【特集】何から何までeスポーツ? 「eスポーツ×○○」

あなたの知らない「ゲーミング○○」18選 (4/4)

2019.11.19 宮下英之

ゲーミング座布団


ウソのようだが本当に存在するのが「ゲーミング座布団」だ。ゲーミングチェアブランドが作ったゲーミングチェア専用の座布団で、チェアがうまく体に合わない人の調整用として、クッション性を高める用途として、重宝されているという。

出典:バウヒュッテ(https://www.bauhutte.jp/

素材自体はゲルや高反発ウレタンなどを使用しており、沈み込みすぎず、しっかり体を支えてくれる。ゲーミングチェア自体の汚れを防止できるということもメリットのひとつだ。また、畳などでゲームを遊ぶ際に単に座布団として使ってもいい。


ゲーミングデスク


eスポーツは、リビングでみんなで遊ぶというよりも、自分の部屋でじっくりプレイするのが一般的だろう。それだけに、デスクについても「ゲーミングデスク」と呼ばれる製品が登場している。

出典:バウヒュッテ(https://www.bauhutte.jp/)

一般的なデスクとの違いは、デスクトップパソコンやゲーミングモニターを配置した際のユーティリティ性の高さに尽きる。配線や本体の設置場所などを、自分が持っているデスクにスチールラックなどを組み合わせている、とう人も多いのではないだろうか。

その点、ゲーミングデスクであれば、本体、モニター、キーボードやマウスなどの配置まで考慮されている。当然、コンシューマー機にも余裕で対応可能だ。ASUSがスウェーデンの家具メーカーIKEAと組むなど、デスク分野のeスポーツ化も急速に拡大している。

ちなみに、バウヒュッテではデスクのほか「ゲーミング着る毛布」など変わり種な「ゲーミング○○」を数多く販売している。

●主なゲーミングデスク
  • バウヒュッテ
  • ASUS(IKEAと共同開発)
  • サンワサプライ


ゲーミンググラス


ゲーム用メガネ「G-SQUARE」は、ゲームプレイ時に目からくる疲れを軽減させたり、眩しさを低減させるコーティングなどが施された、ゲーム専用のアイウェア。ブルーライトカットや最適な色合いを表現するための加工が施されている。

出典:G-SQUARE アイウェア/Professional Model フルリムタイプ 推奨ゲーム“MOBA”【wine-red】(https://www.g-square.biz/product/613/)

開発にはDetonatioN Gamingの選手たちが参加しており、正確無比なプレイと疲労感の軽減を目的としている。ゲームのカテゴリーに合わせてカラーも設定されており、MOBAにはワインレッド、FPSやクリエイターにはグレー無彩色、格闘ゲーム向けにはブラウンが用意されている。


ゲーミングカー

ゲーミングキーボードやマウス、ヘッドセット、アーケードコントローラーなどでおなじみのブランド、Razerが中国の電気自動車メーカー、NIOとコラボしたのが「ゲーミングカー」だ。

出典:NIO ES6(https://www.nio.com/)

といっても、クルマでeスポーツを行うというわけではなく、Razerとのパートナーシップの一環として製作された自動車。「ChinaJoy 2019」というゲームイベントの中でRazerの公式車両として使用された。

単体のゲームのコラボというかたちでラッピングカーなどが作成されることはあったが、今後は日産リーフや三菱アウトランダーのように、クルマから電源を供給しながらeスポーツ大会を行うことも可能になるかもしれない。


ゲーミングパンツ

「↑パンツ↓」というと下着をイメージするかもしれないが、こちらの発音は「↓パンツ↑」の方。「Kontrol Freek」というブランドが開発したこのショートパンツには、eスポーツ選手にとって便利な機能が盛り込まれている。

出典:KONTROL FREEK(https://www.kontrolfreek.com/)


「Icon Performance Gaming Shorts」はポケット部分にプレイ中に気になる手汗を拭き取り乾かしてくれる速乾性素材を採用。深めのポケットはコントローラーを持ち運びやすいようにできている。

スポーツウェアとして着用しても便利そうだが、なにより発想が斬新だ。海外の通販サイトで購入可能だが、現在はホワイトモデルのみと人気も上々(?)な様子。

eスポーツチームのウェアというとTシャツやチームウェアは上半身のみで、下半身は普通のパンツを履いている選手も多い。もしかしたら今後、上下セットのeスポーツウェアも登場するかもしれない。


ゲーミングプロバイダー


eスポーツは自宅からでも参加できる大会も多数行われているが、そんなときに重要なのがインターネット回線だ。帯域シェア型の回線では時間帯によって回線スピードが落ちてしまったり、プロバイダーによっては頻繁に途切れてしまうケースもなくはない。

その意味では、「ゲーミングプロバイダー」が登場するのも当然の結果と言える。株式会社ネットフォレストが運営する「Gaming+(ゲーミングプラス)」というプロバイダーでは、IPv6ネットワークを活用し、IPv4時代よりも高速かつ安定した接続を実現。回線速度も概ね1Gbpsと高速なので、オンライン対戦や大会にも安心して挑戦できる。

出典:Gaming+(https://www.gaming-plus.net/)

eスポーツチーム「DetonatioN Gaming」とのパートナーシップも締結しており、回線自体はNTTフレッツ光などのユーザーならば利用できるとのこと。月額料金は2980円だ。自宅のネット環境に困っている方は、一度相談してみてはどうだろうか。

ゲーミングストロー


ゲーミングシリーズではおなじみのRazerがまたまた変わり種のゲーミングシリーズを発表。その名も「ゲーミングストロー」だ。

出典:Razer公式(https://www2.razer.com/jp-jp/

材質はステンレス製で携帯しやすい伸縮設計。耐久性に優れているだけでなく、付属のブラシで洗浄も可能と衛生面もバッチリ。スタイリッシュなカラビナケースで持ち歩けば、どんな時でもゲーミング?

公式ストアでは価格は2,380円(税込)となっていて、現在は在庫切れ状態。4月8日(木)から出荷予定となっている。

ゲーミングというだけで光ることを想像してしまうが、仕様を見る限り光る機能はなさそうだ。

まだまだ増えそうな「ゲーミング○○」の世界!


以上、「ゲーミング○○」と呼ばれる製品やサービスを紹介してきた。これら以外にも多数の「ゲーミング〜」という製品やサービスは存在しており、様々な分野で今後も増えていくと予想される。

いずれの製品も、ゲームに特化することで、他社と差別化を図るためのものばかりだ。「IT家電」や「AI製品」といった、技術を製品名につけることでブランドと価値を高めてきた歴史もある。

これからeスポーツ人気がさらに高まっていけば、「ゲーミング住宅」「ゲーミング自転車」「ゲーミング哺乳瓶」「ゲーミング靴下」などなど、あらゆるものが「ゲーミング○○」になっていくかもしれない?

いずれにしても、大きな盛り上がりを見せるゲーミング市場。新たな「ゲーミング○○」の登場を楽しみに待とう!

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