【特集】何から何までeスポーツ? 「eスポーツ×○○」
「eスポーツ専門学校」の選び方&学校情報まとめ 高卒からプロゲーマーやeスポーツ業界を目指す最短ルート (1/3)
eスポーツで生きていきたい──そんな夢を持っている若者が増えている。小学生の「将来の夢」の中にサッカー選手などと一緒に「プロゲーマー」が並び、「eスポーツ」という言葉の知名度もかなり上がってきた。
そんな中で、eスポーツを学べる専門学校が年々増えている。
専門学校と言えば、資格を取得するための勉強をしたり、実習などで社会に出て即戦力になれるよう、より直接的で実践的な勉強を、比較的短期間で学ぶための学校だ。
では、専門学校で学ぶeスポーツとはなんなのか、そして将来どのような仕事に就けるのか。今回の特集では、そんな「eスポーツ専門学校」にまつわる疑問を解決していく。
本記事が、プロゲーマーやeスポーツ業界を志す人たちの一助となれば幸いだ。
「専門学校」とは「専修学校の中で専門課程を設けている学校」を指す。その中でも、eスポーツに特化した専攻課程やコースが用意され、勉強や実習などが用意されている学校が総じて「eスポーツ専門学校」と呼ばれている。
「eスポーツ専門学校」の多くは、ゲームの専門学校に専攻コースとして設定されている。これは、ゲーム専攻科で学ぶ内容が、eスポーツ業界で働く上で役に立つものが多いためだ。
そのため、学校によってはプログラミングや配信技術、WordやExcelといったビジネスの基礎的なツールの資格を取得したり、英会話、さらにドローンの操縦方法なども学べる。
もちろん、プロゲーマーになるための技術やノウハウに強いところもあるが、いち社会人として働く上で役に立つさまざまな知識や技術も身につくのだ。
「eスポーツ専門学校」の多くは、高校卒業後に入学できるいわゆる「専修学校」だ。大学卒業後や、社会人からでも入学可能となっている。
中には、中学卒業後に入学できる「高等専門学校」もある。こちらは普通科高校と同じように勉強しながらもeスポーツ専攻コースなどがある学校と、eスポーツに特化した学校に分かれる。
最近は、高校のeスポーツ部などが参加できる「全国高校eスポーツ選手権」や、国体と同時開催される「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」の高校生の部など、高校でもeスポーツを楽しみ、切磋琢磨できる環境が整ってきており、eスポーツに強い学校を選ぶという、甲子園の常連校のような流れも生まれている。
また、学び方も多様で、毎日学校に通うのではなく、通信方式の学校も増えている。特にコロナ禍にある現状では、通信タイプの学び方がかなり広がっている印象だ。
「eスポーツ専門学校」に行くくらいなので、誰もがプロゲーマー、もしくはeスポーツ関連の企業への就職を目指しているだろう。
各学校が公表している進路を見てみると、
もちろん、プロを目指す人にとってはそれが唯一無二の目標だと思う。ただ、20代前半にしてプロになれなかった時や、プロを引退せざるをえなくなった時にどうするか。eスポーツ専門学校であれば、そういったセカンドキャリアでも、資格や経験が生かせるのだ。
eスポーツに関わる仕事はいまや多岐に渡り、「eスポーツ専門学校」に行かなければなれない仕事ではない。では、「eスポーツ専門学校」に通うメリット・デメリットを考えてみよう。
メリットとしては、とにかく毎日、eスポーツやプロを目指したいタイトルのことだけを考えていられるという点が最も大きいだろう。大学などに通ってゲームを練習するよりもかなり濃密な時間が得られる。また、学校単位でプロチームやプロゲーマーと提携しているところも多く、プロと知り合ったり話を聞いたりできるチャンスもある。
特にeスポーツのプロは年齢層もかなり低い段階からプロになる人が多く、eスポーツ自体が選手でいられる時間が短いスポーツでもある。若いうちから理論などを身につけて、無駄なくプロへの階段を駆け上がりたい人には夢のような環境だろう。
逆に、デメリットを考えてみると、学校に通うための費用や、ゲームを練習する時間が減ること、プロゲーマーになれるとは限らないといったことが挙げられる。
しかしよく考えてみれば、これらはeスポーツ以外の専門学校や大学に通ったとしても同じことだ。eスポーツ専門学校は、「eスポーツで生きていく」と決心した人が求めるさまざまな学びや経験を準備してくれている。
しばしば、eスポーツ専門学校は「やばい」とか「無駄」と言われることもあるが、最終的にプロになれなかったり理想と違ったと感じてしまった人にとっては、どんな環境でも否定的になってしまうもの。
eスポーツ専門学校に通えば自動的に“プロゲーマーにならせてくれる”わけではないし、学校に通わずにプロになった人がいたとして、果たしてその人と同じような才能と努力があるかどうかは誰にもわからない。最終的には、学生本人の努力や強い意志が必要であり、大事なのはeスポーツ専門学校で学んだことをその後の人生にどう生かすか、だ。それだけに、eスポーツ専門学校を志す段階で、自分自身はもちろん、周りの協力者としっかり相談してから進む道を決めてみてほしい。
<次のページ>一番気になる「eスポーツ専門学校」の学費はいくらくらい?
そんな中で、eスポーツを学べる専門学校が年々増えている。
専門学校と言えば、資格を取得するための勉強をしたり、実習などで社会に出て即戦力になれるよう、より直接的で実践的な勉強を、比較的短期間で学ぶための学校だ。
では、専門学校で学ぶeスポーツとはなんなのか、そして将来どのような仕事に就けるのか。今回の特集では、そんな「eスポーツ専門学校」にまつわる疑問を解決していく。
本記事が、プロゲーマーやeスポーツ業界を志す人たちの一助となれば幸いだ。
「eスポーツ専門学校」の定義は?
「専門学校」とは「専修学校の中で専門課程を設けている学校」を指す。その中でも、eスポーツに特化した専攻課程やコースが用意され、勉強や実習などが用意されている学校が総じて「eスポーツ専門学校」と呼ばれている。
「eスポーツ専門学校」の多くは、ゲームの専門学校に専攻コースとして設定されている。これは、ゲーム専攻科で学ぶ内容が、eスポーツ業界で働く上で役に立つものが多いためだ。
そのため、学校によってはプログラミングや配信技術、WordやExcelといったビジネスの基礎的なツールの資格を取得したり、英会話、さらにドローンの操縦方法なども学べる。
もちろん、プロゲーマーになるための技術やノウハウに強いところもあるが、いち社会人として働く上で役に立つさまざまな知識や技術も身につくのだ。
「eスポーツ専門学校」に入れる年齢は?
「eスポーツ専門学校」の多くは、高校卒業後に入学できるいわゆる「専修学校」だ。大学卒業後や、社会人からでも入学可能となっている。
中には、中学卒業後に入学できる「高等専門学校」もある。こちらは普通科高校と同じように勉強しながらもeスポーツ専攻コースなどがある学校と、eスポーツに特化した学校に分かれる。
最近は、高校のeスポーツ部などが参加できる「全国高校eスポーツ選手権」や、国体と同時開催される「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」の高校生の部など、高校でもeスポーツを楽しみ、切磋琢磨できる環境が整ってきており、eスポーツに強い学校を選ぶという、甲子園の常連校のような流れも生まれている。
また、学び方も多様で、毎日学校に通うのではなく、通信方式の学校も増えている。特にコロナ禍にある現状では、通信タイプの学び方がかなり広がっている印象だ。
「eスポーツ専門学校」卒業後の就職先は?
「eスポーツ専門学校」に行くくらいなので、誰もがプロゲーマー、もしくはeスポーツ関連の企業への就職を目指しているだろう。
各学校が公表している進路を見てみると、
- プロゲーマー(個人/チーム所属)
- ゲーム配信者
- eスポーツキャスター
- eスポーツイベントスタッフ
- eスポーツマネジメント
- ゲームライター/編集者
- ゲーム業界
- 映像業界
- IT業界
もちろん、プロを目指す人にとってはそれが唯一無二の目標だと思う。ただ、20代前半にしてプロになれなかった時や、プロを引退せざるをえなくなった時にどうするか。eスポーツ専門学校であれば、そういったセカンドキャリアでも、資格や経験が生かせるのだ。
「eスポーツ専門学校」のメリット・デメリットは?
eスポーツに関わる仕事はいまや多岐に渡り、「eスポーツ専門学校」に行かなければなれない仕事ではない。では、「eスポーツ専門学校」に通うメリット・デメリットを考えてみよう。
eスポーツ専門学校のメリット
- 学校というかたちで、勉強・部活・私生活までeスポーツ漬けの毎日を送れる
- 同じようにeスポーツ業界を志す仲間と出会える
- なかなか知り合う機会のないプロチームや、講師・OBなどのプロゲーマーと知り合える
- プロゲーマー以外のeスポーツ関連の仕事に関わる資格や経験を積める
- 学校によっては、直接プロゲーマーになれるチャンスもある
- 万が一eスポーツ業界に就職しなくても、他分野で活かせる各種資格も取れる
メリットとしては、とにかく毎日、eスポーツやプロを目指したいタイトルのことだけを考えていられるという点が最も大きいだろう。大学などに通ってゲームを練習するよりもかなり濃密な時間が得られる。また、学校単位でプロチームやプロゲーマーと提携しているところも多く、プロと知り合ったり話を聞いたりできるチャンスもある。
特にeスポーツのプロは年齢層もかなり低い段階からプロになる人が多く、eスポーツ自体が選手でいられる時間が短いスポーツでもある。若いうちから理論などを身につけて、無駄なくプロへの階段を駆け上がりたい人には夢のような環境だろう。
eスポーツ専門学校のデメリット
- 実力だけでプロになる人と比べて、学費などが多くかかる
- 学校の勉強があるため絶対的なプレイ時間が減る可能性も
- プロゲーマーは最終的には実力主義であり、必ずなれるとは限らない
逆に、デメリットを考えてみると、学校に通うための費用や、ゲームを練習する時間が減ること、プロゲーマーになれるとは限らないといったことが挙げられる。
しかしよく考えてみれば、これらはeスポーツ以外の専門学校や大学に通ったとしても同じことだ。eスポーツ専門学校は、「eスポーツで生きていく」と決心した人が求めるさまざまな学びや経験を準備してくれている。
しばしば、eスポーツ専門学校は「やばい」とか「無駄」と言われることもあるが、最終的にプロになれなかったり理想と違ったと感じてしまった人にとっては、どんな環境でも否定的になってしまうもの。
eスポーツ専門学校に通えば自動的に“プロゲーマーにならせてくれる”わけではないし、学校に通わずにプロになった人がいたとして、果たしてその人と同じような才能と努力があるかどうかは誰にもわからない。最終的には、学生本人の努力や強い意志が必要であり、大事なのはeスポーツ専門学校で学んだことをその後の人生にどう生かすか、だ。それだけに、eスポーツ専門学校を志す段階で、自分自身はもちろん、周りの協力者としっかり相談してから進む道を決めてみてほしい。
<次のページ>一番気になる「eスポーツ専門学校」の学費はいくらくらい?
【特集】何から何までeスポーツ? 「eスポーツ×○○」
- あなたの知らない「ゲーミング○○」18選
- eスポーツに欠かせない「エナジードリンク&飲料ブランド」まとめ
- eスポーツやゲームを題材にした「お笑いネタ・コント」 8選
- eスポーツをしながら学べる「英会話講座サービス」 4選
- 全国のeスポーツカフェ・eスポーツ施設情報まとめ〈2024年冬〉
- 「eスポーツ専門学校」の選び方&学校情報まとめ 高卒からプロゲーマーやeスポーツ業界を目指す最短ルート
- eスポーツ&ゲームに関するラジオ・ポッドキャスト番組まとめ〈2024年夏〉
- eスポーツ&ゲームに関するテレビ番組まとめ〈2024年秋〉
eSports World の
Discord をフォローしよう
Discord をフォローしよう
SALE
大会
チーム
他にも...?
他にも