【特集】何から何までeスポーツ? 「eスポーツ×○○」
eスポーツに欠かせない「エナジードリンク&飲料ブランド」まとめ
スポーツと飲料は切っても切れない関係にある。体の調子を整えたり、失った水分や栄養素を素早く取り込めるようにと工夫されたドリンクが、世界各国で販売されてきた。
当然のごとく、その商品のPRの場としてのスポーツ大会や会場、広告塔としての選手やチームへのスポンサードも行われている。
その文化はeスポーツでも同様だ。マインドスポーツのひとつとも言われるeスポーツは、あらゆる国や文化、言語、性別などを超えて誰もが楽しめるフラットな競技とも言え、そのような競技へのスポンサードは、近年叫ばれるようになってきたSDGs的な思想にも合致する。
そんなeスポーツ業界で飲料といえば、エナジードリンクがかなり定着している。刺激的で力が湧くような飲料とゲーム内での熱いバトルの親和性が高く、強いプレイヤーが持つイメージにも合致している。
今回はそんなeスポーツになくてはならない存在となったエナジードリンクをご紹介したい。ただし、一般的なエナジードリンクの枠にはまらない「eスポーツ飲料」や、既存の栄養ドリンクがeスポーツに進出してきたケースもあるため、「エナジードリンク&飲料ブランド」とさせていただきたい。
「翼を授ける」ことでお馴染みのオーストリアのエナジードリンクメーカー。さまざまなエクストリームスポーツの大会協賛やチーム&選手への協賛で知名度を高めてきた。有名なところではF1などのモータースポーツへのスポンサード、ボートレース、エアレースなどの大会も実施している。
eスポーツ界では選手やチームに対して直接スポンサードしており、日本では格闘ゲームのウメハラ、ボンちゃん、ガチくんなどが有名。2020年10月には、日本チームとしては初のスポンサードとなるDeToNatorも加入しているが、個人選手は所属チームとは別にスポンサードされているところもポイントだ。海外では、『Dota 2』の強豪チームとして有名なOGなど、チーム単位のスポンサードももちろん行っている。
大会としては、リング内でゲームで戦うという格闘ゲームらしい演出で人気の「Red Bull Kumite」などが有名だ。中野には「Red Bull Gaming Sphere Tokyo」というイベントスペースもあり、コミュニティ大会から公式大会まで幅広く活用されている。また、2020年末に開催されたオンラインイベント「RTA in Japan 2020」では、イベント協賛というかたちで選手にRed Bullを提供した。
商品の種類は、サイズの異なる2種類の缶や、フレーバーやシュガーフリーといったラインアップも豊富。2021年2月1日からは商品の価格も値下げもされている。
レッドブル商品一覧(税別価格)
Red Bull:https://www.redbull.com/morewings
怪物の爪痕のようなデザインで有名なモンスターエナジー。こちらもRed Bull同様、eスポーツにはとても親和性の高い活動を続けている北米発のブランドだ。
モンスターはいわゆるマス広告は一切行わず、アスリートを直接応援し、彼らの活躍によってPRしている。eスポーツではチームごとのスポンサードが多く、欧州のFnatic、北米のTeam LiquidやEvil Geniusesといった有名チームが揃っている。
日本では、Team Liquid所属の『ストリートファイターV』のネモ、竹内ジョン、『TEKKEN 7』の弦らが、モンスターのロゴの入ったウェアを身につけて大会や配信でPRしている姿が見られる。また、TOKYO GAME SHOWなどのイベントでは、『コール オブ デューティ』シリーズや『PUBG』のキャンペーンも行うなど、ゲームやeスポーツの現場で随所で見ることの多いエナジードリンクだ。
モンスターエナジー商品一覧(税別価格)
モンスターエナジー:https://www.monsterenergy.com/
ボンカレーでおなじみの大塚食品が新たに開発したゲーマー向け飲料が「e3」だ。その開発には『ストリートファイターV』のプレイヤーであるときども携わっており、e3のメインキャラクターも務めている。
脳のエネルギー源として「速攻」で利用できるブドウ糖と、消化吸収がゆっくりでエネルギーを「持続」できるパラチノースという2種類の糖、さらにカフェインを加えた3つの成分を配合。eスポーツだけでなく、さらなる高みを目指すすべての人をサポートしてくれるという。
公式サイトでは、ときど選手へのインタビューや、株式会社カプコンの綾野智章氏、ゲームキャスターの岸大河氏、はつめ氏らへのインタビューも公開されている。
なお、大塚食品自身は「e3」についてエナジードリンクとは説明しておらず、「頭のスポーツにいいドリンク」という意味で「BRAIN SPORTS DRINK」と銘打っている。
e3の商品一覧(税別)
e3:https://bsd-e3.com/
「DIGITAL PERFORMANCE ENERGY for e-culture」と銘打ったエナジードリンク。後発のブランドながら、開発・販売元は日本のサントリーと、れっきとした国産のエナジードリンクだ。
発売前からβ版をリリースし、小数点以下のバージョン表記も入っているなど、まるでゲームのような販売方法も話題に。さまざまなカテゴリーの大会でも協賛しており、新しいフレーバーも続々登場している。チームスポンサードとしては、Sengoku Gamingにその名前が見られる。
エナジードリンクというと海外のものが多いが、日本発のブランドとしてぜひ今後もeスポーツ界を盛り上げて欲しい。
ZONe商品一覧(税別)
ZONe:https://zone-energy.jp/
赤穂化成がリリースしている「BREAK OUT」は、日本初の「eスポーツプレイヤー向けのウェルネス飲料」だ。厳密に言えば「エナジードリンク」とは異なるかもしれない。
その特徴は、清涼飲料水であること、そして、カフェインが含まれていないこと。リフレッシュや水分補給のために、ゲームプレイに必要な成分を配合しているという。開発元の赤穂化成自体が、もともと海洋深層水などの飲料や、にがりや熱中症対策水といった健康食品のメーカーであることを考えても納得がいく。
協賛としてはeスポーツチーム「Creatives」をサポート。また、飲料だけでなく、プレイ中にこぼす心配もないタブレットも発売されている。
BREAK OUT商品一覧(税別)
BREAK OUT:https://web.ako-kasei.co.jp/PR/es_breakout/
エナジードリンクというよりも栄養ドリンクという分類に入るが、大正製薬のリポビタンDもeスポーツに協賛している。その対象は大会協賛のかたちだ。
世界最大のeスポーツゲームである『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)の日本リーグ「League of Legends Japan League」(LJL)。2020年から大会スポンサーに名を連ねた。テレビCMに出演しているケイン・コスギも『LoL』をプレイしていることで有名で、「LJL」のサポーターとして大会の配信番組にも出演している。
また、オリジナルキャラクターの「リポビタンマン」が『LoL』をプレイする動画も配信されており、ファンに近いかたちでのPRを積極的に展開している。
ほかにも、「eBASEBALL プロリーグ 2020」のオフィシャルパートナーにもなっており、『eBASEBALLパワフルプロ野球2020』のチャンピオンシップモードで、12月28日より「リポビタンD 1年分争奪 特別協賛大会」も開催中だ。
小瓶タイプの栄養ドリンクは、これまでは大人のビジネスマンを対象としているイメージだったが、若者が集まるeスポーツに協力してくれることは、業界に携わる者としても嬉しい。従来のリアルスポーツに加えて、2021年もeスポーツ業界で「ファイトー、一発!」の掛け声が聞けそうだ。
リポビタンD商品一覧(税別)
リポビタンD:https://brand.taisho.co.jp/lipovitan/lipod/
当初は世界からブームが広がったエナジードリンク市場だが、日本にはもともと「リポビタンD」のような小瓶タイプの飲料や、エナジードリンクに近い飲料も多数ある。
そして、eスポーツの盛り上がりに合わせて各社からこぞってエナジードリンクが登場している。世界に羽ばたくeスポーツチームや選手と一緒に、日本のエナジードリンク市場にももっと盛り上がっていってほしい!
当然のごとく、その商品のPRの場としてのスポーツ大会や会場、広告塔としての選手やチームへのスポンサードも行われている。
その文化はeスポーツでも同様だ。マインドスポーツのひとつとも言われるeスポーツは、あらゆる国や文化、言語、性別などを超えて誰もが楽しめるフラットな競技とも言え、そのような競技へのスポンサードは、近年叫ばれるようになってきたSDGs的な思想にも合致する。
そんなeスポーツ業界で飲料といえば、エナジードリンクがかなり定着している。刺激的で力が湧くような飲料とゲーム内での熱いバトルの親和性が高く、強いプレイヤーが持つイメージにも合致している。
今回はそんなeスポーツになくてはならない存在となったエナジードリンクをご紹介したい。ただし、一般的なエナジードリンクの枠にはまらない「eスポーツ飲料」や、既存の栄養ドリンクがeスポーツに進出してきたケースもあるため、「エナジードリンク&飲料ブランド」とさせていただきたい。
レッドブル
「翼を授ける」ことでお馴染みのオーストリアのエナジードリンクメーカー。さまざまなエクストリームスポーツの大会協賛やチーム&選手への協賛で知名度を高めてきた。有名なところではF1などのモータースポーツへのスポンサード、ボートレース、エアレースなどの大会も実施している。
eスポーツ界では選手やチームに対して直接スポンサードしており、日本では格闘ゲームのウメハラ、ボンちゃん、ガチくんなどが有名。2020年10月には、日本チームとしては初のスポンサードとなるDeToNatorも加入しているが、個人選手は所属チームとは別にスポンサードされているところもポイントだ。海外では、『Dota 2』の強豪チームとして有名なOGなど、チーム単位のスポンサードももちろん行っている。
大会としては、リング内でゲームで戦うという格闘ゲームらしい演出で人気の「Red Bull Kumite」などが有名だ。中野には「Red Bull Gaming Sphere Tokyo」というイベントスペースもあり、コミュニティ大会から公式大会まで幅広く活用されている。また、2020年末に開催されたオンラインイベント「RTA in Japan 2020」では、イベント協賛というかたちで選手にRed Bullを提供した。
商品の種類は、サイズの異なる2種類の缶や、フレーバーやシュガーフリーといったラインアップも豊富。2021年2月1日からは商品の価格も値下げもされている。
レッドブル商品一覧(税別価格)
- レッドブル・エナジードリンク/シュガーフリー 250ml 190円
- レッドブル・エナジードリンク 330ml 235円
- レッドブル・エナジードリンク 355ml 245円
- レッドブル・エナジードリンク 330ml アルミボトル 245円
Red Bull:https://www.redbull.com/morewings
モンスターエナジー
怪物の爪痕のようなデザインで有名なモンスターエナジー。こちらもRed Bull同様、eスポーツにはとても親和性の高い活動を続けている北米発のブランドだ。
モンスターはいわゆるマス広告は一切行わず、アスリートを直接応援し、彼らの活躍によってPRしている。eスポーツではチームごとのスポンサードが多く、欧州のFnatic、北米のTeam LiquidやEvil Geniusesといった有名チームが揃っている。
日本では、Team Liquid所属の『ストリートファイターV』のネモ、竹内ジョン、『TEKKEN 7』の弦らが、モンスターのロゴの入ったウェアを身につけて大会や配信でPRしている姿が見られる。また、TOKYO GAME SHOWなどのイベントでは、『コール オブ デューティ』シリーズや『PUBG』のキャンペーンも行うなど、ゲームやeスポーツの現場で随所で見ることの多いエナジードリンクだ。
モンスターエナジー商品一覧(税別価格)
- モンスターエナジー 缶355ml 190円
- モンスター パイプラインパンチ 缶355ml 190円
- モンスター キューバリブレ 缶355ml 190円
- モンスター アブソリュートリーゼロ 缶355ml 190円
- モンスター カオス 缶355ml 190円
- モンスター ウルトラパラダイス 缶355ml 190円
- モンスター ウルトラ 缶355ml 190円
- モンスターエナジー ボトル缶473ml 296円
モンスターエナジー:https://www.monsterenergy.com/
e3
ボンカレーでおなじみの大塚食品が新たに開発したゲーマー向け飲料が「e3」だ。その開発には『ストリートファイターV』のプレイヤーであるときども携わっており、e3のメインキャラクターも務めている。
脳のエネルギー源として「速攻」で利用できるブドウ糖と、消化吸収がゆっくりでエネルギーを「持続」できるパラチノースという2種類の糖、さらにカフェインを加えた3つの成分を配合。eスポーツだけでなく、さらなる高みを目指すすべての人をサポートしてくれるという。
公式サイトでは、ときど選手へのインタビューや、株式会社カプコンの綾野智章氏、ゲームキャスターの岸大河氏、はつめ氏らへのインタビューも公開されている。
なお、大塚食品自身は「e3」についてエナジードリンクとは説明しておらず、「頭のスポーツにいいドリンク」という意味で「BRAIN SPORTS DRINK」と銘打っている。
e3の商品一覧(税別)
- e3 240ml ×1本 185円
- e3 240ml ×6本 1298円
- e3 240ml ×24本 4795円
e3:https://bsd-e3.com/
ZONe Energy
「DIGITAL PERFORMANCE ENERGY for e-culture」と銘打ったエナジードリンク。後発のブランドながら、開発・販売元は日本のサントリーと、れっきとした国産のエナジードリンクだ。
発売前からβ版をリリースし、小数点以下のバージョン表記も入っているなど、まるでゲームのような販売方法も話題に。さまざまなカテゴリーの大会でも協賛しており、新しいフレーバーも続々登場している。チームスポンサードとしては、Sengoku Gamingにその名前が見られる。
エナジードリンクというと海外のものが多いが、日本発のブランドとしてぜひ今後もeスポーツ界を盛り上げて欲しい。
ZONe商品一覧(税別)
- ZONe 500ml 190円
- ZONe FIREWALL 500ml 190円
- ZONe DEEP DICE 500ml 190円
- ZONe Unlimited ZERO 500ml 190円
ZONe:https://zone-energy.jp/
BREAK OUT
赤穂化成がリリースしている「BREAK OUT」は、日本初の「eスポーツプレイヤー向けのウェルネス飲料」だ。厳密に言えば「エナジードリンク」とは異なるかもしれない。
その特徴は、清涼飲料水であること、そして、カフェインが含まれていないこと。リフレッシュや水分補給のために、ゲームプレイに必要な成分を配合しているという。開発元の赤穂化成自体が、もともと海洋深層水などの飲料や、にがりや熱中症対策水といった健康食品のメーカーであることを考えても納得がいく。
協賛としてはeスポーツチーム「Creatives」をサポート。また、飲料だけでなく、プレイ中にこぼす心配もないタブレットも発売されている。
BREAK OUT商品一覧(税別)
- BREAK OUT 500ml 162円
BREAK OUT:https://web.ako-kasei.co.jp/PR/es_breakout/
リポビタンD
エナジードリンクというよりも栄養ドリンクという分類に入るが、大正製薬のリポビタンDもeスポーツに協賛している。その対象は大会協賛のかたちだ。
世界最大のeスポーツゲームである『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)の日本リーグ「League of Legends Japan League」(LJL)。2020年から大会スポンサーに名を連ねた。テレビCMに出演しているケイン・コスギも『LoL』をプレイしていることで有名で、「LJL」のサポーターとして大会の配信番組にも出演している。
また、オリジナルキャラクターの「リポビタンマン」が『LoL』をプレイする動画も配信されており、ファンに近いかたちでのPRを積極的に展開している。
ほかにも、「eBASEBALL プロリーグ 2020」のオフィシャルパートナーにもなっており、『eBASEBALLパワフルプロ野球2020』のチャンピオンシップモードで、12月28日より「リポビタンD 1年分争奪 特別協賛大会」も開催中だ。
小瓶タイプの栄養ドリンクは、これまでは大人のビジネスマンを対象としているイメージだったが、若者が集まるeスポーツに協力してくれることは、業界に携わる者としても嬉しい。従来のリアルスポーツに加えて、2021年もeスポーツ業界で「ファイトー、一発!」の掛け声が聞けそうだ。
リポビタンD商品一覧(税別)
- リポビタンD 146円
- リポビタンDスーパー 250円
- リポビタンDハイパー(リポビタンDK) 350円
- リポビタンゼロ 146円
- リポビタンリズム 180円
- リポビタンファインN 146円
- リポビタンファインプレシャス 250円
- リポビタンフィールN 146円
- リポビタンノンカフェ 146円
- リポビタンD PRO 150円
- リポビタンDⅡα 160円
- リポビタンゴールドX(50ml) 300円
- リポビタンゴールドエース(50ml) 300円
- リポビタンDキッズ(50ml) 146円
- リポビタンD Jr.(50ml) 200円
- リポビタンD11 350円
- リポビタンローヤル11(50ml) 350円
- リポビタンDライト 146円
- リポビタンゴールドV(50ml) 280円
- リポビタンD8 250円
リポビタンD:https://brand.taisho.co.jp/lipovitan/lipod/
まとめ
当初は世界からブームが広がったエナジードリンク市場だが、日本にはもともと「リポビタンD」のような小瓶タイプの飲料や、エナジードリンクに近い飲料も多数ある。
そして、eスポーツの盛り上がりに合わせて各社からこぞってエナジードリンクが登場している。世界に羽ばたくeスポーツチームや選手と一緒に、日本のエナジードリンク市場にももっと盛り上がっていってほしい!
【特集】何から何までeスポーツ? 「eスポーツ×○○」
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