【連載】VALORANT 初心者攻略指南

【VALORANT初心者攻略指南】新マップ「サンセット」——夕焼けのロサンゼルスで中央エリアを軸に試合が展開する10個目のマップ

2023.8.29 nemuminimizu
日本時間2023年8月30日(水)からスタートする『VALORANT』(ヴァロラント)のEpisode7 ActⅡから追加される新マップ「サンセット」。


今回はそんな新マップ「サンセット」を先行プレイすることができたので紹介していこう。


夕暮れ時のストリート//サンセット


2023年8月30日(水)からゲームに追加される新マップ「サンセット」は、Riot Gamesのホームタウンであるロサンゼルスをモチーフにしており、フードトラック、アールデコやミッション様式の建築物、交通渋滞、ネオンに彩られた夕暮れやグラフティなど、ロサンゼルスのカルチャー要素が多く盛り込まれている。

▲マップ各所に描かれているグラフティ。ロサンゼルスで活動するアーティスト数名をフィーチャーしているそうだ

▲ネオン看板のタピオカ屋。マップ名称もBタピオカと覚えやすそうだ

マップは3レーン、2サイトの構成になっており、中央エリアのコントロールが軸になってくる、パールやブリーズに似た構造だ。

▲購入フェーズ時の境界線とオーブの位置

ここからは各サイトで注目したいエリアを紹介していこう。

ダブルピークに注意!
Aサイトへ通じるAロビー~Aメイン、Aエルボー


攻撃の際、Aサイトへ向かう場合はまずAメインで戦闘が起きるだろう。そこで注意したいのがAメインとAエルボーの両側からAロビーに射線を通せる点だ。ダブルピークをされたら本陣が崩壊しかねないため、Aメイン取得のためにある程度のアビリティは必要になりそうだ。

▲攻撃側から見たAロビーの視点。右側のAエルボーと左側のAメインからの両射線に気を付けなければならない

Aメインを取ることができればAエルボーとA挟みで攻撃を展開することが可能に。さらにマップの構造上、中央エリアを取得してもAサイトには直接絡み辛いため、Aメインを取得することがほぼ必須だ。

▲Aエルボーからの視点。一本道になっているため、アビリティなどを使って確実に取得していきたい

▲AメインからAリンクへの視点。複数の段差になっておりヘッドラインを合わせるのは難しそうだ。スモークで隠すのは必須になりそうで警戒が必要なポジションだ

逆に防衛側の初動はAロビーをしっかりと抑える動きが重要になるだろう。

▲Aメインにある箱の上にはジェットの「アップドラフト」で上ることができる。そこから攻撃側のリスポーンに射線を通せる強ポジだ

▲また、Aエルボーからセージの「バリアオーブ」でAロビーを視認可能

エリアコントロールが重要!
Bサイトへ通じるBロビー~Bメイン、Bマーケット


Bサイトへ向かう道はBメインを通るパターンとBマーケットを通る2パターンがある。Bメインは比較的シンプルな作りになっており、Aメインよりは簡単に取得できそうだ。

▲攻撃側のAメインの視点。手前の箱は壁抜きできるが、奥の箱はこちら側からは抜くことができない点に気をつけたい

また、中央エリアからBマーケットを取得することでBサイトの手前側を挟みこむことが可能。サイト内に大きな柱があるため手前だけ抑えてスパイク設置に持っていくのも良さそうだ。

▲Bマーケットからの視点。Bタピオカからの射線には警戒が必要だが、サイト手前の射線を増やせるため押さえておきたいポジションだ

▲Bマーケットの前にはシャッターが設置されている。かなりディフェンス側が守りやすいエリアのように思える

防衛側は大きな柱をうまく活用してサイト内で耐えることも可能。人数差があっても立ち回り次第では逆転が起こりうる地形だ。

設置位置がカギを握る!各サイトのスパイク設置ポイント


続けて2サイトのスパイク設置ポイントを紹介していこう。

臨機応変な設置が必要なAサイト


サイト内のほとんどにスパイクが設置可能なAサイト。そのため、取れているエリアによって臨機応変に設置位置を変更する必要がありそうだ。

▲上から見たAサイト内。白い線で囲まれている部分がスパイク設置ポイント

▲Aメインに引く場合はこの設置位置がおすすめ。Aメインとサイト内が取れていれば安全に設置することが可能だ。しかし設置後はAリンクからの射線には常に警戒が必要

Aエルボーをしっかりと保持することができるならばAサイトの角に設置するのもいいだろう。しかし、Aメインからの射線は通せないためサイト内とAエルボーで耐える必要がある。

▲A路地からの抜けを見つつ解除阻止も可能

サイト内にも遮蔽があるが、マップの構造上挟まれやすく、耐えるのは難しい印象。AエルボーかAメインから射線が通せるオープン設置が最善の策だろう。

▲ヴァイパーの「トキシックスクリーン」でAリンクとA路地を同時にさえぎることが可能だ

大きな柱が特徴的なBサイト


ブリーズのBサイトを彷彿とさせる構造。サイト深くまでエリアを広げなくても設置を安全に通せそうだ。

▲上から見たBサイト内。白い線で囲まれている部分がスパイク設置ポイント

Bサイトの設置位置でお勧めなのは柱の手前設置だ。Bマーケットと挟み込めれば安全に設置することが可能。さらに2方向から射線も通せるので解除阻止がしやすい。

▲Bメインからの射線

▲Bマーケットからの射線

似たような設置位置としてサイト内の箱前に設置も有効。BメインとBマーケット両側から射線を通せるが、どちらも身体を大きく出してピークしなければならない。

▲Bメインからの射線

▲Bマーケットからの射線

メインからサイトまでがかなり近く解除遅延のアビリティで時間を稼ぐよりもエリアを広く確保したり、BメインとBマーケットの2射線を保持することが重要になりそうだ。

やはりカギを握るのは中央エリアのコントロール


中央エリアを取得することでAサイトを攻める際はAリンクに、Bサイトを攻める際はBマーケットに圧力がかけられるようになる。また、ローテーションの際にも中央エリアを通ることが多くなるため、おさえておきたいエリアだ。

▲中央エリアの全体像

スナイパー有利なレンジでもあり、中央エリアを軸に各メインのコントロールが初動の動きになるだろう。

▲ヴァイパーの「ポイズンクラウド」定点。中央トップにスモークを設置できるので使用頻度は高くなりそうだ

デべロッパーコメントシート


最後にデべロッパーのコメントを紹介しよう。

——「サンセット」を開発する際に目標としたことはなんですか?

Joe Lansford(リードマップデザイナー):VALORANTには3レーンのマップが数種類ありますが、中央のエリアコントロールに重点を置いたマップは長い間作っていませんでした。

そこで今回の「サンセット」を作ろうと考えたのです。「サンセット」にはコントロールが比較的難しい中央エリアがあり、攻守のどちらかが有利になる特徴はありません。

概ねライフル射撃に適しており、このエリアを確保したチームはさまざまな戦略が可能になるはずです。「サンセット」では、双方のチームが中央エリアに焦点を置いた戦略に取り組むことになるでしょう。


——「サンセット」をデザインするにあたって、何からインスピレーションを得ましたか?また、このスキンで伝えたい重要なコンセプトは何ですか?

Joe Lansford(リードマップデザイナー):アートに関しては、まさにライアットのオフィス周辺がインスピレーションの元になっています。マップには、ロサンゼルスの多様な文化的要素をいたるところに盛り込みました。フードトラックや交通渋滞、アールデコの建築物からネオンに彩られた夕暮れまで、ロサンゼルスの風景をお楽しみください。


——「サンセット」をデザインした際の、予期せぬ課題や特筆すべきエピソードはありますか?

Joe Lansford(リードマップデザイナー):理想のライティングを表現するには、アートとデザインの間で緻密な調整と協力が必要でした。ピンク色の地平線と長く伸びた影でロサンゼルスの夕暮れ時の雰囲気を出そうとしましたが、これはゲームプレイにはいい効果をもたらしませんでした。

試行錯誤を重ねて、追い求めたトーンと明瞭性が両立するスイートスポットを見つけることができたと思います。余談ですが、初期のバージョンには、プレイヤーが踏むとダメージを受ける「酸性の水溜まり」もありました。


まとめ


今回は先行プレイのレポートとして新マップ「サンセット」の紹介をしてきた。Riot Gamesのホームタウンをモチーフにしているだけあって期待値も高く、今まで以上にタクティカルな試合を楽しめそうだ。

今回紹介した「サンセット」は日本時間8月30日(水)から配信される。


© 2023 Riot Games, Inc. Used With Permission

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