【連載】Yomiの「『LoL』をゼロからひとりでも始められるハウツー講座」

【『LoL』0-1-2講座 STEP 1】「マウス」でチャンピオンを操ろう

2023.6.16 Yomi
記事公開日:2019年9月18日 最終更新日:2024年9月19日
本記事は、当時の記事内容を踏襲しつつ、「シーズン2023 ミッドアップデート」時点の情報をもとにアップデートして再掲しております。

みなさんこんにちは。Yomiです。

前回でこのシリーズの説明と、『リーグ・オブ・レジェンド』(以下、『LoL』)を遊ぶための準備を済ませたと思うので、今回から実際に遊びながら『LoL』に対する理解を深めていきましょう。

『リーグ・オブ・レジェンド』の目的


前提として、初めてのゲームを最初に遊ぶときに一番最初にストレスとなるもののひとつに、思った通りにチャンピオン(『LoL』で操るキャラクターの通称)を動かせないことがあると思います。ゲームの上達にトライアル・アンド・エラーは欠かせませんが、そもそもやりたい動作ができなければ、間違った行動すらとれません。

なので、まず一番初めにしなければならないことは、チャンピオンを思い通り操れるようになることです。

「え? そんなんチュートリアルでやったけど?」

と思うかもしれません。しかし、このゲームには操作ミスを誘発させる要素がたくさんあります。

もちろん何回も練習することでミスを減らすことはできますが、実はゲームの設定を変えるだけで一気に操作が簡単になるものがたくさんあります。さらに、単純に素早く操作ができるようになったり、ゲームが有利になるものもあります。

また設定以外にも、チュートリアルだけでは教えてくれない操作やテクニックも存在します。

今回からは上記を学ぶことで、チャンピオンを考えた通りに動かせるようになることを目指します。それにより、今後の講座を学ぶ上で、つまらない操作ミスによる細かいストレスを感じることなく、スムーズに大切な箇所を学習できるようになれば幸いです。

ただし、情報量が多くても混乱すると思うので、今回はチャンピオン操作の中でもマウスがメインとなる基本操作を扱います。また、あらかじめ難易度を★(星が多いほど難易度が高い操作)で付けておくので、最初は簡単な「★1」だけマスターし、ゲームに慣れてきたら改めてより難易度の高い「★3」を学んでいくといいでしょう。

プラクティスツール


操作がおぼつかない状態でいきなり他の人がいるところで遊ぶのって怖いですよね?

なので、まずは操作を気軽に1人で練習できるモードを紹介します。

それが「プラクティスツール」です。

プラクティスツールはレベルやアイテムも好きに変えることができるので、何かを試したいときに重宝します。『LoL』に慣れた後でも積極的に活用していきましょう。

「1. プレイ」→「2. トレーニング」→「3. プラクティスツール」から始めることができます。あとは練習したいチャンピオンを選んでください

移動操作

地点指定移動:難易度 ★

画面内の地面を右クリックする最も基本的な移動方法です。

マップ移動:難易度 ★

ミニマップをクリックして移動する方法です。主に遠くに行きたい時に利用します。


操作に焦ると間違ってミニマップをクリックしてしまい、そのまま移動してしまうことがあります。これを防ぐための設定として、「インターフェース」→「ミニマップ」→「ミニマップでの移動を許可」を切る方法があります。


立ち止まる:難易度 ★★

なにもせずに立ち止まりたい時は、デフォルトで「S」キーを押すと立ち止まることができます。

ウーコンなどの一部のチャンピオンがスキルを使用した際、敵を欺きたい時に使ったりしますが、覚えなくてもたいてい何とかなります。

移動予測:難易度 ★★

壁などの障害物が間にある場合は、その地点までの最短経路を自動的に判断し、別の操作で中断されるまで目標地点まで進み続けます。

これはミニオン等が間にいる場合も適用されます。しかしミニオンも移動しているので、場合によって同じ場所を行ったり来たりする現象が発生することがあります。

これに対し、近い地点を細かく連打しながら移動するテクニックがあります。より単純な方向を入力し続けることで、予測によるブレの発生を防ぎます。

『LoL』プレイヤーがやたらカチカチカチカチとマウスを鳴らし続けるのは、主にこのためです。

通常攻撃操作

通常攻撃:難易度 ★

敵を右クリックすることで通常攻撃できます。最も基本的な操作です。

オートアタック:難易度 ★

動作が終わった後に、最も近くの敵を自動で攻撃してくれる機能です。これにより、不慣れなときでも、戦闘中何もしないという状況が起きにくいので、攻撃し続けることができます。

しかし、攻撃したくない時にも勝手に攻撃してしまうので、草むらに隠れているつもりがうっかり攻撃して居場所がばれるということもあります(草むらに入ったまま攻撃を当てると、敵にブッシュ内が見えてしまいます)。

もし意図しない誤操作を防ぎたい場合は、「ゲーム」→「ゲームプレイ」から「オートアタック」の設定を切っておきましょう。


なお、一般的に「オートアタック」と呼ぶときは、右クリックで通常攻撃を行う場合も含んでおり、AA (Auto Attack の略)と呼ばれることが多いです。

モーション(動作)キャンセル:難易度 ★★

『LoL』の通常攻撃は、攻撃モーション中に移動操作をすることでキャンセルすることができます。

通常攻撃は以下の3つのモーションで構成されています。
  1. 構える
  2. 攻撃(ダメージが入る)
  3. 構えを解く
この中で、攻撃する際に必ず必要なのは2までで、実は3つ目のモーションは必要ありません。つまり、3つ目の動作の間に移動操作をすることで、モーションをキャンセルして、より早く動くことができるようになるのです。これにより、敵の攻撃を少し早く避けることができ、敵を追撃するのも楽になります。

オーブウォーキング:難易度 ★★

通常攻撃をすると、次の通常攻撃を打てるようになるまで、待機時間があります。その待機時間を活用して、棒立ちではなく移動し続けることを「オーブウォーキング」(またはオービットウォーキング)と言います(下記動画参照)。

名前のとおり、円の軌道を描くようにしてできるだけ無駄な時間がないように、攻撃 → 移動 → 攻撃 → 移動 を繰り返す動きで、追撃、逃走のどちらにも応用が効くテクニックです。

カイト:難易度 ★★★

遠距離攻撃のチャンピオンを使っている場合、上記のオーブウォーキングや移動スキルを利用することで、敵と常に距離を取りながら一方的に攻撃をすることができます。このテクニックを「カイト」(Kite)や「引き撃ち」と呼びます。

遠距離攻撃のチャンピオンを使う上でほぼ必須のテクニックなので、もし遠距離攻撃のチャンピオンをメインとして使いたい場合は、頑張って練習してみましょう。

前半:オーブウォーキング、後半:カイト

アタックムーブ:難易度 ★★

上記のカイト等のテクニックは素早くマウスを前後に動かす必要があるので、ミス操作が起きやすいです。また、単純に小さい敵などはうまくクリックできないことが多々あります。もし間違って地面をクリックしてしまった場合、意図せず敵のほうに歩き、大きな隙をさらしてしまいます。

これを防いでくれるのが「アタックムーブ」です。

アタックムーブを利用すると、間違って地面を指定しても、近くの敵を攻撃してくれます。

なお、攻撃の法則は2パターンあり、「ゲーム」→「ゲームプレイ」→「カーソル付近のターゲットを優先攻撃」から攻撃対象を変えられます。
  • オン:カーソルに一番近い敵を攻撃する《直感的でおすすめ》
  • オフ:チャンピオンに一番近い敵を攻撃する《誰でもいいから最短で攻撃したい時に利用》
また、アタックムーブで移動していると、敵が攻撃範囲に入った瞬間に自動で攻撃してくれるというメリットもあります。

特に、長距離移動中や、草むらなど敵が隠れているかもしれない場所に行くときに使うと便利です。

アタックムーブの設定は、「ホットキー」→「プレイヤー動作」→「プレイヤー移動攻撃」で設定できます

※注意点として、モーションキャンセルによる移動のことも「アタックムーブ」とよく呼ばれます。どちらのことを指しているのか、間違えないように気を付けましょう。

左クリックアタックムーブ:難易度 ★★★

上記のアタックムーブは、左右の手でキーボードとマウスを忙しく操作する必要があるので、慣れるまで誤操作が発生しやすく、非常に難易度が高い操作になります。

そこで、移動とアタックムーブをマウスだけでできるようにする禁断の機能がこれです。

「ホットキー」→「高度なキーバインド設定」→「オートアタックムーブを左クリックにバインド」にチェックを入れることで利用できます

やってみるとわかりますが、右手の人差し指と中指を交互にカチカチやるだけなので、恐ろしく簡単にできます。

しかし、なぜ禁断とまで書いたのかを説明しておきます。

この機能はもともと『LoL』に搭載されていませんでしたが、外部ツールを使ってこれと同じ機能を利用する人があまりにも多かった経緯があり、公平性を保つために公式に実装されました。

なので、この機能が備わっている前提で用意されてはいない機能も多いため、このチェックを入れることでうまく動かなくなる他の機能もあります。以下が不利益の一例です。

  • ミニマップで視界を変えようとするとキャラが移動する
  • アイテム欄の順番を入れ替えるとキャラが移動する
  • スコアボードの並べ替えをするとキャラが移動する
  • 「TFT」モードのあらゆる操作でキャラ移動してカメラが動きまくる
※ミニマップに関しては「ミニマップでの移動を許可」を切ることで対処可能

それでも受けられる恩恵はとても大きいので、多少の不具合に目をつぶってでも、誤操作を減らしたい人にはお勧めです。

また、操作自体は簡単ですが、ある程度正常な動作を知っていないと今後のゲームプレイに支障が出る可能性があるため、難易度を★★★に設定しています。

チャンピオンだけをターゲット:難易度 ★★

この機能を使うと、ミニオンの群れ、タワー裏、バロンナッシャーの裏などに敵チャンピオンがいるときでも、間違えずにチャンピオンだけを攻撃できるようになります。勝負時に使うと誤操作により倒し損ねることを防げます。

「ホットキー」→「スキル及びサモナースペル」→「チャンピオンだけをターゲットする」から設定できます

また、「ゲーム」→「ゲームプレイ」→「「チャンピオンだけをターゲットする」を切り替え式にする設定項目から、ゲーム中にオン/オフを切り替えることができます。
  • オン:押すたびに有効/無効が変わる
  • オフ:押している間だけ有効
この機能に関しては、実際に使ってみてしっくりくるほうを選ぶといいでしょう。また、この機能は使ってない人も多いので覚えなくてもなんとかなります(カーソル付近のアタックムーブを使えばそれなりに正確に攻撃できます)。

実践トレーニング


せっかくなので、今回学んだことだけで戦う練習をしてみましょう。特に「オーブウォーキング」の感覚をつかめるように意識してみてください。
  1. 「プラクティスモード」で敵チャンピオンを1人用意する(ゲーム開始前に「AIを追加」で可能)
  2. 「ミス・フォーチュン」を選ぶ
  3. [Shift] + [g] でタワーの攻撃を無効化する
  4. [Shift] + [t] でお金を増やす
  5. 「ブラッドサースター」を買う(「おすすめの状況によるアイテム」一番左)
  6. マップ下側の道(ボットレーン)をまっすぐ進む(敵チャンピオンがここに来る)
  7. スキルを使わずにネクサスを壊す
これが余裕であれば、「ブラッドサースター」を初期アイテムの「ドランブレード」に変えてみましょう。それでも1度も死なずにネクサスを壊せるようになれれば、移動と通常4に関してしばらく困ることはなくなると思います。ぜひ挑戦してみてください。

まとめ

今回はマウス操作がメインとなる、チャンピオンの基本操作に限定して説明しました。

次回では、もうひとつのチャンピオン操作の核になる、スキルやアイテム操作に関して話していきたいと思います。ご期待ください。

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