【特集】eスポーツ入門

eスポーツ初心者におすすめしたい、入門動画まとめ<対戦格闘ゲーム編>

2022.1.14 宮下英之
日本でもeスポーツに関するテレビ番組や書籍などが登場し、単なるゲームから努力や練習を積み重ねて勝利を勝ち取るスポーツへと、市民権を得るようになってきました。

そんな中で、eスポーツに本格的に取り組みたいと考える人が、子どもから大人まで幅広く増えています。ただ、コロナ禍により、なかなか対面で教わったりすることも難しい状況です。

そこで今回は、「これからeスポーツを始めたいと思っている初心者にオススメの動画」を、ジャンルごとに紹介してみたいと思います。第1回は対戦格闘ゲームです。

対戦格闘ゲームとは?


対戦格闘ゲームは、主に画面を右と左にわけて、プレイヤーがキャラクターを操り相手を倒すというシンプルなゲーム。ボクシングや相撲などと仕組みは似ているため、直感的にわかりやすいでしょう。

操作は、8方向レバーでキャラクターを動かしつつ、各種ボタンによりパンチやキックなどを繰り出す。そしてレバーとボタンの組み合わせによって「必殺技」と呼ばれる強力な攻撃ができたり、防御ができたりします。

主に、左右のみで平面的な2D格闘と、フィールドの手前や奥行きも生かして移動できる3D格闘が存在します。基本的にはプレイヤー対プレイヤーの戦いで、対戦中に第三者が関わることはほとんどないため、純粋にプレイヤー同士のテクニックやメンタルが重要なeスポーツと言えます。

ここからは、eスポーツ大会などが開催されている主なタイトルごとに紹介していきましょう。

ストリートファイターV チャンピオンエディション


対戦格闘ゲーム『ストリートファイターV チャンピオンエディション』は、カプコン公式で「ルーキーさんいらっしゃい!」という動画を公開しています。

ある程度遊んだことがある人ならわかると思いますが、まったく遊んだことがない人に2D格闘を教えるのは意外に難しいもの。この「ルーキーさんいらっしゃい!」では、完全な初心者を対象として、ゼロから戦い方を教えてくれます。初心者がどんなことに悩んでいるのかを知る意味でもいい動画です。



大乱闘スマッシュブラザーズSpecial


歴代ニンテンドーハードで人気を博してきた『大乱闘スマッシュブラザーズSpecial』(スマブラSP)シリーズに関して、ニンテンドーは厳密には対戦格闘ゲームという呼び方をしてはいません。しかし、多くの公式大会では最大8人対戦までできるところ、1対1の対戦で勝敗を決することから、対戦格闘ゲームという枠で考えても差し支えないでしょう。

『スマブラSP』は、複雑なコマンドが少ないかわりに、2段ジャンプや場外落下といった独自の要素を備えており、この要素が技を知らなくても楽しめることから子どもから大人まで、幅広い年齢層で楽しめる理由となっています。

そんな『スマブラSP』をこれから始めたい人におすすめなのが、あばだんご選手の入門講座。一人用でなんとなく技を覚えたプレイヤーが、対戦時に身につけておくべき基礎的なテクニックをひとつひとつ紹介してくれています。シリーズとしてはそれほど多くありませんが、これらを覚えて練習するだけでも、初心者を脱却できること間違いなしです。


鉄拳7


バンダイナムコエンターテインメントの3D対戦格闘ゲーム『鉄拳7』。新規ユーザーがなかなか増えないという課題を抱え、多くのプロゲーマーが積極的に入門者向けの動画を公開しています。

その中でも本当の初心者向けにオススメしたいのが、DONUTS USG所属の弦選手による「鉄拳講座」。どうしたら鉄拳を遊べるのかというところから、初心者向けのキャラクター、基本的な攻撃と防御など、7回にわたって紹介しています。

経験者にとっては物足りなく感じられるほどの基礎知識ですが、あらためてみてみると意味がわからずに遊んでいる要素も結構あります。初心に帰る意味でみてみるのもいいかもしれませんね。


ギルティギア ストライヴ

アークシステムワークスの対戦格闘ゲーム『ギルティギア ストライヴ』は、人間離れしたキャラクターが登場することもあり、他のどのゲームよりも複雑で自由なムーブが可能。特に、空中も含めたダッシュと攻撃をはじき返す特殊操作により、他のゲームの経験があってもなかなかとっつきにくい面もあるかもしれません。

そういった『ギルティ』ならではの「ロマンキャンセル」や「サイクバースト」といった独自システムをていねいに説明してくれているのが、CYCLOPS athlete gamingのどぐら選手の動画。今でこそ『ストV CE』のイメージが強いどぐら選手ですが、元は『ギルティ』で名を馳せたプレイヤー。動画のクオリティも高く、テロップや編集で非常にわかりやすい動画になっています。


MELTY BLOOD: TYPE LUMINA


TYPE MOONの同人作品をもとにした2D対戦格闘ゲーム『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』(メルティブラッド:タイプルミナ)は、異能を持つ者たちによる対戦格闘ゲーム。そのラッシュの手数の多さと速さは、格闘ゲームの歴史においても群を抜く存在です。

それだけに『ギルティ』と並んでとっつきにくいゲームの一つでもありますが、そんなゲームを解説してくれているのが、CYCLOPS athlete gaming所属のGO1選手。『ドラゴンボール ファイターズ』の世界最強プレイヤーとしても有名ですが、それ以前に「GO1」の名を有名にしたのが『MELTY BLOOD』シリーズでした。

そんなGO1選手の動画は、ゲームのチュートリアルやトレーニングといった機能の使い方から、キャラクターごとの使い方まで多岐にわたります。もともとゲーム内のチュートリアル自体もよくできていますが、その行動が実戦の中でどんなふうに生かされるのか、といったこともていねいに説明してくれており、初めてのプレイヤーでも安心して楽しめるでしょう。



Virtua Fighter esports


2021年6月1日にPS4で復活した3D対戦格闘ゲーム『Virtua Fighter esports』(バーチャファイター eスポーツ。バーチャe)は、『バーチャファイター5』をベースとした最新作。

3D格闘ゲームを代表する作品であり、防御をボタンで行うといった独自の操作性を持っています。特殊技などはパンチ・キックと方向レバーやボタンを組み合わせることで行われ、上段・中段・下段という攻撃/防御方法を駆使して相手を倒せば勝利です。

『バーチャe』が難しいのは、他の格闘ゲーム以上にフレームが重要なところと、技の発生スピードが非常に速いこと。それらを丁寧に解説してくれているのが、山田哲子さんの動画です。

山田さんは『バーチャ』シリーズで知らない者はないアキラ使いのホームステイアキラさんのパートナー。ふたりで一緒に動画やブログを運営したり、大会を開催したりしています。現在の『バーチャe』の攻略情報はまだまだ少ないもの。2022年は大会も開催されるなど、さらに盛り上がること必至です。


まとめ


いかがでしたでしょうか?

対戦格闘ゲームというジャンルの多くは、アーケード全盛期に遊んだ年長のプレイヤーが中心で、若手は決して多いとは言えません。それだけに、どのプレイヤーも初心者や未経験者に対して非常に親切です。

コマンド入力や独特なシステムなど、いっけんとっつきにくい印象がある格闘ゲームですが、実はここ数年でわかりやすいチュートリアルや入門者向け動画などがそろっており、対戦格闘ゲームを始めるにはいいタイミングともいえます。

明確に勝負が決するシンプルな対戦システムと、決まった時に爽快感を味わえるコンボは、格闘ゲームの醍醐味。ぜひこれらの動画を参考に、対戦格闘ゲームの世界に足を踏み入れてみてください。


【特集】eスポーツ入門

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます