【連載】VALORANT 初心者攻略指南

【VALORANT 新エージェント】ウェイレイ紹介 〜光を操り、マップ内を縦横無尽に駆け巡るデュエリスト〜

2025.3.5 まいる
VALORANT』(ヴァロラント)で使用できるさまざまなエージェント。今回は、光をモチーフにしたタイ出身の27人目の新エージェント「ウェイレイ」を紹介していこう。

初心者のプレーヤーや、これから『VALORANT』をはじめてみようと思っている人の参考になれば幸いだ。

エージェントの種類について

エージェントは大きく分けて、コントローラー、センチネル、デュエリスト、イニシエーターの4種類のカテゴリーに分けられる。それぞれがどのような役割を得意としているのか、ここで紹介しておこう。

■コントローラー
危険なエリアを特定して、チームを勝利に導く戦略のエキスパート。相手の視界を遮ったり、行動を制限することが得意なエージェントといえる。

■センチネル
あらゆる局面において、エリアの封鎖や側面における防衛に力を発揮する守りのエキスパート。マップを監視したり、道を塞いだりするのが得意なエージェント。

■デュエリスト
アビリティーやスキルを駆使しながら、敵と素早く交戦して次々とキルを重ねていく、頼れる自己完結型アタッカー。攻撃に特化したアビリティーを得意とするため、ガンガン攻めていきたいプレーヤーにおすすめ。

■イニシエーター
戦闘エリアで交戦するメンバーをサポートすることでさまざまな戦局に対処していく。敵を気絶させたり、遠隔から攻撃したりと、デュエリストをサポートする立場として活躍する。

ウェイレイ[デュエリスト]


ウェイレイは、まもなく開幕するSeason 2025 Act IIの新要素の1つとして3月2日(日)に発表された新エージェントだ。この日にタイ・バンコクで開催された『VALORANT』の国際大会「VALORANT Masters Bangkok 2025」の決勝戦でショーマッチが実施され、その能力が早くも披露された。


▲アイソ以来となる8人目のデュエリスト。Mastersの開催地にちなんでか、VALORANT初となる🇹🇭タイ出身のエージェントだ

アビリティー紹介



光を操り、縦横無尽にマップを駆け回る。ブリンクができるという点において「ジェットの再来」だという声も大きい。そんな「ウェイレイ」は一体どのようなことができるのだろうか。早速、彼女の持つアビリティーを紹介していこう。

[C]サチュレート



【コスト:300/ストック:1】
光の塊を投擲することができ、この塊が地面に着弾すると数拍おいて爆発する。この爆発の範囲内にいるプレーヤーは、移動速度と武器の操作速度が大きく低下する。

▲範囲内にいるプレーヤー(敵・味方両方)に「行動妨害」の状態異常をあたえる。壁に当たると跳ね返らせることも可能だ

スタンにも近い状態異常だが、視界が悪くなったり、クロスヘアが勝手に動いたりといったことはない。まるでプレーヤーの体感する時間が周りよりも遅くなっているかのように、あらゆる行動がゆっくりとした動作になる。

▲プレーヤーの移動速度と武器操作速度が低下(射撃精度は変わらない)。落下速度もゆっくりになるのが面白いところだ

ただ筆者が使ってみた感触では、そこまで強烈なアビリティーではないという印象だ。視界もクリアで、落ち着いて狙えば弾も真っ直ぐ飛ぶ。ネオンのリレーボルトに比べれば、まだまだかわいい方だ。状態異常の効果時間が思いのほか短いという点も気になる。

発動時間はかなり早いため、避けることは難しそうだ。敵の位置が確実に分かっていれば非常に強力だが、そうでなければ他のアビリティーと組み合わせるなどの工夫が必要そうだ。

▲一定時間飛ぶと、真下に急降下。遠距離の空爆はできないようだ

[Q]ライトスピード



【コスト:300/ストック:1】
構えを取り、発射(左クリック)で前方に2回ダッシュすることができる。直線距離で15~20m程度移動できる(2回の合計距離)。

▲2回ダッシュできるので、2回目は方向転換ができる。ただし途中でキャンセルすることはできない。慣れていないと、勢い余ってあらぬ場所へダッシュしてしまいそうだ

またオルト射撃(右クリック)で、1回のダッシュができる。2回ダッシュとは異なり、上を向いた状態で発動すると、大ジャンプを行うことができる。

▲まるでジェットの「アップドラフト」+「テイルウィンド」のように使えて、このように高台に登ることができる。ただし、スモークは他の人に用意してもらおう

ジェットの「テイルウィンド」に似たアビリティーだが、毎回「構え→発動」という流れを経る必要がある。この構え時には武器を所持できない点が非常に痛い。たとえば「オペレーターを撃ってすぐにブリンク」といった使い方はできないのだ。

▲ちなみに[Qキー]で構えている間は使用回数を消費しない。武器に持ち替えれば使用をキャンセルできるので、しっかりと使いどころを見極めらえるのも強みだ

とはいえご存知の通り、ジェットの「テイルウィンド」はかつてよりも大幅に弱体化されている。サイトへのエントリーという用途限定にはなりそうだが、チームの切り込み隊長として活躍してくれそうだ。

[E]リフラクト



【コスト:無料/ストック:1(2キルで再チャージ)】
地面に光のビーコンを設置。ふたたび発動すると、自身の身体が光の粒子になり、まるで時が巻き戻るかのように先ほど設置したビーコンへと戻ることができる。この巻き戻り中は無敵状態だ。

▲危険だと思ったら、元いた場所に帰ってくることができる。発動中は無敵ではないので、不意打ちには要注意

▲帰還時は無敵。エリア取りには最強のアビリティーだ

性能だけで語るならば、フェニックスのアルティメット「ラン・イット・バック」の下位互換ともいえる。しかし、この「リフラクト」は毎ラウンド無料で使うことができるという点が非常に大きい。他のデュエリストと比べても、より大胆なエリア取りが可能になるだろう。

ただし、この「ビーコン設置→発動」までには時間制限(約9秒)がある。強制帰還となる「ラン・イット・バック」とは異なり、時間切れになると巻き戻ることができなくなる。

[X]コンバージェント パス



【コスト:ULTポイント8/ストック:1】
構えを取り、発射(左クリック)で発動。その場に自分の「残像」を作り出し、少し経つとその前方の一定範囲にいるプレーヤーに行動妨害(移動速度と武器操作速度が低下)の効果を与える。またウェイレイ自身の移動速度も一定時間上昇する。

▲アビリティー発動後に自身も強化されるという点が、まさにデュエリストらしい

先ほど紹介した「サチュレート」の範囲攻撃版だ。発動までに時間がかかるという点がデメリットだが、範囲はそこそこ広め(アセントのBサイトがすっぽり入るくらい)。逃げ場がない場所で使えば、敵を一網打尽にできるだろう。

▲この地面が赤くなっている範囲にいると、移動速度と武器操作速度が低下する。効果は敵・味方関係なく適用されてしまう点に注意

まとめ


わずか2カ月というスパンで実装された新エージェント「ウェイレイ」。現状の評価としては、「局所的には強そう」といったところだろうか。いい意味でも悪い意味でも「エントリー専用機」といった性能を誇っており、既存のデュエリストとは棲み分けがなされている。

例えば、アセントのような狭く遮蔽物の多いマップなら非常に活躍してくれるだろうが、一方でブリーズのような広大でひらけたマップでは少し苦戦しそうだ。エイムとプレースキル両方がほどほどに要求される、そんなバランスのいいエージェントであると言えよう。

ただ強い・弱いはさておき、率直に「楽しそう」というのがプレーしてみての感想だ。光をモチーフにしたキャラクターであるが故に、スピード感のあるプレーングができるのは大きい。ネオンやレイズと組み合わせてみたり、あるいはソーヴァやブリーチのようなセットアップが強力なイニシエーターと組み合わせてみたり——。可能性は無限大だ。競技シーンではあまり見かけないような気もするが、コンペティティブではかなり活躍してくれるだろう。

ジェットやレイズに飽きた腕自慢のデュエリストには、新たな選択肢としてこのウェイレイもぜひオススメしたい。


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