【特集】ストリートファイターリーグ2025

【結果速報 11月7日 SFL2025 Division S 第8節】これぞsakoマジック!26歳下のCAG高木に劇的な逆転勝利!! NOJはいち早くプレーオフ確定

2025.11.7 eSports World編集部
ストリートファイター6』(スト6)の国内プロリーグ「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025」(SFリーグ 2025)が8月29日(金)より開催中。

本リーグは、出場する12チームがDivision S、Division FといったふたつのDivisionに分かれリーグ戦を行うeスポーツ大会だ。各試合では、チームメンバー4名の中から3名が、先鋒、中堅、大将として対戦をし、勝利するとそれぞれポイントが付与される。総合得点が高い方が勝利となり、同点の場合はリザーブ(控え)の選手同士による延長戦を実施。延長戦に勝利したチームが勝利となる。

11月7日(金)はDivision Sの第8節。名古屋NTPOJA(NOJ)とGood 8 Squad(G8S)が190ポイントで並び、Crazy Raccoon(CR)が180ポイントと3位までが団子状態。60ポイント離れて、4位がSaishunkau Sol 熊本(SS熊本)の120ポイント、5〜6位が110ポイントでCAG OSAKA(CAG)とVictrix FAV gaming(FAV)が並ぶ。残る3節で得られるのは最大120ポイントと、理論上は逆転も可能だが、4位以下のチームにとってはこの3戦はひとつも落とせない厳しい戦いになりそうだ。

チームマッチ1はG8S vs SS熊本、チームマッチ2はCAG vs FAV、チームマッチ3はNOJ vs CRとなっている。




チームマッチ1 G8S(アウェー) vs SS熊本(ホーム)


70ポイント差がついているG8SとSS熊本。SS熊本としては有利を生かせるホーム側で、できるだけ点差をつけてポイントを重ねたい。一方のG8Sは貯金はあるものの、有利な位置でプレーオフを迎えるには少しでもリードを広げたいところだ。

先鋒戦はカワノ(豪鬼)vs cosa(リュウ)。どっしり構えるcosaは歩き投げ誘いや置き技などを効果的に使い、カワノを制す。中堅戦、ぷげら(ベガ)に対してはこばやん(ザンギエフ)が出てきたが、ベガの差し返しがうまくハマり、サイコマインで近づきたいこばやんいプレッシャーをかけ続けたぷげらが取り返す。

大将戦は、ノリに乗っているさはら(エド)に対して、リュウを使ってきたまちゃぼーが今季初の豪鬼を投入。多彩な攻撃手段で攻めるまちゃぼーだったが、さはらはジャストパリィや無敵時間のあるODサイコアッパー、ラッシュ攻撃などを効果的に通し、終わってみれば3-0のストレートでさはらが勝利した。

最終セット、まちゃぼーが早めのSA3で体力リードし、バーンアウトを誘発。一方のさはらはSA2サイコキャノンでまちゃぼーを画面端に追い込みドライブゲージを回復。そこからラッシュコンボ、投げとつなげて見事な逆転につなげた。(https://www.youtube.com/live/odzWuHOmUiE?si=No6f8SN5ObS9i9tO&t=4441

対戦カードG8S(アウェー)SS熊本(ホーム)動画
先鋒
(1-2)
カワノ
(豪鬼:C)
✅cosa
(リュウ:C) 
🎥
中堅
(2-0)
✅ぷげら
(ベガ:C)
こばやん
(ザンギエフ:C) 
🎥
大将
(3-0)
✅さはら
(エド:C)
まちゃぼー
(豪鬼:C) 
🎥
延長
(-)
ガチくん
(ラシード:C)
合計 30pt 10pt  

これでG8Sは30ポイントを獲得して暫定単独首位に。実はぷげらはネモ・ブランカ、さはらはまちゃぼー・リュウと予想を外していたが、さはらは「豪鬼戦は600試合以上やっているのでその対策が出せた」と練度の高さをうかがわせた。次節は首位争い中のNOJということで、リーダーのガチくんは「直接対決で勝って1位抜けします」と力強く語った。


チームマッチ2 CAG(アウェー) vs FAV(ホーム)


ともに110ポイントと後がないCAGとFAV。プレーオフ進出の可能性を維持するためにも、とにかく勝つしかないという状況だ。

先鋒戦は、フェンリっち(ブランカ)に対して戦績のいいりゅうきち(舞)が1セット奪うが、あと一歩のところでりゅうきちが倒し切れず、フェンリっちが見事な逆転勝利。中堅戦はえいた(豪鬼)と藤村(C.ヴァイパー)という『ストIV』時代を思わせるカードに。しかし、藤村のフェイントやバーニングキックをえいたはものともせず、えいたが冷たく2-0で藤村を下す。

40ポイントか20ポイントかの瀬戸際となった大将戦、高木(ブランカ)にはリーダーのsako(エレナ)が自ら出陣。序盤こそ高木の勢いになすすべもなかったsakoだが、1セット取られたところから徐々に読みが冴えはじめ、sakoが逆3タテで大将戦に勝利する。

この日の試合に向けて「ブランカ戦をしっかりやってきた」と語るsakoは、高木のフェイントを見逃さず、無敵技暴れの読み合いも通して見事な勝利。チームの窮地を救った(https://www.youtube.com/live/odzWuHOmUiE?si=x1-rvq49O-BLV1sq&t=8241

迎えた延長戦、うりょ(C.ヴァイパー)ともけ(春麗)の戦いは、ヴァイパー特有のフェイントによる「スキ」をもけが素早い攻撃で止め、自分のペースに持ち込むとそのまま勝利。大将戦、延長戦での劇的な逆転でFAVが勝利した。

対戦カードCAG(アウェー)FAV(ホーム)動画
先鋒
(2-1)
✅フェンリっち
(ブランカ:C)
りゅうきち
(舞:C)
🎥
中堅
(2-0)
✅えいた
(豪鬼:C)
藤村
(C.ヴァイパー:C)
🎥
大将
(1-3)
高木
(ブランカ:C)
✅sako
(エレナ:C)
🎥
延長
(0-2)
うりょ
(C.ヴァイパー:C)
✅もけ
(春麗:C)
🎥
合計 20pt 30pt  

勝利したsakoは「首の皮一枚つながりました」と安堵の表情。残り2戦でのプレーオフ進出は厳しいことは変わらないが「残り2節、応援してくれる皆さんに報いたい」とCR戦に向けて意欲を語った。


チームマッチ3 NOJ(アウェー) vs CR(ホーム)


首位を走るNOJと10ポイント差のCRによるマッチ3。CRにとってはここでホームの地の利を生かして追い越したい。NOJにとっては残り2戦も見据えて踏ん張りたいところだ。

先鋒戦は大谷(ケン)が「意外だった」というボンちゃん(サガット)との対決となったが、サガットが強い距離をうまく避けて攻め切った大谷が勝利。続く中堅戦もSeiya(春麗)はかずのこ(C.ヴァイパー)対策を予想しておらず、直前のバトルハブでヴァイパーと戦ったのみ。それがかえってかずのこのハイジャンプをしゃがみ中Kでしっかり止めるなどで対応し、Seiyaが勝利した。

あとがないCRは、KEI.B(舞)に対し、Shuto(リュウ)を大将戦に抜擢。全勝中のKEI.Bに対してShutoも「かなり仕上がっている」と自信たっぷり。その言葉どおり、Shutoが序盤リードしたが、インターバル明けのKEI.BがOD花蝶扇をうまくガードさせつつ大ダメージのコンボにつなげていく。わずかなところでコンボダメージが足りずに勝ち切れないShutoに対して、KEI.Bは全勝記録をさらに伸ばした。

KEI.Bの花蝶扇に対してジャストパリィや昇竜拳という回答を見せたShutoに対して、花蝶扇ガード後の攻めを変えたKEI.Bが逆襲。互いに1タッチから一気に倒し切れる火力を持ち、ひりひりする勝負はジャストパリィからのコンボでKEI.Bが制した(https://www.youtube.com/live/odzWuHOmUiE?si=ZZTmXz6kqzgqzyiy&t=12673

対戦カードNOJ(アウェー)CR(ホーム)動画
先鋒
(0-2)
✅大谷
(ケン:C)
ボンちゃん
(サガット:C)
🎥
中堅
(0-2)
✅Seiya
(春麗:C)
かずのこ
(C.ヴァイパー:C)
🎥
大将
(3-2)
✅KEI.B
(舞:C)
Shuto
(リュウ:C)
🎥
延長
(-)
もっちー
(豪鬼:C)
 ー 
合計 40pt 0pt  

NOJは40ポイントを獲得し、チームマッチ1で首位に立ったG8Sを抜いて再び首位奪還。同時に、プレーオフ進出も確定させた。大将戦で逆転したKEI.Bは「インターバルを取ってShutoくんが『スン』ってなるのを待ってました」と、相手の勢いを止めるために活用したと告白。次節のG8S戦に向けて「1週間しっかり対策したい。1位抜けを目指します」とのコメントでしめくくった。


Division S 第8節 試合結果


Division S 第8節の試合を終えて、完勝したNOJが単独首位に立ち、プレーオフ進出が確定。CRはノーポイントに終わったことで、4位以下との差が一気に縮まり、3位争いは残り2戦で混とんとしてきた。

順位チーム獲得ポイント獲得バトル獲得ラウンド
1 名古屋NTPOJA 230 17 24
2 Good 8 Squad 220 10 24
3 Crazy Raccoon 180 -4 -10
4 Victrix FAV gaming 140 -8 -10
5 Saishunkan Sol 熊本 130 -7 -12
6 CAG OSAKA 130 -8 -16
※プレーオフボーダーラインは3位まで

Division Sの次の対戦は11月14日(金)の第9節。本日の試合を受けて当初発表されていた対戦順から変更され、SS熊本 vs CAG、NOJ vs G8S、FAV vs CRとなる。


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