させられるように
移動する壁を出すことのできる「コンティンジェンシー」の仕様が変更された。オルト射撃(右クリック)を押すことで、射撃(左クリック)の半分のスピードで壁を使えるようになった。

▲上:右クリック、下:左クリック。効果時間は変わらないため、純粋な移動距離は短くなる
今まではかなり駆け足なシチュエーションにせざるを得なかったのが、よりスローテンポなプレーにも応用できるようになった形だ。どちらを使うかは、やはりその状況次第といったところだろう。

▲壁があるうちに、ハーフ解除することができる。ガチ解除に使えるかも?
■アンダーカット
・チャージ数が減少:2 >>> 1
・価格が上昇:200 >>> 300クレジット
・命中したプレーヤーに同じ時間(4秒)、弱体化に加えてアビリティーを封じ込める抑制効果を適用するように
・チャージ数が減少:2 >>> 1
・価格が上昇:200 >>> 300クレジット
・命中したプレーヤーに同じ時間(4秒)、弱体化に加えてアビリティーを封じ込める抑制効果を適用するように
敵に弱体化を付与することのできる「アンダーカット」は、価格が増加し、チャージ数が1個に変更と弱体化。一方で命中時に弱体化(ダメージ倍増)に加えて、抑制(アビリティー使用不可)の効果を付与するように変更された。
これらの変更からは、よりアイソをチームプレーで使えるようにという意図が感じられる。特に「アンダーカット」の変更は地味に大きく、壁を貫通して相手のアビリティーを無効化するという、KAY/Oのようなプレーができるようになったというわけだ。競技シーンにおいては、ヘイヴンなんかでよく使われる印象があるが、今後は他のマップでも使われる機会が出てくるかもしれない。
その他エージェントの変更(クローヴ・デッドロック)
【クローヴ】
■メドル
・使用から1.3秒経過した後に爆発しなくなります。地面に接触してから0.75秒経過した後に爆発します
■ルース
・クールダウン時間が延長:30秒 >>> 40秒
■ピック・ミー・アップ
・体力増加バフの効果時間が延長:8秒 >>> 10秒
・移動速度増加時間が短縮:8秒 >>> 3秒
■メドル
・使用から1.3秒経過した後に爆発しなくなります。地面に接触してから0.75秒経過した後に爆発します
■ルース
・クールダウン時間が延長:30秒 >>> 40秒
■ピック・ミー・アップ
・体力増加バフの効果時間が延長:8秒 >>> 10秒
・移動速度増加時間が短縮:8秒 >>> 3秒
まずはクローヴだ。注目すべきはスモークである「ルース」のクールタイム延長。今までが短すぎたと言えなくもないが、少なくともこれだけで大幅な弱体化であることは言わずもがなだ。また衰弱効果を与えることのできる「メドル」も、着弾から発動までの時間が延長される形となっており、実質的な弱体化といえる。

▲「メドル」は、着弾するまで爆発しなくなった。この点においては、より使い勝手のいいアビリティーになったともいえる。今後はさまざまな空爆が開発されるだろう
自己回復ができて、死んだ後でもスモーク役としての役割を全うできる——。クローヴは比較的命が軽いことがウリのエージェントであるからこそ、かつてのレイナのような使い方ができるのが大きい。
良くいえば自己完結型のキャラ。レイナの仕様変更も相まって、ランクマッチでは圧倒的な人気を誇っているのが現状だ。Riotからはこの人気をおさめたいという意図を感じられるが、果たしてその思惑通りに使用率は変化するのだろうか。筆者個人としては、そこまで変わらないような気がするが……。
【デッドロック】
■バリアメッシュ
・非固有アビリティーに変更
・価格:無料 >>> 400クレジット
■グラヴィネット
・固有アビリティーに変更、クールダウン40秒
・合計サイズが縮小:16m >>> 13m
・ゲームプレーの明瞭性を高めるためにグラヴィネットの発射物の繰り返し再生されるサウンドをアップデート。
・今後は敵がネットを解除すると、ネット破壊音が全プレーヤーに再生されます。
■バリアメッシュ
・非固有アビリティーに変更
・価格:無料 >>> 400クレジット
■グラヴィネット
・固有アビリティーに変更、クールダウン40秒
・合計サイズが縮小:16m >>> 13m
・ゲームプレーの明瞭性を高めるためにグラヴィネットの発射物の繰り返し再生されるサウンドをアップデート。
・今後は敵がネットを解除すると、ネット破壊音が全プレーヤーに再生されます。
次にデッドロックだが、これは純粋なバランス調整だ。「バリアメッシュ」が有料になり、その代わりとして「グラヴィネット」が無料となった。「グラヴィネット」の効果範囲が若干縮小することとなったが、そこまで使用感に変化はないだろう。むしろ複数回使用できるようになり、ラッシュ相手にかなり対抗できるようになるはずだ。
とはいえ現在、自身の弱体化やヴァイスの台頭などにより、ネオンの人気が急落中。デッドロックが活躍できる場面はそこまで多くはないだろう。新エージェントである「ウェイレイ」にどれだけ対抗できるかが、ランクマッチでの人気を左右する鍵となるだろう。
アセント・アイスボックスが復活。一方アビス・バインドは除外へ
■マッププール
・アセントとアイスボックスがコンペティティブとデスマッチのキューに復活。
・アビスとバインドをコンペティティブおよびデスマッチのキューから除外。
・アセントとアイスボックスがコンペティティブとデスマッチのキューに復活。
・アビスとバインドをコンペティティブおよびデスマッチのキューから除外。
2カ月毎に実施されると予告されていた通り、今パッチではマッププールの変更が行われる。今回新たに追加されるのはアセントとアイスボックス。特にアセントはわずか2カ月での復帰となり、コミュニティでは歓喜の声が目立つ。
一方で、これらと入れ替わる形でアビス・バインドが除外される。なおアビスはリリース以来、はじめての除外だ。
これを受けて、コンペティティブやPremierなどでプレー可能なマップは以下の通りだ。
→フラクチャー、ヘイヴン、ロータス、パール、スプリット、アセント、アイスボックス
工事されて帰ってきたアセント
再登場するアセントでは、Bメインの壁に鉄板が設置された。これにより一部の壁が銃弾を貫通しなくなった。

▲『VALORANT』では珍しく開幕キルができる地点だったが、今や頑丈そうな鉄の板で補強されてしまった。オーディンの弾丸でさえ、表面で弾かれているのが分かる
筆者もよくオーディンを構えて壁抜きをしていたものだが、流石にRiotからノーが出されたようだ。ほぼリスキルといっても差し支えはなく、さすがにフラストレーションを抱いていた人も多いのではないだろうか。
ただしアセントでオーディンはまだまだ使い所がたくさんある。これに油断せず「抜き場所」には警戒していきたい。
まとめ
- 新エージェント「ウェイレイ」が登場! ジェットやレイズとも少し違う、ハイテンポなプレーが楽しめる
- テホの弱体化で、キルジョイの需要が復活か。特に今後の競技シーンは要チェックだ!
以上が、パッチ10.04に基づく総評だ。現在のメタは圧倒的にテホ構成だ。「Masters Bangkok」では5~6割超のピック率を誇っており、もはやテホを見ない試合のほうが珍しいくらいだ。そんな環境のせいもあってか、キルジョイのピック率が著しく低下。その代替としてサイファーやヴァイスがセンチネル枠としてよく用いられている。
さらにそこから派生して、デュエリストではヨルが一番人気だ(ほぼ同格でレイズもピックされている)。その理由としては、ネオンの弱体化により使う人が減り、その上でヴァイスの対抗策としてヨルが再評価されているためだ。ヨルのピック率が脅威の0%を記録した「Masters Tokyo」の時代から比べると、同じゲームでもここまで戦略が変わるものかと関心する。
just Yoru things @jawgemo #VALORANTMasters pic.twitter.com/Ww7kHH8a5M
— VALORANT Champions Tour (@ValorantEsports) February 21, 2025
▲世界一のヨルと言っても過言ではない、大胆なテレポートからのマルチキルを決める🇩🇪G2 jawgemo
そんな怒涛の数カ月だったわけだが、今回のテホの弱体化やマッププールの変更による、さらなるメタの転換が予想される。もちろん上記の内容は競技シーンに限った話だが、ウェイレイという新エージェントの登場も相まって、ランクマッチでもそれなりに変化が起こってくることだろう。
これをRiotが予想していたかは定かではないが、少なくとも刺激的であることに間違いはない。まもなく始まるAct IIでは、波に飲まれないように今のうちに肩慣らしをしておくべきだ。
© 2025 Riot Games, Inc. Used With Permission
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VALORANT // JAPAN:
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