【連載】jyoriのなぜ? なに? ルーンテラ攻略

皆に知ってほしい『ルーンテラ』の特徴・魅力【jyoriのなぜ? なに? 『ルーンテラ』攻略 第2回】

2023.3.7 jyori
どうも!こんにちは。なぜなにカードゲームおじさん、Atlas Gaming所属のjyori(ジョリ)です。

前回記事の「なぜ『レジェンド・オブ・ルーンテラ』は流行らないのか?」が思った以上の反響を受け、各種ツイートや感想のDMをいただきました。ありがとうございました!

前回ネガティブ寄りな内容から入りましたので、ここからは本題として語りたかった「『レジェンド・オブ・ルーンテラ』(以下、『ルーンテラ』)の魅力」について存分に語らせていただこうと思います。

今回は、導入としてざっくり「『ルーンテラ』ってどんなゲーム?」といったところから入り、jyoriが考える『ルーンテラ』ならではの魅力と、『ルーンテラ』を3年間も続けてこられた理由を通して、その魅力に迫っていきます!

『ルーンテラ』ってどんなゲーム?


ここでは、わかりやすさのためにQ&A形式で、『ルーンテラ』とは、どんなデジタルカードゲームなのかを紹介していこうと思います!

Q:『ルーンテラ』はどんな世界観のカードゲームなの?

A:『ルーンテラ』は「世界で最もプレイヤー数が多いPCゲーム」と言われている『リーグ・オブ・レジェンド』(以下、『LoL』)の世界観を落とし込んだデジタルカードゲームです。キャラクターの多くは『LoL』にも登場しています。



Q:他のデジタルカードゲームと比べて、『ルーンテラ』にはどんな特徴があるの?

A:相手の行動に割り込んで介入できるなどのシステムによって、高い「双方向性」を実現している点が最も特徴的です。それによって熱い駆け引きを繰り広げることができます。

『MTGアリーナ』も、同レベルの「双方向性」があるとは思いますが、後述する「スペルマナ」のシステムなどにより、『ルーンテラ』の方がデジタルの特徴を生かした『双方向性』を実現していると感じます。


Q:勝ち負けはどうやったらつくの?

A:この左にある赤と青の数字が互いのライフを示していて、基本的には相手(ネクサス)のライフを0にしたら勝ちです。ライフはどちらも20から始まります。



Q:相手(ネクサス)への攻撃方法は?

A:キャラ(ユニット)を召喚して攻撃させたり、魔法(スペル)で直接攻撃したりすることで相手のライフを削っていきます。


Q:キャラ(ユニット)や魔法(スペル)はどうやって使うの?

A:カードに書かれた左上の数字の分だけ、右にあるマークを消費して使います。 これは「マナ」と呼ばれています。ラウンドが進むごとに使えるマナは1ずつ増えていきます。



Q:ゲームはどんなふうに進むの?

A:一般的なカードゲームでいう「ターン」を、『ルーンテラ』では「ラウンド」と呼びます。各ラウンド開始時にお互いのプレイヤーは、行動に必要なマナを得て、デッキから1枚カードを引きます。

各ラウンド内では、片方のプレイヤーがユニットを場に出すなどして1回行動すると、行動権がもう一方のプレイヤーに移動する、というのが基本原則です。ラウンド内で「テニスのラリーをしているイメージ」がわかりやすいでしょうか?

ただややこしいのが、上記は基本的な流れであって、カードの種類によっては「行動権を渡さずに複数回のアクション」ができたり、「相手の行動に割り込んでスペルを打つ」ことが可能など、細かいルールの介入があります。よって、それらを理解するまでは、初心者にとっていつ行動できるかがわかりにくい仕様になっています。


ここに注目! jyoriが考える『ルーンテラ』の魅力


顔も知らない誰かと「いつでも、どこでも」マッチングできて、カードを通じて「盤面を取り合い」「ライフを削り合い」熱い戦いを繰り広げることができるのが、デジタルカードゲーム全般のまず挙げるべき面白さです。

ここではもう一歩踏み込んで、わかりやすいポイントをピックアップする形で「『ルーンテラ』ならではの魅力」について考えていきたいと思います。

後の「jyoriが『ルーンテラ』を3年も続けてこられた理由」は話がコアすぎる一人オタク語りになるので後回しです(笑)。

(1)チャンピオンの豪華なレベルアップ演出!


先述の通り『ルーンテラ』は『リーグ・オブ・レジェンド』の世界観を踏襲しており、『リーグ・オブ・レジェンド』に登場する各種チャンピオンのキャラクターが「チャンピオンカード」(最もレアリティの高いカード)として収録されています。

各チャンピオンは、一定の条件を満たすと「レベルアップ」(パワーアップ)するのですが、その時に挟まる演出がとにかく派手で、かっこよかったり、可愛かったりするのです!

さらには、課金によるスキンの購入によって、カードのイラストだけでなくそのレベルアップ時の演出をもカスタマイズすることができます。お気に入りのチャンピオンができたらぜひスキンを購入して、ゲーム中の演出を楽しんでみてください。

TF(デフォルト実装アニメーション)+ジンクス(課金スキンアニメーション)

(2)お気に入りのボードで盤面をカスタマイズできる!


一般的なカードゲームではプレイ中の画面自体はそれほど変化はありません。ですが『ルーンテラ』では、課金によるボードの購入によって、対戦画面のボード(背景)をカスタマイズできます。ボードの種類によってゲーム中の雰囲気がかなり変わります。また、ボードによってはインタラクティブな仕掛けも用意されています。

「サモナーズリフト」ボード(自陣側画面下半分)

購入画面からプレビューや流れる音楽を試聴してみた上で、好きなボードがあったらぜひ購入してみてください。各ボードは種類ごとに1000円〜2000円程度で購入できます。2023年2月現在、ボードのバリエーションは38種類にも及びます。

ストアのボード購入画面

ボードごとに流れる音楽や仕掛けが違うので、好みのボードで楽しく対戦しましょう! 特に私も購入済みの「K/DA」のボードは、ボード内で3種類の音楽を切り替えることができるので、テンションが上がること間違いなしです!

紹介をしていたら、ついつい欲しくなったので「スターライトステージ」のボードを購入

K/DAのボード対戦動画

(3)無料&爆速でカードを収集できる!


『ルーンテラ』は他のデジタルカードゲームと比べて無料でカードが早く集まります。「無料ですべてのカードを集めたい!」という点に絞るなら、数あるデジタルカードゲームの中でも『ルーンテラ』を推します。

他のデジタルカードゲームでも無料でのカード収集は可能ですが、実際のところは早く集めたいがために少なからず課金している人は多そうです。

カードが早く集まる理由として、ゲームをプレイしていくだけで毎週木曜日に開封できる、「ウィークリーチェスト」と呼ばれる「カード詰め合わせのプレゼント」がとにかくおいしいのです。その週の間にやり込んだ量に応じて、より豪華でたくさんの報酬を得られます。

おかげでやりこみ度にもよりますが、1〜2週間である程度戦えるデッキが仕上がるほど。1カ月もあれば特定の望みのデッキが組めるくらいのペースでどんどんカード収集ができます。始めたての頃は毎週木曜日が待ち遠しかったものです。

ゲームを始めてすぐにガッツリやり込む前提であれば、火曜日や水曜日といった「ウィークリーチェスト」のアンロック直前にゲームを開始して、翌木曜日にやり込んだ分の報酬をすぐに得るのがいいかもしれません。また、「ウィークリーチェスト」以外にも、無料でカードを集めていく手段は多数用意されています。

その週のやり込み量に応じて「ウィークリーチェスト」から大量の報酬をGET

もちろん、課金すればカード収集のさらなる加速も可能。一番オススメなのは各シーズンでの「イベントパス」を購入することです(これらカード収集に関するさらに詳しい話は、連載の別回で詳細をお話しする予定です)。


jyoriが『ルーンテラ』を3年間も続けてこられた理由


ここからがメインで語りたかったところですが、コアな内容が多いオタクな一人語りなので、読みたい人だけに向けた内容となります。もし良かったら、雰囲気だけでも汲み取りながら、引き続き読んでみてください。

私は『ルーンテラ』にハマる前は『Faeria(フェアリア)』という、「カードゲーム」に「陣取りゲーム」を合わせたような、超マイナーなゲームにハマっていました。そこが、私のカードゲームの根幹なので、ちょくちょく『Faeria』の話も挟んでいきます。


(1)脳みその使い方が新鮮だった!


ゲーム説明のQ&Aでもふれた通り、『ルーンテラ』では相手のアクション(スペルやスキル)に対して割り込みでリアクションできる、『MTGアリーナ』に似たシステムが採用されています。

『ルーンテラ』にハマるまでさわってきた『Faeria』は、『シャドウバース』でも採用されているような「一方がまとめて行動して、もう一方がターンをもらってからまたまとめて行動する」というシンプルなターン制を採用しています。

なので、『ルーンテラ』をさわるまでの私のデジタルカードゲーム観は、将棋のように「相手のターン中は次の自分のターンの動きをじっくり思案して、ターンを渡し合う」というものでした。

しかし、『ルーンテラ』をさわってその感覚が破壊されました。

「根本的な頭の使い方」であったり「頭を今までになく高速回転させないと、ゲームについていけない」といった感覚がとにかく新鮮だったというのが、まずこのゲームにハマったきっかけだったと思います。

また、高いレベルになるほど高度な駆け引きが要求される難しさゆえ、現在進行形で自身のプレイの伸びしろを実感しています。私自身、頭脳戦は得意な方ではないと思っていますが、それでもやり続けているのはこういうシステムがとにかく好きなんでしょうね(笑)。

少し昔語りをすると、私は小・中・高とサッカーをしていたのですが、「駆け引きのリアルタイム性」という点において通じるものを感じたのかもしれません。相手がやりたいプレーを読んで、それを潰しにかかるのが特に好きでした。

互いにスペルの応酬をしている様子


(2)「待ちの戦略」というルーンテラならではの駆け引き


『ルーンテラ』では、スペル専用のマナについては3マナまでという制限付きですが、「行動に必要なマナの持ち越し」が可能です。持ち越されたマナは「スペルマナ」と呼ばれます。

なので、「あえてこのラウンドは動かずマナを持ち越す」という「待ちの戦略」が『ルーンテラ』には存在します。待つことであえてマナを温存して後々のアクションに備えたり、マナを構えておいてカウンターをちらつかせることができるのです。

また、序盤1、2ラウンドで動かなかった場合、それらのマナはスペルマナに回されます。そして、3ラウンド目には、スペルマナを合わせて合計6マナで行動できるため、序盤動けない事故への救済措置となっています。また、序盤のラウンドで多少動けなくても大丈夫なことを前提に、デッキ構築の幅が広がっていることも良い点です。

『Faeria』が完全マナ持ち越しのシステムだったので、個人的には「マナを持ち越せる『ルーンテラ』のシステム」が感覚的に刺さったのではないかと思います。とはいえ、私自身マナを持ち越すプレイングが下手で、「待てない男」とよく言われます。まだまだ精進が必要ですね。

マナを持ち越して貯めることで、早いラウンドで強力な高コストのスペルをプレイ!


(3)「オラクルの瞳」という神機能


『ルーンテラ』には、未来を見据える「オラクルの瞳」(互いのライフの間にある丸いもの)というインターフェースが実装されています。アタックやブロックの際にクリックすることで、「お互いこのまま何もせずに処理が完了した時」の結果が表示されるというものです。

事前にミスを防いでくれる素晴らしい機能で、他のデジタルカードゲームでも実装してほしいくらい便利です。まさに“ゴッドアイ”です。

こんな盤面でも……(オラクルの瞳発動前)

このまま対決したときの未来を確認できる(オラクルの瞳発動後)


私のゲーム配信を見ていただくとわかりますが、私自身おっちょこちょいでケアレスミスが多めです。そんな私にとってはうってつけの機能だったというわけです。

反面、他のカードゲームをプレイした時には、リーサル(相手を一度の攻撃で倒し切ること)や盤面処理の計算を自分で考えなくてはいけないので困ってしまうことも(笑)。「オラクルの瞳」は、初心者にも優しくとっても便利な反面、ある意味カードゲーマーの脳をダメにしてしまうのかもしれないですね。


(4)さわり心地抜群のインターフェイス!


始めたての人は意外と知らないことなのですが、『ルーンテラ』には「ドラッグでユニットをまとめてアタックできるインターフェース」が実装されています。これは便利さだけでなく、スッとまとめてポンとアタックゾーンにユニットが並ぶので、なんとも言えない気持ちよさがあります。

また、複数ユニットを並べてアタックする時に、殴った時の「ダン! ダン! ダン! ダン!」という効果音とその挙動の小気味良さが、私に刺さりました。これは私が「ビートダウンデッキ」(ユニットで殴って勝つデッキ)を好きになったきっかけかもしれません。

ドラッグでまとめて、アタックに行くまでの様子の動画


まとめ


今回は「『ルーンテラ』の魅力」を「注目ポイントのピックアップ」と「私自身の経験に基づいた話」を通して紹介させていただきました。

個人的には、このゲームの「洗練された対戦システム」に惚れ込んでいます。こればっかりはさわってもらわないと感じられない体験なので、とにかく1回でいいので『ルーンテラ』をさわってみてほしいと思っています。

前回の記事は内容が内容だっただけに、苦虫を噛みつぶしたような顔をして書いていましたが、今回はニッコニコで楽しく書き進めることができました!

正直まだまだ話し足りないところもあるのですが、収集がつかなくなるのでこの辺でということで。「まだまだ、こんな良いところもあるぞ!」という方はハッシュタグ「#なぜなにルーンテラ」を付けて、感想とともにツイートしてください。皆で『ルーンテラ』の素晴らしさを広めていきましょう!

この記事をきっかけに『ルーンテラ』に興味を持って、始めてみたり、あるいは復帰するプレイヤーが増えることを切に願っています。

最後まで読んでくださった皆さん、ありがとうございました!


©️ 2023 Riot Games, Inc.
©️ Cygames Inc.

レジェンド・オブ・ルーンテラ:https://playruneterra.com/ja-jp/
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