【連載】Yomiの「観戦勢から始める『リーグ・オブ・レジェンド』」

【第3回】「チームファイトタクティクス」ってなに? すぐにわかる『TFT』入門講座

2019.7.10 Yomi

はじめに


みなさんこんにちは。Yomiです。

今回はリーグ・オブ・レジェンドのモードの1つとして新しく実装された、話題の チームファイトタクティクス(以下、TFT)について話していきます。

これはいわゆる「オートチェス」と呼ばれているジャンルに位置するゲームです。その中でもリーグ・オブ・レジェンドお馴染みのチャンピオンやアイテムが登場し、どちらも配信している人が多いので、知っておいて損はないと思います!

名前だけは聴いたことあるけど全然知らない人に向けて、ゲームのおおまかなルールや流れを話すことで、観戦できるようになるお手伝いをできれば幸いです。

また、まだまだ始めたての初心者も多いと思うので、どうやって遊べばいいかわからない人にも実りのある内容にできたらと思います。


どんなゲーム


このゲームの流れを大雑把にまとめると、

  1. ゴールドを貯める
  2. チャンピオン(以下:駒)やアイテムを集める
  3. 集めたものを組み合わせて戦わせる

上記を1ラウンドとし、これを延々と繰り返すゲームです。

戦った後に、倒せなかった敵に応じて自分の体力が削られてしまい、

4. 100ある体力が0になってしまったら人はリタイア

これを8人で競い合い、最後まで残った人が優勝となります。

もっと詳しく詳細なシステムを知りたい場合は、こちらライアットゲームズ公式が記した説明書があります。

勝ち負けの要因


このジャンルの一番の肝は、「集める」ことです。

戦闘は自動で行われるので、いかに強い駒を集められるかが勝負のわかれ目です。ただ、適当に集めていても強くはなれません。


「駒」を集めることに関して、強くなれる要素は以下の3つです。

単純に強い駒

どの駒にも ティア という駒の価値が設定されていて、
1 ~ 5 まで幅があります。基本的には数字が高いほうが貴重で強力とされています。



同じ駒

どの駒も、3体集めることでチャンピオンレベルを上げることができます。
レベル2の同じ駒を3体集めると、さらにレベルが上がり、レベル3が最高です。


シナジーのある駒

実はこれが一番大切な要素になりますが、TFT は駒ごとに オリジン と クラス という2種類の属性を持っています。

これらが同じ駒を集めることで、シナジーと呼ばれる強力な追加効果を得ることができます。

なので、基本的にこの画像の縦、横の列をそろえるように集めていきます。


シナジーがそろうと、レベル3のチャンピオンが作れなくても勝つことができたりします。



アイテム


駒を強化する上で何より欠かせないものがアイテムです。

このゲームには基本アイテムが8種類あり、それらを組み合わせることで36種類の合成アイテムを作ることができます。

このゲームはアイテムが与える影響が他のゲームに比べて特に大きいので、「僕が考えた最強のチャンピオン」を完成させることが勝利への近道です。


アイテムは数ラウンドごとに出てくるNPCを倒してランダムで入手するか、後述のドラフトで、駒と一緒に貰えます。



どのようなアイテムがあるかは、このサイトあたりを見るとわかりやすいと思います。

「集める」上で大切な要素


ドラフト



ドラフトは、他のオートチェスジャンルのゲームと一番違う特徴と言えます。

ドラフトは数ラウンドごとに定期的に訪れ、中央で回っている駒の中から好きな駒を選べる仕組みです。

ちなみに日本では「回転寿司」って呼ばれてたりします。

ドラフトは現在の体力が低い人から選ぶことができるので、最大の逆転チャンスであり、わざと序盤やられる戦略もとれます。

プレイヤーレベル


このゲームは実はプレイヤー自身にもレベルがあります。レベルを上げることで以下のメリットがあります。

戦いに参戦させられる駒数が増える
  • 単純に数が多いほうが戦闘力が増える
  • シナジーを作れる数が増える
  • 待機枠が一つ空く

出現キャラの確率変更
  • ティアが高い駒の出現確率が増える

レベルを上げるために必要な経験値はラウンド経過か、4ゴールドを払うことでいつでも取得できます。

ショップ


ショップには毎ラウンド新しい駒が陳列されます。また、2ゴールドを払ってリロールすることで陳列された駒を一新できます。

基本的にはショップを利用し駒を買うことで集めていきます。駒はティアに応じてゲーム全体で出現する数が決まっていて、みんながいっぱい持っている駒ほどショップに出にくくなります。

ゴールド


上記の2つを活用する上で欠かせないのがゴールドです。ゴールドは毎ラウンド開始時に以下の物が貰えます。

  • 自動獲得ゴールド : 毎ラウンド必ず得られる(最大5 ゴールド)
  • 所持ボーナス : 今持っているゴールドの1割貰える(最大 5 ゴールド)
  • 連勝/連敗ボーナス :連勝、連敗数に応じて貰える(最大 3 ゴールド)

あとはこれに追加して、駒の売却や、シナジーを利用することで入手できます。



見どころ


このゲームはとる流れがある程度決まっていて、運要素も大きいので、
ただ漠然とプレイしていても正直勝つことができます。

しかし、少しでも勝つ確率を上げるために、さまざまな手法をこらします。
プレイヤーにより差が出る要素は主に以下の4つです。

  1. どのシナジーを選ぶか
  2. ドラフトで何を選ぶか
  3. どうやって配置するか
  4. いつゴールドを使うか

この判断は人によってさまざまなので、ここに注目することでその人の特徴が掴めます。
中でも、「いつゴールドを使うか」は一番ゲームが動くので最大の見どころです。

大金を使って大逆転をするか、なんの成果も得られませんでした!!
となるかはその人の運命力次第です。

最終的にどんな結末になるかを暖かく見届けましょう。



おまけ:判断基準


見どころで挙げた4つの要素に実際どのような判断基準があるかを解説します。
観戦する目的がトーク、リアクションの人は知らなくてもいいので、
どうやって勝ちに近づいていくか興味がある人だけ読んでください。

どのシナジーを選ぶか


来た駒に合わせる
・メリット
序盤からある程度そろっているので、ロスが少ない
自分の手だけ見ればいいので楽
・デメリット
もしみんな集めてたら中盤以降伸び悩む
そもそも弱いシナジーの場合勝ちきれない

競合の少ないシナジーを狙う
・メリット
中盤以降駒がそろいやすい
安定して上位に入りやすい
・デメリット
みんなの手を逐一把握しないといけないので忙しい
(もちろんどんな時もしたほうがいい)
序盤の手が無駄になりロスが発生する恐れがある
残り物が弱い場合がある

最強と信じるシナジーを目指す
・メリット
そろうと強い
ルートが決まっている
- 悩まない
- わかりやすい
・デメリット
運の要素が大きくなる

もちろん、どれかに特化している人も稀だと思うので、
だいたいは上記の基準に比重をかけてバランスよく判断していると思います。


ドラフトで何を選ぶか


シナジー重視
・あと1個でシナジーが完成する場合などに強力
・シナジーの競合が多いときなど

アイテム重視
・唯一アイテムを確定で取得できる場

嫌がらせ重視
・人が欲しいものをあえてとっていくスタイル
・そろえられるとまずいものがある時
・上位陣の勝確を防ぐ

正直シナジーをそろえるのはゴールドで解決できるので、実力でカバーできます。
しかし、アイテムはドラフトで選ばない限り、完全に運ゲーです。

最終盤に、コイツがいないと成り立たないけどもうゴールドがない!
というとき以外はアイテムを重視して選ぶのが吉でしょう。

どうやって配置するか

まず前提として、基本的に駒は一番攻撃しやすいチャンピオンから狙うので、耐久力がある駒を前に、柔らかくて火力が出せる駒を後ろにという考え方があります。

その上で、相手の後衛を狙うアサシンや、ブリッツクランクを使うことで、相手のダメージを出す後衛を狙う戦略がとれます。

しかし、逆に相手が後衛を狙っていることがわかったら、あえて前後を入れ替えたり、後ろに囮を置くという配置もとれます。

相手のやりたいことを把握し、常に裏をかけるように配置できるようになると、ただ何も考えずに置くよりもより勝つことができるでしょう。

↑ 前衛と後衛を入れ替える

↑わざとどうでもいいやつを一番後ろに置く

いつゴールドを使うか

50ゴールド越えたとき

連勝/連敗ボーナスは対戦相手にも依存するため、意図して調整するのが難しいので、ゴールドをより安定して稼ごうと思うと、所持ボーナスを増やすのが一般的です。

そのため、50ゴールドまでは頑張って節約し、50ゴールドをこえた分だけ使うの方法が一番効率が良くなります。

欲しい駒が手に入りやすい時

欲しい駒が手に入りやすい時は、リロールの効率が良くなります。なので、所持ボーナスを捨てても結果的に得することがあります。

主に以下の2パターンです。

欲しいティアの入手確率が高い時

例えば ティア1 だとレベル5になると確率がだいぶ落ちるので、レベル4ぎりぎりまでゴールドを貯めて、レベル5になる直前にリロールする戦法があります。



しかし、競合している人が多いと、みんなこのタイミングで集めだすので、出遅れると悲惨なことになります。

もしみんな狙っていそうな場合は、更に1ラウンド前にリロールしてしまうのも手でしょう。

逆に、グレイシャルのように、高ティアが鍵の場合は所持ボーナスを優先してゴールドをため、できるだけ早くレベルを上げることを目指します。

競合している人が手放した時
特に終盤、欲しい駒を持っている人がリタイアした直後は狙い目です。
他にシナジーが競合している人が多いほど効果的です。

レベルがすぐ上がるとき

駒の数は戦力に直結するので、あと1回経験値を買ったらレベルが上がる時には、ゴールドを使って戦力を補強するのもありでしょう。

特に、ギリギリで連勝ボーナスが続いているときは、小さな所持ボーナスを捨ててでも維持したほうが得な場合があります。

死にそうなとき

先の利益を考えて後生大事に抱えてても、死んでしまっては意味がありません。
次で死ぬ! と思ったら、今持っているゴールドを全部消費して、最後の賭けに出るしかないでしょう。



環境に適応する


最後に1つだけ忘れてはならないことは、パッチと呼ばれるバランス調整により、いくらでも環境、セオリーは変わるということです。例え今強くてもいつまでもそれが通用するとは限りません。

常に状況を見て臨機応変に判断できることは、何事においても大切なことです。


結び


以上で、『TFT』 に関する説明を終わります。

ゲームとしてもまだまだ調整段階で、これからどんどん仕様やバランスも変わっていくと思うので、混沌具合や変化も楽しんでいけるといいですね。

今までルールがわからなくて敬遠していた人も、これを期に観戦からでもいいのでふれてみてはいかかでしょうか?


©️2019 Riot Games, Inc. All rights reserved.

筆者紹介
Yomi (よみ)。LoL公式パートナー

主に LoL に関する動画を多く投稿している。
代表作品:LoL3分講座, LoL3分超講座全チャンプSランクの旅 など。

シーズン5からLoLを始め、S5 P4, S6 P1, S7 で念願のダイアモンドとなり、現在はランク休止中
(全チャンプSランクの旅での武者修行が終わるまでは)。
メインロールは JG, TOP (だった)。

関連リンク
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リーグ・オブ・レジェンド とは
2009年10月に米国でサービスを開始、2016年9月時点で月間アクティブプレイヤーが1億人を突破し、世界各地で大規模な大会が行われているPCオンラインゲーム。マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(通称 MOBA)と呼ばれる5人対5人を基本とした対戦型PCゲームで、プレイヤーが操作する「チャンピオン」と呼ばれるキャラクターで相手本陣の攻略を競う。RTS(リアルタイムストラテジー)のテンポと迫力に RPG要素を加え、スピード感のある展開が特徴で、その競技性の高さから、eスポーツの代名詞として世界中でプロリーグが開催されている。毎年行われるeスポーツ最高峰の世界的祭典「League of Legends World Championship」は視聴者数5760万人を記録するなど大きな注目を集める。多彩なキャラクターやつくりこまれた世界観、映像や音楽、などゲーム以外のコンテンツも魅力で、コスプレやファンアートをはじめとした熱狂的なコミュニティ活動も各地で行われている。

リーグ・オブ・レジェンド: http://jp.leagueoflegends.com/
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