【VALORANT】リーグ制廃止の「VCT 2027」——トーナメント復活に沸く選手たちの一方で、チームオーナーが「マネーゲーム」に苦言を呈する理由
- リーグ制の廃止と生まれ変わったトーナメント制で開催されるVCT 2027とは
- パートナーチーム・非パートナーチームとの格差
- 選手やオーナー、ファン目線による賛否とは
- チームオーナーが苦言を呈した「マネーゲーム」
- 推しチームの有無でも変わるファン目線
- 移籍市場の活発化
- 海外チームとの試合数激減と日本の成長
- まとめ
年間通して開催される『VALORANT』の公式大会「VALORANT Champions Tour」(以下、VCT)。歴史をたどれば、『VALORANT』の競技シーンの基板が築かれたのは、初の地域別公式大会として開催された「First Strike」が2020年から。
翌年2021年からは、VCTとして、年間王者を決める世界最高峰の大会「Champions」へと繋がるトーナメントシリーズが開幕。
国内大会を勝ち抜いたチームが、その国を代表してシーズンごとに開催される世界大会「Masters」に出場。この「Masters」を含め、年間を通して獲得したサーキットポイント上位のチームが、最終戦ともいえる「Champions」に出場できるという仕組みだった。
原則、各国が地域ごとに分かれた国際大会はなく、このふたつの世界大会のみが海外チームと戦える唯一の場所として、かなりの盛り上がりを見せた。

そして2023年にはフォーマットを大幅に変更。従来のトーナメント制から、現在開催中のリーグ制へと移り変わった。VCT AMERICAS、VCT EMEA、VCT PACIFIC——そして、2024年に追加されたVCT CHINAの4リーグに分かれて、リーグ制の国際大会(インターナショナルリーグ)が行われるという仕組みに。
各地域ごとに10チームがパートナーチームとして選出。原則、出場チームはこのパーチーナーチームのみに固定化され、より良い優遇が与えられながら競技が進行していくという流れが採用された。要するに、パートナーチームは降格することなく、極めてクローズドな大会へと移り変わったのだ。

なお、以前まで行われていた国内大会はTier 2リーグという位置付けになり、Tier 1昇格を目指して戦う下位リーグとなった。国内大会に優勝すれば、インターナショナルリーグに出場できる権利が得られる国際大会に出場する権利がもらえるという、説明するだけでもTier 2とTier 1には大きな隔たりがあるのが現状だ。

かつては実力さえ有れば、どんなチームでもシーズンの区切りで開催されていて世界大会「Masters」や、各年の最終戦ともいえる世界大会「Champions」に出場するチャンスがあった。しかし、リーグ制導入により、これらのふたつの世界大会は、ほぼパートナーチームのみが出場できる大会という位置づけになってしまい、国内大会下火の要因となっていたともいえる。
そういった現状を打破するべく、現在行われている「VCT 2026」をもってリーグ制が廃止されることが決定。2027年シーズンからは、従来に似たトーナメント制が導入され、新たな大会フォーマットへと変わることが発表されたのだ。
「VCT 2027」からはリーグ制が廃止されることで、2021年〜2022年シーズンのような従来のトーナメント制に近づく形となる。

大会フォーマットの大幅変更といっても、シーズンの流れ自体にそこまでの変化はない。地域ごとのオープン予選があり、国際大会を経て世界大会へと繋がる道のりはこれまでと同様である。

1シーズンは大きく3つのSplitに分かれている。この構成はリーグ制の時と大きくは変わらず、親しみのある大会フォーマットといえるだろう。
現在のリーグ制では、最高峰のリーグである「インターナショナルリーグ」に所属する全48チームをTier 1チーム、そのほか日本の国内大会を含む地域大会に参加しているチームを、Tier 2チームとして区分していた。
「VCT 2027」からは、この垣根を廃止することで、完全にオープンな大会となる。このTier 1、Tier 2の垣根を廃止したことこそが、今回の最も大きな変更点といえる。どのチームも同じスタートラインから世界王者が狙えるのだ。
新たに追加された国際大会「VCT Cups」はトーナメント制への変更を象徴するような大会となっている。

現在はレギュラーシーズンとして、Tire 1チームによるリーグ戦が行われていたが、「VCT 2027」からは「VCT Cups」として各地域のオープン予選を勝ち抜いたチームによるトーナメント方式で「Masters」や「Champions」への出場チームを決める。
つまり「VCT Cups」は、現在のレギュラーシーズンの代替となるが、固定されたチームではなく“各国の代表チームによる世界大会出場をかけたトーナメント”となる。
従来のトーナメント制に近づくことは説明したが、具体的にはどういった部分が異なるのかについてもふれておこう。

2021年〜2022年シーズンでは、国内大会を勝ち抜いたチームが、その国の代表として世界大会へと出場可能だった。日本に与えられた枠は1枠ではだったが、必ず世界大会に日本チームが出場できるものだった。
そのため、「Masters」や「Champions」を楽しみにしていたファンも多くいただろう。

一方で、リーグ制が導入されてからは、各地域ごとに世界大会出場の枠が割り振られることとなり、日本チームはアジア地域の強豪チームを倒さなければ世界大会出場の資格は与えられなくなった。

2027年シーズンからは、従来のトーナメント制に近づくということで、世界大会への道のりが広がったようにも見えるが、「VCT Cups」の導入により、国際大会を勝ち抜かなければ世界大会には出場できないという点は、現在のリーグ制とあまり変わらない。つまり、現在と変わらず、1年を通して1度も日本チームが世界大会に出場できない可能性も大いにある。
現在、全40チームいるパートナーチームは、2027年からは一新され、2年サイクルの新しいパートナーシップ制度へと移り変わる。

この新しいパートナーチームは、オープン予選でのシード権やチームカプセル、資金援助等が受けられる。しかし、大半のサポートはトーナメントを勝ち上がることで得ることができるため、格差は縮まったようにも思えるが、安定した収益基盤や露出機会を持つパートナーチームと、それを持たないチームとのあいだには、依然として無視できない差が存在する。
リーグ制を廃止することで、当初のトーナメント制とリーグ制のハイブリッドともいえる形を採用した「VCT 2027」。ややマンネリ化していたリーグ制からの脱却は大きな反響を呼び、ファンだけでなく、選手やオーナーもそれぞれの意見を発信している。
QT DIG♾️のMisaya選手とyuran選手はチームのYouTubeチャンネルにて肯定的な意見をしていた。
また、現在無所属のGON選手は自身の配信で、下記のようにリーグ制廃止についてポジティブな意見を発信している。
このように、現在のリーグ制について否定的な意見を持っていた選手も多くいるようだ。一方で、🇯🇵ZETAのコンテンツクリエイター Crow氏は配信でこう語る。
ストリーマー兼RIDDLE ORDERオーナーのボドカ氏は自身の配信で苦言を呈した。
2年連続で国内優勝に輝いた強豪チームであるRIDDLE ORDERのオーナーですらも危惧するマネーゲーム。資金面での優遇がされているパートナーチームと、その他のチームでは経済面での格差がかなりあるのだろう。
また、現🇯🇵DetonatioN FocusMeのMeiy選手も配信で「チームスキンの売り上げ結構デカい」と話していたり、「Tier 1チーム(パートナーチーム)は、お金の保証があるから待遇は良くなるのではないか」などと話していたりと、思っているほど格差は埋まらないのではないかとの見方もある。(引用元:https://youtu.be/tELhNFXa7R8?si=bl42uPkVO26aR6Ug)
現在のリーグ制では、Tier 1を目指すにしても、Tier 2で結果を残すために、同じ条件下のチーム同士でマネーゲームが発生していた。しかし、同じオープン予選にパートナーチームが出場してくるとなると、根本の資金力に差が出てしまい、ここで格差が生まれることとなるだろう。
現状、Tier 2では資金の問題で、実績のある選手のみならず、育成前提の新人などを交えているチームもあっただろう。2023年には国内2位に輝いたJadeiteが同年に解散を発表している。理由は運営コストの問題だ。海外でも財政難でVALORANT部門を解散するチームは珍しくなく、資金力が鍵を握っていることは容易に想像できる。
限られた予算の中で最善のメンバー構成を探っているのがTier 2。そこに資金力に差があるチームが殴り込みに来ると考えると、経営サイドはこの制度に否定的な意見を持つのも致し方ないと感じる。
トーナメント制への変更に伴い、1試合の重要度が上がってはいるが、敗退のリスクも高くなっている。
現在のリーグ制では、パートナーシップチームが勝敗に関わらずレギュラーシーズンを戦っており、毎シーズン多くの試合数が確保されていた。しかし、トーナメント制になることで、敗退したら即その大会は終了となってしまう。
3つのSplitに分かれているため間隔が大きく開くことはないものの、推しチームや選手がいるファンにとっては物足りないシーズンとなってしまう可能性もあるだろう。
一方で競技シーン自体が好きで「日本のチームが世界で活躍する姿を見たい!」というファンにとってはメリットの大きいフォーマットとなるだろう。
国内大会を観戦し、代表の資格を得たチームが国際大会である「VCT Cups」に出場する。そしてそこを勝ち抜けば世界大会へと駒を進める。この流れは従来のトーナメント制に近いものであり、SNS上では「本当にワクワクする」「最高すぎる」など喜びの声も多く上がっている。
Tier 1、Tier 2の廃止、パートナーチームの格差が縮まったことで移籍市場も活発化するのではないかと予想される。現ストリーマーで元プロ選手のMURASH GAMING Biju氏は自身の配信でこう発言している。
リーグ制ではTier 2リーグからTier 1へと昇格することができなかったチームから有望な選手がパートナーチームに移籍するなど、各国内でTier 1へと選手を送り込む移籍が活発化していた。
しかし、今後は全チーム平等に世界一のチャンスがあるため、戦力が分散することも考えられる。また、参入ハードルも低くなったため、ストリーマーや元プロ選手などがメンバーを集め「Champions」を目指すといった流れも多く見られるだろう。
現状、Tire 1チームは常に国際大会を行っており、他国との試合経験も多く積むことができている。eスポーツにおいて、戦術の研究やスキルの進化はとても早く、国内だけで実践経験を積むよりもグローバルなチームと対戦経験を積むことも重要だ。
そのチャンスが「VCT Cups」出場時や、日本国内で国際大会や世界大会が行われる場合のみに激減してしまうのはデメリットのひとつだろう。
日本の『VALORANT』シーンはここ数年世界大会に出場できていない。国内で圧倒的な強さを誇るTier 2チームですらも、インターナショナルリーグ昇格をかけた「Ascension」で優勝することができなかった。
決して強豪国とはいえないこの日本シーンにおいては、海外チームとの試合数減少はチームの成長にマイナスの影響が出てくるかもしれない。
今回は現場のリーグ制廃止、トーナメント制への移行についてふれてきた。ファン目線、選手目線、経営サイド目線で異なる見方があり賛否両論だ。
個人的な意見としてはVCT全体を通して見やすくなると感じている。繋がりはあるものの、Tier 1とTier 2のふたつのリーグに分かれていたリーグ制よりも、一直線で繋がっているトーナメント制の方が構造もより単純だろう。
実際の影響に関しては始まって見ないと分からない部分が多いが、日本のチームが日本国内の大会で試合をするのは2022年ぶりということもあり非常に楽しみだ。
より分かりやすく、より競技性が高まったVCT 2027が待ち遠しい。
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編集:いのかわゆう
翌年2021年からは、VCTとして、年間王者を決める世界最高峰の大会「Champions」へと繋がるトーナメントシリーズが開幕。
国内大会を勝ち抜いたチームが、その国を代表してシーズンごとに開催される世界大会「Masters」に出場。この「Masters」を含め、年間を通して獲得したサーキットポイント上位のチームが、最終戦ともいえる「Champions」に出場できるという仕組みだった。
原則、各国が地域ごとに分かれた国際大会はなく、このふたつの世界大会のみが海外チームと戦える唯一の場所として、かなりの盛り上がりを見せた。

▲ZETA DIVISIONが大躍進を見せ、“世界3位”の快挙を見せたのもこのフォーマットだ(2022年)
そして2023年にはフォーマットを大幅に変更。従来のトーナメント制から、現在開催中のリーグ制へと移り変わった。VCT AMERICAS、VCT EMEA、VCT PACIFIC——そして、2024年に追加されたVCT CHINAの4リーグに分かれて、リーグ制の国際大会(インターナショナルリーグ)が行われるという仕組みに。
各地域ごとに10チームがパートナーチームとして選出。原則、出場チームはこのパーチーナーチームのみに固定化され、より良い優遇が与えられながら競技が進行していくという流れが採用された。要するに、パートナーチームは降格することなく、極めてクローズドな大会へと移り変わったのだ。

▲「VCT 2023」開幕前に選出された初期パートナーチーム(Tier 1)一覧。日本からは🇯🇵DetonatioN FocusMeと🇯🇵ZETA DIVISIONの2チームが選出された
なお、以前まで行われていた国内大会はTier 2リーグという位置付けになり、Tier 1昇格を目指して戦う下位リーグとなった。国内大会に優勝すれば、インターナショナルリーグに出場できる権利が得られる国際大会に出場する権利がもらえるという、説明するだけでもTier 2とTier 1には大きな隔たりがあるのが現状だ。

▲昨シーズン、国内大会を優勝したのはRIDDLE ORDER。優勝すればインターナショナルリーグに昇格できる国際大会「Ascension Pacific 2025」に出場したが、惜しくも敗退し再びTier 2の振り出しに
かつては実力さえ有れば、どんなチームでもシーズンの区切りで開催されていて世界大会「Masters」や、各年の最終戦ともいえる世界大会「Champions」に出場するチャンスがあった。しかし、リーグ制導入により、これらのふたつの世界大会は、ほぼパートナーチームのみが出場できる大会という位置づけになってしまい、国内大会下火の要因となっていたともいえる。
そういった現状を打破するべく、現在行われている「VCT 2026」をもってリーグ制が廃止されることが決定。2027年シーズンからは、従来に似たトーナメント制が導入され、新たな大会フォーマットへと変わることが発表されたのだ。
リーグ制の廃止と生まれ変わったトーナメント制で開催されるVCT 2027とは
「VCT 2027」からはリーグ制が廃止されることで、2021年〜2022年シーズンのような従来のトーナメント制に近づく形となる。

▲VCT 2027の流れ。新たにVCT Cups(画面中央)が追加された。従来のMastersやChampionsは、そのさらに上位の大会という位置づけになっている
大会フォーマットの大幅変更といっても、シーズンの流れ自体にそこまでの変化はない。地域ごとのオープン予選があり、国際大会を経て世界大会へと繋がる道のりはこれまでと同様である。

▲VCT 2027のシーズン構成。1年を通して3つの区間(Split制)で大会が進行する
1シーズンは大きく3つのSplitに分かれている。この構成はリーグ制の時と大きくは変わらず、親しみのある大会フォーマットといえるだろう。
Tier 1とTier 2の垣根が廃止
現在のリーグ制では、最高峰のリーグである「インターナショナルリーグ」に所属する全48チームをTier 1チーム、そのほか日本の国内大会を含む地域大会に参加しているチームを、Tier 2チームとして区分していた。
「VCT 2027」からは、この垣根を廃止することで、完全にオープンな大会となる。このTier 1、Tier 2の垣根を廃止したことこそが、今回の最も大きな変更点といえる。どのチームも同じスタートラインから世界王者が狙えるのだ。
新たに追加された「VCT Cups」とは
新たに追加された国際大会「VCT Cups」はトーナメント制への変更を象徴するような大会となっている。

▲AMERICAS、EMEA、PACIFIC、CHINAの区分はリーグ制同様。オープン予選を勝ち抜いた先はこのリージョンで戦うこととなる
現在はレギュラーシーズンとして、Tire 1チームによるリーグ戦が行われていたが、「VCT 2027」からは「VCT Cups」として各地域のオープン予選を勝ち抜いたチームによるトーナメント方式で「Masters」や「Champions」への出場チームを決める。
つまり「VCT Cups」は、現在のレギュラーシーズンの代替となるが、固定されたチームではなく“各国の代表チームによる世界大会出場をかけたトーナメント”となる。
日本枠が消えた?——従来のトーナメント制との違い
従来のトーナメント制に近づくことは説明したが、具体的にはどういった部分が異なるのかについてもふれておこう。

▲VCT 2022 Masters の枠。当時は地域ごとではなく、国ごとに出場枠が割り当てられていた
2021年〜2022年シーズンでは、国内大会を勝ち抜いたチームが、その国の代表として世界大会へと出場可能だった。日本に与えられた枠は1枠ではだったが、必ず世界大会に日本チームが出場できるものだった。
そのため、「Masters」や「Champions」を楽しみにしていたファンも多くいただろう。

▲世界大会出場権をかけたプレーオフはオフライン会場で開催。多くのファンが会場に集まり、世界大会に出場する日本チーム決定の瞬間に心躍らせた(写真はVCT 2022 「Challengers Japan Stage2 Playoff Finals」のもの)
一方で、リーグ制が導入されてからは、各地域ごとに世界大会出場の枠が割り振られることとなり、日本チームはアジア地域の強豪チームを倒さなければ世界大会出場の資格は与えられなくなった。

▲Champions 2023に🇯🇵ZETA DIVISIONが出場したのを最後に。日本チームの世界大会出場は遠のいている
2027年シーズンからは、従来のトーナメント制に近づくということで、世界大会への道のりが広がったようにも見えるが、「VCT Cups」の導入により、国際大会を勝ち抜かなければ世界大会には出場できないという点は、現在のリーグ制とあまり変わらない。つまり、現在と変わらず、1年を通して1度も日本チームが世界大会に出場できない可能性も大いにある。
パートナーチーム・非パートナーチームとの格差
現在、全40チームいるパートナーチームは、2027年からは一新され、2年サイクルの新しいパートナーシップ制度へと移り変わる。

▲パートナーチームに選ばれると、ゲーム内アイテムの販売や、基本報酬といったさまざまなパートナー特典が用意されている
この新しいパートナーチームは、オープン予選でのシード権やチームカプセル、資金援助等が受けられる。しかし、大半のサポートはトーナメントを勝ち上がることで得ることができるため、格差は縮まったようにも思えるが、安定した収益基盤や露出機会を持つパートナーチームと、それを持たないチームとのあいだには、依然として無視できない差が存在する。
アカデミー部門の待遇
現在はパートナーチームのアカデミー部門は、Tier 2リーグに出場することが認められている。日本では🇯🇵ZETA DIVISIONと🇯🇵DetonatioN FocusMeのアカデミー部門がTier 2リーグである「Challengers Japan」に出場し、実践経験を積んでいる。
しかしパートナーチームが2年ごとに更新され、Tier 1、Tire 2の区別がなくなると、アカデミー部門の待遇に変化が起こるのではないかという懸念が残る。
この問題に対し、🇯🇵ZETA DIVISION コンテンツクリエイター crow氏は配信で「アカデミーチームも別で出れるのか? 地域で1チームみたいな感じだったらきついよね。アカデミー必要ないもんね」(引用元:https://youtu.be/7b80W9Usfuc?si=RmOiY9Co3mQhMNNa)と語っている。
育成の場としても使われていたTier 2シーンがなくなったことで、このアカデミー部門の待遇についても変化がありそうだ。
現在はパートナーチームのアカデミー部門は、Tier 2リーグに出場することが認められている。日本では🇯🇵ZETA DIVISIONと🇯🇵DetonatioN FocusMeのアカデミー部門がTier 2リーグである「Challengers Japan」に出場し、実践経験を積んでいる。
しかしパートナーチームが2年ごとに更新され、Tier 1、Tire 2の区別がなくなると、アカデミー部門の待遇に変化が起こるのではないかという懸念が残る。
この問題に対し、🇯🇵ZETA DIVISION コンテンツクリエイター crow氏は配信で「アカデミーチームも別で出れるのか? 地域で1チームみたいな感じだったらきついよね。アカデミー必要ないもんね」(引用元:https://youtu.be/7b80W9Usfuc?si=RmOiY9Co3mQhMNNa)と語っている。
育成の場としても使われていたTier 2シーンがなくなったことで、このアカデミー部門の待遇についても変化がありそうだ。
選手やオーナー、ファン目線による賛否とは
リーグ制を廃止することで、当初のトーナメント制とリーグ制のハイブリッドともいえる形を採用した「VCT 2027」。ややマンネリ化していたリーグ制からの脱却は大きな反響を呼び、ファンだけでなく、選手やオーナーもそれぞれの意見を発信している。
QT DIG♾️のMisaya選手とyuran選手はチームのYouTubeチャンネルにて肯定的な意見をしていた。
昔に戻りますね、2022年の。昔は全チーム(ひとつの大会に)いたので。リーグはちょっとアレでしょ、人が少なすぎるので。(yuran選手)
絶対こっちの方がいいでしょ! 今までの3年間なんだったん?(Misaya選手)
引用元:https://youtu.be/55UX78n6vM0?si=4vKTP3hqX4yzTQgQ
また、現在無所属のGON選手は自身の配信で、下記のようにリーグ制廃止についてポジティブな意見を発信している。
これやばいよね!システムがVALORANT全盛期の頃に戻るってことでしょ?激アツだね。
絶対この方が面白くない? 最初っからこれでいいじゃん。リーグ制度ってさ、誰に得あるのかな?
引用元:https://youtu.be/ym3t3sERQ9o?si=uWxJZr9RSVL0hw8d
このように、現在のリーグ制について否定的な意見を持っていた選手も多くいるようだ。一方で、🇯🇵ZETAのコンテンツクリエイター Crow氏は配信でこう語る。
チームオーナーが苦言を呈した「マネーゲーム」
ストリーマー兼RIDDLE ORDERオーナーのボドカ氏は自身の配信で苦言を呈した。
チーム経営している側からしたら最悪やマジで。今まではTier 1はとりあえず置いといてマネーゲームが発生してたわけやん?
だからまぁ頑張ればって感じやったん。
パートナーチームだけスキンでたりとかいろいろして、そこのお金が入ってくるようになるとマネーゲーム絶対勝てない。
引用元:https://youtu.be/3JrDknICf8c?si=JutM8OfhBXziqlqy
2年連続で国内優勝に輝いた強豪チームであるRIDDLE ORDERのオーナーですらも危惧するマネーゲーム。資金面での優遇がされているパートナーチームと、その他のチームでは経済面での格差がかなりあるのだろう。
また、現🇯🇵DetonatioN FocusMeのMeiy選手も配信で「チームスキンの売り上げ結構デカい」と話していたり、「Tier 1チーム(パートナーチーム)は、お金の保証があるから待遇は良くなるのではないか」などと話していたりと、思っているほど格差は埋まらないのではないかとの見方もある。(引用元:https://youtu.be/tELhNFXa7R8?si=bl42uPkVO26aR6Ug)
現在のリーグ制では、Tier 1を目指すにしても、Tier 2で結果を残すために、同じ条件下のチーム同士でマネーゲームが発生していた。しかし、同じオープン予選にパートナーチームが出場してくるとなると、根本の資金力に差が出てしまい、ここで格差が生まれることとなるだろう。
現状、Tier 2では資金の問題で、実績のある選手のみならず、育成前提の新人などを交えているチームもあっただろう。2023年には国内2位に輝いたJadeiteが同年に解散を発表している。理由は運営コストの問題だ。海外でも財政難でVALORANT部門を解散するチームは珍しくなく、資金力が鍵を握っていることは容易に想像できる。
限られた予算の中で最善のメンバー構成を探っているのがTier 2。そこに資金力に差があるチームが殴り込みに来ると考えると、経営サイドはこの制度に否定的な意見を持つのも致し方ないと感じる。
推しチームの有無でも変わるファン目線
トーナメント制への変更に伴い、1試合の重要度が上がってはいるが、敗退のリスクも高くなっている。
現在のリーグ制では、パートナーシップチームが勝敗に関わらずレギュラーシーズンを戦っており、毎シーズン多くの試合数が確保されていた。しかし、トーナメント制になることで、敗退したら即その大会は終了となってしまう。
3つのSplitに分かれているため間隔が大きく開くことはないものの、推しチームや選手がいるファンにとっては物足りないシーズンとなってしまう可能性もあるだろう。
一方で競技シーン自体が好きで「日本のチームが世界で活躍する姿を見たい!」というファンにとってはメリットの大きいフォーマットとなるだろう。
国内大会を観戦し、代表の資格を得たチームが国際大会である「VCT Cups」に出場する。そしてそこを勝ち抜けば世界大会へと駒を進める。この流れは従来のトーナメント制に近いものであり、SNS上では「本当にワクワクする」「最高すぎる」など喜びの声も多く上がっている。
移籍市場の活発化
Tier 1、Tier 2の廃止、パートナーチームの格差が縮まったことで移籍市場も活発化するのではないかと予想される。現ストリーマーで元プロ選手のMURASH GAMING Biju氏は自身の配信でこう発言している。
これ、みんな入りたいチームに入るようになるぞ。一気に分散する可能性がある。
それか、1点集中。みんなが期待しているドリームチームが生まれる可能性がある。一気に変わるね、勢力図が
引用元:https://youtu.be/BfpZcvJhoqs?si=F7ZABi14Xv-PTjW5
リーグ制ではTier 2リーグからTier 1へと昇格することができなかったチームから有望な選手がパートナーチームに移籍するなど、各国内でTier 1へと選手を送り込む移籍が活発化していた。
しかし、今後は全チーム平等に世界一のチャンスがあるため、戦力が分散することも考えられる。また、参入ハードルも低くなったため、ストリーマーや元プロ選手などがメンバーを集め「Champions」を目指すといった流れも多く見られるだろう。
Crazy Raccoon(CR)のVALORANT部門復帰はあるのか!?

現在、インターナショナルリーグ所属の🇯🇵DetonatioN FocusMe(🇯🇵DFM)と業務提携契約を結んでいる🇯🇵Crazy Raccoon。
「Champions 2021」に出場するなど、『VALORANT』の競技シーン黎明期から支えてきた強豪チームだが、メンバーが🇯🇵DetonatioN FocusMeに移籍していることで、チームの活動は停止している。しかし、今回のトーナメント制移行によりCR VALORANT部門の復帰はあるのか注目だ。

現在、インターナショナルリーグ所属の🇯🇵DetonatioN FocusMe(🇯🇵DFM)と業務提携契約を結んでいる🇯🇵Crazy Raccoon。
「Champions 2021」に出場するなど、『VALORANT』の競技シーン黎明期から支えてきた強豪チームだが、メンバーが🇯🇵DetonatioN FocusMeに移籍していることで、チームの活動は停止している。しかし、今回のトーナメント制移行によりCR VALORANT部門の復帰はあるのか注目だ。
海外チームとの試合数激減と日本の成長
現状、Tire 1チームは常に国際大会を行っており、他国との試合経験も多く積むことができている。eスポーツにおいて、戦術の研究やスキルの進化はとても早く、国内だけで実践経験を積むよりもグローバルなチームと対戦経験を積むことも重要だ。
そのチャンスが「VCT Cups」出場時や、日本国内で国際大会や世界大会が行われる場合のみに激減してしまうのはデメリットのひとつだろう。
日本の『VALORANT』シーンはここ数年世界大会に出場できていない。国内で圧倒的な強さを誇るTier 2チームですらも、インターナショナルリーグ昇格をかけた「Ascension」で優勝することができなかった。
決して強豪国とはいえないこの日本シーンにおいては、海外チームとの試合数減少はチームの成長にマイナスの影響が出てくるかもしれない。
まとめ
今回は現場のリーグ制廃止、トーナメント制への移行についてふれてきた。ファン目線、選手目線、経営サイド目線で異なる見方があり賛否両論だ。
個人的な意見としてはVCT全体を通して見やすくなると感じている。繋がりはあるものの、Tier 1とTier 2のふたつのリーグに分かれていたリーグ制よりも、一直線で繋がっているトーナメント制の方が構造もより単純だろう。
実際の影響に関しては始まって見ないと分からない部分が多いが、日本のチームが日本国内の大会で試合をするのは2022年ぶりということもあり非常に楽しみだ。
より分かりやすく、より競技性が高まったVCT 2027が待ち遠しい。
© 2026 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.
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編集:いのかわゆう
【nemuminimizu プロフィール】

学生時代、『CoD』をはじめFPSにハマる。その後は『APEX』や『VALORANT』などのタイトルをプレー。アーティストの楽曲や企業用BGMなどを手がける作曲家とフリーランスのライターの二足の草鞋を履いて幅広く活動中。無類のラーメン好き!
X:@ongakucas

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