【連載】プロゲーマー小路KOGの「勝つための『GBVS』立ち回り指南」

【第15回・プロゲーマー小路KOGの「勝つための『グラブルVS』立ち回り指南】Ver 2.01アップデート考察

2020.9.29 小路KOG
みなさまこんにちは!
タヂカラ株式会社 Amaterasu所属のプロゲーマー、小路KOG(こうじ けいおーじー)(@kkkog)と申します!!

前回に引き続き『グランブルーファンタジー ヴァーサス』(以下、『グラブルVS』)に関する記事を執筆させていただこうと思います。

15回目である今回は、2020年9月24日(木)に行われたばかりの大型アップデートについてご紹介したいと思います。シーズン2ということで、新キャラクター「ベリアル」を迎え入れつつ、全キャラクターに大幅な調整が入っています!

みなさんが現在進行形で使用しているキャラ、もしくは使用する予定のキャラクターはどの様に生まれ変わったのか?

公式の変更点を確認しつつ、自分で実際に調べた情報をこちらに記載していこうと思います。今回のアップデートはとにかく変更点が盛りだくさんですので、ご紹介できない部分がいくつかあるのをご了承ください。

それでは、1キャラずつ、主な変更点の感想と補足を書き連ねようと思います!!

グラン


おもな変更点は以下の通りです。

  • 中版「ドライブバースト」がヒットしてもダウンしなくなり、のけぞり喰らいに変更
  • 無敵技の「ライジングソード」の発生が遅くなり、起き上がりに打ちづらくなった
  • 解放奥義の「カタストロフィ」が反撃確定になった

ヤクザキックという異名で恐れられていた中版「ドライブバースト」が、なんとダウンしない調整に。これにより、たとえヒットしていても、めり込んだ場合は反撃を確定で受けるようになりました。

ただし、カウンターヒット時はそのまま地上でコンボが繋がる距離もあるので、一概に弱体化と言える調整ではない。

▲先端をガードさせる目的で出す、中版「ドライブバースト」のプレッシャーは相変わらず健在。ガード時はグランの攻めが始まり、カウンターヒット時は高火力のコンボを叩き込めるようになった

▲今回の調整でのほぼ全キャラに言えることだが、無敵技のリスクがかなり増えた。前バージョンで猛威を振るった大足→「カタストロフィ」の入れ込み連携は反撃を受けるようになり、強力な無敵技の「ライジングソード」も地上の打撃技で詐欺重ねがされるようになった

カタリナ


おもな変更点は以下の通りです。

  • しゃがみ中攻撃のやられ判定が下方向に拡大
  • 対空のしゃがみ強攻撃の発生が遅くなり、硬直も増えた
  • 強版「マイティライド」の地上ヒット時やられをのけぞり喰らいに変更

主力けんせい技の判定弱体化が目立つカタリナ。グランと同じく吹き飛び属性だった強化版の飛び道具「マイティライド」が地上のけぞり喰らいに変更。

こちらはカタリナの遠距離弱攻撃やしゃがみ中攻撃が繋がるパターンがいくつかあり、今後の研究次第ではコンボルートがかなり増えそうなうれしい調整だ。

▲けん制の要であるしゃがみ中攻撃が喰らい判定が下方向に拡大。これにより、ランスロットのスライディングを初めとした低姿勢の技で差し返されるようになった。前バージョンではこの技にお仕置きできるキャラクターはそこまでいなかったが、今回は空ぶったらかなり危険になる技と言えるだろう

シャルロッテ


おもな変更点は以下の通りです。

  • 「グリッターオンスロート」の跳ね返り部分の挙動が変更、硬直が減った。
  • しゃがみ強攻撃の対空性能強化
  • 「ノーブル・ストラテジー」の自動振り向きを削除

シャルロッテ使い待望の通常技対空が追加!
弱版グリッターや強版「ストラテジー」を入れ込むことにより、対空カウンター時の火力がかなり伸びるので、立ち回りに厚みが出るだろう。

▲弱版と中版の「グリッターオンスロート」は硬直が減る代わりに、相手キャラクターの近くに着地する挙動に変更。不利フレームを背負いつつ密着する形になるので、前バージョンほど気軽には出せなくなった

ランスロット


おもな変更点は以下の通りです。

  • 近距離立ち中攻撃の攻撃判定を前方に拡大し、空振りしにくくなった
  • しゃがみ中攻撃の発生が早くなった
  • 「トゥルブレンツ」→押しっぱなし派生の無敵が遅くなった

しゃがみ中攻撃の発生が早くなったことにより、なんとこのゲームで初めての「立ち喰らいの相手に小足小足しゃがみ中攻撃が繋がる」というコンボができるキャラとなった。

主要必殺技関係では「トゥルブレンツ」の無敵以外にも、三角飛びの移動開始が遅くなる、解放奥義の着地硬直が増えるなど、いわゆる逆択技のリスクが増えている。

▲コンボを落とす機会が非常に多かった近距離中攻撃暴発の遠距離中攻撃。今回のバージョンでしっかり認識間合いが広がり、コンボミスする確率が大幅にダウンした。ランスロット使いにとって追い風となる調整だろう

パーシヴァル


おもな変更点は以下の通りです。

  • コマンド投げである「イクスゼーレ」の発生が遅くなり、硬直が増えた
  • 強版「王者の行進」からの「シュナイデン」の硬直が増え、中央でコンボが繋がらなくなった
  • 強版「プラッツェン」が突進途中で無敵が切れるようになった

前バージョン最強クラスと評されていたパーシヴァルはかなりの下方調整が目立つ結果に。特に崩し、連携、奇襲で大活躍だった「シュナイデン」がガードさせてかなりの不利、かつコンボが中央でなくなったため、立ち回りでのプレッシャーが大幅低下。パーシヴァル使いにとって苦しい戦いが予想される。

▲弾抜け技として大活躍だった突進技、「プラッツェン」と「ローエンヴォルフ」の弱体化も痛い。まったく無敵がなくなった訳ではないが、前バージョンのように、ほぼ確実に飛び道具に対して抜けられるといった技ではなくなった

ファスティバ


おもな変更点は以下の通りです。

  • 中版「スクリュー・ジュエルバスター」の投げ間合いが狭くなった
  • 強版「漢女のラリアット」から中央でのコンボが繋がらなくなった
  • しゃがみ強攻撃が強制立ち喰らいに変更

パーシヴァルに続き、主力コンボパーツである「漢女のラリアット」からのコンボがほぼ画面端限定になったのが痛いファスティバ。特に立ち回りの厳しい相手に対し、弱版ラリアットをカウンターで当てることで、強引に流れを持っていく戦い方をしていたプレイヤーは厳しい調整となるだろう。

新要素としてはしゃがみ強攻撃が強制立ち喰らいになったり、遠距離強攻撃が硬直中に非常に長い距離を前進するようになったりと、面白そうな点は多々ある。今後の研究次第で化けるだろう。

▲システムの変更により、無敵技をガードしつつ起き攻めしやすくなったのはファスティバにとって追い風。密着のプレッシャーは相変わらずなので、少ないチャンスをものにして圧殺しきる「投げキャラ」らしいプレイングで戦おう

メーテラ


おもな変更点は以下の通りです。

  • ゼファーのキャンセル可能タイミングを遅く
  • 空中版「綺羅星」と「エーテリアルシール」に新しいコマンドを追加
  • 解放奥義「ラピッド・パルパーション」の発生が早くなった

新技がふたつも追加されたメーテラ。ボタン押しっぱなしにすることにより、山なり軌道で蝶々が飛んでいく「エーテリアルシール」や、後ろに下がりながら弓を打つ空中版「綺羅星」など、立ち回りに大きな変化を加えられそうだ。

代わりに、対空からのコンボやゼファーを絡めた連携は弱体化が見受けられる。今までとは違った戦術が求められそうだ。

▲中央のコンボで「ラピッド・パルパーション」が繋がるようになったのはうれしい。画面端でのコンボ火力がウリのメーテラではあるが、中央でも倒しきれる選択肢が追加されたのは僥倖(ぎょうこう)と言える

ローアイン


おもな変更点は以下の通りです。

  • 中版ポコパンの移動距離が長く
  • 強版「Aventure」の動作停止時間を短く
  • 「戦争兵器」でのキャタピラさんの退場が早くなった

ほぼ唯一のコンボ始動技である「ポコパン」に調整が入り、より繋がりやすく、スカり辛くなったのはローアイン使いもうれしいポイント。

当身技である強版「Aventure」は成立したのを確認してから避けや無敵技で返される部分に変更はないが、停止時間が短くなったことで、見てから無敵技を出すのはかなり難しくなった。

▲なんとキャタピラさんは攻撃を受けた際に爆発する専用モーションが追加。爆発した後すぐにリキャストが回復するので、一応強化されてはいる……のか……?

フェリ


おもな変更点は以下の通りです。

  • 遠距離通常技の発生が軒並み遅くなった
  • ジャンプ攻撃の攻撃レベルを低く、持続が減った
  • 「ドレーエン」の攻撃回数が2回に変更

各種通常技、および強版「ゲシュペンスト」の発生が遅くなり、遠距離強攻撃→ゲシュペンストといったコンボがなかなか繋がらず、引き寄せて起き攻めに行く機会が大幅に減少した。

無法の強さを誇ったジャンプ攻撃もすべて調整が入り、対空で落とされることが増えると予想される。

▲通称ドリルキックこと「ドレーエン」は2ヒットに変更かつ、しゃがんでいる相手にヒットするとそのままコンボにいけるという面白い調整に。新バージョンのフェリは自分から攻めるキャラという可能性が?

ゼタ


おもな変更点は以下の通りです。

  • 近距離立ち中攻撃の認識間合いが広くなった
  • 「アルベスの槍・下降」のアビリティアイコンが「アルベスの槍・上昇」と共有に変更
  • 「シリウスロア」のリーチが伸びた

かゆい所に手が届く調整の多いゼタ。近距離立ち中攻撃の認識間合いが広くなり、画面端の崩しである「すかししゃがみ弱攻撃→近距離立ち中攻撃」が繋がりやすくなり火力が大幅にアップ。

「アルベスの槍・下降」アイコンは以前まで「アルベスの槍」、いわゆる地上突進技とアイコンが共有だったので、空中版を使った後は地上の差し合いが少し弱くなっていたのだが、今回は対空版アルベスの槍との共有になったので地上戦の不安点が解消された。

▲ロック演出が入りやすくなった解放奥義「シリウスロア」。ほとんどの場面で通常奥義である「プロミネンスダイブ」を使う機会が多かったので、火力があがる解放奥義を選べる場面が増えたのはありがたい

バザラガ


おもな変更点は以下の通りです。

  • 回り込みの移動距離が増えた
  • 弱版と中版の「大鎌グロウノス」の投げ間合いが広くなった
  • 弱版「クルード・ランページ」の専用技への派生可能タイミングが早くなった

文面だけではわかりづらいが、渋い強化点が多いバザラガ。コマンド投げの投げ間合いが広くなったことにより、ダブルアタック二段目から投げと打撃の二択を迫れたり、回り込みの移動距離が増えて飛び道具キャラに近づけやすくなったりと、いろいろな相手にかなり戦いやすくなったキャラに変貌した。

▲「クルード・ランページ」はシャルロッテの「ノーブル・ストラテジー」と同じく自動振り向きはなくなったものの、コマンド投げや下段派生などへのタイミングが早くなったことによりプレッシャーがアップ。今バージョンのバザラガはもうレアキャラとは言わせない!?

ベルゼバブ


おもな変更点は以下の通りです。

  • 「シャドウムーブ」でワープした移動後の硬直が減った
  • 「カルマ」で引き寄せた際の飛び道具相殺時、ベルゼバブが動作終了時まで対飛び道具無敵になるようになった
  • 強版「ユニソニック」の硬直が減った

各種通常技と必殺技にメスが入り、ラスボスの威厳を取り戻すほどの強化を得たベルゼバブ。

繋がり辛かったコンボは大方解消され、強版「ユニソニック」の画面端コンボもドンドン開発されている。「カルマ」もかなり使いやすくなり、とにかく立ち回りでのコンボに行ける機会が増え、また火力も上がっているので今バージョンの台風の目になるだろう。

▲恐ろしく硬直の減った「シャドウムーブ」。もはや画面端脱出のみに留まらず、飛び道具や硬直の長い技に対して確定反撃を取る奇襲技としての側面も持ち合わせた

ナルメア


おもな変更点は以下の通りです。

  • 遠距離立ち強攻撃(源氏)の硬直が増えた
  • 強版「無限神楽」の発生が早くなった
  • 強版「繊月」の発生が遅くなった代わりに硬直差がよくなった

発生が遅かった当身技の「無限神楽」が二倍近く早くなり、コンボパーツとして使えるようになったのが大きな変更点だろう。

今まではコンボの締めに源氏モードでの「万里一空」を使うのがほとんどだったので、この変更により今後は攻めの展開が変わっていきそうだ。

また、相手キャラクターの身長やしゃがみか立ちかで有利時間がまちまちだった強版「繊月」もほぼ確実に有利を取れるようになった。

▲立ち回りの主力技である遠距離立ち強攻撃は硬直が増え、スカると反撃を受けやすくなった。ブンブン振り回すのではなく、居合キャラとして一振りに命を込める感覚で使っていこう

ソリッズ


おもな変更点は以下の通りです。

  • 各種主力通常技の硬直が減った
  • 中版、強版のインパクトナックルの地上ヒットを「のけぞり」から「吹き飛ばし」に変更
  • 各種「ロックスマッシュ」の吹き飛びを高く、攻撃判定を上方向に拡大

ハチャメチャな強化点を貰って勢いがとんでもないことになっているソリッズ。遠距離攻撃は硬直が減り差し合いで使いやすく、近距離強攻撃はガードさせて有利に変更、中版の「インパクトナックル」はガードさせて五分、ヒットしたら画面端まで一気に吹っ飛んでいく高性能技に変化。

20カ所以上におよぶ調整項目がほぼすべて強化内容というパワフルおじいちゃん。まさかまさかの最強クラスに一気に上り詰めるのか!?

▲以前は「ロックスマッシュ」でしか伸ばすことのできなかった画面端のコンボパーツが「インパクトナックル」の仕様変更により多彩になった。もともと火力は非常に高いキャラだったので、ソリッズにキャラクター変更する人が続出するかもしれない

ジータ


おもな変更点は以下の通りです。

  • 強版「ボーパルブレード」の発生が遅くなり、硬直も増えた
  • 飛び道具「レギンレイヴ」の硬直が増えた
  • 「ドライブバースト」がカウンターヒット時に中央でも拾えるようになった

今バージョンの飛び道具はほぼ全キャラ硬直が増えており、読みで飛ばれた場合は手痛い反撃を受ける様になった。ジータは特に「レギンレイヴ」の性能が高かったため、この調整では苦しい戦いを強いられるだろう。

超主力突進技である強版「ボーパルブレード」も、以前は反撃がなかったのに対し今バージョンでは、さまざまなキャラから反撃を受けやすくなった。

▲ほぼ使う場面がなかった特殊技「ドライブバースト」に中央でも高いリターンが付いたのはうれしい変更点。見た目通り低姿勢のけん制に勝ちやすい技となっているので、研究次第では立ち回りの要となってくるだろう

ゾーイ


おもな変更点は以下の通りです。

  • 弱版と強版の「スピンラッシュ」の発生が早くなった
  • ジャンプ特殊攻撃の追加派生特殊攻撃のタイミング緩和
  • 空中サンダーの着地硬直が増えた

強化点、弱体化点がいくつもあり、今バージョンでの立ち位置が掴みづらい調整であるゾーイ。

ワイバーン関連や突進技の「スピンラッシュ」、各種通常技とうれしい強化点が多いものの、奥義である「ガンマ・レイ」のダメージ減少、無類の強さを発揮した空中版「サンダー」の着地硬直が増えリスクが増大、メイン崩しのひとつであるオーバーヘッドアタックが見やすくなるなど、弱体化点も見逃せないものが多い。

▲ジャンプ特殊攻撃の調整により、第10回目のゾーイ記事でもふれた「Dループ」がかなりやりやすくなった。アドリブでのコンボを要求される機会が多いキャラクターなので、この変更点で見栄えのいい試合が多く展開されるだろう

まとめ


調整後のキャラクター考察記事、いかがだったでしょうか?

シーズン2ということで、かつてない量の調整項目が見られますね!
1キャラにつき少なくとも10項目以上あるので、すべての内容を把握するのには時間がかかりそうです。

新キャラクター「ベリアル」も加わり、シーズン1とキャラクター情勢が一気に変わりそうですね。


【小路KOGプロフィール】


チーム「AMATERASU」のプロゲーマー。
BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE』にてワールドランキング1位の実力を持ちつつ、世界初のJeSUライセンス二枚保持者というハイレベルなマルチプレイヤー。プロゲーマーのほかにも、eスポーツに関わるイベント企画制作、業務全般を担当する多才な技能を持っている。eスポーツに関わるビジネスで利益を上げつつ、ゲームの腕前は最強、というプロゲーマーの新たなロールモデルを目指すべく、日々勉強中。現在の目標はプロジェクトX出演。

Twitter:https://twitter.com/kkkog


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【連載】プロゲーマー小路KOGの「勝つための『GBVS』立ち回り指南」

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