【連載】jyoriのなぜ? なに? ルーンテラ攻略
【年末年始スペシャル座談会】日本最強の『レジェンド・オブ・ルーンテラ』研究勢が語る、盛り上がるための方法とは? (3/7)
日本人チャンピオンが生まれる可能性は十分にある
宮下:eSports World的に気になるのはやはり、eスポーツ競技として日本人選手が通用するか、というところです。ちょうど先日『チームファイト タクティクス』で日本人のtitle選手が世界一になりましたし、『ルーンテラ』の「Worlds」でも上位にしっかり食い込んでいますが、ズバリ日本人選手は『ルーンテラ』で世界に通用するでしょうか?
Zetavzee:通用すると考えています。というのも無根拠ではなくて、第1回の「Worlds」では日本人のやまと選手が入賞されています。彼はうちに所属しているんですけど、うまいけど“天上の人”という感覚ではなくて、大差ないレベルの人も何人もいます。日本からチャンピオンが生まれる可能性はあると思っています。
宮下:他のゲームで見ても、日本のeスポーツ選手が世界で活躍すると、ゲームもeスポーツシーンもすごく盛り上がるのを肌で感じています。『ルーンテラ』では世界に通用する人がいっぱいいる感じがしますね。
Zetavzee:僕らもそう思ってますし、APAC地域自体もレベルが高いという感覚は持っていますね。
jyori:アジア、韓国、日本がレベルが高いと言われていますね。元々『ルーンテラ』は日本と韓国だけのサーバーでしたし。現在は東南アジアも含めたAPACサーバーになったんですけど、運営側も日本と韓国だけレベルが高いからちょっと隔離しよう、みたいな動きが当初はあったらしいです。
宮下:その中でも、日本人は強い?
タキ:もともと日本、韓国、アジアサーバーが多分異常に強かったんです。日本人は正直、APACサーバーと合併する時になめてたんですけど、「東南アジアも言うて強いやん」っていう状態で。NAサーバー、EUサーバーとかは「この人、めちゃくちゃ強いよね」っていう人数が少ないんですが、合併後のAPACサーバーって、ベスト64がほとんど知っている顔ばかりで、コンスタントに強い人が多いって感じですかね。
あと、APACサーバーだけの特徴として、「オタクデッキ」が多いんですよ。スペルで翻弄するような相手をコントロールするデッキタイプが多い。他のサーバーでは全然回されていないのに、APACサーバーだけ異常に回されて強いデッキがあったり。
宮下:それは、アジア独特の強さってことなんでしょうか?
タキ:そうですね、先ほど話に出たやまと選手が世界大会の第1回に出られた時も、ひとりだけ俗に言う「コントロールデッキ」を持ち込んで、めちゃくちゃ強いって言われて2位になられましたし。今戦ってるpisukaru選手もオタクの権化みたいな……。
jyori:今使ってるデッキはまさにそうだね。
タキ:誰も理解できない(笑)。元々TealRed選手っていう有名な配信者がいたんですけど、その人がもうハイパーオタクだったんですよ。初期の環境デッキを作り出したりとかもしてたんで、なんか独特な人が多いですね。奇人変人が多いです。
宮下:日本勢の強さについてはどうですか?
ここちい:世界の中でも日本は『ルーンテラ』においてはかなり強い国と見て間違いないと思います。やっぱり日本っていう国自体がカードゲーム先進国だとは思うんですよ。子どもの頃からカードにふれやすいんじゃないかなと。
タキ:ちょうど僕らの小学生の時にいわゆる『遊戯王』ブームがあって、男子でさわっていない人の方が少ないくらい流行ったんです。世代世代で『ポケモンカード』『バトルスピリッツ』など、5年〜10年サイクルで流行も変わるんですけどね。さらに大学生くらいになって、もう1回カードゲームやってみようかなと思う人も多かったり。
宮下:それぞれの世代ごとに、何らかのカードゲームを経験してきて『ルーンテラ』に出会ったと。
ここちい:その前に『ハースストーン』と『シャドウバース』っていう2つがありましたけどね。
宮下:そうですね。やっぱり皆さんもこの2つは通ってきたんですか?
ここちい:デジタルでもカードゲームができるようになって、そっち方面のジャンルがちょっと流行る傾向を見せたのは、そこらへんのゲームがターニングポイントなのかなと思います。
Zetavzee:ベタですけど、僕も『ハースストーン』『シャドウバース』の両方ともプレイしたことがあります。まあ、その時はいわゆる競技的な関わりではなく、本当に遊んでるだけだったんですけど。『ハースストーン』でデジタルカードゲームって面白いんだなって初めて認識しましたね。
宮下:タキさんも同じですか?
タキ:ですね。僕も『ハースストーン』と『シャドウバース』はさわったことあります。
宮下:jyoriさんはあまりさわったことがなかったんですよね。
jyori:いや、私は『シャドウバース』からデジタルカードゲームに入って、そのあと『ハースストーン』もさわりはしたんですけど、がっつりではなかったです。
Zetavzee:まあ、正直『ハースストーン』とかはデジタルカードゲームにかなり興味がある人だったら知ってるくらいの立ち位置だったんですけど、『シャドウバース』は本当に「名前だけなら聞いたことがある」というくらいの知名度になったので、『シャドウバース』の存在はすごく大きかったと思いますね。
ここちい:山手線とかにも広告出てますからね。
タキ:テレビCMもバンバン出てるし。
Zetavzee:駅で適当に10人ぐらい捕まえたら、多分7、8人は『シャドバ』は知ってると思うんで。
jyori:聞いたことあるよ、うん(笑)。
Zetavzee:『ハースストーン』は当時だったら正直100人捕まえても5人知っているかどうかぐらいですね。
タキ:日本人が『ハースストーン』ですごい賞金を獲得して話題になりましたけどね。
宮下:2021年にPosesi選手が世界王者に輝いていますね。賞金は20万ドル、当時で2200万円くらいでした。
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