【特集】何から何までeスポーツ? 「eスポーツ×○○」

「eスポーツ専門学校」の選び方&学校情報まとめ 高卒からプロゲーマーやeスポーツ業界を目指す最短ルート (2/3)

2024.4.12 宮下英之

「eスポーツ専門学校」の学費は?



eスポーツ専門学校」の年間の学費も気になるところだろう。金額は学校により異なるものの、だいたい年間約100万円〜150万円前後。これは2年制・3年制の一般的な専門学校と大きく変わらない金額だ。

主なeスポーツ専門学校の学費(2024年2月現在)
・総合学園ヒューマンアカデミー(秋葉校)/初年度納入金約161万円(eスポーツ プロプレイヤー専攻、ストリーマー専攻)
・滋慶学園グループ 東京デザインテクノロジーセンター専門学校/初年度納入金約165万円(esportsプロゲーマー専攻)
・専門学校 東京クールジャパン/初年度納入金約124万7000円(ゲーム総合学科)
・バンタンゲームアカデミー/初年度納入金約156万円(プロゲーマー・動画クリエイター専攻)
・eスポーツ高等学院/初年度約47万5000円
・早稲田国際ビジネスカレッジ/初年度納入金約990,000円(e-Sportsコース) 
など
※専門学校総合サイトなどで公表されている金額のみを参照

入学にあたって、金額だけを比較するのは得策ではない。どのようなカリキュラムか、先輩がどんな進路に進んでいるのかということの方が重要だからだ。必ず資料請求などをした上で、その内訳をしっかり吟味しよう。

ちなみに、学費は入学時点で納付するところがほとんどだが、半期ごとの納付などやり方は学校によって異なる。奨学金制度や特待生制度などを利用できる学校も多いので、アルバイトなどをしながら学ぶことも可能だ。入学に際してのこうした情報も学校側でノウハウを持っているので問い合わせてみよう。


「eスポーツ専門学校」に通う年数は?



「eスポーツ専門学校」に通う年数は、一般的な専門学校と同じ2年制もあれば、専門的な内容まで学ぶ3年制、4年制までさまざまだ。中には1年間でプロゲーマーになることを目指すコースがある学校もある。

大事なのは、その1年間でどのような内容を学べて、2年、3年と進む中で何を身に付けられるか。自分が学びたいと考えている内容や、その後の進路などを踏まえて、資料をしっかり参照して最適な学校をじっくり選ぼう。


「eスポーツ専門学校」の入試は? 



eスポーツの専門学校といっても、その学校のカリキュラムを学べるかどうかを見定める入試は行われる。学力による一般入試もあるが、最近は面接や小論文によるAO入試が一般的だ。

具体的にどのような入試が行われるのかは、入試に関する資料を請求して確認する必要があるが、通っている高校の先生などにたずねてみるのがいいだろう。明確な意思を持って事前に準備すれば、希望する学校に入れるはず。ゲームの腕を磨くことも大切だが、プロゲーマーやeスポーツ業界に足を踏み入れる第一歩だ。しっかり事前に準備しておこう。

本記事後半にある各学校の情報の中に、どんな受験方法があるのかも明記してあるので、参照してみてほしい。


「eスポーツ専門学校」を選ぶタイミングは?


将来プロゲーマーになりたい、eスポーツ業界で働きたいという強い意欲を持っている方は、夏休み明けの9月までがチャンスだ。

というのも、毎年4月末〜5月のゴールデンウィークから9月くらいまでの半年間で、どの学校でも体験入学やオープンキャンパスを開催しているからだ。実際に学校を見学したり体験入学しながら、自分に合う学校を探す絶好のタイミング。

10月頃からは具体的に出願を受け付け始めるので、具体的に受験校を絞り、入学に向けて準備を進めていく。

出典:ヒューマンアカデミー 高校3年生の方へ(https://ha.athuman.com/e_sports/admission/highschool-3rd/?code=130051

まずは各学校のカリキュラムや学費、学べる内容などを確認するための資料を請求し、比較することが最初のステップ。その中で気になった学校のオープンキャンパスなどに積極的に参加し、イメージを固めていこう。

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