【特集】ストリートファイターリーグ2025

【SFL2025 Division S 第2節 インタビューまとめ】OJA KEI.B「もう僕には中段しかない!」

2025.9.5 eSports World編集部
ストリートファイター6』(スト6)の国内プロリーグ「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025」(SFリーグ 2025)が8月29日(金)より開催中。

本リーグは、出場する12チームがDivision S、Division FといったふたつのDivisionに分かれリーグ戦を行うeスポーツ大会だ。各試合では、チームメンバー4名の中から3名が、先鋒、中堅、大将として対戦をし、勝利するとそれぞれポイントが付与される。総合得点が高い方が勝利となり、同点の場合はリザーブ(控え)の選手同士による延長戦を実施。延長戦に勝利したチームが勝利となる。

9月5日(金)からは、いよいよ第2節がスタート。Crazy Raccoon(CR)、Saishunkan Sol 熊本(SS熊本)、CAG OSAKA(CAG)の3チームが幸先のいいスタートを切ったDivision S。第2節でどのように順位が入れ替わるのかが注目だ。

チームマッチ 1では現在4位の名古屋NTPOJA(OJA) vs 現在5位のVictrix FAV gaming(FAV)の試合が行われた。

先鋒戦は1本先取された藤村(舞)が、画面端のラッシュでseiya(春麗)を完封。中堅戦はりゅうきち(舞)がもっちー(豪鬼)の「百鬼襲」の揺さぶりを読み切り、2本を続けて奪取した。

あとがなくなったOJAは、大将戦でKEI.B(舞)が大健闘。もけ(春麗)の攻撃をしっかりと受け流すプレースタイルで完封。ジャストパリィも決まり延長戦へとつなげた。勢いに乗ったOJAは続く大将戦でも大谷(ケン)が奮闘。sako(エレナ)相手に、ドライブダッシュ投げや生インパクトなど大胆な攻めで勝利を収めた。

そんなチームマッチ 1で勝利を収めたOJAの勝利インタビュー、およびSFL公式応援アンバサダー ぶいすぽっ!メンバーによるKEI.B選手インタビューの様子をお届けしよう。

勝利チームインタビュー


——試合を振り返った感想をお願いします。

seiya:
全体の内容が悪くなかったと思うんですが、勝負どころで夢に勝てなかったというのが今回の結果につながったと思います。ただ、仲間が負けた部分を取り返してくれて、本当に頼もしいメンバーだなと思いました。ありがとうございました!

もっちー:自分は震わない形になってしまったんですけれども、本当にチームメートを信じて、最後勝ち切ってくれて、本当に頭が上がらない思いでいっぱいです。ありがとうございます!

KEI.B:そうっすねぇ、やっぱ中段ですね(笑)。

でかい大会が建て続けにあったじゃないですか。そういった大会を見てキャラ対策、人対策、努力、練習、これらすべてを“無”に期してくるのが中段なんで——。これだけは喰らっちゃいけないというのを意識して1週間練習しました。

もう僕には中段しかないですね。

▲自身の配信では立ちガードしないと喰らってしまう中段攻撃の対策を練習していたのだが、自分はもけ選手相手にガンガン中段でダメージを奪うシーンも

大谷:バンさん(KEI.B選手)が勝ってくれたんで、もう勝ちたいなっていう気持ちで頑張りました。やっぱりリーグの一勝すごいうれしくて——。

前回はここから勢いに乗るのが難しかったんで、今回は1節目の悔しさをバネにして2節目に生かして、去年より駆け抜けていけたらなという気持ちで、ここから頑張っていこうかなと思います。

——相手のオーダーで、もけ選手が大将戦に来ることは意識していた?

KEI.B:あまり予想はしていなかったです。正直、出てきたら嫌だなとは思ってました。

——次節への意気込みをお願いします。

KEI.B:次節の3節目は、Crazy Raccoon相手に初めてのホーム側なんで、今日勝って勢もついたことで、またしっかり準備して臨みたいと思います。

応援の方よろしくお願いいたします!

MVP KEI.B選手インタビュー


なお、試合を終えたKEI.B選手は、ぶいすぽっ!のインタビューで、「ここ1週間の準備が実った形になって、それがすごくうれしい」と喜びを語った。特にドライブラッシュからの中段攻撃をどう防ぐかを課題に掲げており、「喰らったら本当にこのゲーム勝てないなというのを体験していた」と振り返る。実際の試合では、自身は防ぎ切り、相手のもけは何度か喰らった場面があったことから「これが勝負を分けたポイントだったと思う。準備の仕方が良かったと自信になった」と手応えをにじませた。

「まさかもけくんが初手でやってきて、『こいつっ……』って(笑)。普通1、2クッション置くじゃないですか」。と、序盤でいきなり仕掛けられたことで、逆に心理的に優位に立てたとし、「いやぁ、もけくんに感謝です。ナイス中段です(笑)」と冗談交じりに語った。


▲開幕ダウンを奪ったもけ選手。KEI.Bの起き上がりに中段攻撃でガードを崩そうと試みるも、日頃の練習が生きたのか、早めの弱P連打で追い払うことに成功

この日のオーダーについては、事前に複数のパターンを検討していたという。「誰が来ても勝率があまり変わらないということで、僕とseiya選手が大将行くことになった」と説明。ただしジャンケンで決めるのでは味気ないため、相手の使用キャラを指定するカスタムゲームで1ラウンド先取した方が大将を務めるルールにしたそうだ。

「もしかしたらCrazy Raccoonの立川くんみたいな名将がいたら読まれていたかも。大会の直前にやったんで(笑)」と裏話を明かした。

※『スト6』では、どのプレーヤーが過去に誰と対戦をしたのかがゲーム上で公開されている。その情報を確認していれば、KEI.B選手ともけ選手が直前で対戦している履歴が分かり、それに勝利しているKEI.B選手が勢いもあるし大将になってくるんじゃないかという読みができる

インタビューの全容は、ぶいすぽっ! 蝶屋はなびさんのチャンネルで公開されている。選手の生の声が聞けるので、併せてチェックしてほしい。

■KEI.B選手インタビュー:
https://www.youtube.com/live/5H3c-O60SKo?si=_kE9KHb_27Wpi4ju&t=5538


試合結果


対戦カードOJA(アウェー)DFM(ホーム)動画
先鋒
(1-2)
seiya
(春麗:C)
✅藤村
(舞:C)
🎥
中堅
(0-2)
もっちー
(豪鬼:C)
✅りゅうきち
(舞:C)
🎥
大将
(3-0)
✅KEI.B
(舞:C)
もけ
(春麗:C)
🎥
延長
(2-0)
✅大谷
(ケン:C)
sako
(エレナ:C)
🎥
合計 30pt 10pt  
※選手名の()内表記は使用キャラクターと操作タイプ

Division S 総合ポイント


順位チーム獲得ポイント獲得バトル獲得ラウンド
1 Saishunkan Sol 熊本 60 3 4
2 名古屋NTPOJA 50 3 5
3 Good 8 Squad 50 3 4
4 Crazy Raccoon 50 0 0
5 Victrix FAV gaming 30 -3 -1
6 CAG OSAKA 30 -6 -12
※プレーオフボーダーラインは3位まで

次の対戦は9月19日(金)の第3節、名古屋NTPOJAはホーム、Crazy Raccoonはアウェーとして、チームマッチ 1で対戦する予定だ。

配信アーカイブ




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