【連載】VALORANT 初心者攻略指南

【VALORANT 新エージェント】テホ紹介 〜ドローンやミサイル、現代兵器を巧みに操るイニシエーター〜

2025.1.8 まいる
VALORANT』(ヴァロラント)で使用できるさまざまなエージェント。今回は、誘導弾やドローンといった現代兵器風なアビリティーを用いて遠隔で敵を索敵・攻撃することができる26人目の新エージェント「テホ」を紹介していこう。

初心者のプレーヤーや、これから『VALORANT』をはじめてみようと思っている人の参考になれば幸いだ。

エージェントの種類について

エージェントは大きく分けて、コントローラー、センチネル、デュエリスト、イニシエーターの4種類のカテゴリーに分けられる。それぞれがどのような役割を得意としているのか、ここで紹介しておこう。

■コントローラー
危険なエリアを特定して、チームを勝利に導く戦略のエキスパート。相手の視界を遮ったり、行動を制限することが得意なエージェントといえる。

■センチネル
あらゆる局面において、エリアの封鎖や側面における防衛に力を発揮する守りのエキスパート。マップを監視したり、道を塞いだりするのが得意なエージェント。

■デュエリスト
アビリティーやスキルを駆使しながら、敵と素早く交戦して次々とキルを重ねていく、頼れる自己完結型アタッカー。攻撃に特化したアビリティーを得意とするため、ガンガン攻めていきたいプレーヤーにおすすめ。

■イニシエーター
戦闘エリアで交戦するメンバーをサポートすることでさまざまな戦局に対処していく。敵を気絶させたり、遠隔から攻撃したりと、デュエリストをサポートする立場として活躍する。

テホ[イニシエーター]


テホは Season 2025 Act Iにおける新要素のひとつとして2025年1月7日(火)に発表された新エージェントだ。コロンビア出身の退役軍人であり、現在は諜報コンサルタントを務める。誘導式のミサイルやスティッキーグレネード、歩行するドローンなどといった、ミリタリーチックなアビリティーが盛りだくさんだ。


アビリティー紹介


ギラギラと輝くサングラス——。見た目こそちょっとチャラそうなイケオジといった印象だが、前評判だけで語るならば「最強」と言っても過言ではないエージェントだ。遠隔で精密な攻撃ができ、その上索敵もバッチリできてしまうという、まさしくぶっ壊れ性能のアビリティーばかり。そんな今後のメタを大きく変えてしまうであろう「テホ」のアビリティーを紹介していこう。

[C]ステルスドローン



【コスト:300/ストック:1】
ドローンを構え、発射(左クリック)で前方に投げる。ドローンは直接操作することができ、その状態で「発射」を押すとパルスを発動する。このパルスに命中した敵は、アビリティーが抑制され、さらに位置が特定される。

▲発射(左クリック)でパルスを発動。このパルスに当たると、自身の位置がマークされ、さらにアビリティーが8秒間使用不可になる

「ステルス」と銘打っているが、このドローンに視認されるとオレンジ色のエフェクトが発生。見られていることが分かるようになっている。この間に銃などで破壊すれば、ドローンを無効化することができる。

▲某爆破ゲーを想起させるメカメカしいアビリティーだ。見かけたらすぐに破壊しよう!

効果範囲は60m以上と実に広大で、ドローンの視程(およそ20mほど)の外にいる敵にすら容赦なく反応する。発動地点を中心にパルスが波状に発生し、これに当たると場所もバレ、アビリティーも抑制されてしまうという鬼畜仕様だ。逃げることはおそらく不可能だが、遮蔽物があれば反応しないという点が救いだ。

▲サイトひとつくらいなら収まるくらいの範囲。その直径60m以上……広すぎる

イニシエーター使い歓喜の第3のドローンアビリティーだが、効果時間は6秒(筆者測定)ほど。これはスカイの「トレイルブレイザー」と同じで、ソーヴァの「オウルドローン」よりは少し短い程度。

以下に検証結果を掲載するが、移動できる距離はスカイの「トレイルブレイザー」(飛び込み有)と同じくらいだった。ただし、トレイルブレイザーは飛び込んだ時点で振り向くことができないため、索敵性能だけで言えばぶっちぎりの優勝だ。

▲ロータスの「A階段」の壁際に立ち、アビリティーを使用した結果。効果が切れた地点とプレーヤーの位置の直線距離を測定している

[Q]スペシャルデリバリー



【コスト:300/ストック:1】
グレネードを構え、発射(左クリック)で前方に射出する。このグレネードはふれた面に張り付いて爆発し、範囲内にいるすべてのプレーヤーをスタン状態にすることができる。

▲着弾した地点にグレネードが張り付いて、直後に爆発。球状の範囲内にいるプレーヤーをスタンさせることができる。ただし敵・味方関係なくスタンが入るため要注意!

なおオルト射撃(右クリック)の場合は、グレネードが1回バウンドする。ソーヴァの「ショックボルト」的な使い方ができるというわけだ。

▲角にいる敵もこのとおり。入り組んだ地形では便利だが、当たりどころが悪いとあらぬ方向へ飛んでいってしまうこともあるため注意が必要だ

他の投擲アビリティーと比較して、弾道がかなり水平なのが特徴だ。完全に真っ直ぐ飛ぶというわけではないが30m程度の距離であれば、ほぼクロスヘアで狙った地点に飛ぶ。

▲ネオンの「リレーボルト」的な水平に近い軌道だ。直感的で狙いやすい分、定点のバリエーションは少なそう

地形を貫通してスタンがかかるため、あえて壁に貼り付けるような使い方もできる。狭い場所に隠れた敵を炙り出すのにも便利。

▲壁越しだと避けるのはかなり難しい。相手の位置が分かっているのなら、とりあえず撃っておくといいかも

▲発動時間や武器の構え直し時間も早いため、戦闘中にも気軽に使えそうだ

[E]誘導サルヴォ



【コスト:無料/ストック:1(再チャージ40秒)】
マップが開き、最大ふたつの地点を発射(左クリック)で指定することができる。この状態でオルト射撃(右クリック)を押すと、ミサイルが指定した地点まで発射される。このミサイルは自動誘導であり、着弾すると爆発する。

なお、このミサイルは2発で1チャージという扱いだ。たとえば、はじめに1発使用して、後から別で1発という使い方はできない。2発同時に発射するのが基本となるだろう。とはいえ、一度使用してから40秒でストックが復活するため、わりと気軽に使用できるアビリティーだ。しかも無料。エコラウンドでも十分活躍してくれるだろう。

▲ブリムストーンのように、マップで攻撃地点を指定することができる。攻撃を開始するとミサイルが飛んでいき、地面に着弾。3回の爆発を引き起こし、範囲内を攻撃する

ミサイルは道に沿って最短距離を飛んでいく。そのため、基本的にマップに表示される場所ならば、どこでも攻撃することができる。たとえ、セージの「バリアオーブ」で通路を塞いだとしても、なんと壁の上を飛び越えて突破してしまうのだ。

▲セージの「バリアオーブ」も、容赦なく飛び越える。今のところミサイルを防ぐ方法はなさそうだ

▲稀に角度によっては天井にめり込むことがある。何も起きないが、その分ミサイルの音がすごくうるさい(そのうち修正されるはず?)

ただし、攻撃地点が遠ければ遠いほど、「発動→攻撃」のタイムラグが長くなる。地面に攻撃範囲の目印がマーキングされるので、なるべく接近してから使用するのがベストだ。

▲ミサイルを放った時点で地面に模様が表示される。そのため、実際にミサイルが目標に着弾するまでタイムラグが生じる。この間に範囲外に逃げればOKだ

肝心の威力だが、1回の爆発で70前後のダメージがある。合計3回爆発するため、すべて食らうと200以上のダメージが入る。ヘヴィーアーマーを着ていても無駄だ。なお円の中心でも外側でもダメージ量はあまり変わらないため、完全に円の外に退避する必要がある。

▲つまり、キルジョイの「ロックダウン」も容赦なく破壊可能。センチネル使いは覚悟しておこう

また球状の攻撃範囲を持つため、壁や地面を貫通してダメージを与えられる。たとえば2階にミサイルを撃ち込めば、1階にいる敵も同時に攻撃できる。テホが持つ他のアビリティーと比較して、「逃げ場がない」という点においてかなり凶悪だ。

▲「フラクチャー」Aサイトの2階に着弾させると、ついでに1階も攻撃できてしまう。これが無料だというのだからびっくり

[X]アルマゲドン



【コスト:ULTポイント8/ストック:1】
マップが開き、発射(左クリック)で攻撃範囲を指定することができる。1度目のクリックで開始地点を、2度目のクリックで向きが指定され、攻撃が開始される。すると波状に爆発が発生して、エリア内の敵を爆撃できる。

▲高低差も関係なし! 範囲内を完璧に焼き払う“確殺ULT”だ

ダメージは1回の爆発で60程度。1カ所あたり4~5回ほどは爆発するので、その場に留まっていると非常に危険だ。幸い爆撃まで3秒ほどの猶予があるので、範囲外にすぐに逃げよう。また味方ですら体力が満タンでも普通に倒されることがあるので、使うときは巻き込みには十分注意しよう。

▲ブリーチのアルティメット「ローリングサンダー」と同じ長さ・半分の幅くらい。

『VALORANT』には「空爆」というテクニックがあるが、まさか本物の「空爆」が実装されるとは驚きである。

ブリーチの「ローリングサンダー」が必要ULTポイントが9であることを考えると、8ポイントで使用できる「アルマゲドン」は破格の安さだろう。特に狭いサイトを持つマップでは、リテイク時に大いに役立つだろう。

まとめ


あらゆるエージェントの完全上位互換とも言える「テホ」。現環境におけるイニシエーターとしては最強クラスのアビリティー性能のコストパフォーマンスを誇り、それでいて声も渋くてカッコいいという、非の打ち所がないエージェントだ。

若干だが、全体的にアビリティーの発動時間が比較的遅いというデメリットはあるものの、それを完璧にかき消す万能すぎる性能を持つのは、この記事だけでもよく分かるだろう。おそらく、新シーズン開始直後はテホに対する阿鼻叫喚が飛び交うだろう。そしてもしこのパッチで競技シーンが行われるとしたら、確実にほとんどのチームがテホを組み込んでくるだろう。

だが筆者個人としては、そのうちすぐに弱体化が施されると考えている。最初は強くしておいて、後からバランスを見て弱くするのが、Riotの常套手段だからだ。もしこの2025年の門出を気持ちよく迎えたいのなら、弱体化される前にテホで無双することをオススメする。


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