【連載】『LoL』チャレンジャーAirの楽しく勝てるサポート講座

サポートで勝つための立ち回り指南<メイジ編>【Airの「楽しく勝てるサポート講座」第4回】 (4/4)

2021.8.31 Air

メイジサポートの動き方(ローテーション)


敵のボットタワーが折れたら、次の目標を確認します。

まずは、敵のタワーが残っているレーンに向かいましょう。基本的には先手でローテーションしたりロームしたりして揺さぶりをかけます。

戦うレーンを入れ替えることを「ローテーション」や「スワップ」と呼びますが、レーナーが動こうとしない場合は、サポートだけがトップやミッドに行っても構いません。

メイジは最初に紹介した通り、地形が狭い場所での継続的な戦闘に強いので、レーン戦を引き続き行える場所だと活躍しやすいです。この時にトップかミッドなのかは状況次第です。

例えば、ボットのタワーは折れたけどドラゴンが残っている時は、ミッドへ向かわないと敵にドラゴンを奪われてしまいます。味方と敵の状況を判断してどちらかのレーンに向かってください。

味方がスワップしづらい状況の場合


味方がスワップできない状況なら、再びボットタワーに向かって歩き、ミニオンを処理してからスワップしましょう。この時にADCが1人になって危険な状態ならば一緒に付いていき、必要ないならばその間に他のレーンにガンクしたりワードを置きに行きましょう!

もしスワップした場合、敵もレーンを入れ替えてきたら有利な状態で2vs2を引き続き行ってタワーを獲得することができます。

トップに行ってvsファイターならADCと2人で遠距離から攻撃できるし、ミッドに行った場合でも柔らかいチャンピオンが多いのでキャッチすることができればキルも可能です。

味方がスワップに同意した場合


味方がスワップしてくれそうな場合は、対面がレベルが高いソロレーナーと戦うことが多くなります。自分たちのボット2人vs敵のソロレーナー2人の組み合わせにならないように注意しましょう。

中盤ぐらいになると、ソロレーナーの方がADCよりも試合の主導権を握っていることが多いので注意してください。ボットで育ったシャットダウン持ちのADCでも、簡単にソロレーナーに倒されてしまうので、スワップ後は特に慎重に……(思い出してつらい)。

レーンをスワップした後は敵のタワーを狙いながら、ドラゴンとヘラルドの獲得も候補に入れてください。その際に視界を取りたいときは、自分たちが欲しいオブジェクト側、動きやすいサイドを重点的に視界を取っておきましょう。

ドラゴンとミッド&ボットタワーが欲しい場合はボットサイドに、ヘラルドとミッド&トップタワーが欲しい場合はトップサイドに、視界を置きましょう。

オブジェクトがどちらにもない場合は、ソロレーナーの育ち具合を見て安全な方に視界を置いたり、味方の安全を守るためのワードを置きましょう。

ワードを置くポイントとしては、次に目標とするオブジェクトの周りに置いておけば、基本的に大惨事になることはありません。

トップのワードの置き方ですが、基本的にはボットのミラーと考えて置いてしまえば大丈夫です。

ミッドのワードを置く時に重要なのは、どちらのサイドを重視するかなのですが、重視したサイド側のここのブッシュにコントロールワードを置きます。

今回はトップサイドを意識した場合。ボットサイドなら反対側のブッシュに

ここの視界を取ることで生まれるメリットが3種類あります。

  1. スワップした後にミッドでファームしているADCが、こちらの視界側に体を寄せて安全にファームすることができる
  2. 自分がトップサイドにロームをする際の最短ルートを確保できているので、敵に発見されずにロームができる(その後に発見されたとしても、こちらの方が先に移動できるので一時的な人数差が発生する)
  3. (2)のロームを恐れた敵チームが視界を取りに来た際にエンゲージができる(わざと待ち伏せてキルを狙ってもよい)


敵としては、ロームされても待ち伏せされても不利を背負うことになるので、非常に効果的な一手になります。

サイドの視界を取るためには、最後まで欠かせないポジションの一つだと思います。

この場所はミッドからすぐ置くことができるので、本当はADCに置いてもらうのが助かるのですが(ファームにすぐ戻れるし、ADC自身も安全にファームできるから)、ADCが置かない場合はサポートが置きましょう。

もし置いてくれたならば、コントロールワードの領域を拡張することができます。


ここのブッシュにコントロールワードを置ければ、こちらがロームしているのか待ち伏せしているのかがほぼわからなくなるので、合わせると非常に強力な一手です。

もしもこのラインまで置けない場合は、リバーのブッシュに置きましょう


ステルスワードはこれらのコントロールワードを起点として、さらに相手側の奥に置けるといいです。いくつかご紹介します。

敵の対面がどちらに移動するのかわかるミッドレーンワード(テレポートワードにもなる)

トップサイドに入ってくる敵が確認できるワードやラプターを視認できるワード

敵のロームを確認できるバロンピット裏のワード

多くの通路をチェックできる交差点ワード

あとは、赤バフに置くのも状況次第では使えますね。もしもミッドやトップのタワーが折れてラインを上げたい場合は、コントロールワードのラインを上げてからさらに奥にワードを置くイメージで、また配置してください。

イメージとしてはこんな感じ。全部強いポジションです

対面以外でサポートからチャンスを作る方法としては、ADCを守りつつ、ジャングルやソロレーナーたちの動きをよく確認することです。

ボットのタワーが折れて自由になる頃には、ある程度のアイテムがそろっていて火力が出る状態だと思うので、ジャングルと一緒にカウンタージャングルをしてもいいですし、ロームをしても大丈夫です。

ただし、メイジサポートは1人になるととても弱いので、味方に守ってもらいながら起点を作れるように動きましょう!

序盤に有利が作れれば、視界のコントロールもある程度は有利だと思うので、敵が来る方向を予測してブッシュに隠れて奇襲したり、フルコンボを叩き込んでキルを狙ったりすることも候補に入ります。

うまく味方と連動して、オブジェクトの周りや敵のジャングル内の視界を取って起点を作りましょう!

まとめ


今回は序盤~中盤までの動きをご紹介しましたが、中盤以降はこのような動きを継続して戦いつつ、ワードがなくなったら一度帰って強いポジションに置き直し、キャッチを狙って……の繰り返しになります。

常に取りたいオブジェクトを考えて、正しく視界を置き、集団戦では敵のキャリーをキャッチして大ダメージをなるべく多くの敵に与えてください。オールイン型でないチャンピオンの場合は、ひたすら敵の射程外から攻撃しましょう。

メイジサポートは常に敵よりも先手を取ることが非常に大切です。頑張りましょう!

今回もありがとうございました。

メイジサポートで勝つための5つの鉄則


  1. メイジはレーン番長、序盤のレーニングから有利を作りましょう!
  2. 1度のミスでプランが崩れてしまうので地道に有利を広げましょう!
  3. 序盤のボットの有利からチームの有利に繋げられるように意識しましょう!
  4. なるべくレーニングを継続して地形の狭いところで戦いましょう!
  5. 味方のADCを守る手段は限られるが攻めの手段は豊富なので、倒される前にダメージを出し切りましょう!先手必勝!

Air(えあー)プロフィール


「サポートでもキャリーできる」をモットーに『リーグ・オブ・レジェンド』で活動。レートは最高ランクの「チャレンジャー」、ロールは「サポート」。シーズン10(2020年)終了時には日本サーバー12位、サポート1位を達成。シーズン11もチャレンジャー。初心者から上級者まで学べるサポート解説動画、配信を発信している。

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