【連載】Yomiの「『LoL』をゼロからひとりでも始められるハウツー講座」
【『LoL』0-1-2講座 STEP 6】誰でもふたつだけ選んで使える「サモナースペル」を活用しよう

みなさんこんにちは。Yomiです。
前回は「行動妨害」(CC)に関して学びました。今回はすべてのチャンピオンで使える、とても強力な「サモナースペル」と呼ばれるものについて学びましょう。
「サモナースペル」は試合開始前にふたつだけ選べます。『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)を始めたばかりの頃は「ゴースト」と「ヒール」しかありませんが、ゲームを遊んでプレイヤー自身のレベル「サモナーレベル」が上がることで、徐々に選べる数が増えていきます。
どれも強力ですが、もう一度使えるようになるための時間(クールダウン)が通常のスキルより遥かに長いので、より効果的に使う必要が出てきます。そのためにも、今回の記事で効果や使い方を学ぶ手助けができれば幸いです。
なお、本記事は Patch 9.23 の情報をもとに作成しています。

「フラッシュ」は、短い距離を一瞬で移動することができます。もっとも使われるサモナースペルです。
その使い方は無限大で、敵と距離を詰めて攻撃する、敵から逃げる、スキルを避ける、壁を越えるなど、あらゆるシーンで活用できます。「フラッシュ」を制する者は『LoL』を制すると言っても過言ではないので、是非練習して使いこなせるようになりましょう。
ステップアップ : 効果的に活用するためのポイント
ゴースト(最初から使用可能)
「ゴースト」は、最初から使えるサモナースペルのうちのひとつです。
10秒間足が速くなり、敵にぶつからずに移動できるようになります。敵を追う時や敵から逃げる時に活用できます。ただし、一瞬で移動でき、壁も越えることができる「フラッシュ」のほうが汎用性は高いです。
「ゴースト」の利点は、180秒という短いクールダウンと、継続的に敵との距離を調整できることにあります。シンジドやダリウスのように、敵にずっと張り付いて戦闘を続けたいチャンピオンが持つと効果的です。
ヒール(最初から使用可能)
最初から使えるサモナースペルのふたつめが「ヒール」です。
瞬時に体力を回復し、1秒だけ移動速度が上がります。自分と近くにいるもうひとりに同時に効果が発動します。そのため、ふたりで戦うボットレーンに行く人がよく利用します。
ただし、「ヒール」は35秒以内に連続で使用すると回復量が半分になるため、ふたりのうち片方だけが「ヒール」を持つのが定番です。
自分の周りに複数人味方がいた場合は、以下の優先度に従って「ヒール」をする対象が優先して選ばれます

指定した敵チャンピオンに5秒かけて確定ダメージを与え、敵の回復量を下げる「重傷」という状態異常を与えます。
もし敵にドクタームンドやエイトロックス、オラフのような回復力が売りのチャンピオンがいた場合は、そのチャンピオン達を狙いましょう。さらに、敵の視界を得ることもできますが、ステルスと呼ばれる消えた状態の敵を見つけることはできません。
敵をより確実に倒したいチャンピオンは積極的に利用します。また、重傷を与えられるため、「ヒール」を使う前に「イグナイト」を与えられるとより有利に戦うことができるカウンタースペルになります。そのため、ボットレーンでは「ヒール」と「イグナイト」をそれぞれひとりずつが持つことが多くなっています。

自分自身にダメージを防ぐシールドをつけます。「イグナイト」を使える距離で戦わない、遠距離チャンピオンが持つことが多いです。
「イグナイト」で与えられるダメージより、「バリア」で防げるシールド量のほうが多いため、「イグナイト」に対するカウンタースペルになります。

「イグゾースト」は、2.5秒間指定した敵チャンピオンの移動速度と、与ダメージを減らします。
主に敵から身を守るために使います。使える範囲は狭いので、懐に飛び込んできて瞬間的に大ダメージを出す、アサシンと呼ばれるチャンピオンたちに使うと特に効果的です。
「バリア」と違い、自分以外の味方を守ることができるので、ダメージを出せるが耐久力のないチャンピオンと一緒に戦う時に持つと、活躍する機会が多いでしょう。

自分が受けたCCを解除できます。さらに、その後受けるCCに対して3秒間行動妨害耐性を獲得します。
ただし、打ち上げ系とサプレッションは解除できません。もし敵にゾーイのような特定のCCが鍵のチャンピオンがいた場合は選択肢に入ります。
また、サモナースペルによるデバフも解除できるので、「イグナイト」や「イグゾースト」の効果を少し和らげることができます。
テレポート(サモナーレベル9以上で使用可能)
「テレポート」では、4秒の詠唱後、長距離を移動できます。
飛ぶ対象として味方のユニットを指定でき、指定した対象の後ろ側にワープします。また、タワーを除き指定した対象は破壊されません。もし詠唱中にタワーが破壊された場合、「テレポート」は失敗します。飛ぶ対象としては下記のものが指定できます。
敵がテレポートを詠唱している場合は、以下のCCを与えることで中断させられます。
・スタン、スネア、打ち上げ、チャーム、逃走、タウント、睡眠、停滞、サプレッション、拘束
また、「テレポート」中にモルデカイザーのRを使うと、範囲限界までしか飛べません。
「テレポート」は直接戦闘能力は上げることはできませんが、急いでレーンに戻ったり、味方のもとに駆け付けたり、敵から逃げるのに使えたりと、とても多くの使い道があります。大局的な観点(別名:マクロ)から試合を動かしたい場合に必須のサモナースペルになります。トップレーナーのようなひとりで孤立して行動することの多いチャンピオンが持つことが多いです。
「フラッシュ」ほど直接的に効果がみえないので、「テレポート」を極めるのはとても難しく、おそらくほとんどの人にとって永遠の課題となる部分でもあると思いますが、それだけに無限の可能性を秘めているスペルのひとつでもあるので、ぜひ「テレポート」の使い方を研究してみてください。
スマイト(サモナーレベル9以上で使用可能)
「スマイト」は、チャンピオン以外の敵に大ダメージを与えることができます。主にマップ上でレーン以外のジャングルと呼ばれる場所にいる、モンスターに対して使います。そのため、ジャングルのモンスターを専門に倒すジャングラーと呼ばれる役割の人は必ず持ちます。
「スマイト」はアイテムを買うことで2種類の付加効果を付けることができます。

「ストーカーブレード」(通称「青スマイト」)は、瞬間ダメージとスロウ効果を与えるので、逃げる敵を捕まえるときに効果を発揮します。
「スカーミッシュセイバー」(通称「赤スマイト」)は、逆に足を止めての殴り合いが強くなるので、追撃性能が十分にあるチャンピオンか、タイマン上等なチャンピオンが選びます。
また、チャンピオン以外に使う時のダメージ量はとても多いので、ジャングルのモンスター以外にも、アニーのティバーズのような、敵が召喚したペットを倒すときに使うととても効果的です。
「スマイト」はサモナースペルの中で唯一、2回分溜めることができ、その状態で使うと15秒のクールダウンでもう一度使うことができます。
ここから紹介するのは、「ランダムミッド」(通称「ARAM」)と呼ばれるモードでのみ使用できるサモナースペルです。
クラリティ(サモナーレベル6以上で使用可能)
「クラリティ」は、自分と周囲の味方のマナを回復します。マナを多く使うチャンピオンがいるときに持ちます。
マーク(ダッシュ)(サモナーレベル6以上で使用可能)
「マーク」は、1回目の使用で雪玉を投げ、もし当たった場合はもう一度使うと当たった敵の位置まで移動できます。
「フラッシュ」と違い自由に動くことはできませんが、クールダウンが短いので何回も使うことができます。敵との距離を積極的に詰めたいチャンピオンの場合に持ちましょう。
サモナースペルは通常のスキルと違い、以下の2つの方法でのみクールダウンを短くできます。
「アイオニアブーツ」を買う
アイテムの中で唯一、サモナースペルのクールダウンを短縮できるのがブーツアイテムの「アイオニアブーツ」です。ただし、ブーツは他にも強力なものが多く、1度に1種類しか買えないので、現在の環境ではエズリアルのように序盤からスキルをたくさん使いたいチャンピオン以外が、サモナースペルのためだけにわざわざ「アイオニアブーツ」を購入することはほぼありません。
「宇宙の英知」のルーンを選ぶ
「ルーン」と呼ばれる、試合前からチャンピオンを強化できる機能の中で、「宇宙の英知」を選ぶことでも短縮できます。ルーンに関してはまた別の回で詳しく説明します。
こちらも「アイオニアブーツ」と同様に、スキルをたくさん使いたいチャンピオンが選ぶことがメインで、それに付随してサモナースペルのクールダウンが短くなることがほとんどです。
覚えられない間はスマホを横に置いて、この画像を見ながらゲームをするのもいいでしょう。
「サモナースペル」は非常に強力なので、敵が使ったか使っていないか、もしくは使ったとすると次に使えるようになるのはいつか、という情報はとても有効になってきます。
そこで、敵が「サモナースペル」を使ったら味方にその情報を教えてあげましょう。一番楽な方法は、スコアボードから敵の「サモナースペル」アイコンをクリックすること。すると、チャット欄に誰の「サモナースペル」をクリックしたかが記録されます。

この方法はサモナースペルのクールダウンを伝える方法として一番よく用いられるので、味方が教えてきたときに自分で次に使えるまでの時間を把握しやすいように、チャット欄のタイムラインを表示する設定にしておくことをお勧めします。
※設定方法:情報ツール > 表示追加設定 > タイムスタンプ
さらに親切な方法は、もう一度使えるようになる時間帯を添えて、自分でチャットに入力する方法です。こうすると、タイムラインを表示していない味方や、サモナースペルのクールダウンを覚えてない味方にも正確に伝えることができます。
ただし、チャットをミュートしている味方には情報を伝えることはできません。また、チャットで打つのは手間なので、特に大切な「テレポート」(略語は「tp」)と「フラッシュ」(略語は「f」)の報告時によく活用されています(それ以外はあまり略語では使われません)。
例:「Top f 11:30」(レーン/使ったサモナースペルの略/次に使えるようになる時間)
今回の講座で、「サモナースペル」について知っていただけたかと思います。今までは自分が操作するチャンピオン中心の話でしたが、次回ではチャンピオンを取り巻く環境である、「マップ」と「オブジェクト」に関して話していきたいと思います。ご期待ください。
©️ 2019 Riot Games, Inc. All rights reserved.
おもに『LoL』に関する動画を多く投稿している。
代表作品:LoL3分講座, 全チャンプSランクの旅 など。
シーズン5から『LoL』を始め、S5 P4, S6 P1, S7 で念願のダイアモンドとなり、現在はランク休止中(全チャンプSランクの旅での武者修行が終わるまでは)。TFT も 7月にダイヤ到達。
関連リンク
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前回は「行動妨害」(CC)に関して学びました。今回はすべてのチャンピオンで使える、とても強力な「サモナースペル」と呼ばれるものについて学びましょう。
「サモナースペル」は試合開始前にふたつだけ選べます。『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)を始めたばかりの頃は「ゴースト」と「ヒール」しかありませんが、ゲームを遊んでプレイヤー自身のレベル「サモナーレベル」が上がることで、徐々に選べる数が増えていきます。
どれも強力ですが、もう一度使えるようになるための時間(クールダウン)が通常のスキルより遥かに長いので、より効果的に使う必要が出てきます。そのためにも、今回の記事で効果や使い方を学ぶ手助けができれば幸いです。
なお、本記事は Patch 9.23 の情報をもとに作成しています。
サモナースペルの種類と効果
フラッシュ(サモナーレベル7以上で使用可能)

「フラッシュ」は、短い距離を一瞬で移動することができます。もっとも使われるサモナースペルです。
その使い方は無限大で、敵と距離を詰めて攻撃する、敵から逃げる、スキルを避ける、壁を越えるなど、あらゆるシーンで活用できます。「フラッシュ」を制する者は『LoL』を制すると言っても過言ではないので、是非練習して使いこなせるようになりましょう。
ステップアップ : 効果的に活用するためのポイント
- 越えられる壁を把握しよう
- スキルが当たってピンチになってからではなく、当たる前に使おう
- 壁際など自分が有利な位置どりをするために使おう
- スキル発動中に使うことで移動後にもスキル効果が有効なスキルを覚えよう(例:グラガスのE、ジャーヴァンIVのE→Q、オリアナのRなど)
▲フラッシュトリック集
ゴースト(最初から使用可能)

「ゴースト」は、最初から使えるサモナースペルのうちのひとつです。
10秒間足が速くなり、敵にぶつからずに移動できるようになります。敵を追う時や敵から逃げる時に活用できます。ただし、一瞬で移動でき、壁も越えることができる「フラッシュ」のほうが汎用性は高いです。
「ゴースト」の利点は、180秒という短いクールダウンと、継続的に敵との距離を調整できることにあります。シンジドやダリウスのように、敵にずっと張り付いて戦闘を続けたいチャンピオンが持つと効果的です。
ヒール(最初から使用可能)

最初から使えるサモナースペルのふたつめが「ヒール」です。
瞬時に体力を回復し、1秒だけ移動速度が上がります。自分と近くにいるもうひとりに同時に効果が発動します。そのため、ふたりで戦うボットレーンに行く人がよく利用します。
ただし、「ヒール」は35秒以内に連続で使用すると回復量が半分になるため、ふたりのうち片方だけが「ヒール」を持つのが定番です。
自分の周りに複数人味方がいた場合は、以下の優先度に従って「ヒール」をする対象が優先して選ばれます
- カーソルで指定した味方
- カーソルに最も近い味方
- ヒールの範囲内で最も体力の減っている味方
イグナイト(サモナーレベル9以上で使用可能)

指定した敵チャンピオンに5秒かけて確定ダメージを与え、敵の回復量を下げる「重傷」という状態異常を与えます。
もし敵にドクタームンドやエイトロックス、オラフのような回復力が売りのチャンピオンがいた場合は、そのチャンピオン達を狙いましょう。さらに、敵の視界を得ることもできますが、ステルスと呼ばれる消えた状態の敵を見つけることはできません。
敵をより確実に倒したいチャンピオンは積極的に利用します。また、重傷を与えられるため、「ヒール」を使う前に「イグナイト」を与えられるとより有利に戦うことができるカウンタースペルになります。そのため、ボットレーンでは「ヒール」と「イグナイト」をそれぞれひとりずつが持つことが多くなっています。
バリア(サモナーレベル4以上で使用可能)

自分自身にダメージを防ぐシールドをつけます。「イグナイト」を使える距離で戦わない、遠距離チャンピオンが持つことが多いです。
「イグナイト」で与えられるダメージより、「バリア」で防げるシールド量のほうが多いため、「イグナイト」に対するカウンタースペルになります。
イグゾースト(サモナーレベル4以上で使用可能)

「イグゾースト」は、2.5秒間指定した敵チャンピオンの移動速度と、与ダメージを減らします。
主に敵から身を守るために使います。使える範囲は狭いので、懐に飛び込んできて瞬間的に大ダメージを出す、アサシンと呼ばれるチャンピオンたちに使うと特に効果的です。
「バリア」と違い、自分以外の味方を守ることができるので、ダメージを出せるが耐久力のないチャンピオンと一緒に戦う時に持つと、活躍する機会が多いでしょう。
クレンズ(サモナーレベル9以上で使用可能)

自分が受けたCCを解除できます。さらに、その後受けるCCに対して3秒間行動妨害耐性を獲得します。
ただし、打ち上げ系とサプレッションは解除できません。もし敵にゾーイのような特定のCCが鍵のチャンピオンがいた場合は選択肢に入ります。
また、サモナースペルによるデバフも解除できるので、「イグナイト」や「イグゾースト」の効果を少し和らげることができます。
テレポート(サモナーレベル9以上で使用可能)

「テレポート」では、4秒の詠唱後、長距離を移動できます。
飛ぶ対象として味方のユニットを指定でき、指定した対象の後ろ側にワープします。また、タワーを除き指定した対象は破壊されません。もし詠唱中にタワーが破壊された場合、「テレポート」は失敗します。飛ぶ対象としては下記のものが指定できます。
- ミニオン
- タワー
- ステルスワード、コントロールワード
- ペット(アニーのティバーズなど)
- 破壊可能なトラップ(ティーモのキノコなど)
- ジャーヴァンIVの旗
- レク=サイの巣
- スレッシュのランタン
- ザックが倒されて分裂した時のスライム
※ザックのスライムに飛んだ場合、スライムを倒されることなく確実に復活させることができる
敵がテレポートを詠唱している場合は、以下のCCを与えることで中断させられます。
・スタン、スネア、打ち上げ、チャーム、逃走、タウント、睡眠、停滞、サプレッション、拘束
また、「テレポート」中にモルデカイザーのRを使うと、範囲限界までしか飛べません。
「テレポート」は直接戦闘能力は上げることはできませんが、急いでレーンに戻ったり、味方のもとに駆け付けたり、敵から逃げるのに使えたりと、とても多くの使い道があります。大局的な観点(別名:マクロ)から試合を動かしたい場合に必須のサモナースペルになります。トップレーナーのようなひとりで孤立して行動することの多いチャンピオンが持つことが多いです。
「フラッシュ」ほど直接的に効果がみえないので、「テレポート」を極めるのはとても難しく、おそらくほとんどの人にとって永遠の課題となる部分でもあると思いますが、それだけに無限の可能性を秘めているスペルのひとつでもあるので、ぜひ「テレポート」の使い方を研究してみてください。
スマイト(サモナーレベル9以上で使用可能)

「スマイト」は、チャンピオン以外の敵に大ダメージを与えることができます。主にマップ上でレーン以外のジャングルと呼ばれる場所にいる、モンスターに対して使います。そのため、ジャングルのモンスターを専門に倒すジャングラーと呼ばれる役割の人は必ず持ちます。
「スマイト」はアイテムを買うことで2種類の付加効果を付けることができます。

「ストーカーブレード」(通称「青スマイト」)は、瞬間ダメージとスロウ効果を与えるので、逃げる敵を捕まえるときに効果を発揮します。
「スカーミッシュセイバー」(通称「赤スマイト」)は、逆に足を止めての殴り合いが強くなるので、追撃性能が十分にあるチャンピオンか、タイマン上等なチャンピオンが選びます。
また、チャンピオン以外に使う時のダメージ量はとても多いので、ジャングルのモンスター以外にも、アニーのティバーズのような、敵が召喚したペットを倒すときに使うととても効果的です。
「スマイト」はサモナースペルの中で唯一、2回分溜めることができ、その状態で使うと15秒のクールダウンでもう一度使うことができます。
ランダムミッド専用サモナースペル
ここから紹介するのは、「ランダムミッド」(通称「ARAM」)と呼ばれるモードでのみ使用できるサモナースペルです。
クラリティ(サモナーレベル6以上で使用可能)

「クラリティ」は、自分と周囲の味方のマナを回復します。マナを多く使うチャンピオンがいるときに持ちます。
マーク(ダッシュ)(サモナーレベル6以上で使用可能)

「マーク」は、1回目の使用で雪玉を投げ、もし当たった場合はもう一度使うと当たった敵の位置まで移動できます。
「フラッシュ」と違い自由に動くことはできませんが、クールダウンが短いので何回も使うことができます。敵との距離を積極的に詰めたいチャンピオンの場合に持ちましょう。
サモナースペルのクールダウン短縮方法
サモナースペルは通常のスキルと違い、以下の2つの方法でのみクールダウンを短くできます。
「アイオニアブーツ」を買う

アイテムの中で唯一、サモナースペルのクールダウンを短縮できるのがブーツアイテムの「アイオニアブーツ」です。ただし、ブーツは他にも強力なものが多く、1度に1種類しか買えないので、現在の環境ではエズリアルのように序盤からスキルをたくさん使いたいチャンピオン以外が、サモナースペルのためだけにわざわざ「アイオニアブーツ」を購入することはほぼありません。
「宇宙の英知」のルーンを選ぶ

「ルーン」と呼ばれる、試合前からチャンピオンを強化できる機能の中で、「宇宙の英知」を選ぶことでも短縮できます。ルーンに関してはまた別の回で詳しく説明します。
こちらも「アイオニアブーツ」と同様に、スキルをたくさん使いたいチャンピオンが選ぶことがメインで、それに付随してサモナースペルのクールダウンが短くなることがほとんどです。
サモナースペルのクールダウン時間まとめ
海外の有志の方がまとめてくれたわかりやすい画像があるので貼っておきます。覚えられない間はスマホを横に置いて、この画像を見ながらゲームをするのもいいでしょう。

ステップアップ:味方に敵のサモナースペル状況を教える
「サモナースペル」は非常に強力なので、敵が使ったか使っていないか、もしくは使ったとすると次に使えるようになるのはいつか、という情報はとても有効になってきます。
そこで、敵が「サモナースペル」を使ったら味方にその情報を教えてあげましょう。一番楽な方法は、スコアボードから敵の「サモナースペル」アイコンをクリックすること。すると、チャット欄に誰の「サモナースペル」をクリックしたかが記録されます。

この方法はサモナースペルのクールダウンを伝える方法として一番よく用いられるので、味方が教えてきたときに自分で次に使えるまでの時間を把握しやすいように、チャット欄のタイムラインを表示する設定にしておくことをお勧めします。
※設定方法:情報ツール > 表示追加設定 > タイムスタンプ
さらに親切な方法は、もう一度使えるようになる時間帯を添えて、自分でチャットに入力する方法です。こうすると、タイムラインを表示していない味方や、サモナースペルのクールダウンを覚えてない味方にも正確に伝えることができます。
ただし、チャットをミュートしている味方には情報を伝えることはできません。また、チャットで打つのは手間なので、特に大切な「テレポート」(略語は「tp」)と「フラッシュ」(略語は「f」)の報告時によく活用されています(それ以外はあまり略語では使われません)。
例:「Top f 11:30」(レーン/使ったサモナースペルの略/次に使えるようになる時間)
後書き
今回の講座で、「サモナースペル」について知っていただけたかと思います。今までは自分が操作するチャンピオン中心の話でしたが、次回ではチャンピオンを取り巻く環境である、「マップ」と「オブジェクト」に関して話していきたいと思います。ご期待ください。
©️ 2019 Riot Games, Inc. All rights reserved.
筆者紹介
Yomi (よみ)。LoL公式パートナー。おもに『LoL』に関する動画を多く投稿している。
代表作品:LoL3分講座, 全チャンプSランクの旅 など。
シーズン5から『LoL』を始め、S5 P4, S6 P1, S7 で念願のダイアモンドとなり、現在はランク休止中(全チャンプSランクの旅での武者修行が終わるまでは)。TFT も 7月にダイヤ到達。
関連リンク
League of Legends 公式サイト
筆者関連
Youtube チャンネル
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Twitch
Twittter
リーグ・オブ・レジェンド とは
2009年10月に米国でサービスを開始、2016年9月時点で月間アクティブプレイヤーが1億人を突破し、世界各地で大規模な大会が行われているPCオンラインゲーム。マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(通称 MOBA)と呼ばれる5人対5人を基本とした対戦型PCゲームで、プレイヤーが操作する「チャンピオン」と呼ばれるキャラクターで相手本陣の攻略を競う。RTS(リアルタイムストラテジー)のテンポと迫力に RPG要素を加え、スピード感のある展開が特徴で、その競技性の高さから、eスポーツの代名詞として世界中でプロリーグが開催されている。毎年行われるeスポーツ最高峰の世界的祭典「League of Legends World Championship」は視聴者数5760万人を記録するなど大きな注目を集める。多彩なキャラクターやつくりこまれた世界観、映像や音楽、などゲーム以外のコンテンツも魅力で、コスプレやファンアートをはじめとした熱狂的なコミュニティ活動も各地で行われている。
リーグ・オブ・レジェンド: http://jp.leagueoflegends.com/
【連載】Yomiの「『LoL』をゼロからひとりでも始められるハウツー講座」
- 【第1回】アカウント作成からチュートリアルまで『リーグ・オブ・レジェンド』をゼロから始める手順
- 【『LoL』0-1-2講座 STEP 1】「マウス」でチャンピオンを操ろう
- 【『LoL』0-1-2講座 STEP 2】「キーボード」を使いこなして戦おう
- 【『LoL』0-1-2講座 STEP 3】「UI(ユーザーインターフェース)」を使いこなそう
- 【『LoL』0-1-2講座 STEP 4】チャンピオンごとの多彩な「スキル」を理解しよう
- 【『LoL』0-1-2講座 STEP 5】相手を手玉にとるための「行動妨害(CC)」を知ろう
- 【『LoL』0-1-2講座 STEP 6】誰でもふたつだけ選んで使える「サモナースペル」を活用しよう
- 【『LoL』0-1-2講座 STEP 7】いざ戦いの場へ! 「マップ」と「オブジェクト」を知ろう
- 【『LoL』0-1-2講座 STEP 8】複雑に入り組んだ「ジャングル」を探検しよう
- 【『LoL』0-1-2講座 STEP 9】「エピックモンスター」と「エレメント」を理解しよう
- 【『LoL』0-1-2講座 STEP 10】生き残り勝ち抜く上で最重要! 「視界」をとろう
- 【『LoL』0-1-2講座 STEP 11】「アイテム」の効果をしっかり学んで活用しよう
- 【『LoL』0-1-2講座 STEP 12】「ルーン」を選んで戦いに備えよう
- 【『LoL』0-1-2講座 STEP 13】「クラス」を知って立ち回り方を把握しよう
- 【『LoL』0-1-2講座 STEP 15】集団戦を意識した「チーム構成」をつくってみよう
- 【『LoL』0-1-2講座 STEP 16】戦い方はシンプルながら終盤の要!「トップ」に挑戦しよう!
- 【『LoL』0-1-2講座 STEP 17】チームの中心となる花形!「ミッド」に挑戦しよう!
- 【『LoL』0-1-2講座 STEP 18】ふたりで協力して戦う「ボット」に挑戦しよう!
- 【『LoL』0-1-2講座 STEP 19】すべてのレーンを助けられる「ジャングラー」に挑戦しよう!
- 【『LoL』0-1-2講座 STEP 20】「ランク戦」に挑戦しよう!
- 【『LoL』0-1-2講座 STEP 14】レーンごとの役割を知って「ロール」を選ぼう