【連載】Yomiの「『LoL』をゼロからひとりでも始められるハウツー講座」

【『LoL』0-1-2講座 STEP 19】すべてのレーンを助けられる「ジャングラー」に挑戦しよう!

2020.6.17 Yomi
みなさんこんにちは。Yomiです。

前回までで、『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)のレーンで戦う「ロール」を一通り紹介しました。

今回は最後のロールである「ジャングル(ジャングラー)」について学んでいきましょう。

「ジャングラー」とは


「ジャングラー」は、レーンでは直接戦わずに、ジャングルにいるモンスターを倒しながら成長するロールです。


どのレーンにも顔を出すことができるので、レーンで戦っている味方に加勢して、敵を倒すことでレーンでの有利を広げていきます。

レーンで戦っているところに乱入して奇襲をかける行為は「ガンク」と呼ばれています。また、ジャングルにいるエピックモンスターを倒すことで、直接相手プレイヤーを倒さなくても、チームを強くしていくことができます。なので、ジャングラーはガンクだけでなく、オブジェクト管理も大切な仕事です。

限られた時間でファーム、ガンク、オブジェクト取得のバランスを考え、計画的に行動をしなければならないジャングラーはとても知略的な要素が求められるポジションです。マップ全体に影響を及ぼしながらゲームをコントロールしていきましょう!

試合準備:サモナースペルの選択



ジャングルでよく選ばれるサモナースペルとその理由を、選ばれることが多い順番に見ていきましょう。

スマイト

ジャングラーの必須スペルです。チャンピオン以外に大ダメージを与えられます。単純にファームをするのにも必要ですし、もしドラゴンなどを奪い合った時に、スマイトで確実にとどめをささないと、敵のスキルに奪われてしまいます。

また、中立モンスターに対して有効なジャングル専用アイテムは、このスマイトを持っているときのみ買うことができます。ジャングラーをやる場合は忘れずに持つようにしましょう。

フラッシュ

レーンと同様にほぼすべてのチャンピオンで採用される万能サモナースペルです。追撃、逃走、スキル回避などあらゆるシーンで使い道があります。特別な理由がない限りは持ったほうがいいでしょう。

ゴースト

フラッシュの代わりに持ちます。へカリムのように移動速度がとても大切なチャンピオンが選ぶ場合があります。フラッシュよりクールダウンが短いため、より頻繁にガンクに使うことができます。

ただし、フラッシュのほうがやはり汎用性が高いので、あまり採用はされません。

イグナイト

シャコのように高性能なブリンクを容易に使うことができるチャンピオンは、ガンク時のダメージの底上げで持ったりします。キルをどんどん取っていきたい人は選択肢に入れてみてもいいかもしれません。

試合開始直後


まず、ゲームが始まってから1分30秒くらいの間にジャングルで起きることについて説明します。

インベード

ゲームが始まったらどのプレイヤーもそれぞれのレーンに行くのですが、ミニオンが来るまでは暇な時間があります。その時間を活用して、試合開始直後にみんなで固まって敵のジャングルに進行し、敵が油断しているところを襲う行為が「インベード」です。

成功すると楽に相手をキルでき、できなくても相手のサモナースペルを消費させられる場合があるので、とりあえずやる価値はあります。

なので、試合開始直後はインベードを警戒して、敵がこちらのジャングルに入ってくるところを監視しておくと、開幕の事故を減らせて安定して試合を始めることができます。また、敵のインベードを利用してみんなで待ち伏せすると逆に返り討ちにできて、とても有利を作れます。

▲インベード集

リーシュ


中立モンスターはミニオンよりも強いので、レベル1で倒すのは大変です。なので、一番最初のモンスターはレーンの人に一緒に倒すのを手伝ってもらいます。この行為を「リーシュ」と呼びます。

ただし、レーンでミニオンが戦い始めるまでにはレーンに戻らなければならないため、一緒に最後までで戦うわけではなく途中で切り上げます。

基本的に、トップ側ジャングルから始める場合はトップの人が、ボット側ジャングルから始める場合はADCとサポートの人がリーシュをします。もちろんふたりに手伝ってもらったほうが楽なので、ジャングルに自信がない間はボット側から始めるといいでしょう。


ジャングリング


ジャングルのモンスターを倒して経験値とお金を稼いでいくことを「ジャングリング」と呼びます。まず、ジャングルがどのような場所で、どんなモンスターがいるか知らない人は先に「ジャングル」の記事をご覧ください。

中立モンスターはそれぞれ特性が違うので、チャンピオンごとにどの順番でどうやって倒していくのが効率がいいのかが変わってきます。

また、序盤にガンクに行きたいかどうかや、早くレベル6になってRを覚えるのを最優先にしたほうがいいかなど、考え方も変わってきます。

▲ジャングルルート解説 2020
(英語が苦手な人は字幕で日本語自動翻訳をお勧めしますが、ルートの映像を見るだけでも大丈夫です)

上記のような要素から、ジャングリングで通っていくルートはチャンピオンごとに違います。なので、最初はまず自分のチャンピオンがどのようなルートでジャングリングしていくのか、うまい人の動画を見て先に覚えておくことをお勧めします。

ただし注意点として、『LoL』は頻繁にゲームのシステムを変更していて、ジャングルもかなりの頻度で変わっているので、昔の動画ほど通っているルートが参考にならない場合が多い傾向があります。なので、ルートを参考にするのはできるだけ新しい動画にしてください。

カウンタージャングル

敵のジャングルに侵入する行為は「カウンタージャングル」と呼ばれます。カウンタージャングルをすると、自分自身の経験値やゴールドを稼げるという要素以外に、相手のファームを妨害して成長を遅らせる効果もあります。

もし相手のジャングラーが自分とは反対側のレーンにガンクを仕掛けるなどして、近くにいないことがわかった場合は、積極的にカウンタージャングルをしていきましょう。

また、基本的には上記の取りたいルートをとっていけるといいのですが、序盤強い敵がこちらのジャングルに入ってきて、思うように周れないこともあります。そういうときはこちらも敵の反対側のジャングルに入ってファームをすると、ロスを減らせます。

敵の位置を見ながら臨機応変に効果的なルートを取れるように、いろんな選択肢を用意しておきましょう。

ガンク


ジャングラーの醍醐味である「ガンク」について説明していきます。

ガンクとは、レーンで戦っているところに乱入して敵に襲い掛かる行為です。『LoL』は人数差がそのまま戦力差に大きくつながるゲームなので、ガンクをするとひとりで倒すよりもとても簡単に敵を倒すことができます。なので、味方は常にガンクを期待しています。うまくガンクを決めてヒーローになりましょう!


 ガンクのコツ

ただ何も考えずにガンクに行くよりも、以下のことを意識すると成功率が上がります。

敵の体力が少ない
敵の体力が低いほど、すぐに倒せるので簡単に決まります。

味方がレーンを引いている
味方がレーンを引いている(プルレーン状態)方が、敵がタワー下に逃げ込むまでの距離が長いので、長く攻撃ができガンクが成功しやすくなります。

敵のブリンクスキルがない
敵がブリンクスキルを持っていると、例えガンクをしてもスキルを避けられたり、素早くタワー下に逃げ込まれて倒せない場合があります。もしガンクをするなら敵がブリンクスキルを持っていないところを狙うか、あるいは敵がブリンクスキルを使った後にガンクをしましょう。

そのため、サモナースペルのフラッシュの有無はとても大切な情報になります。レーンで戦っている人も、もし敵がフラッシュを使ったら味方に教えてあげましょう。

味方が合わせられる状況でガンクする
味方の体力が少ないと、下手にガンクをしても一緒に戦うことができません。また、敵のミニオンがタワー下にいっぱいいる状況では、もしガンクをして味方がそれに合わせると、ミニオンを大量に失ってしまいます。

基本的にジャングラーよりレーナーの方が成長が早くレベルも高いので、今ガンクに行ったらちゃんと味方が合わせられるのかを事前に確認しておかないと、返り討ちに合ってしまう可能性もあるので気を付けましょう。

また、もし味方が合わせられる状況でも、味方がCCを持っているレーンの方が敵が逃げにくくなるので成功率も上がります。ガンクに行くときは敵だけではなく味方も考慮に入れるようにしてください。

レーンにいる人が仕掛けた後にガンクする
戦っていない状況で相手のジャングラーが見えると、敵はスキルを全力で逃げるために使うことになります。

そこで、味方のジャングラーが相手に見えていないうちにレーンにいる味方が先に戦闘を仕掛けます。もし敵が応戦してくれればそこでスキルを使ってしまうので、ガンクが来た時に対応が難しくなります。

ガンクの成功のためにはジャングラーだけでなく、レーンにいる味方の動きによって成功率を上げる方法もあることを覚えておきましょう。

自分のブリンクスキルは温存する
敵がブリンクスキルを持つチャンピオンの場合、ガンクで襲われた後にほぼ間違いなくそのブリンクスキルを使って逃げます。そのため、自分が先にブリンクスキルを使ってしまうと、後で使われた場合に追いつくことができません。

なので、こちらがわざと温存して敵に先に使わせることで、追撃にスキルを使えるので、よりガンクが成功するようになります。敵にブリンクスキルがある場合は覚えておいてください。

ワードがなさそうな場所を通る
レーン横の草むらなどは、基本的にワードがあると思った方がいいでしょう。もしワードに映ってしまうと、ガンクをする前に逃げられてしまいます。

なので、ワードが置かれていることがわかっている場合は、可能であればちょっと遠回りをしたり、レーンから歩いてきたりすると、バレずにガンクすることができるようになります。

カウンターガンク


敵がガンクをしている時にガンクを仕返す行為を「カウンターガンク」と言います。敵が無理をして仕掛けているぶん、スキルを先に使い切っていたり、押している場合はミニオンも多いので、返り討ちにすることができることが多いです。

敵がワードに移ったりしてガンクが予想できるのであれば、近くで待機して狙ってみてもいいでしょう。

▲ガンク集

ダイブ

タワーはとても強力なので、相手がタワー下にいられるとなかなか倒すことができませんが、ジャングラーの協力を得ると、タワー下でも倒しきれる場合があります。タワー下にいる敵に飛び込んで倒すことを「ダイブ」と言います。

タワー下の敵は逃げ場がないので、うまく仕掛けると確実に倒し切ることができます。成功すると、敵はタワーにきているミニオンをすべて失ってしまうのでかなり不利になってしまいます。

ただし、もちろんうまくさばかれると逆にダブルキルを与えてしまったりとリスクも大きいので、慎重に確実にチャンスをものにできるようになっていきましょう。

▲ダイブ集

バフの譲渡


最初のバフは自分がジャングルを周るために必要ですが、可能であれば2周目、3周目あたりからミッドレーナーに青バフを、20分をすぎたあたりからはADCに赤バフを渡してあげましょう。


エピックモンスター討伐


まず、「エピックモンスター」がわからない人は先に左の記事をご覧ください。エピックモンスターはチーム全体に大きな効果をもたらしてくれるので、できるだけ優先度を上げて倒したいモンスターになります。


エピックモンスターは通常モンスターよりかなり強いので、特に序盤はひとりで倒すのがとても大変です。エピックモンスターを倒している間に敵に襲われると危険です。

なので、まずエピックモンスターと戦う前に、その周辺の「視界」をとっておくことがとても大切です。敵にばれずにエピックモンスターを倒すことは、「スニークバロン」「スニークドラゴン」などと呼ばれます。

序盤にエピックモンスターを倒したい場合は、できるだけ敵に襲われる危険を減らすために、倒したいモンスターの両サイドのレーンで優位を築く必要も出てきます。レーンで優位がとれて押せていると、敵より味方のほうが寄るのが早くなるので、とれる確率が高くなります。そのために、ガンクなどを積極的にすると、結果的にエピックモンスターにも繋がってきます。

また、もうひとつ大切なのが敵のジャングラーの位置です。もし相手のジャングラーが反対側のジャングルに見えた時は、妨害されるリスクがないので大チャンスです。その場合は敵がこっちに来るのが間に合わないうちに、すぐ倒し始めましょう!

スティール

もし味方が少なく人数差がある場合は、エピックモンスターを取れる可能性がとても低くなります。ただし、攻撃するタイミング次第では、最後に力尽きる一瞬を狙って大ダメージを与えると、ひとりでも取れる場合もあります。

敵が攻撃して体力を削ったエピックモンスターに最後の一撃を入れて奪い取ることを「スティール」といい、倒したモンスターに応じて「ドラゴンスティール」「バロンスティール」などと呼ばれます。

ひとりで飛び込むとほぼ間違いなくデスをしてしまうのでリスクはかなりありますが、もし成功するとそれ以上のリターンが得られるので、可能そうであれば狙ってみるのもいいでしょう。逆に敵にスティールされないためにも、ドラゴンやバロンの裏の視界もしっかりとって敵が入るのを見張り、自分のスマイトは温存してとどめに使うようにしましょう。

▲バロンスティール集

初心者にお勧めのジャングラーチャンピオン


最後に、初心者のジャングラー入門としてお勧めのチャンピオンを紹介しておきます。

ヌヌ

中立モンスターにQを使うと体力が回復するので、安定してジャングリングができます。足が速くCCもあるのでガンクもそれなりにやりやすいです。

まだジャングル経験が浅く、中立モンスターをうまく倒す自信がない人にお勧めです。


ヴァイ

ジャングラーに必要な要素が詰まっているチャンピオンです。Qの高機動ブリンクを活かして序盤からガンクができて、Rを覚えてからは対象指定で確実にCCを入れられるので、単体へのガンクが強力です。積極的にガンクをして試合を動かしていきたい人にお勧めです。


アムム

アムムのRは広範囲で長時間拘束できる強力なCCを持っているので味方が合わせやすく、集団戦でも存在感を示せます。

Rがある時は戦って、Rがない時はファームをしてというように、メリハリがつけやすいのでわかりやすいです。

ただし、1対1は苦手で、敵のジャングラーと戦う状況を作られるとだいたい負けてしまうので気を付けましょう。


後書き


ジャングラーはレーン全体に及ぼし、試合の流れを決めるとても大切な役割です。そのぶん考えることやゲームへの理解度も必要になってきますが、うまくハマってゲームをコントロールできた時はとても気持ちいいので、ぜひいろいろなノウハウを覚えて立派な知将になっていきましょう!

さて、今回までで一通りゲームに関しての説明を終えたので、次回は、このゲームの醍醐味とも言っても過言ではない、ランク戦について話していきたいと思います。ご期待ください。

©️ 2020 Riot Games, Inc. All rights reserved.

筆者紹介

Yomi (よみ)。LoL公式パートナーライアットガーディアンズ

おもに『LoL』に関する動画を多く投稿している。
代表作品:LoL3分講座全チャンプSランクの旅 など。

シーズン5から『LoL』を始め、S5 P4, S6 P1, S7 で念願のダイアモンドとなる。
TFT, LoR でもダイアモンド到達した。

関連リンク
League of Legends 公式サイト

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リーグ・オブ・レジェンド とは

2009年10月に米国でサービスを開始、2016年9月時点で月間アクティブプレイヤーが1億人を突破し、世界各地で大規模な大会が行われているPCオンラインゲーム。マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(通称 MOBA)と呼ばれる5人対5人を基本とした対戦型PCゲームで、プレイヤーが操作する「チャンピオン」と呼ばれるキャラクターで相手本陣の攻略を競う。RTS(リアルタイムストラテジー)のテンポと迫力に RPG要素を加え、スピード感のある展開が特徴で、その競技性の高さから、eスポーツの代名詞として世界中でプロリーグが開催されている。毎年行われるeスポーツ最高峰の世界的祭典「League of Legends World Championship」は視聴者数5760万人を記録するなど大きな注目を集める。多彩なキャラクターやつくりこまれた世界観、映像や音楽、などゲーム以外のコンテンツも魅力で、コスプレやファンアートをはじめとした熱狂的なコミュニティ活動も各地で行われている。

リーグ・オブ・レジェンド: http://jp.leagueoflegends.com/



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