【連載】jyoriのなぜ? なに? ルーンテラ攻略

【年末年始スペシャル座談会】日本最強の『レジェンド・オブ・ルーンテラ』研究勢が語る、盛り上がるための方法とは? (2/7)

2023.12.30 宮下英之

『ルーンテラ』を始めた理由


宮下:それぞれの窓ごとに特色が見えてきたところで、皆さんが『ルーンテラ』を始めたきっかけを聞かせてください。


Zetavzee:僕は偶然としか言いようがなくてですね……。もともと紙の『マジック:ザ・ギャザリング』(MTG)を競技的にやっていたんですが、『MTG』で掲げていた目標は達成したので、いったん紙のカードゲームをやめようかなと思ったんです。

デジタル版の『MTGアリーナ』も遊んでたんですけど、偶然『MTG』の知り合いに『ルーンテラ』をやってる人がいて、話を聞いたらすごく面白そうだなって感じたので始めました。

宮下:その時は、eスポーツとして移行するっていう感覚でもなかったわけですか?

Zetavzee:むしろ、競技には関わらないつもりだったんですけど、気づいたらこうなってしまったというか(笑)。

宮下:生粋の競技志向なところがハマったと。

Zetavzee:気づいたら出てしまいましたね。

宮下:なるほど、タキさんはどうですか。

タキ:僕は元々『LoL』をやっていて、カードゲームは『WIXOSS』で大会などにも出ていました。そんな時に「なんか『LoL』のカードゲームが出るらしいやん」ってなって始めました。

タカラトミーが開発したカードゲーム『WIXOSS』。2024年で10周年を迎える

1年目は、結構ライアットも頑張ってたんですよ。だから、「このゲーム、覇権取れるで!」って思って。フタを開けたら「あれ?」っていう状態になっちゃってるんですけど。ライアットが頑張らなくなった後に、「シーズントーナメント」っていう賞金制の大会が2カ月に1回行われることになって、競技的にそれに参戦していました。

宮下:ちなみに『WIXOSS』にも大会はあったんですか?

タキ:ありましたね。世界大会はコロナで消えましたけど、出場できるくらいにはやっていました。

宮下:日本トップの選手だったんですね。『WIXOSS』は日本発祥だし、やっぱり日本勢が強いんですか?

タキ:日本人しかいないですね(笑)。海外でも展開はしてるんですけど(日本人が)強すぎるんで。海外勢が世界大会に来て「So crazy...」って言いながら1回戦で負けていきました。

宮下:なるほど(笑)。アニメも人気でしたよね。

タキ:あれはマーケティング目的で、もうやってないですけどね。『WIXOSS』も『ルーンテラ』と同じで終焉に向かいつつあるので……。

宮下:最後は、ここちいさんですね。

ここちい:カードゲーム自体は本当に小さい頃から、主流のものはたいてい全部やったかなってぐらいやってて。それと並行ししつつ、日本最古のデジタルカードゲームと言われている『アルテイル』っていうゲームがあって。

Zetavzee:あ、僕も履修済みです。まさかここでその名前が出てくるとは。

ここちい:スマホアプリにもなっていましたが、最盛期は15年くらい前でした。私の中での遊びの比重では3分の1以下になることはないくらい、カードゲームはずっとやっていました。

その後は『シャドウバース』とか『ドラクエライバルズ』とかをやっていたんですが、いろいろなゲームをとりあえずさわるタイプの知り合いが『ルーンテラ』をベータテストの初日からやっていて、「すごく面白いからやってみ?」みたいな感じで、僕も数日遅れぐらいで始めました。

宮下:実際さわってみてどうでしたか?

ここちい:私は「リミテッド式」という、配られたカードの即席デッキを作る遊び方が好きで。『ルーンテラ』では「エクスペディション」という名前で、現在はなくなっちゃったんですけど、ベータテストの頃はそっちがメインじゃないかってくらい、パッチノートもエクスペディションずくめで、ずっとメインでやってましたね。1週間に3回しかしかできないんですけど、必ず3回やっていました。

Zetavzee:正確に言うと、何回でもできるんですけど、3回まではリワードがあるんです。それ以上はフリーエントリーで。

jyori:でも、ちょうど「ドラフトモード」みたいなモードが開発中なんですよね。

ここちい:本当にようやく来たかと。2年待ちました。『ルーンテラ』はエクスペディションが面白くて続けていたら、ゲーム内だけで完結する公式大会ができちゃいましたね。それは出ようみたいな感じで出るようにしてたら、1年目と2年目の世界大会は権利を取れて出場していました。

宮下:皆さん、きっかけは結構異なりますね。『ルーンテラ』勢の中でもゲーム性が好きだったり、キャラが好きだったり。

ここちい:そうですね。でもまあ、『ルーンテラ』を続けているのは、やっぱりゲームが面白かったから。

jyori:そこは共通してるとは思う。

Zetavzee:そうですね。僕も「リミテッドモード」はそれなりにはやってましたけど、それよりも単純に『ルーンテラ』のゲームそのものが面白かったのが大きいですね。

ここちい:大会に参加するレベルでプレイする人は、あんまりキャラ愛とかではやってないと思います。

タキ:ゲームが面白すぎるからちょっとやってみるか、大会始まったけどちょっとやってみようか、みたいなノリですね。大会がメインで賞金稼ぎとかに出ているわけじゃなくて。「俺、ルーンテラで生きていこうと思うんだ」ではなく「ゲームがおもろすぎてやってたら、気づいたらなんか大会始まったわ」みたいな感じの人が多い。

ここちい:大会に参加するハードルが低いんですよね。

jyori:だから、大会に出るのが好きだったり、競技シーンにどんどん入っていけるところが楽しいですよね。

【『ルーンテラ』の競技シーンで日本人選手は通用する?】

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