【連載】jyoriのなぜ? なに? ルーンテラ攻略
【年末年始スペシャル座談会】日本最強の『レジェンド・オブ・ルーンテラ』研究勢が語る、盛り上がるための方法とは? (5/7)
広告・告知が足りない『ルーンテラ』
宮下:意見を総合すると、『ルーンテラ』は流行らない、人口が増えない、でも日本人プレイヤーは強い、というのは共通して感じていらっしゃると思うんです。では、「こうすればもっとルーンテラ盛り上がんのにな」とか、「面白いってことが伝わんのにな」みたいなことをうかがえますか?
ここちい:そうですね。やはり広告を打たなすぎなので、もうちょっと人の目に止まるようなことはしてほしいです。
宮下:人の目に?
ここちい:大抵のゲームではライトユーザーが重要になりやすいんですけど、『ルーンテラ』に関してはヘビーユーザーを頑張ってつかむことも大事かなと思うので、そこの魅力も広告を打つときにはうまく入れてほしいと思いますね。
宮下:今の話を聞いてると、他のゲームをやってたという素地がある人には結構ハマりやすいんじゃないかなって感じもするんですが……。
ここちい:そうですね、特に高いレベルでカードゲームをやっている人たちにはいいゲームだと思います。
宮下:ということは、そういう方たちに対するアプローチも足りていない?
ここちい:ないとは思わないんですけど、単純に広告とかやってないですよね。
jyori:認知されてないですね。
タキ:存在を知ってる人という意味では、カードゲームのコアユーザーは、多分流行っているゲームをやるので。
jyori:みんなやってないゲームはやらないよねっていう、単純に。
宮下:それは人口が多いからってことですよね。
タキ:承認欲求の塊ですからね、オタクっていうのは(笑)。
Zetavzee:でも、正直その知名度の問題が本当に致命的だと思っていて。僕も『MTG』をやっていた時は多分普通の人よりは相当アンテナが広くて、知らないカードゲームはほとんどないくらいには知識を吸収してたんですけど、それでもこの『ルーンテラ』は正式サービスになるまで知らなかったんですよ。オープンベータがあったんですけど、全然存在を把握していなかった。どういうやり方をしているのかと思ってしまうくらい、やっぱり知名度が低いなっていう感覚はありますね。
宮下:うーん、そうなんだ。
タキ:『WIXOSS」勢の中で、多分『ルーンテラ』をプレイしてるのは僕だけなんですけど、『WIXOSS』で有名なプレーヤーに、「この前、『ルーンテラ』って知ってる? って言われて『ひとりだけやってるやつ知ってるよ』って話で盛り上がったよ」っていうくらい、やっているやつは珍獣みたいなレベルだとは思いますよ。
宮下:『LoL』自体は、それこそ世界で一番プレイヤー数が多いということを武器に成長してきた。それがあるから、多分『ルーンテラ』も人気が出るだろうと予想したのでしょうか。
ここちい:最初はちょっと勢いありましたけどね……。
タキ:「マインドマスターズ」をもう1回やっていれば……。あそこは良かったんですけど、そこからライアットがキープできなかった。賞金300万円で、吉本とかも提携していましたし、あの時はめっちゃ流行ったと思うんです。
jyori:1回盛り上がって、その時点で『ルーンテラ』をやっていなかった人も参入してきたよね。
Zetavzee:『ハースストーン』とか『MTG』のトッププロと言われる人たちも参加してきました。逆に言えば、その辺からプレイヤーをかっさらえそうなところまでは行ったんですよね。
jyori:だけど、想像よりも大会が盛り上がらなかったのか、お金の問題なのか、1回だけで終わってしまって。
タキ:「マインドマスターズ」の後に、公式大会がない空白の1年があったんですよね。結局それが大きかった。それも、世界ではそもそも大会がなかったですし。
あと、『TFT』って『LoL』と同じクライアントに入ってるんですけど、『ルーンテラ』ってゲーム自体が分かれているから、やってる人以外の目にふれないんですよね。
宮下:たしかに、なんで別なんだろうっていうのは僕も思いました。同じアカウントを使うのに。
タキ:まあ、そもそも別ゲーとして開発してましたからね。
ここちい:ライアットの他ゲームとのコラボみたいなことをしてくれれば、『ルーンテラ』のユーザーは増えそうな気はします。
タキ:「Riot Games One」にも『ルーンテラ』はないですからね。『TFT』はいるのに。
宮下:ちなみに、タキさんは『LoL』の経験者ですが、『LoL』をやっていたのがきっかけという方もいますか?
タキ:半分ぐらいは『LoL』のアカウントを引き継いでる人だと思います。『LoL』からやってる人はアカウント名のハッシュタグが「#JP1」なんですよ。それを見ると、半分ぐらいは多分『LoL』から入ってきている。
jyori:確かに結構いたもんね。
宮下:じゃあ、『LoL』から来てる人には効果はあったんですね。
タキ:あとは、大きな賞金制の大会はやっぱり必要なんだと思います。
jyori:やっぱりお金の力、『シャドウバース』の「RAGE」みたいなかたちですよね。
Zetavzee:『シャドウバース』も、一般の人に認知されたのって賞金1億円が来たのもかなり大きかったと思いますね。
宮下:確かに、一般のテレビとかも大きく取り上げてくれましたよね。実は優勝賞金1億円って、広告効果としてはむちゃくちゃ安いんですよね。今はもう役割が終わって、『シャドバ』自体が定着したからやっていないのだと思いますけど。
タキ:『ルーンテラ』は、日本の法律の関係で相当絞られましたからね。最初の賞金が日本だけ10万円になったりとか……。
宮下:その後はいろいろ解決されてるはずなんですが、賞金制の大きな大会があるっていうインパクトは、やっぱり効果はあるかもしれないですね。
jyori:必要やね。
【eスポーツとしての公平性がライトユーザーを阻んでいる?】
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