【連載】jyoriのなぜ? なに? ルーンテラ攻略
【年末年始スペシャル座談会】日本最強の『レジェンド・オブ・ルーンテラ』研究勢が語る、盛り上がるための方法とは? (7/7)
『ルーンテラ』はeスポーツとして成功できるか?
宮下:私たちがeスポーツメディアをやってる意味というのも、結局多少なりとも誰かにeスポーツの実情が伝わったり、ファンの人たちに広がってうねりになることを願ってはいます。
Zetavzee:やっぱりPR不足はみんな思ってると思うんです。ライアットじゃなくてeSports Worldさんがやってくれたっていいんですもんね。
宮下:そうですね。jyoriさんの連載を続けるのも、正直なかなか大変ではあります。
タキ:連載が始まった時に「マジか」と思いました(笑)。
Zetavzee:けど、そんなニッチな需要にふれてくれるメディアなんてないですよね。
宮下:『ルーンテラ』の連載をやっているのは、eスポーツというものが公平なルールの中での戦いでなければならないとすると、デジタルカードゲームの中で最も可能性があるんじゃないかと思ったからなんです。そもそも他のカードゲームは大手攻略系サイトの情報だけでよくて、我々が手を出せる世界じゃないですから。
ここちい:すごく共感できます。
宮下:メディア名に「eSports World」と標榜しているからには、eスポーツにこだわって報じるのが使命なので、ガチャ要素が絡むものは扱いにくいところもあります。ただ、読者側もカードゲームのeスポーツ的なインタビューなどにはほとんど反応がなかったですね。
タキ:そうですね、優勝者インタビューはプレイヤーの話であって、『シャドバ』のコンテンツじゃないですからね……。
宮下:戦いや選手の駆け引きのすごさとかは、少なくともeSports Worldの読者は求めていない。そういう読者をしっかりつかまえられていないということもありますが。だから、『ルーンテラ』については頑張りたいという思いはありました。
jyori:タキさんともまさかこんなに続くとは思ってなかったみたいな話はしてました(笑)。
宮下:2024年も続ける予定です(笑)。最後に、皆さんから今後の『ルーンテラ』への要望とか、皆さん自身がこういうふうに頑張りたいといったひとことをいただけますか?
Zetavzee:やっぱりゲーム自体は面白いと思ってるので、もっとみんなに知ってもらいたいという気持ちがすごく強いです。そのために、僕も「Worlds」の権利を獲得して、例えば僕が賞金3万ドルを獲得したなんて言ったら、ちょっとは興味を持ってくれる人がいるかもしれない。
jyori:多分、インタビューするよ(笑)。
Zetavzee:お待ちしております(笑)。まずは勝てるように頑張るところからですけど、多少は影響を与えられるかもしれない立場にはなったので、僕も頑張りたいと思うし、もっと『ルーンテラ』にさわってほしいなと思います。
宮下:ありがとうございます。『TFT』もそうでしたが、ほんとに日本人が優勝するのが一番のPRですよね。
jyori:そうそう、結果出してもらって。
タキ:多分、多くのユーザーがライアットには頼らないという気持ちにはなってて、コミュニティが自分らで盛り上げようっていう気持ちは強いとは思うんですよ。ただ、かなり敷居の高い界隈だとも思うので、「怖い人はいないよ」ということも伝えたいですね、いい人ばっかだよっていう(笑)。
宮下:『LoL』ユーザーらしい発言ですね(笑)。
タキ:ほんとにいい人ばっかりなんです。「このゲームは叩かれないよ」って伝えたいですね。
ここちい:今ある明るい話題としては、待望の 「リミテッドモード」がようやく発表されたこと ですね。
以前あった「エクスペディション」っていうリミテッドモードも、今までのリミテッドからすると画期的なものだったんです。また、仰天するようなとんでもないリミテッドモードであることを期待しています。
宮下:プレイヤーの皆さんからの期待も高いんですね。可能性もありそうですか?
ここちい:そうですね、新規ユーザーが入る理由にはなるかもしれないですが、それよりも復帰勢で賑わう可能性を感じています。カードゲームプレイヤーって割と横のつながりがあると思うので、「ルーンテラの新しいドラフト、面白いぞ!?」みたいに噂が広まることはありえます。ユーザー視点で盛り上げるんだったら、新しいモードが面白かったらそれを「面白い!」ってSNSなどで言うことは大事だなと思ってます。
宮下:みなさんのご意見は、『ルーンテラ』のプレイヤーさんにも、この記事で『ルーンテラ』を知った未来のチャンピオンにも伝わると思います。本日はありがとうございました!
※ ※ ※
今回の座談会参加者は全員、他のデジタルカードゲームの経験も持つ歴戦の強者たち。その彼らが『ルーンテラ』を選び、そのゲーム性に惚れ込んでいるということからも、ゲームそのものの出来の良さは疑う余地はない。
ただし、「いいゲームである」ということと、「eスポーツとして盛り上がる」ということとはイコールではない。ゲームの継続的なアップデート、プレイヤー数、大会の規模、賞金金額などさまざまな要素が絡んでくる。
2020年のリリースから3年を経て、2024年には新しい要素も増える『レジェンド・オブ・ルーンテラ』。この記事を機に知った方も、ぜひスマホなどで一度ふれてみてほしい。
レジェンド・オブ・ルーンテラ
https://playruneterra.com/ja-jp/
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