【連載】Yomiの「『LoL』をゼロからひとりでも始められるハウツー講座」

【『LoL』0-1-2講座 STEP 3】「UI(ユーザーインターフェース)」を使いこなそう

2019.10.16 Yomi
みなさんこんにちは。Yomiです。

前回までで、『リーグ・オブ・レジェンド』(以下、『LoL』)でチャンピオンを操作するための方法を学びました。今回は、チャンピオン操作以外の、UI操作について学んでいこうと思います。

ショップ


まず一番お世話になるであろう、ショップ画面の使い方から学んでいきます。

ショップを利用する


ショップ画面は、スタート位置の左上にいる「ショップキャラ」をクリックすると開けます。もしくは、デフォルトでキーボードの「P」を入力した場合も同様です。

キーボードで開く場合は、ショップキャラから離れていても開けるので、戦闘中など遠くでアイテムの値段を確認したい場合に便利です。できればキーボードで開く方法に慣れましょう。

▲スタート地点にいるこのキャラがショップキャラ

なお、ショップ画面はどこでもキーボードの「P」でいつでも開くことができますが、ショップキャラが近くにいないと売買することはできません。ただし、オーンという特別なチャンピオンは、ショップキャラから離れていても売買が可能です。

アイテムを探す


まず、最初に切り替えておきたいのが、アイテムの表示形式です。
最初は効果がわからないと思うので、リスト右上のボタンから説明文が確認できる表示に切り替えましょう。

▲アイコンモードの方は情報は少なくなるものの、一度に表示されるアイテム数が多くなる。慣れてきたらこちらの表示に切り替えて、素早くアイテムを探せるようにしましょう

また、ショップ画面は角をドラッグすることで引き延ばすことができます。最初は広い方が説明文もしっかり読めるので伸ばすことをお勧めします。

▲私は広げられることを2年以上たってから気付きました…

また、欲しいアイテムがどこにあるかわからない時に便利なのが検索機能です。 HP、APなどステータスをもとに探すこともできるので、おすすめタブに表示されているアイテム以外が欲しくなった場合は活用してみましょう。

▲検索フィールドに「あか」と入力しただけで、これだけのアイテムが表示される。実は大雑把な単語でも出てくる

アイテムの売買


アイテムを買いたい時は、アイテムを選択して右側に出るアイテム詳細画面から「購入」をクリックしましょう。または、購入したいアイテムのアイコンをダブルクリックでも買うことができます。マウスの移動量が減るので、ダブルクリックで買う方に慣れたほうが便利です。

▲詳細画面にあるほかのアイテムもアイコンをダブルクリックで買える

逆にアイテムを売りたい場合は、売りたいアイテムをクリックして「売却」をクリックすると売ることができます。もしくは、売りたいアイテムを右クリックしても売ることができます。


システム上の注意点として、アイテムは購入した金額よりも、売却時の金額の方が少なくなります。なので、間違って買ってしまったからと言ってそのまま売ると、損をしてしまいます。

間違って売買してしまった場合は、スタート位置から離れる前に「元に戻す」をクリックすれば、その時に購入したアイテムをいくらでも遡ることができます。操作ミスを恐れずに好きなようにショップを活用しましょう。

素材アイテム


装備アイテムには、「素材アイテム」と「合成アイテム」があります。

「おすすめ」で表示されているのは、ほとんどが合成アイテムです。合成アイテムにぶらさがっている素材アイテムを持っていると、その分合成アイテムを買うためのゴールドが減ります。もしバラバラに購入しても、合計で払う金額は変わりません。もし一括でおすすめのアイテムが買えない場合は、それに関連のある素材アイテムから買うといいでしょう。

▲「ビルジウォーター・カトラス」を購入しようとすると、素材アイテムと値段も表示される。さらに上部には、このアイテムからの派生先の上位アイテムも確認できる

「おすすめ」ではなく、実践的なアイテムの選び方も知りたいかもしれませんが、よりゲームに対する理解度を深める必要があるので、今回はショップの使い方までで話を留めておきます。

コミュニケーション


『リーグ・オブ・レジェンド』は自分以外の4人の仲間と力を合わせて戦うゲームなので、コミュニケーションはかなり大切な要素になってきます。友達とやる場合は、ボイスチャットなどを使って直接言葉でやりとりすればいいのですが、知らない人とやる場合はそうもいきません。そのため、ゲーム内でコミュニケーションをとるための手段がいくつか用意されています。

チャット


一番正確に言いたいことが伝わるのが「チャット」です。ゲーム中に「Enter」をクリックすると、チャット用の入力欄が表示されます。ここに送りたい文字をキーボードで入力して、もう一度「Enter」をクリックすると送信できます。もし敵にもメッセージを送りたい場合は、「/all」 を文章の先頭に入力することで、全体チャットと呼ばれる敵味方全員が見ることができるチャットを送ることができます。「Shift」+「Enter」でも可能です。

▲デフォルトでは全体チャットを見られないので、見るためには後述する設定を変更する必要がある

ピン(Ping)


チャットを打つ余裕が常にあればいいのですが、戦闘中など忙しい場合も多いので、簡単にチャットをすることはできません。そういった場合は、素早く情報を伝える手段として「ピン」が用意されています。

「Alt」もしくは「Ctrl」を押しながら、マウスを上下左右にドラッグすることで、標準で4種類のピンを使い分けられます。意味は下記の画像の通りです。

▲「敵を見失った!」だけは「?(理解できない)」の意味で使われることもある

ピンを使えば一瞬で伝わる上に、言語の壁もなくなるので、日本人以外のプレイヤーにもしっかり伝わるメリットもあります(日本サーバーでも外国のプレイヤーはそれなりにいます)。

ピンは他にも、「Alt」を押しながら味方/敵をクリックすることで、それぞれ守るべき対象/攻撃する対象を示すことができるので、みんなで集まって戦う場合の意思統一に役立ちます。

▲タワーを選んだ場合、味方のタワーなら「ここを守ろう」という意志を、敵のタワーなら「ここを狙おう」という意志を伝えられる

あとは、「Ctrl」を押しながらその場クリックで「警戒ピン」(危険!よりちょっと不確かなとき)を鳴らすことができます。黄色信号的な意味ではありますが、「警戒ピン」が鳴らされたら大人しく下がるのが無難です。

視界ピン


上記のピンに加え、新しく用意されたのが「視界ピン」です。

▲デフォルトで「H」を入力すると表示される

視界ピンは、敵がワードと呼ばれるアイテムをこの場所に使っていることを教えるためのピンです。視界に関しては覚えることが多いので、別の回で詳しくご紹介します。

とりあえず、このピンが出された場所を通ると、敵に自分の居場所がばれてしまうということだけは覚えておいてください。ゲームへの理解度が増すと、このピン情報から、通っていい道や、戦い方、今後の戦略などさまざまな判断材料として使えるようになります。

エモート


ピンだけでは事務的なやりとりで終わるので、無機質なコミュニケーションしかとれません。そこで、感情を簡単に表せるようにしたコミュニケーションツールが「エモート」です。エモートを駆使することで簡単に知らない人とも仲良く遊ぶことができるようになります。

エモートはデフォルトで、「T」を入力しながらマウスを動かすことで、最大5つを使い分けることができます。

▲使えるエモートはロビーで購入するか、ゲームを遊んでいるともらえる報酬から増やせる

ミュート


どのゲームにも言えることですが、オンラインでたくさんの人と遊ぶ性質上、残念ながら悪意を持って接してくる人も必ずいます。そういった人たちは、チャットやピンを使って暴言を吐いてきたり、嫌がらせをしてきます。

そのような行為に対策をとることができる機能が「ミュート」です。ミュートを活用すれば、それ以上嫌な気持ちにならなくて済むので、最後までゲームに集中することができるようになります。


▲「Tab」を押すと表示されるスコアボードから個別にミュートできる。左から、ピン・エモート・コメント

初心者の頃はミスも多いので、暴言を吐きたい人は嬉々として狙ってきます。なので、自信をもってプレイできるようになるまでは最初からすべてミュートにしてしまうのも一つの手です。

その場合は、チャット入力欄で【/mute all】 と入力すると、一度に全員をミュートにすることができます。

もちろんいい人も多いし、アドバイスをもらってうまくなりたいという選択肢もあると思います。ゲームは楽しくやるのが一番なので、自分の希望する遊び方に応じて使い分けましょう。

情報ツール


ゲーム内の情報を得られるツールとして、3つの画面を紹介しましょう。

スコアボード


「Tab」を押すと、その時の戦況をスコアボードで見ることができます。自分のチームの劣勢や、誰が今強いのかなど、ここから得られる情報はとてもたくさんあります。

最初のうちは情報が多すぎてわけがわからないと思いますが、とりあえずチャンピオンアイコン右下の現在レベルと、「19/5/11」のように表示されているKDA (キル/デス/アシスト)を確認してみましょう。

試合中に今誰が強いのか、誰となら戦っても勝てるのかということを意識するようにしてみると、無駄に死ぬことも減ってくるので、まずはそのあたりを意識して見てみることをおすすめします。

▲暇があれば、移動中などに一瞬だけ開いて眺める習慣をつけよう

デス要因


もし死んでしまった場合、自分がなぜ死んだのか原因を表示してくれます。赤が物理ダメージで、青が魔法ダメージです。この情報を活用することで、自分が買った方がいい防具を的確に判断できるようになります。

下の画像の場合、物理ダメージが多いので、物理防御(アーマー)が増える防具の方が必要そうです。おすすめの中から防御アイテムを買う場合は、参考にしてみましょう。

▲最初はたたまれているので、詳細が見たい場合は画面右上の三角のボタンをクリックしよう

表示追加設定


インターフェース設定をいじることで、戦闘に有利になる情報を増やすことができるので、いくつか紹介します。画像の黄色くなっている箇所はデフォルトで [ON] になっていないので、いると思ったものは変えておきましょう。



  1. 被ダメージで画面を点滅:カメラを移動してよそ見している時に襲われても気付ける
  2. 常に長いツールチップ情報を表示:始めたての頃にいろいろなことを覚えられる
  3. スペルコスト表示:知らないチャンピオンを使う時でも安心
  4. [全体]チャットを表示する(対談):対戦相手と会話したいときに
  5. タイムスタンプ表示:サモナースペルやワードなどいつの情報かわかると便利(上級)
  6. 戦闘テキストの「マナ」「経験値」:戦闘中の補助

また、慣れるまで味方が怖い、あるいはチャットは全然したくない、という場合は、チャットを表示する項目を切っておくことで、毎回ミュートにする手間が省けます。


まとめ


今回までの講座で、そもそもどうやって操作したらいいのか、どのようなシステムがあるのかを把握できたかと思います。

次からは、ゲームそのもののルールや仕様、遊び方や考え方など、実際に遊んでいくために必要な知識へと移っていきたいと思います。ご期待ください。

©️ 2022 Riot Games, Inc. All rights reserved.

リーグ・オブ・レジェンド とは

2009年10月に米国でサービスを開始、2016年9月時点で月間アクティブプレイヤーが1億人を突破し、世界各地で大規模な大会が行われているPCオンラインゲーム。マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(通称 MOBA)と呼ばれる5人対5人を基本とした対戦型PCゲームで、プレイヤーが操作する「チャンピオン」と呼ばれるキャラクターで相手本陣の攻略を競う。RTS(リアルタイムストラテジー)のテンポと迫力に RPG要素を加え、スピード感のある展開が特徴で、その競技性の高さから、eスポーツの代名詞として世界中でプロリーグが開催されている。毎年行われるeスポーツ最高峰の世界的祭典「League of Legends World Championship」は視聴者数5760万人を記録するなど大きな注目を集める。多彩なキャラクターやつくりこまれた世界観、映像や音楽、などゲーム以外のコンテンツも魅力で、コスプレやファンアートをはじめとした熱狂的なコミュニティ活動も各地で行われている。

リーグ・オブ・レジェンド: http://jp.leagueoflegends.com/

【連載】Yomiの「『LoL』をゼロからひとりでも始められるハウツー講座」

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