【特集】ストリートファイターリーグ2025

【結果速報 10月21日 SFL2025 Division S 第6節】G8S さはら「CPTフランス大会よりも緊張した……」という延長戦で、尊敬するボンちゃんに勝利! 次回はヴァイパー大量発生か!?

2025.10.22 eSports World編集部
ストリートファイター6』(スト6)の国内プロリーグ「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025」(SFリーグ 2025)が8月29日(金)より開催中。

本リーグは、出場する12チームがDivision S、Division FといったふたつのDivisionに分かれリーグ戦を行うeスポーツ大会だ。各試合では、チームメンバー4名の中から3名が、先鋒、中堅、大将として対戦をし、勝利するとそれぞれポイントが付与される。総合得点が高い方が勝利となり、同点の場合はリザーブ(控え)の選手同士による延長戦を実施。延長戦に勝利したチームが勝利となる。

10月21日(火)からは、Division Sの後半戦となる第6節。ディフェンディングチャンピオンのGood 8 Squad(G8S)が150ポイントで単独首位にいるものの、10〜20ポイント刻みでの接戦が続いており、直接対決で40-0のパーフェクトウィンがあれば容易にひっくり返る。また、ここからは1〜5節とホーム/アウェーが逆となるため、前半節での勝敗が逆になる可能性もある。

チームマッチ1は、Crazy Raccoon(CR)とGood 8 Squad(G8S)の1〜2位対決、チームマッチ2は50ポイント差のCAG OSAKA(CAG)と名古屋NTPOJA(NOJ)、チームマッチ3は20ポイント差のVictrix FAV gaming(FAV)とSaishunkan Sol 熊本(SS熊本)の組み合わせ。特にCAGとFAVは、ここで一気に得点を稼いで追いつきたいところだ。


今回も「ぶいすぽっ!」のメンバーによる試合後インタビューを実施した。なお、RedBull Gaming Sphere Tokyoでのオフライン/パブリックビューイングは第5節で終了しており、今節よりすべての試合がオンラインに戻っている。


チームマッチ1 CR(アウェー) vs G8S(ホーム)


ランキング1位のG8Sと2位のCRの直接対決は、第1節ではCRが30-10で勝利している。先鋒戦はどぐら(エレナ)にカワノ(豪鬼)が挑み、絶妙にどぐらの距離にさせない立ち回りでカワノが勝利。中堅戦はかずのこ(キャミィ)vs ぷげら(サガット)の1戦。近づきたいキャミィをリーチのあるサガットの技で嫌ったぷげらが勝利する。

あとがないCRだが、大将のShutoは今季初めてリュウを投入。対戦相手は4戦4勝中のガチくん(ラシード)だ。「ガチくんが来てくれてありがとう」と豪語するShutoは言葉どおり、ガチくんに対する対策として空中竜巻旋風脚でスピニング・ミキサーをかわすという離れ業なども見せ、ガチくんに土をつけて延長戦へ。



序盤から空中からの攻撃を通して意識を上に向けさせたShutoは、リーチのかかった大事な局面でOD空中竜巻旋風脚によりガチくんの強スピニング・ミキサーを誘う。このガチくん専用の対策も奏功して延長戦のボンちゃんにバトンをつないだ(https://www.youtube.com/live/GsYSxaN0Zrg?si=I_REaASKl2A4iMFS&t=4098

そして延長戦ではボンちゃんは豪鬼をチョイス。さはらのエドに対してドライブラッシュ止めのフェイントを効果的に活用し、起き上がりからのSAを何度も当てるなど追い詰めたが、最後はSA2持続中の起き上がりのジャンプ攻撃でさはらが気迫の勝利をもぎ取った。

自身は敗れたもののリーダーのガチくんは空中竜巻について「きちんと調べてくれる選手だと思っているし、ああいう対策をしてくれるのはうれしい」とコメント。延長戦のさはらは「大将戦の予定だったんですが、UFA(フランスのCPT大会。さはらが優勝)よりも緊張しちゃって……」とガチくんと代わったことを告白。リーダーのガチくんは「後半節の方がアウェーが多いのでしっかり対策して1位通過できるように頑張ります」と語った。

対戦カードCR(アウェー)G8S(ホーム)動画
先鋒
(0-2)
どぐら
(エレナ:C)
✅カワノ
(豪鬼:C) 
🎥
中堅
(0-2)
かずのこ
(キャミィ:C)
✅ぷげら
(サガット:C) 
🎥
大将
(3-1)
✅Shuto
(リュウ:C)
ガチくん
(ラシード:C) 
🎥
延長
(1-2)
ボンちゃん
(豪鬼:C)
✅さはら
(エド:C)
合計 20pt 30pt  


チームマッチ2 CAG(アウェー) vs NOJ(ホーム)


50ポイントで最下位にいるCAGの相手は、第1節で30-20でCAGが勝利しているNOJ。先鋒戦のうりょ(ジェイミー)は、リーダーで目下全勝中のKEI.B(舞)が担当。ジェイミーの持ち味である多彩な攻めにたまらずKEI.Bが先鋒戦からインターバルを取得。チームメイトのアドバイスでうまく切り替えたKEI.Bが全勝記録をさらに伸ばした。中堅にはえいた(豪鬼)に大谷(ケン)が挑むも、3連勝中のえいたの勢いは止まらず、勝負は大将戦にもつれ込む。

大将戦は、フェンリっち(ブランカ)にSeiya(春麗)が今季初の大将戦に登場。Seiyaは弱Pとしゃがみ中Pでフェンリっちの動きを効果的に止めつつ、鉄壁のガードでフェンリっちの攻撃を見事に耐え切って勝負あり。大将戦をしっかり務め上げた。

フェンリっちの猛攻にも崩されず、勝利まであとわずかという場面。互いにあと一手が怖い状況の中、「大谷君のアドバイス」だったというしゃがみ中K>ドライブラッシュからの投げでSeiyaが勝負を決めた(https://www.youtube.com/live/GsYSxaN0Zrg?si=tRrRYbJgIWhbb8KZ&t=8856

Seiyaは「大将の20点分の役割を果たせてうれしいです。今日は笑顔で眠れそうです」とプレッシャーから解放された笑顔を見せた。次戦は名古屋でのオフライン環境からの対戦ということで、「オフラインの勝率がいいので、期待していてください」と語った。

対戦カードCAG(アウェー)NOJ(ホーム)動画
先鋒
(1-2)
うりょ
(ジェイミー:C)
✅KEI.B
(舞:C)
🎥
中堅
(2-0)
✅えいた
(豪鬼:C)
大谷
(ケン:C)
🎥
大将
(1-3)
フェンリっち
(ブランカ:C)
✅Seiya
(春麗:C)
🎥
延長
(-)
高木
(ケン:C)
合計 10pt 30pt  


チームマッチ3 FAV(アウェー) vs SS熊本(ホーム)


第1節では、アウェーながら30-20でFAVを下したSS熊本が、今回はホームでの再戦。先鋒戦ではsako(エレナ)にネモ(ベガ)を当て、圧の強さからの柔道でsakoらしさを封じて勝利。続く中堅戦は、今年未勝利のもけ(春麗)に対してまちゃぼー(リュウ)。1セット目は互いに殴り合いながら自分の間合いをぶつけ合い、まちゃぼーが勝利するが、もけも負けじと前へ攻めながら要所でジャストパリィから取り返す。1-1からの最終セットはもけの春麗がまちゃぼーのリュウを画面端から逃さず、読みを通してうれしい初勝利で、チーム勝利の可能性をつないだ。

しゃがみ中KからのSA2でまちゃぼーを追い詰めたもけは、鷹爪脚からのジャンプKを当ててまちゃぼーにとどめ。春麗らしい、地上・空中を織り交ぜた攻撃でリュウを翻弄した(https://www.youtube.com/live/GsYSxaN0Zrg?si=mSIoyGC2tOBCpTqx&t=11403

そして大将戦は、りゅうきち(舞)が「来たら無理です~」と弱音を吐いていたというこばやん(ザンギエフ)。互いに3勝ずつ挙げてきたチームのエースだが、舞の距離で戦うりゅうきちに対して、近づきたいこばやんをうまくいなし、当てるべき技からしっかりダメージを出し、りゅうきちに軍配が上がった。

ついに自身初勝利となったもけは「長かったね……。前半節はふがいなかったんですけど、勝利をかみしめたいと思います」と語り、勝利の余韻に浸る。大将戦を勝ち切ったりゅうきちは、「ずっとザンギにボコられていたんですけど、みんなが『つべこべ考えずのびのび戦え』と言ってくれたのがよかったです」とチームからの声に感謝を述べた。

リーダーのsakoは、「これから全部勝たないと1抜けは無理なので、次も絶対勝ちます」と気を引き締めた。次節は点数差のあるNOJとの対戦が控えている。

対戦カードFAV(アウェー)SS熊本(ホーム)動画
先鋒
(0-2)
sako
(エレナ:C)
✅ネモ
(ベガ:C)
🎥
中堅
(2-1)
✅もけ
(春麗:C)
まちゃぼー
(リュウ:C)
🎥
大将
(3-1)
✅りゅうきち
(舞:C)
こばやん
(ザンギエフ:C)
🎥
延長
(-)
藤村
(豪鬼:C)
ー  ー 
合計 30pt 10pt  


Division S 第5節 試合結果


Division S 第6節の試合を終えて、G8Sがポイントを重ねて大きくリードを広げた。NOJとCR、SS熊本とFAVは同点同士で、CAGもポイントを重ねて逆転の可能性は残されている。

順位チーム獲得ポイント獲得バトル獲得ラウンド
1 Good 8 Squad 170 11 25
2 名古屋NTPOJA 150 6 7
3 Crazy Raccoon 150 0 -4
4 Saishunkan Sol 熊本 110 -2 -4
5 Victrix FAV gaming 110 -3 -2
6 CAG OSAKA 80 -12 -22
※プレーオフボーダーラインは3位まで

Division Sの次の対戦は10月28日(火)の第7節。対戦カードは、FAV vs NOJ、SS熊本 vs CR、G8S vs CAGが予定されている。


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