【特集】ストリートファイターリーグ2025

【結果速報 9月30日 SFL2025 Division S 第4節】CR ボンちゃん「ビジサガ、なめんなよ!」と待望のタイガー初勝利! G8Sが単独首位に躍り出る

2025.9.30 eSports World編集部
ストリートファイター6』(スト6)の国内プロリーグ「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025」(SFリーグ 2025)が8月29日(金)より開催中。

本リーグは、出場する12チームがDivision S、Division FといったふたつのDivisionに分かれリーグ戦を行うeスポーツ大会だ。各試合では、チームメンバー4名の中から3名が、先鋒、中堅、大将として対戦をし、勝利するとそれぞれポイントが付与される。総合得点が高い方が勝利となり、同点の場合はリザーブ(控え)の選手同士による延長戦を実施。延長戦に勝利したチームが勝利となる。

9月30日(火)はDivision Sの第4節。第3節ではすべての試合が30-10となり、首位の80ポイントから5位の60ポイントまで、20ポイント差に収まる接戦となっている。

チームマッチ1は、CAG OSAKA(CAG)とSaishunkan Sol 熊本(SS熊本)、チームマッチ2はCrazy Raccoon(CR)とVictrix FAV gaming(FAV)、チームマッチ3はGood 8 Squad(G8S)と名古屋NTPOJA(NOJ)というカードだ。


なお、今回もチームマッチ1のみ、RedBull Gaming Sphere Tokyo(東京・中野)のオフライン会場にてパブリックビューイングとともに試合が行われた。


チームマッチ1 CAG(アウェー) vs SS熊本(ホーム)


先鋒戦は、高木(ブランカ)に対してまちゃぼー(リュウ)を当てる。リュウの高い攻撃力でリードを築いたまちゃぼーだったが、高木の勢いは止まらず、1戦目を制す。

続く中堅戦は、えいた(豪鬼)に対してcosa(リュウ)が登場。互いにリスペクトしていると語る中、cosaが1セットを奪うも、起き上がりの攻防ではえいたが読み勝ち、CAGが2連勝する。

後がないSS熊本は、大将戦のうりょ(ジェイミー)にこばやん(ザンギエフ)を投入。薬湯を飲みたいうりょとそのスキを与えたくないこばやんの戦いは、互いにタイムアウトを取りながらも、最後はこばやんの投げが決まりSS熊本が奪取。勝敗は延長戦にもつれ込んだ。

延長戦は、フェンリっち(ブランカ)とネモ(ベガ)のリーダー対決。自身もブランカ使いであるネモは序盤ペースをつかんで1セットを奪うが、前のめりなフェンリっちの攻撃も奏功しフルセットフルラウンドへ。最終的にインパクト返しや小技からのコンボで着実にダメージを重ねたフェンリっちがパーフェクトゲームで、今季の「SFL」で自身初勝利と同時に、チームの勝利にも貢献した。

2セット目、バーンアウトしたフェンリっちに対して、ネモは「ドライブインパクト」でSAゲージを誘発させ、最終ラウンドに望みをつなぐ。しかし最終ラウンドではフェンリっちが「ドライブインパクト返し」で形勢逆転。パーフェクトで初勝利を挙げた

リーダーのフェンリっちは「チームのみんなが頑張ってて自分が勝てず、自分の勝率が低いと思っていたがやっと1勝取れてうれしい」とオフライン会場のファンの拍手に包まれながらコメント。次戦のCRについては「去年も同じリーグだった。頑張りたい」と意気込みを語った。

対戦カードCAG(アウェー)SS熊本(ホーム)動画
先鋒
(2-0)
✅高木
(ブランカ:C)
まちゃぼー
(リュウ:C) 
🎥
中堅
(2-1)
✅えいた
(豪鬼:C)
cosa
(リュウ:C) 
🎥
大将
(1-3)
うりょ
(ジェイミー:C)
✅こばやん
(ザンギエフ:C) 
🎥
延長
(2-1)
✅フェンリっち
(ブランカ:C)
ネモ
(ベガ:C)
🎥
合計 30pt 20pt  


チームマッチ2 CR(アウェー) vs FAV(ホーム)


先鋒戦は、かずのこ(キャミィ)とりゅうきち(舞)の対決。拮抗した地上戦の中で、かずのこ側がドライブラッシュなどからゲージを失い、大事な場面でバーンアウトに持ち込まれると、りゅうきちがそのスキを逃さずに追い込み、2-0のストレートで勝利する。

中堅戦、ボンちゃん(サガット)に挑むはもけ(春麗)。実装から短期間のサガットを使うボンちゃんはリーチの長い技を駆使してもけの動きを封じ、大ダメージを取れるコンボで着実に勝利をつかみとる。

そして大将戦は、どぐら(エレナ)に対して藤村(舞)というオーダーに。オープニングのドライブラッシュからの中段で崩したどぐらは、その後もガードをゆさぶり翻弄する動きで封殺。3-0のストレートで見事な勝利を挙げた。

どぐらのエレナが再三見せた中段と下段での揺さぶりが見事に藤村に刺さり、どぐらがストレートで勝利

アウェー側での貴重な勝利を挙げたCRのボンちゃんは、「ちょっと上から目線の戦いに『ビジサガ(ビジネスサガット)なめんなよ!』と。向こうの想定よりはいい動きができた」と勝利をかみしめ、リーダーのどぐらは「アウェー連続できつかったけれどポイントを取れてよかった」と次戦のホーム戦に安堵しながらも「CAGは勢いがあるのでしっかり練習したい」と気を引き締めていた。

対戦カードCR(アウェー)FAV(ホーム)動画
先鋒
(0-2)
かずのこ
(キャミィ:C)
✅りゅうきち
(舞:C)
🎥
中堅
(2-1)
✅ボンちゃん
(サガット:C)
もけ
(春麗:C)
🎥
大将
(3-0)
✅どぐら
(エレナ:C)
藤村
(舞:C)
🎥
延長
(-)
Shuto
(リュウ:C)
合計 30pt 10pt  


チームマッチ3 G8S(アウェー) vs NOJ(ホーム)


先鋒戦は、さはら(エド)に全勝中のKEI.B(舞)が登場。さはら対策を万全にしてきたKEI.Bが、シミーやバックステップなどの回避行動に合わせて勝利する。

中堅戦は、ガチくん(ラシード)にせいや(春麗)が挑む。動きの速いせいやが先手を取りたいが、「春麗対策を準備してきた」というガチくんが試合を完全にコントロール。ラウンドも取らせずに1勝を取り返す。

大将戦は、ぷげら(ジュリ)に対して大谷(ケン)というカード。ぷげらは終始大谷を画面端に追い詰め、固めながら手玉に取るように圧倒していく。しかし、2-0から大谷がぷげらの攻めに対応し始め、1セットを取り返す。しかし、無敵技暴れ、シミー、投げ抜けの読み合いを互いに一巡したうえでなお、ぷげらの”圧”が大谷を追い詰めて勝ち切った。

善戦したものの、終始ぷげらの「ドライブラッシュ」からの投げに翻弄された大谷。投げの数を見るとぷげらが27、大谷が9とあまりにも食らいすぎた。最後はシミーからのしゃがみ中Pを当てたぷげらが勝利

今季「SFL」初勝利を挙げたぷげらは、「前回の負けは手痛かったが、やるしかないと感化されて練習してきて、大将戦に選んでいただけた。勝ててうれしい」とコメント。大谷に対しては「大谷の心のゆらぎみたいなところを突いた」とぷげらワールド全開での勝利だった。

対戦カードG8S(アウェー)NOJ(ホーム)動画
先鋒
(1-2)
さはら
(エド:C)
✅KEI.B
(舞:C)
🎥
中堅
(2-0)
✅ガチくん
(ラシード:C)
せいや
(春麗:C)
🎥
大将
(3-1)
✅ぷげら
(ジュリ:C)
大谷
(ケン:C)
🎥
延長
(-)
カワノ
(豪鬼:C)
   
合計 30pt 10pt  


Division S 第4節 試合結果


Division S 第4節の試合を終えて、G8Sが110ポイントで単独首位に浮上。2位~4位には90ポイントでNOJ、SS熊本、CRが並び、5位~6位にもFAVとCAGが70ポイントで並ぶが、獲得バトル/ラウンド数にはかなりの開きが出てきた。

順位チーム獲得ポイント獲得バトル獲得ラウンド
1 Good 8 Squad 110 7 14
2 名古屋NTPOJA 90 4 3
3 Saishunkan Sol 熊本 90 0 0
4 Crazy Raccoon 90 -2 -3
5 Victrix FAV gaming 70 -3 0
6 CAG OSAKA 70 -6 -14
※プレーオフボーダーラインは3位まで

Division Sの次の対戦は10月7日(火)の第5節。FAV vs G8S、NOJ vs SS熊本、CAG vs CRが予定されている。


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