【連載】Yomiの「『LoL』をゼロからひとりでも始められるハウツー講座」

【『LoL』0-1-2講座 STEP 18】 ふたりで協力して戦う「ボット」( ADC・サポート)に挑戦しよう!

2023.7.10 Yomi
最終更新日:2026年4月17日
記事公開日:2020年6月3日
監修協力:和藤新

みなさんこんにちは。Yomiです。

前回は、『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)の「ロール」のひとつである、「ミッド」について学びました。

今回は、3つあるレーンの最後であり、他のレーンとは違いふたりで協力して戦う「ボット」について学んでいきましょう。

「ボット」とは


「ボット」は、3つあるレーンの中で下側に沿うレーンです。


ボットは他のレーンと違いふたりで戦う少し特殊なレーンです。基本的にはひとりで戦うのが苦手な「ADC」(Attack Damage Carry=アタック・ダメージ・キャリー)と、味方を補助することに特化した「サポート」のふたりがコンビとなります。

ADCは、ひとりだと脆くてすぐ倒されてしまいますが、ダメージを出すことに特化したチャンピオンが選ばれるので、守られている限りは敵に大ダメージを与えることができます。なので、ADCは成長することで試合の要となるとても重要なポジションにもなります。

成長するためにミニオンを倒して得られるゴールドは有限なので、基本的にはADCがミニオンをすべて倒し、より成長することを目指します。

一方サポートは、ミニオンから直接得られるお金がない(CSは取らないのが基本)ので、あまりアイテムをそろえることができません。なので、アイテムが少なくても活躍できるように、ダメージを出して敵を倒すよりも「CC」で敵の行動を制限したり、味方にバフを与えて補助できるようなチャンピオンが多く選ばれます。

アイテムも、ワードなど「視界」をコントロールできるアイテムを優先して買い、装備もつながっている味方のダメージを肩代わりする「騎士の誓い」や、範囲内の味方を回復し、敵にダメージを与える「リデンプション」など、自分の成長よりも味方のためになるアイテムを買うことが多いです。

試合準備:サモナースペルの選択



ボットでよく選ばれるサモナースペルとその理由を、選ばれることが多い順番に見ていきましょう。

フラッシュ

他レーンと同様にほぼすべてのチャンピオンで採用される万能サモナースペルです。追撃、逃走、スキル回避などあらゆるシーンで使い道があります。特別な理由がない限りは持ったほうがいいでしょう。

ヒール

多くのADCが好んで持ちます。自分ともうひとりの体力を回復できるので、ふたりで戦うボットに最適のサモナースペルです。ただし、連続で使用すると回復量が下がるという特性があるので、ヒールを持つのはひとりだけにした方が無難です。移動速度も上がるので、サポートよりも生存することが大切なADCが持ちます。

イグナイト

ダメージを与えられるイグナイトはより確実にキルチャンスをものにでき、キルできることでADCがしっかり育つことができるようになります。

また、回復阻害の効果も与えられるイグナイトは、敵のADCが使うヒールに対するカウンタースペルとなります。敵がヒールを使う前にイグナイトを使うことはとても重要になってくるので意識してみましょう。

ADCがヒールを持つので、イグナイトはサポートが持つようになります。

イグゾースト・バリア

もしイグナイトを持っても敵を倒せなさそう、あるいは敵にイグナイトを入れる距離まで接近することがないサポートの場合は、イグゾーストやバリアを持って、自身の生存能力を上げることを選択します。

敵にアサシンが多い場合は、襲ってきたアサシンにイグゾーストをかけることで、ADCも守りやすくなります。より守備的な選択を取りたいサポートが持ちましょう。

クレンズ

敵にノーチラスのようなCCがとても強力なチャンピオンがいた場合などは、ADCはヒールではなくクレンズを選択することもあります。その場合は、サポートがヒールを持ちます。

クレンズを持つ場合は敵がCC持ちだと分かっていることも大切なので、敵が分からないノーマルの試合で持つことは少なめです。


序盤:レーン戦


ボットでの序盤のレーン戦の流れは「トップ」、「ミッド」で話したことを、ふたりで分業してやると思ってください。

基本的に、ミニオンを倒さなければならないADCがレーンコントロールを、自由な時間が多いサポートが敵チャンピオンへのダメージトレードと視界管理を主導して行います。

ただし、主導して行うというだけで、もちろん必要なときにはお互いが両方の役割を果たす必要があります。

ADCの動き方の基本



ADCはミニオンのラストヒット(CS)を確実にとることを第一に考えます。しかし、ミニオンがまだ体力があり、ラストヒットのために攻撃をしなくてもいい時は、ミニオンだけでなく敵チャンピオンにも通常攻撃をしていきましょう。

特に、敵がラストヒットを取ろうとしているときは攻撃するチャンスです。1回1回は小さなダメージに思えるかもしれませんが、このような積み重ねが体力の差につながり、本格的なダメージトレードをするときに大きく影響していきます。

まだADCに慣れないうちは、ミニオンもうまく倒せず敵を攻撃する余裕はないかもしれませんが、「攻撃してきそう!」というプレッシャーがないと敵もラストヒットを取る余裕が生まれてしまうので、できる限り「攻撃するぞ!」という「意思」は見せるようにしましょう。

ADCは通常攻撃(AA)がほとんどなので、STEP 1 で説明したテクニックを活用できる機会が多くあります。体が弱く(体力が低く)狙われやすいADCは、一度の操作ミスで簡単に倒されてしまうので、できるだけミスを減らせるように前述のテクニックを身に付けることをおすすめします。

サポートの動き方の基本



サポートは、ラストヒットをあまり取らなくていい分、比較的マップを見る余裕があります。なので、もし敵のジャングラーなどが、他レーンにガンクをしようとしているのがマップで見えた場合は、危険ピンを鳴らしてあげてください。

特に初心者のうちは誰もがマップを見る余裕がないので、この行為で多くの味方を救うことができると思います。

ただし、例外もあります。サポートアイテムの効果で周囲に青い光球(最大3個)が現れている間のみ、ADCが近くにいると多めの体力でもラストヒットを取得できます。この時のゴールドはADCと分け合うため、積極的に獲得しても構いません。

この効果はレーンをプッシュしたり、レベルアップを早めるために効果的なので、できるだけ体力のある砲台ミニオンのラストヒットを狙うのがおすすめです。

ふたりで戦う



「ふたりで戦う」というだけあり、ひとりだけがダメージを受け続けたり、ひとりだけが攻撃できる状況を作ると簡単に負けてしまいます。そのため、どちらかが後ろの方にいるのは好ましくありません。ADCとサポートで、できる限りラインを合わせることが大切になってきます。

もしどちらかが攻撃を仕掛けられても、ふたりがかりで仕掛けてきた敵を攻撃すれば、そう簡単には負けません。また、逆に仕掛けるときも離れた敵を狙うのではなく、ふたりで攻撃できる敵を狙う必要があります。

ADCは常にミニオンを倒せる位置にいる必要があるため、こうした位置調整やターゲット選択はサポートの腕にかかっています。サポートが主導してレーンを勝利に導けるととても楽しいので、ただ立っているだけではない「できるサポート」を目指してみてください。

世界トップレベルのサポートであるCore JJ選手が、サポートに関するノウハウを動画にまとめてくれているので、興味がある方はぜひこのシリーズを見て勉強してみてください。(パッチも古いですが、言葉が分からなくても字幕で翻訳をONにすればだいたい分かると思います)


中盤:ローテーション



ボットタワーを壊した後は、そのままボットにとどまるよりも、まだタワーが壊れてない他のレーンのタワーを壊す動きが重要になってきます。タワーを壊すのが得意なADCとサポートが次々と他のレーンとレーンスワップしてタワーを壊していくことを「ローテーション」と呼びます。

ローテーションするレーンの指標には、タワーのほかに「リフトヘラルド」や「ドラゴン」の生存もあります。ジャングラーが中心となって倒すエピックモンスターですが、獲得できるとチームに大きな有利を築けるため、これらのモンスターが湧くタイミングに合わせてローテーションすることもあります。

効果的なローテーションができると、直接戦闘に勝たなくてもそれだけでゲームの有利が作れていきます。『LoL』はチームゲームなので、こういったマップ全体の敵と味方の動きや、オブジェクトやタワーの状況に合わせて「マクロ」な動きを意識することはとても大切です。ぜひチャレンジしてみてください。

「赤バフ」をもらう



通常攻撃に追加効果が付くようになる赤バフは、通常攻撃主体のADCととても相性のいいバフです。体力を高く保つこともできるようになるため、ゲーム中盤以降は集団戦で重要なADCが赤バフを持っておきたいところです。


終盤:集団戦とオブジェクト破壊



ゲーム終盤では、ドラゴンやバロンなど、重要なオブジェクトの周りでファームをしながら成長し、いつでも戦いに参加できるように準備をします。もし敵がいなければ持ち前のダメージでオブジェクトを確保しましょう。

しかし、敵も重要なオブジェクトはやすやすと渡したくないので、戦闘になることが増えてきます。ADCは集団戦が終わった後にも、ドラゴンやバロンを倒したり、タワーを壊すために必要な存在なので、できる限り生存することを目指してください。そのためにも、サポートは敵を倒すことよりも、ADCを守ることにより意識を割いてください。

無事ADCが生き残ったまま敵を殲滅することができれば、そのあとのオブジェクトは取り放題です。試合の勝利に一気に近づくことができるでしょう!

初心者におすすめのチャンピオン


最後に、初心者のボット入門にお勧めなチャンピオンを紹介しておきます。

 ADC:アッシュ


アッシュは通常攻撃でスロウを敵に与えられるので、距離の調整がしやすいという特徴があります。さらに、もし育つことができなくても、「W」のスロウを敵にばらまくだけである程度仕事ができるので、まったく役に立たないという状況を回避することができます。

さらに、「R」は無限の射程を持つスタン攻撃なので、味方がガンクに来てくれたときも合わせやすいですし、遠くのレーンで戦っている味方を助けるために飛ばすこともできます(確実に当てるには味方のCCに合わせるのが有効です)。ブリンクスキルはありませんが、敵との距離感を保つ練習にもなるため、ADCとして自信がない方にもおすすめです。


ADC:ミス・フォーチュン


ミス・フォーチュンは、通常攻撃以上にスキルによる攻撃が強力なチャンピオンです。

特に、「R」は広範囲に高ダメージを出せる最上級の攻撃スキルです。細かい操作が難しくてADCができない人でも、活躍しやすいチャンピオンのひとりなので、ハンドスキルに自信がない人にもおすすめです。


サポート:レオナ


自身にシールドをつける「W」スキルのおかげで、頑丈になり死ににくく、3つのハードCC(Q、E、R)を持っているため敵を捕まえるのも味方を守るのも得意です。どんな場面でも活躍できるチャンピオンなので、サポートの入門としてもおすすめです。

ただし、気持ちよくなって突っ込みすぎて倒されるチャンピオンの最筆頭でもあるので、味方はついてこれるのか、ADCは今安全か、の2点は常に忘れないようにしてください。


サポート:ユーミ


なにも分からない初心者でもサポートできるようにと設計されたチャンピオンです。味方にくっついて戦うことができるため、位置取りで失敗することが少ないことが特徴です。また、「Q」は攻撃方向を自分で操作できるので敵に当てやすく、「E」は回復と移動速度のバフを与えらえる優秀なスキルです。

ただし、ユーミを使いこなそうと思うと、危険を冒して味方から離れ、通常攻撃をする必要も出てくるので、それなりに練習する必要は出てきます。また、くっついて移動できるためにフラッシュを持たないなど、他のサポートチャンピオンとは異なるノウハウも多いので、別のチャンピオンをプレーするときにまた苦労するかもしれません。

味方を補助しながら、2つの回復スキル(E、R)で助けつつ、サポートの雰囲気を体験したい人におすすめです。


あとがき


ボットレーンはドラゴンに近く、タワーも壊しやすいので、ゲーム序盤から試合に大きく影響を与えるレーンです。ふたりでしっかり協力して、試合の流れを作っていきましょう。

さて、今回まででトップ・ミッド・ボットの3つの主要レーンについて説明してきました。次回は、どこのレーンにも行かない一番特殊な役割である「ジャングル」について説明してきたいと思います。ご期待ください。

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