【連載】VALORANT 初心者攻略指南
【VALORANT 新エージェント】ヴィトー紹介——アビリティーを無効化し、撃ち合いで相手を圧倒するセンチネル

『VALORANT』(ヴァロラント)で使用できるさまざまなエージェント。今回は、敵のアビリティーを無効化できるという、28人目の新エージェント「ヴィトー」を紹介していこう。
初心者のプレーヤーや、これから『VALORANT』をはじめてみようと思っている人の参考になれば幸いだ。
ヴィトーは、激戦の末に10月6日(月)に幕を閉じた世界大会「VALORANT Champions 2025」でお披露目された。早くも日本時間10月8日(水)から実装される予定で、一部ゲームモードを除き、すぐに利用できるようになるはずだ。

例えばKAY/Oのように、アビリティーを一時的に使用することができないようにするエージェントは存在した。しかしこのヴィトーは、すでに使用したアビリティーでさえ、破壊したり、無効化したりできる——まったく新しい能力を持つ。
この点、巷では「最強なのでは?」という声が渦巻いているのだが……。そんなヴィトーは一体どのようなことができるのだろうか。さっそく、彼の持つアビリティーを紹介していこう。

【コスト:200/ストック:2】
手に持った青い渦を、発射(左クリック)で地面に設置する。マップ上に円形の範囲が表示されるが、この範囲内でインタラクト[Fキー]を押すと、その渦のもとへとテレポートすることができる。なお、壁越しでもテレポートは可能だ。


チェンバーの「ランデヴー」とも近い能力だが、こちらの「クロスカット」は、その渦のほうに視点を合わせる必要がある。オペレーターを撃って即座に逃げる——みたいな使い方をする場合は、敵との間に遮蔽物がないと厳しい。


とはいえ、2個設置できるという点は大きく、かなり柔軟な立ち回りができそうだ。テレポート時に相手に音が聞こえるというデメリットがあるが、これを逆手に取って、相手にテレポート先を誤認させるような立ち回りもできそうだ。

移動可能範囲は、渦を中心として半径約25メートルほどだろうか。チェンバーの「ランデヴー」よりも広い。設置可能な距離もかなり長いため、とっさに設置してテレポートするような使い方もできそうだ。


なおヴィトーが設置した渦は、敵視点からも視認することができる。わりに大きめではあるので、状況に応じて破壊しておくのがベターだ。


【コスト:200/ストック:1】
近づく敵に反応して一定時間拘束できる設置型のアビリティーだ。手に持った状態で、発射(左クリック)で上投げができる。またオルト発射(右クリック)で下投げができる。


敵が「チョークホールド」に近づくと、その敵を一定時間拘束する。捕まった相手には、衰弱のデバフが与えられ、周囲の音も聞こえなくなる。フェイドの「シーズ」に近い効果だ。

なお、マップ上のどこにいても、「チョークホールド」は動き続ける。裏取りを防いだり、守っていないサイトへのエントリーを監視したりと、センチネルらしい仕事もある程度できそうだ。

敵視点からは近づいたときだけ設置された「チョークホールド」を視認できる。この辺はほかのエージェントの設置型トラップと同様だ。


【コスト:無料/ストック:1】
手に持ったオーブを、発射(左クリック)で設置(空中にも設置可)。その後、[Eキー]を押すと「インターセプター」が発動し、9秒間効果が持続する。


発動中の「インターセプター」は、範囲内のあらゆるアビリティーを即座に破壊する。ソーヴァの「リコンボルト」、セージの「バリアオーブ」、スカイの「トレイルブレイザー」などなど、プレーヤーが壊せるものや投擲物であれば、ほとんどすべて対象である。ただし、ヨルの「フェイクアウト」(デコイ)だけは破壊されない。
また、すでに設置されているキルジョイの「ナノスワーム」などのように、視認できないアビリティーに関しても反応しない(発動中に投げられた「ナノスワーム」には反応する)。



「インターセプター」本体は、敵からも見える。当然、目立つような場所に設置していると、すぐに壊されてしまうので注意が必要だ。かといって、完全に隠れた位置に設置すると、今度はアビリティーを破壊できなくなってしまうので、場所選びには気をつけたいところ。
さらにスモーク系のアビリティーに対しては、おおむね効果がないという点も注意だ。「インターセプター」自体を覆われてしまうと、せっかく発動しても無意味になってしまうのだ。

効果が終了したり、相手から破壊されたりすると、45秒間のクールタイムが発生する。このクールタイムが終わると、ふたたび設置できるようになる。また、インタラクト[Fキー]で回収もできる。この場合のクールタイムは30秒だ。

事前に設置しておいたり、あるいはエントリーのときに使用したり——空中に設置ができるため、かなり自由度は高そうだ。特にアタッカーサイドでは、サイファーの「トラップワイヤー」を簡単に破壊できるようになるため、対センチネル戦においても役に立ちそうだ。

【コスト:ULTポイント7】
発動すると、射撃やリロード速度などが上昇するバフ効果を獲得する。また、相手のアビリティーによるあらゆる効果を無効化する。フラッシュやスタンなどのデバフのみならず、ダメージを与えるアビリティーに関しても無効となる(一部例外あり)。銃によるダメージは与えられるが、しばらくすると体力が自動回復する。


あらゆるアビリティーを無効化することができ、「ローリングサンダー」や「アルマゲドン」のような強力なアルティメットですら意味をなさなくなる。この状態のヴィトーを倒すには、弾丸を当てるほかない。



ただし、あくまでデバフを無効化するだけで、アビリティー自体を無効化するわけではない。人を検知するようなアビリティーは、デバフ効果さえ与えないものの、反応自体はする。

【完全に無効化】
・ソーヴァ「リコンボルト」:映らない
・フェイド「ホウント」:映らない
・フェイド「シーズ」:捕まらない
・アイソ「キルコントラクト」:捕まらない
・デッドロック「アナイアレーション」:捕まらない
・スカイ「ガイディングライト」:デバフ効果なし、効果音も鳴らない
・レイズ「ペイント弾」:ダメージなし
・レイズ「ブラストパック」:ダメージやノックバックなし
・テホ「アルマゲドン」:ダメージなし
・ヴァイス「アークローズ」:移動速度低下やダメージはなし、移動時の音も鳴らない
・ヴァイス「スチールガーデン」:効果なし
【一部無効化】
・サイファー「スパイカメラ」:カメラには映るが、ピンを刺すことはできない
・サイファー「トラップワイヤー」:ワイヤーに引っかかったことは分かるが、ワイヤーに拘束されたり、デバフ効果が入ったりすることはない
・チェンバー「トレードマーク」:反応してスロウが展開されるが、移動速度は変わらない
・キルジョイ「アラームボット」:反応する(発動時のデバフ効果はなし)
・スカイ「シーカー」:追跡する(衝突時のデバフ効果はなし)
・ハーバー「レコニング」:反応する(スタン効果はなし)
・フェイド「プラウラー」:追跡する(噛みつき時のデバフ効果はなし)
・レイズ「ブームボット」:追跡する(爆発時のダメージはなし)
【無効化されない】
・サイファー「サイバーケージ」:出入時に音が鳴る
・ヴァイス「シアー」:発動する
・チェンバー「ヘッドハンター」:ダメージあり
・チェンバー「ツール・ド・フォース」:ダメージあり
・ジェット「ブレードストーム」:ダメージあり
・ネオン「オーバードライブ」:ダメージあり

このアルティメットは、驚くべきことにULTポイントがたったの7で済む。しかも、時間経過で効果が切れることもない。索敵やフラッシュはすべて無効化されるため、見つけたらさっさと倒すべきだろう。
特に「空爆」による解除阻止も無効化されることを考えれば、最終盤にヴィトーが残されていると、一気にラウンドの展開を覆される可能性もある。地形やスモークを有効活用したり、あるいは複数人での戦闘を心がけるなど、特に撃ち合いの面で優位に立つことが求められる。
3月にウェイレイが追加されてから、久しぶりの新エージェント「ヴィトー」。個人性能としては非常に高く、特に局所的にアビリティーをほぼ無効化できるという点で、うまく立ち回れば試合を優位に進められることは間違いない。
ただ若干のデメリットもあり、戦闘ではかなり肉弾戦が求められるという点は、使ううえで意識しなければならない。レイナですら「リーア」というフラッシュっぽいアビリティーを持っているものの、ヴィトーはそういった戦闘用のアビリティーが極端に少ない。相手のアビリティーを無効化するのなら、自分も銃を持って戦え――というメッセージなのだろう。
とはいえ、基本的な性能は文句なしで最強。特にアルティメット中は、今までにない無鉄砲なプレーが許される。『VALORANT』のセオリーを崩すような立ち回りが、今後どんどんと登場していくことになるだろう。チーム内で特に撃ち合いが得意な人には、ジェットやレイナの代わりに、ヴィトーを使ってもらおう。
ただし、筆者個人としては、そのうちすぐに弱体化が施されると考える。テホがあっという間に弱体化されたことは記憶に新しいが、最初は強くしておいて、後からバランスを見て弱くするのが、Riotの常套手段なのだ。ここまでピーキーなエージェントは、遅かれ早かれテコ入れが入るに違いない。まさに「最強」を味わいたいのなら、まだ強いうちに、存分に使い倒すことをおすすめする。
© 2025 Riot Games, Inc. Used With Permission
■関連SNS
VALORANT // JAPAN:
https://twitter.com/VALORANTjp
VALORANT:
https://playvalorant.com/ja-jp/
初心者のプレーヤーや、これから『VALORANT』をはじめてみようと思っている人の参考になれば幸いだ。
エージェントの種類について
エージェントは大きく分けて、コントローラー、センチネル、デュエリスト、イニシエーターの4種類のカテゴリーに分けられる。それぞれがどのような役割を得意としているのか、ここで紹介しておこう。
■コントローラー
危険なエリアを特定して、チームを勝利に導く戦略のエキスパート。相手の視界を遮ったり、行動を制限することが得意なエージェントといえる。
■センチネル
あらゆる局面において、エリアの封鎖や側面における防衛に力を発揮する守りのエキスパート。マップを監視したり、道を塞いだりするのが得意なエージェント。
■デュエリスト
アビリティーやスキルを駆使しながら、敵と素早く交戦して次々とキルを重ねていく、頼れる自己完結型アタッカー。攻撃に特化したアビリティーを得意とするため、ガンガン攻めていきたいプレーヤーにおすすめ。
■イニシエーター
戦闘エリアで交戦するメンバーをサポートすることでさまざまな戦局に対処していく。敵を気絶させたり、遠隔から攻撃したりと、デュエリストをサポートする立場として活躍する。
エージェントは大きく分けて、コントローラー、センチネル、デュエリスト、イニシエーターの4種類のカテゴリーに分けられる。それぞれがどのような役割を得意としているのか、ここで紹介しておこう。
■コントローラー
危険なエリアを特定して、チームを勝利に導く戦略のエキスパート。相手の視界を遮ったり、行動を制限することが得意なエージェントといえる。
■センチネル
あらゆる局面において、エリアの封鎖や側面における防衛に力を発揮する守りのエキスパート。マップを監視したり、道を塞いだりするのが得意なエージェント。
■デュエリスト
アビリティーやスキルを駆使しながら、敵と素早く交戦して次々とキルを重ねていく、頼れる自己完結型アタッカー。攻撃に特化したアビリティーを得意とするため、ガンガン攻めていきたいプレーヤーにおすすめ。
■イニシエーター
戦闘エリアで交戦するメンバーをサポートすることでさまざまな戦局に対処していく。敵を気絶させたり、遠隔から攻撃したりと、デュエリストをサポートする立場として活躍する。
ヴィトー[センチネル]
ヴィトーは、激戦の末に10月6日(月)に幕を閉じた世界大会「VALORANT Champions 2025」でお披露目された。早くも日本時間10月8日(水)から実装される予定で、一部ゲームモードを除き、すぐに利用できるようになるはずだ。
▲ヴィトーは西アフリカのセネガル出身。アフリカ大陸出身のエージェントは、サイファーとアストラに続き3人目
アビリティー紹介

例えばKAY/Oのように、アビリティーを一時的に使用することができないようにするエージェントは存在した。しかしこのヴィトーは、すでに使用したアビリティーでさえ、破壊したり、無効化したりできる——まったく新しい能力を持つ。
この点、巷では「最強なのでは?」という声が渦巻いているのだが……。そんなヴィトーは一体どのようなことができるのだろうか。さっそく、彼の持つアビリティーを紹介していこう。
[C]クロスカット

【コスト:200/ストック:2】
手に持った青い渦を、発射(左クリック)で地面に設置する。マップ上に円形の範囲が表示されるが、この範囲内でインタラクト[Fキー]を押すと、その渦のもとへとテレポートすることができる。なお、壁越しでもテレポートは可能だ。

▲渦を設置し、その地点へテレポート。一度使うと渦は消滅

▲渦を設置すると、青い円が表示される。この円の中でのみテレポートが可能だ。ひとつのサイトを網羅できるほどの広さはある
チェンバーの「ランデヴー」とも近い能力だが、こちらの「クロスカット」は、その渦のほうに視点を合わせる必要がある。オペレーターを撃って即座に逃げる——みたいな使い方をする場合は、敵との間に遮蔽物がないと厳しい。

▲テレポートをするには、渦に照準を合わせる必要がある。この辺のタイムラグはチェンバーの「ランデヴー」とは異なる点だ

▲テレポートは一瞬ではなく、ぬら~っと移動するのが特徴だ。オーメンの「シュラウドステップ」のようなイメージ
とはいえ、2個設置できるという点は大きく、かなり柔軟な立ち回りができそうだ。テレポート時に相手に音が聞こえるというデメリットがあるが、これを逆手に取って、相手にテレポート先を誤認させるような立ち回りもできそうだ。

▲ふたつ組み合わせれば、長距離の移動も簡単にできそうだ。画像では、「Bメイン」→「中央マーケット」→「Aガーデン」までのテレポートが可能
移動可能範囲は、渦を中心として半径約25メートルほどだろうか。チェンバーの「ランデヴー」よりも広い。設置可能な距離もかなり長いため、とっさに設置してテレポートするような使い方もできそうだ。

▲購入フェーズ中であれば、クレジットを消費せずに設置・回収ができる。ラウンド開始前に高台に登っておくという使い方ができる

▲ただしテレポートが完了すると、渦は消えてなくなる(個数が回復することもない)
なおヴィトーが設置した渦は、敵視点からも視認することができる。わりに大きめではあるので、状況に応じて破壊しておくのがベターだ。

▲敵から渦は丸見え。ダメージを与えると壊せるので、見かけたら撃って破壊しておこう。あえて破壊せずに知らないふりをするのも戦術のひとつだ
[Q]チョークホールド

【コスト:200/ストック:1】
近づく敵に反応して一定時間拘束できる設置型のアビリティーだ。手に持った状態で、発射(左クリック)で上投げができる。またオルト発射(右クリック)で下投げができる。

▲キルジョイの「ナノスワーム」と同じ軌道。上投げ・下投げを使い分けることで、飛距離を調節することができる

▲壁に当たれば跳ね返る。他のエージェントの定点を使いまわすこともできそうだ
敵が「チョークホールド」に近づくと、その敵を一定時間拘束する。捕まった相手には、衰弱のデバフが与えられ、周囲の音も聞こえなくなる。フェイドの「シーズ」に近い効果だ。

▲反応速度は爆速。反応してから壊すのはかなり難しそうだ。ただ、すぐに距離を取るか、遮蔽物に隠れることで、ヒモから逃れることもできそうだ
なお、マップ上のどこにいても、「チョークホールド」は動き続ける。裏取りを防いだり、守っていないサイトへのエントリーを監視したりと、センチネルらしい仕事もある程度できそうだ。

▲捕まったときの視点。しばらく音が聞こえなくなり、体力も一時的に減少する。「シーズ」の設置版というイメージだ
敵視点からは近づいたときだけ設置された「チョークホールド」を視認できる。この辺はほかのエージェントの設置型トラップと同様だ。

▲敵からは、近付いたときにだけ視認できる。独特の効果音も常に聞こえるため、ゆっくりと探せば簡単に見つけられる。ダメージを与えると破壊可能
[E]リフラクト

【コスト:無料/ストック:1】
手に持ったオーブを、発射(左クリック)で設置(空中にも設置可)。その後、[Eキー]を押すと「インターセプター」が発動し、9秒間効果が持続する。

▲一時的に敵のあらゆるアビリティーを無効化することができる、まさに最強のアビリティーだ

▲レイナの「リーア」のように、空中に設置する。ただし、壁を貫通することはできない
発動中の「インターセプター」は、範囲内のあらゆるアビリティーを即座に破壊する。ソーヴァの「リコンボルト」、セージの「バリアオーブ」、スカイの「トレイルブレイザー」などなど、プレーヤーが壊せるものや投擲物であれば、ほとんどすべて対象である。ただし、ヨルの「フェイクアウト」(デコイ)だけは破壊されない。
また、すでに設置されているキルジョイの「ナノスワーム」などのように、視認できないアビリティーに関しても反応しない(発動中に投げられた「ナノスワーム」には反応する)。

▲壊せるアビリティーは問答無用で破壊。特にソーヴァやスカイは、ほとんどすべてのアビリティーが封じられることに

▲セージの「バリアオーブ」も、数秒ほどですべて破壊されてしまう

▲ヨルの「フェイクアウト」には無反応
「インターセプター」本体は、敵からも見える。当然、目立つような場所に設置していると、すぐに壊されてしまうので注意が必要だ。かといって、完全に隠れた位置に設置すると、今度はアビリティーを破壊できなくなってしまうので、場所選びには気をつけたいところ。
さらにスモーク系のアビリティーに対しては、おおむね効果がないという点も注意だ。「インターセプター」自体を覆われてしまうと、せっかく発動しても無意味になってしまうのだ。

▲敵視点の発動中の「インターセプター」かなり大きな音を発するため、見つけること自体は簡単そうだ
効果が終了したり、相手から破壊されたりすると、45秒間のクールタイムが発生する。このクールタイムが終わると、ふたたび設置できるようになる。また、インタラクト[Fキー]で回収もできる。この場合のクールタイムは30秒だ。

▲再使用が可能になるまでのカウントは画面下部のアビリティーアイコンに表示されている
事前に設置しておいたり、あるいはエントリーのときに使用したり——空中に設置ができるため、かなり自由度は高そうだ。特にアタッカーサイドでは、サイファーの「トラップワイヤー」を簡単に破壊できるようになるため、対センチネル戦においても役に立ちそうだ。
[X]エヴォリューション

【コスト:ULTポイント7】
発動すると、射撃やリロード速度などが上昇するバフ効果を獲得する。また、相手のアビリティーによるあらゆる効果を無効化する。フラッシュやスタンなどのデバフのみならず、ダメージを与えるアビリティーに関しても無効となる(一部例外あり)。銃によるダメージは与えられるが、しばらくすると体力が自動回復する。

▲発動中はまるで仮面をかぶったような見た目になる。彼を止めるには銃でダメージを与えるしかない

▲ダメージを受けないまま一定時間が経過すると、体力が全回復する(ただしシールドは回復しない)
あらゆるアビリティーを無効化することができ、「ローリングサンダー」や「アルマゲドン」のような強力なアルティメットですら意味をなさなくなる。この状態のヴィトーを倒すには、弾丸を当てるほかない。

▲スカイの「ガイディングライト」は、直撃しても視界が悪化しないどころか、敵に当たったことを示す効果音すら鳴らない。このようなフラッシュ系アビリティーは、まったくと言っていいほど無意味だ(味方のフラッシュも食らわない)

▲テホの「アルマゲドン」もノーダメージ。攻撃ができるアビリティーですら、そのほとんどが無効化されてしまう

▲爆発するフィールドを平気な顔で駆け抜ける姿は、まるで映画「ターミネーター」のようだ
ただし、あくまでデバフを無効化するだけで、アビリティー自体を無効化するわけではない。人を検知するようなアビリティーは、デバフ効果さえ与えないものの、反応自体はする。

▲サイファーの「トラップワイヤー」では、ヴィトーが通過したことは検知できる。だが、足止めをしたり、デバフ効果を与えたりすることはできない
【完全に無効化】
・ソーヴァ「リコンボルト」:映らない
・フェイド「ホウント」:映らない
・フェイド「シーズ」:捕まらない
・アイソ「キルコントラクト」:捕まらない
・デッドロック「アナイアレーション」:捕まらない
・スカイ「ガイディングライト」:デバフ効果なし、効果音も鳴らない
・レイズ「ペイント弾」:ダメージなし
・レイズ「ブラストパック」:ダメージやノックバックなし
・テホ「アルマゲドン」:ダメージなし
・ヴァイス「アークローズ」:移動速度低下やダメージはなし、移動時の音も鳴らない
・ヴァイス「スチールガーデン」:効果なし
【一部無効化】
・サイファー「スパイカメラ」:カメラには映るが、ピンを刺すことはできない
・サイファー「トラップワイヤー」:ワイヤーに引っかかったことは分かるが、ワイヤーに拘束されたり、デバフ効果が入ったりすることはない
・チェンバー「トレードマーク」:反応してスロウが展開されるが、移動速度は変わらない
・キルジョイ「アラームボット」:反応する(発動時のデバフ効果はなし)
・スカイ「シーカー」:追跡する(衝突時のデバフ効果はなし)
・ハーバー「レコニング」:反応する(スタン効果はなし)
・フェイド「プラウラー」:追跡する(噛みつき時のデバフ効果はなし)
・レイズ「ブームボット」:追跡する(爆発時のダメージはなし)
【無効化されない】
・サイファー「サイバーケージ」:出入時に音が鳴る
・ヴァイス「シアー」:発動する
・チェンバー「ヘッドハンター」:ダメージあり
・チェンバー「ツール・ド・フォース」:ダメージあり
・ジェット「ブレードストーム」:ダメージあり
・ネオン「オーバードライブ」:ダメージあり

▲エイムして攻撃するようなアビリティーは、基本的に「銃」の扱いとなり、普通にダメージが通る
このアルティメットは、驚くべきことにULTポイントがたったの7で済む。しかも、時間経過で効果が切れることもない。索敵やフラッシュはすべて無効化されるため、見つけたらさっさと倒すべきだろう。
特に「空爆」による解除阻止も無効化されることを考えれば、最終盤にヴィトーが残されていると、一気にラウンドの展開を覆される可能性もある。地形やスモークを有効活用したり、あるいは複数人での戦闘を心がけるなど、特に撃ち合いの面で優位に立つことが求められる。
まとめ
3月にウェイレイが追加されてから、久しぶりの新エージェント「ヴィトー」。個人性能としては非常に高く、特に局所的にアビリティーをほぼ無効化できるという点で、うまく立ち回れば試合を優位に進められることは間違いない。
ただ若干のデメリットもあり、戦闘ではかなり肉弾戦が求められるという点は、使ううえで意識しなければならない。レイナですら「リーア」というフラッシュっぽいアビリティーを持っているものの、ヴィトーはそういった戦闘用のアビリティーが極端に少ない。相手のアビリティーを無効化するのなら、自分も銃を持って戦え――というメッセージなのだろう。
とはいえ、基本的な性能は文句なしで最強。特にアルティメット中は、今までにない無鉄砲なプレーが許される。『VALORANT』のセオリーを崩すような立ち回りが、今後どんどんと登場していくことになるだろう。チーム内で特に撃ち合いが得意な人には、ジェットやレイナの代わりに、ヴィトーを使ってもらおう。
ただし、筆者個人としては、そのうちすぐに弱体化が施されると考える。テホがあっという間に弱体化されたことは記憶に新しいが、最初は強くしておいて、後からバランスを見て弱くするのが、Riotの常套手段なのだ。ここまでピーキーなエージェントは、遅かれ早かれテコ入れが入るに違いない。まさに「最強」を味わいたいのなら、まだ強いうちに、存分に使い倒すことをおすすめする。
© 2025 Riot Games, Inc. Used With Permission
■関連SNS
VALORANT // JAPAN:
https://twitter.com/VALORANTjp
VALORANT:
https://playvalorant.com/ja-jp/
【連載】VALORANT 初心者攻略指南
- 【2020年6月2日日本上陸!】完全新作FPS『VALORANT』~はじめる前に初心者が知っておきたい5つのこと~
- 【VALORANT攻略】初心者必見「メインモード「アンレート」の 基本ルールを学ぼう」
- 【VALORANT初心者攻略指南】武器の種類と初心者におすすめの武器
- 【VALORANT攻略】初心者必見「パッチノート1.02について大まかに変更点を確認しよう」
- 【VALORANT 新エージェント】ジェット紹介 〜 蝶のように舞い蜂のように刺す 〜
- 【VALORANT 新エージェント】セージ紹介 〜 味方をサポートする縁の下の力持ち 〜
- 【VALORANT 新エージェント】ソーヴァ紹介 〜 索敵で戦況を有利に運ぶ 〜
- 【VALORANT 新エージェント】フェニックス紹介 〜 炎で戦場を燃やし尽くす 〜
- 【VALORANT 新エージェント】ブリムストーン紹介 〜 衛星軌道兵器で戦場を掌握する 〜
- 【VALORANT 新エージェント】ヴァイパー紹介 〜 ガスを操り相手の行動を制限する 〜
- 【VALORANT 新エージェント】オーメン紹介 〜 闇に潜んで敵を狩る 〜
- 【VALORANT 新エージェント】サイファー紹介 〜 敵の居場所はすべてお見通し 〜
- 【VALORANT 新エージェント】ブリーチ紹介 〜 壁越しから敵の出鼻をくじく 〜
- 【VALORANT 新エージェント】レイズ紹介 〜 大爆発で戦場をかき乱す 〜
- 【VALORANT 新エージェント】レイナ紹介 〜 オーブで敵の生気を吸い取る 〜
- 【VALORANT 新エージェント】キルジョイ紹介 〜 発明兵器で敵を殲滅する 〜
- 【VALORANT攻略】初心者必見「新モード「デスマッチ」の 基本ルールと楽しみ方を紹介」
- 【VALORANT攻略】プロが活躍する大会を観戦しよう
- 【VALORANT 新エージェント】スカイ紹介 〜 獣とともに戦場を駆ける 〜
- 【VALORANT 新エージェント】ヨル紹介 〜 次元の狭間で相手の不意を突く 〜
- 【VALORANT 新エージェント】アストラ紹介 〜 宇宙の力で戦場を分かつ 〜
- 【VALORANT 新エージェント】KAY/O紹介 〜 敵の能力を封じ込める 〜
- 【VALORANT初心者攻略指南】新マップ紹介 〜 長いジップラインで両端をつなぐ 第7のマップ「フラクチャー」〜
- 【VALORANT 新エージェント】ネオン紹介 〜 生体電気で稲妻のごとく戦場を駆けめぐる 〜
- 【VALORANT 新エージェント】フェイド紹介 〜 恐怖と悪夢で敵の心を蝕むトルコ出身のイニシエーター 〜
- 【VALORANT初心者攻略指南】新マップ紹介 〜 シンプルだけど奥が深い 第8のマップ「パール」〜
- 【VALORANT 初心者攻略指南】ハーバー紹介 〜 古代のテクノロジーで水を巧みに扱うコントローラー 〜
- 【VALORANT攻略】初心者必見「各種設定を見直して、勝てる環境を構築しよう」
- 【VALORANT攻略】初心者必見「射撃場を活用してAIMの練習や基本操作を学ぼう」
- 【VALORANT 新エージェント】チェンバー紹介 〜 自前の武器で遠距離戦を制する 〜
- 【VALORANT初心者攻略指南】新マップ紹介!3つのサイトと多彩な新ギミックが特徴的な第9のマップ「ロータス」
- 【VALORANT 初心者攻略指南】ゲッコー紹介〜4体のクリーチャーを操るイニシエーター〜
- 【VALORANT 初心者攻略指南】デッドロック紹介〜ナノワイヤーで敵の居場所を突き止めろ!〜
- 【VALORANT 初心者攻略指南】新モード「チームデスマッチ」の基本ルールと楽しみ方を紹介
- 【VALORANT初心者攻略指南】新マップ「サンセット」——夕焼けのロサンゼルスで中央エリアを軸に試合が展開する10個目のマップ
- 【VALORANT 新エージェント】アイソ(ISO)紹介〜敵を異次元空間へと引き込むデュエリスト〜
- 【VALORANT 新エージェント】クローヴ紹介 〜 死してなおアビリティーで味方をサポートする不死のコントローラー〜
- 【VALORANTパッチノート先取り速報:8.11編】デュエリストが大幅修正!——不人気エージェントに光が当たる良アプデ。ネオン使いの新時代到来か!?
- 【VALORANT初心者攻略指南】新マップ「アビス」——初となる境界のないマップで立ち回りとアビリティに新たな可能性を
- 【VALORANT 新エージェント】ヴァイス紹介 〜設置型フラッシュなど液体金属を巧みに扱うセンチネル〜
- 【VALORANTパッチノート先取り速報:9.08編】なぜネオンはナーフされないのか——ゲッコーの弱体化やサンセットの変更など小規模なバランス調整がメインの新パッチ
- 【VALORANTパッチノート先取り速報:9.09編】画面引き延ばし無効の代替案は!?——ゲッコー、フェイド、デッドロックなどのバグ修正
- 【VALORANTパッチノート考察速報:9.10編】新アーマー「回復シールド」はエコラウンドの希望になるか——フェニックス、サイファ ー、セージの変更やゲームシステムの大幅調整
- 【VALORANTパッチノート考察速報:9.11編】朗報か、悲報か——ネオンの弱体化でメタはどう変わる?
- 【VALORANT 新エージェント】テホ紹介 〜ドローンやミサイル、現代兵器を巧みに操るイニシエーター〜
- 【VALORANTパッチノート考察速報:10.00編】Episode表記廃止と年始に現れた怪物「Kickoffで彼(テホ)を使わないチームはトロールだ」——定番マップアセントが除外され約1年半ぶりにフラクチャーが復活!
- 【VALORANTパッチノート先取り速報:10.01編】待望の「ランクシールド」登場で降格がしづらく——新エージェント「テホ」の現状とともに紹介
- 【VALORANT 新エージェント】ウェイレイ紹介 〜光を操り、マップ内を縦横無尽に駆け巡るデュエリスト〜
- 【VALORANTパッチノート考察速報:10.04編】新エージェント「ウェイレイ」の登場、工事されてアセントが復活、そしてテホの弱体化——波乱のAct 2が開幕!
- 【VALORANT】新マップ「カロード」が6月26日に登場——中世パリの城下町を駆け抜ける多層構造のマップ
- 【VALORANT 新エージェント】ヴィトー紹介——アビリティーを無効化し、撃ち合いで相手を圧倒するセンチネル
Discord をフォローしよう



