【連載】GENKIモリタの「プロになるためのウイイレ攻略指南」
【第13回】「eスポーツで自分のやりたいことが見つけられた」かつぴーや選手インタビュー!【連載:GENKIモリタの「プロになるためのウイイレ攻略指南」】
- 共にeFootball™プロライセンスを持つかつぴーや選手とは
- 「自分のやりたいことが見つけられた」それがeスポーツ
- 世界で戦うためには、より多くのトレンドを知ること
- 『ウイイレ』のプロって儲かる? 気になるお金事情!
eFootball™プロライセンス保持者 GENKIモリタです。
2022年になりましたね! 今年も皆様よろしくお願いします。
新年1発目の今回は、少し趣向を凝らしてeFootball™プロライセンス保持者、かつぴーや選手との対談になります。大会のお話やeFootball™について思うこと、プライベートに関することまでお話いただきました。
プロ選手同士の対談をぜひともお楽しみください。
——今回インタビューさせていただきます、よろしくお願いします!
かつぴーや選手 (以下、かつぴーや) :お願いします。
——僕たちの初めての出会いは結構前になりますよね!
かつぴーや:初対戦が2018年だったので、そう考えると長いですね。
——まずは、かつぴーや選手のことを知らない読者のためにも自己紹介をよろしくお願いします。
かつぴーや:まず大会実績についてですが、2018年のウイニングイレブン国内最強チーム決定戦で日本1位を取り、その後2019〜20年は日本代表になり、2020年の鹿児島国体でも日本1位になり、順風満帆に勝ち続けています。
小さい大会も合わせると数えきれないくらい大会に出場しています。
——日本代表でもあり、勝ち続ける実力もある。もうそれだけですごさが伝わってきます。ちなみに、かつぴーやという名前の由来はどこからきているのでしょうか?
かつぴーや:簡単に言うと僕の名前「かつひろ」から来ています。大学時代に、後輩をサポートする自治体の団体があったんですけど、後輩たちが親しみを込めて僕のことをかつぴーって呼んでくれていたんです。
あとはなんとなく語呂もよかったんで、最後に「や」をつけて「かつぴーや」という名前が誕生しました(笑)
——確かに、なんとなく「かつぴーや」って呼びやすくていいですね!(笑)
かつぴーや:ありがとうございます。まあでも、GENKIモリタもインパクトあっていいと思いますよ(笑)。
ちなみに、2017年のPESリーグ(ウイニングイレブンの世界大会)に日本代表として参加したときに、はじめてかつぴーやという名前で活動して、それ以降はずっとこのプレイヤーネームを使っています。
最近はさらにコンパクトにぴーやさんって呼ばれることも(笑)。
——ぴーやさんって、なんかかわいいですね。
「自分のやりたいことが見つけられた」それがeスポーツ
——ところで、プロになったきっかけというのはなんだったのでしょうか?
かつぴーや:2018年のアジア競技大会の予選でベスト4になった時に推薦してもらったのがきっかけです。その時にあると選手とレバ選手と共にJeSU(日本eスポーツ連合)プロライセンスのお話をいただきました。
——最初からプロになるために活動していたんですか?
かつぴーや:もともとは当時務めていた仕事を辞めて公務員になろうと思って勉強していました。
ちょうどその頃にeスポーツという言葉が世間に出てきて、現所属の実業団チーム「KYANOS」(キュアノス)からお声がかかって——。このままeスポーツ専業の道に行くのか、会社員に戻るのか正直どうしようかと悩みましたね。
ただ振り返ってみると僕ってずっとやりたいことがない人生で、eスポーツを通じて日本一になってみたいとか、世界を取ってみたいとか、はじめて自分のやりたいことを見つけることができたんです。
そこで、この先どうなるかわからないけど、自分のやってみたいことをやろうと思い、eスポーツの道を選びました。
——それは大きな挑戦ですよね。
かつぴーや:挑戦でしたね。それでもやりたいことが見つかったので特に悩むこともなかったですね。なんとかなるやろうと!
——前向きな姿勢がかっこいいです。ちなみに2018年に仕事を辞めた理由は?
かっぴーや:大学を卒業して、名の知れた自動車メーカーに入ったのですが、実は本命の企業ではありませんでした。勤務地や給料面、仕事に関してもやりたいことではないなと思って、それなら一度大阪に帰って何かしようと思い、退職しました。
退職した後は目指していた公務員試験もまだまだ先だったので、その期間で『ウイイレ』をプレイしていました。『ウイイレ』ってレート(オンライン対戦の強さの指標)があるので、自分の成長や今の実力が目に見えてわかるのが楽しかったですね。
——ちなみに、『ウイイレ』以外のタイトルもプレイされていましたか?
かつぴーや:さかのぼれば、小1の時にクリスマスプレゼントもらったNINTENDO64で『マリオカート64』をやったのがはじめてのゲームだったかも。あとは『スマッシュブラザーズ』(スマブラ)かな。
スマブラに関しては同級生では敵なしでしたね(笑)。
——スマブラは地元最強みたいな?(笑)
かつぴーや:そうそう(笑)。大学生になってからは『コールオブドューティー』(CoD)もやってましたね。
——おおっ、FPSタイトルもプレイされていたんですね。
かつぴーや:めっちゃハマってましたよ!ウイイレより大学時代はやってました。
——『CoD』の腕前はどうだったんですか?
かつぴーや:自分で言うのもアレですけど、結構腕前あるんですよ。最近は『Apex Legends』もやっていますよ。
——『ウイイレ』のイメージが強いので、FPSタイトルもプレイしているかつぴーやさんってなんか新鮮ですねー。逆に『CoD』や『スマブラ』でプロになることは考えていなかったんですか?
かつぴーや:どちらのタイトルも、どのような形でプロ入りできるのかがわからなかったので、特にプロになることは考えていませんでした。
あとは、プレイしている中で確実に勝てないなと思う選手がいて、この世界ではトップを取れないと感じました。可能性を感じてたらいってたと思うんですけど。
——自分の中で感じるものがあったんですね。
かつぴーや:そうですね。その点『ウイイレ』はいけると思いましたね。元々サッカーもしていたのもあって。
——なるほど。ちなみに現在もKYANOS SCに所属されていますが、KYANOS SCに決めた理由はなんだったのですか?
かつぴーや:ネット記事で選手募集を見てから、実際に東京ゲームショウでお話させてもらったのですが、チームのビジョンと僕のやりたいことが合致していたのが決め手になりました。あと社長がとてもいい方だったので一緒にやっていきたいと思いました。
——具体的にどういうところに魅力を感じていますか?
かつぴーや:他チームの事情を聞いた感じだと、これをしろとかあれをしろとか制限がけっこうあると思うんです。KYANOSはそういった制限もなく活動しやすいのが魅力です。また、僕の『世界一を目指す』という夢に対して真剣に聞いて応援してくれている。一緒に目指そうと言ってくれる。そこはチームとして信頼できるなと思いました。
——チームの絆は盤石ですね。ちなみに今はプロゲーマー活動だけで生活されてるのですか?
かつぴーや:チームがスポンサードしてくれていてプロゲーマー活動に集中できる状態になっています。
——それはいい環境だ!
——ここからは『ウイイレ』の中身についておうかがいします。日本の競技シーンと海外の競技シーンを比べたときに、どのような部分に違いを感じますか?
かつぴーや:違いは、戦術のトレンドが違うなと思いました。
日本の選手はどこか似た闘い方をしがちです。強いプレイヤーの真似が得意。その点海外のプレイヤーは、それぞれが独自の戦術を持っている気がします。日本のプレイヤーとは全然違う戦術なので、試合をすれば勉強になりますし、すごく楽しいです。
——具体的に、どういう部分に違いやうまさを感じますか?
かつぴーや:サウジアラビアの選手は、とにかくドリブルがうまい。サッカーが好きな国柄も影響しているのか、実際のサッカーの知識も生かしたドリブルでしたね。
——海外選手と試合した時に苦戦したとこはありますか?
かつぴーや:日本人選手なら戦い方のパターンがある程度決まっているので対応しやすいのですが、海外の選手は僕が知らないパターンの攻め方をしてきます。そのため、対応が後手になってしまい苦戦を強いられます。
なので最近は、対戦相手のプレイをYouTubeで探して予習してます。
——知らない戦術で攻められるとどうしても後手になってしまいますもんね。
かつぴーや:そうなんです。特別海外の方がレベル高いわけではないので、そこは経験や予習でカバーできると感じています。
逆に言うと、日本の攻め方も海外プレーヤーは馴染なくて、互いに苦戦する印象ですね。先に相手の攻撃のクセやパターンを知れるかが世界大会を挑む上で大事ですね。
——なるほど。中々海外の選手と試合できないので、そういう体験談は面白くて参考になります!
——唐突ですが、ぶっちゃけかつぴーやさんどれぐらい儲かってますか?
かつぴーや:アニキほどじゃないですよ(笑)。
——うまくかわしますねー(笑)。では、今までの獲得賞金はいくらぐらいですか?
かつぴーや:200万ぐらいですかね。
——おおっ。これから出場予定の大会もありますしすごいですね!
かつぴーや:世界の公式大会とかもっと賞金大きいのもあるから夢ありますよね。
——深くお金について聞くと跳ね返りがありそうなのでさらに深くは聞けないです。
かつぴーや:むしろこっちが聞きたいです(笑)
——新作の『eFootball™』についてはどうですか?
かつぴーや:今回の『eFootball™』は、今までの「ウイイレ」シリーズとは異なり、完全新作という形でリリースされたのでワクワク感はありますね。もちろん、慣れるのに時間かかりましたが、それはそれで新鮮で楽しいです。
ただ、挙動でもたつく感じがあるのは確かなので、それが2022年の春に改善されればいいゲームになるなと思います。『ウイイレ』からは大きく変わったので、もともとのファンからしたら、そういった面で賛否両論あったのかなと。
——頭ごなしに悪い作品だとという印象はないんですね。
かつぴーや:そうですね。各タイトルの仕様に合わせていくのが僕らプロゲーマーだと思っているので。結局勝てない人が文句言ってるだけだと思っています。こんな言い方するとコメント荒れるかもですが……(苦笑)。
自分が変化に慣れていくのが大事だ思います。
——最後に今後の展望をお聞かせください。
かつぴーや:延期とかでこれから出場予定の試合もありますし、しっかり準備して戦っていきたいなと思っています。世界チャンピオンになるのがひとつ目標なので、その報告をできるようにしたいです!
——サウジアラビアとの対抗戦も応援しております!
かつぴーや:ありがとうございます。何かしら称号を得てご報告しますね!
プロとしての活動をチームが支えて、選手がその期待に応える。その型を作っている存在だと思います。イベントの実況解説でご一緒するときがあるのですが、とにかく気さくで、わかりやすい解説と、会場が盛り上がるようにツッコミをしてくれたりする。そんな一面もあります。さすが関西人やなっていつも尊敬してます(笑)。
大会でも結果を出し続けているかつぴーや選手。世界チャンピオンになる姿をぜひとも多くの方に届けてもらいたいですね。 なお、今回のインタビューはGENKIモリタのYouTubeチャンネルでも公開中です。実際のインタビュー風景もぜひおたのしみください!
かつぴーや選手 Twitter:
https://twitter.com/ka2peeya
【プロ×プロ対談前編】JeSUプロ同士のガチトーク!:
2022年になりましたね! 今年も皆様よろしくお願いします。
新年1発目の今回は、少し趣向を凝らしてeFootball™プロライセンス保持者、かつぴーや選手との対談になります。大会のお話やeFootball™について思うこと、プライベートに関することまでお話いただきました。
プロ選手同士の対談をぜひともお楽しみください。
共にeFootball™プロライセンスを持つかつぴーや選手とは
——今回インタビューさせていただきます、よろしくお願いします!
かつぴーや選手 (以下、かつぴーや) :お願いします。
——僕たちの初めての出会いは結構前になりますよね!
かつぴーや:初対戦が2018年だったので、そう考えると長いですね。
——まずは、かつぴーや選手のことを知らない読者のためにも自己紹介をよろしくお願いします。
かつぴーや:まず大会実績についてですが、2018年のウイニングイレブン国内最強チーム決定戦で日本1位を取り、その後2019〜20年は日本代表になり、2020年の鹿児島国体でも日本1位になり、順風満帆に勝ち続けています。
小さい大会も合わせると数えきれないくらい大会に出場しています。
——日本代表でもあり、勝ち続ける実力もある。もうそれだけですごさが伝わってきます。ちなみに、かつぴーやという名前の由来はどこからきているのでしょうか?
かつぴーや:簡単に言うと僕の名前「かつひろ」から来ています。大学時代に、後輩をサポートする自治体の団体があったんですけど、後輩たちが親しみを込めて僕のことをかつぴーって呼んでくれていたんです。
あとはなんとなく語呂もよかったんで、最後に「や」をつけて「かつぴーや」という名前が誕生しました(笑)
——確かに、なんとなく「かつぴーや」って呼びやすくていいですね!(笑)
かつぴーや:ありがとうございます。まあでも、GENKIモリタもインパクトあっていいと思いますよ(笑)。
ちなみに、2017年のPESリーグ(ウイニングイレブンの世界大会)に日本代表として参加したときに、はじめてかつぴーやという名前で活動して、それ以降はずっとこのプレイヤーネームを使っています。
最近はさらにコンパクトにぴーやさんって呼ばれることも(笑)。
——ぴーやさんって、なんかかわいいですね。
「自分のやりたいことが見つけられた」それがeスポーツ
——ところで、プロになったきっかけというのはなんだったのでしょうか?
かつぴーや:2018年のアジア競技大会の予選でベスト4になった時に推薦してもらったのがきっかけです。その時にあると選手とレバ選手と共にJeSU(日本eスポーツ連合)プロライセンスのお話をいただきました。
——最初からプロになるために活動していたんですか?
かつぴーや:もともとは当時務めていた仕事を辞めて公務員になろうと思って勉強していました。
ちょうどその頃にeスポーツという言葉が世間に出てきて、現所属の実業団チーム「KYANOS」(キュアノス)からお声がかかって——。このままeスポーツ専業の道に行くのか、会社員に戻るのか正直どうしようかと悩みましたね。
ただ振り返ってみると僕ってずっとやりたいことがない人生で、eスポーツを通じて日本一になってみたいとか、世界を取ってみたいとか、はじめて自分のやりたいことを見つけることができたんです。
そこで、この先どうなるかわからないけど、自分のやってみたいことをやろうと思い、eスポーツの道を選びました。
——それは大きな挑戦ですよね。
かつぴーや:挑戦でしたね。それでもやりたいことが見つかったので特に悩むこともなかったですね。なんとかなるやろうと!
——前向きな姿勢がかっこいいです。ちなみに2018年に仕事を辞めた理由は?
かっぴーや:大学を卒業して、名の知れた自動車メーカーに入ったのですが、実は本命の企業ではありませんでした。勤務地や給料面、仕事に関してもやりたいことではないなと思って、それなら一度大阪に帰って何かしようと思い、退職しました。
退職した後は目指していた公務員試験もまだまだ先だったので、その期間で『ウイイレ』をプレイしていました。『ウイイレ』ってレート(オンライン対戦の強さの指標)があるので、自分の成長や今の実力が目に見えてわかるのが楽しかったですね。
——ちなみに、『ウイイレ』以外のタイトルもプレイされていましたか?
かつぴーや:さかのぼれば、小1の時にクリスマスプレゼントもらったNINTENDO64で『マリオカート64』をやったのがはじめてのゲームだったかも。あとは『スマッシュブラザーズ』(スマブラ)かな。
スマブラに関しては同級生では敵なしでしたね(笑)。
——スマブラは地元最強みたいな?(笑)
かつぴーや:そうそう(笑)。大学生になってからは『コールオブドューティー』(CoD)もやってましたね。
——おおっ、FPSタイトルもプレイされていたんですね。
かつぴーや:めっちゃハマってましたよ!ウイイレより大学時代はやってました。
——『CoD』の腕前はどうだったんですか?
かつぴーや:自分で言うのもアレですけど、結構腕前あるんですよ。最近は『Apex Legends』もやっていますよ。
——『ウイイレ』のイメージが強いので、FPSタイトルもプレイしているかつぴーやさんってなんか新鮮ですねー。逆に『CoD』や『スマブラ』でプロになることは考えていなかったんですか?
かつぴーや:どちらのタイトルも、どのような形でプロ入りできるのかがわからなかったので、特にプロになることは考えていませんでした。
あとは、プレイしている中で確実に勝てないなと思う選手がいて、この世界ではトップを取れないと感じました。可能性を感じてたらいってたと思うんですけど。
——自分の中で感じるものがあったんですね。
かつぴーや:そうですね。その点『ウイイレ』はいけると思いましたね。元々サッカーもしていたのもあって。
——なるほど。ちなみに現在もKYANOS SCに所属されていますが、KYANOS SCに決めた理由はなんだったのですか?
かつぴーや:ネット記事で選手募集を見てから、実際に東京ゲームショウでお話させてもらったのですが、チームのビジョンと僕のやりたいことが合致していたのが決め手になりました。あと社長がとてもいい方だったので一緒にやっていきたいと思いました。
——具体的にどういうところに魅力を感じていますか?
かつぴーや:他チームの事情を聞いた感じだと、これをしろとかあれをしろとか制限がけっこうあると思うんです。KYANOSはそういった制限もなく活動しやすいのが魅力です。また、僕の『世界一を目指す』という夢に対して真剣に聞いて応援してくれている。一緒に目指そうと言ってくれる。そこはチームとして信頼できるなと思いました。
——チームの絆は盤石ですね。ちなみに今はプロゲーマー活動だけで生活されてるのですか?
かつぴーや:チームがスポンサードしてくれていてプロゲーマー活動に集中できる状態になっています。
——それはいい環境だ!
世界で戦うためには、より多くのトレンドを知ること
——ここからは『ウイイレ』の中身についておうかがいします。日本の競技シーンと海外の競技シーンを比べたときに、どのような部分に違いを感じますか?
かつぴーや:違いは、戦術のトレンドが違うなと思いました。
日本の選手はどこか似た闘い方をしがちです。強いプレイヤーの真似が得意。その点海外のプレイヤーは、それぞれが独自の戦術を持っている気がします。日本のプレイヤーとは全然違う戦術なので、試合をすれば勉強になりますし、すごく楽しいです。
——具体的に、どういう部分に違いやうまさを感じますか?
かつぴーや:サウジアラビアの選手は、とにかくドリブルがうまい。サッカーが好きな国柄も影響しているのか、実際のサッカーの知識も生かしたドリブルでしたね。
——海外選手と試合した時に苦戦したとこはありますか?
かつぴーや:日本人選手なら戦い方のパターンがある程度決まっているので対応しやすいのですが、海外の選手は僕が知らないパターンの攻め方をしてきます。そのため、対応が後手になってしまい苦戦を強いられます。
なので最近は、対戦相手のプレイをYouTubeで探して予習してます。
——知らない戦術で攻められるとどうしても後手になってしまいますもんね。
かつぴーや:そうなんです。特別海外の方がレベル高いわけではないので、そこは経験や予習でカバーできると感じています。
逆に言うと、日本の攻め方も海外プレーヤーは馴染なくて、互いに苦戦する印象ですね。先に相手の攻撃のクセやパターンを知れるかが世界大会を挑む上で大事ですね。
——なるほど。中々海外の選手と試合できないので、そういう体験談は面白くて参考になります!
『ウイイレ』のプロって儲かる? 気になるお金事情!
——唐突ですが、ぶっちゃけかつぴーやさんどれぐらい儲かってますか?
かつぴーや:アニキほどじゃないですよ(笑)。
——うまくかわしますねー(笑)。では、今までの獲得賞金はいくらぐらいですか?
かつぴーや:200万ぐらいですかね。
——おおっ。これから出場予定の大会もありますしすごいですね!
かつぴーや:世界の公式大会とかもっと賞金大きいのもあるから夢ありますよね。
——深くお金について聞くと跳ね返りがありそうなのでさらに深くは聞けないです。
かつぴーや:むしろこっちが聞きたいです(笑)
——新作の『eFootball™』についてはどうですか?
かつぴーや:今回の『eFootball™』は、今までの「ウイイレ」シリーズとは異なり、完全新作という形でリリースされたのでワクワク感はありますね。もちろん、慣れるのに時間かかりましたが、それはそれで新鮮で楽しいです。
ただ、挙動でもたつく感じがあるのは確かなので、それが2022年の春に改善されればいいゲームになるなと思います。『ウイイレ』からは大きく変わったので、もともとのファンからしたら、そういった面で賛否両論あったのかなと。
——頭ごなしに悪い作品だとという印象はないんですね。
かつぴーや:そうですね。各タイトルの仕様に合わせていくのが僕らプロゲーマーだと思っているので。結局勝てない人が文句言ってるだけだと思っています。こんな言い方するとコメント荒れるかもですが……(苦笑)。
自分が変化に慣れていくのが大事だ思います。
——最後に今後の展望をお聞かせください。
かつぴーや:延期とかでこれから出場予定の試合もありますし、しっかり準備して戦っていきたいなと思っています。世界チャンピオンになるのがひとつ目標なので、その報告をできるようにしたいです!
——サウジアラビアとの対抗戦も応援しております!
かつぴーや:ありがとうございます。何かしら称号を得てご報告しますね!
———
かつぴーや選手との今回のインタビューで感じたことは、まっすぐにプロゲーマーとして取り組む姿勢、そして現状に満足しないチャレンジ精神、そこが素敵だなと思いました。プロとしての活動をチームが支えて、選手がその期待に応える。その型を作っている存在だと思います。イベントの実況解説でご一緒するときがあるのですが、とにかく気さくで、わかりやすい解説と、会場が盛り上がるようにツッコミをしてくれたりする。そんな一面もあります。さすが関西人やなっていつも尊敬してます(笑)。
大会でも結果を出し続けているかつぴーや選手。世界チャンピオンになる姿をぜひとも多くの方に届けてもらいたいですね。 なお、今回のインタビューはGENKIモリタのYouTubeチャンネルでも公開中です。実際のインタビュー風景もぜひおたのしみください!
かつぴーや選手 Twitter:
https://twitter.com/ka2peeya
【プロ×プロ対談前編】JeSUプロ同士のガチトーク!:
【GENKIモリタプロフィール】
サッカースクールのコーチ→NSC→プロゲーマー。大会経験も実績もないアマチュアから、JeSU公認ウイニングイレブンのプロライセンスを2018年に取得。現在はイベント出演、テレビ出演、大会出場が主な活動になっております。
Twitter:@pes_progamer
サッカースクールのコーチ→NSC→プロゲーマー。大会経験も実績もないアマチュアから、JeSU公認ウイニングイレブンのプロライセンスを2018年に取得。現在はイベント出演、テレビ出演、大会出場が主な活動になっております。
Twitter:@pes_progamer
【連載】GENKIモリタの「プロになるためのウイイレ攻略指南」
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- 【第13回】「eスポーツで自分のやりたいことが見つけられた」かつぴーや選手インタビュー!【連載:GENKIモリタの「プロになるためのウイイレ攻略指南」】
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