【連載】『LoL』チャレンジャーAirの楽しく勝てるサポート講座

サポートで勝つための立ち回り指南<メイジ編>【Airの「楽しく勝てるサポート講座」第4回】 (1/4)

2021.8.31 Air
みなさんこんにちは、Airです。

いよいよ今回から本格的に、『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)の「サポート」でのゲームの進め方、試合の動かし方を紹介していきます。

サポートで勝つためのチャンピオンの選び方


皆さんは、どのような考えでチャンピオンを選択していますか?

初心者の頃は、楽しかったり扱える範囲の中で得意だったり、なんとなくやっていたら勝率が高かったり、敵のチャンピオンと相性が良かったり、さまざまな理由があってチャンピオンを決めると思います。しかし、どのチャンピオンをやるにしても、そのチャンピオンが得意としていることを理解し、ゲームプランを考えて進行しないとサポートでチームを勝利に導くことはできません。

チャンピオンによっては、序盤は他のチャンピオンに比べて格別に強いけど終盤になればなるほどパワーを失ってしまうタイプ、レーニングは弱いけど集団戦が強いタイプ、少数戦は得意だけど集団戦は苦手なタイプなどさまざまです。スキルでも個性が出ますが、ステータスやアイテムなどによってもそれらは変わってきます。

初心者の方には、今練習しているチャンピオンがどのようなタイプのチャンピオンなのかこの記事を通じて理解していただけたらうれしいですし、上級者の方には複数のチャンピオンの候補の中からチャンピオンを選択する際に、カウンターだからとか得意だからというだけでなく、カウンターでなおかつこのチーム構成ではとても相性がいいからとか、何分までに試合をある程度作りたいからとか、そこまでのレベルで理解できるように解説できたらなと思っています。

そこで、この連載ではチャンピオンのタイプ別に代表的なチャンピオンを使って紹介します。詳しいチャンピオンの扱い方や解説は僕の配信や動画で紹介している場合があるのでよければチェックしてみてください。

僕はチャンピオンのタイプを4種類に分類して覚えているので、その方式に則ってご紹介します。

  1. メイジ
  2. エンチャンター
  3. タンク
  4. フック


今回は、「メイジ」タイプです。次回以降も順番に紹介しますので、全部読むことである程度サポートの基本がわかるように解説したいと思います。自分がプレイするタイプだけ知りたい! という方はそれだけ読んでいただくだけでも大丈夫です。

試合の流れはだいたいこんな感じです。バン&ピックから序盤のレーニング終了までの流れを順を追ってご紹介します。



メイジサポートの特徴


メイジとはその名の通り「魔法使い」。スキルを使って魔法ダメージを与えることを得意とするタイプです。

特徴は、ほとんどのチャンピオンが遠距離型であり、強力な範囲スキルを持っていること。チャンピオンによってはソロレーンと共用で使われていて、昔はミッドで使われていたのに今はサポートで使われていたり、その逆だったり。とにかくダメージを与えることが大得意なチャンピオンたちです。

また、メイジサポートとしての役割を行うには、最低限のADCの補助も必要なので、ある程度のCCスキルやシールドスキルを持っているチャンピオンたちが選ばれます。

では、ダメージを与えることが得意なメイジがなぜサポートでも使われているのか、どのような運用をするべきなのか?

今回は初心者の方におすすめしたい「モルガナ」を例に使いながら、解説していきます。


メイジサポートの長所、短所


具体的にサポートとしてメイジを選んだ際にどのような活躍が期待できるのか、短所は何かもご紹介します。

長所


  • 遠距離から一方的に通常攻撃やスキルで攻撃できる(ポーク)
    →上手に扱えれば近距離サポートを選ぶよりも体力差を作りやすい
  • 敵の体力を削りやすいのでキルチャンスが多くなる(キル)
    →他のサポートに比べて自分の力でキルチャンスを作りやすい
  • 序盤からダメージが高く範囲スキルでプッシュができ、レベル先行から有利を作りやすい(レーンの主導権)
    →プッシュをすることでレベル先行からのキルチャンス、キルができなくても有利なダメージトレードで敵を帰らせてゴールドと経験値差を作れる、タワープレートを獲得して敵よりもお金を集められる、ロームしてガンクチャンス、ワードを置いて一方的に視界を得る等さまざまな有利なアクションを実行できる
  • 集団戦になった際にチームの火力を補える(終盤の火力)
    →基本的にアルティメットスキル(R)が強力な範囲ダメージスキルで、火力アイテムをそろえるので、集団戦でのダメージが期待できる

短所


  • 方向指定スキルが多いので操作難易度が高い
    →自分がスキルを当てれば当てるほど有利になるがその逆もある
  • とても柔らかく奇襲(ガンク)に弱い
    →スキルを使う前にオールインされてデスしてしまうことも多い
    →一人で行動しにくいのでマップコントロールが難しい
  • 他のサポートと比べてADCを守るスキルが少ない
    →ヒールやシールドを所持していない、壁になってあげることもできないチャンピオンが多い
  • 一度負けてしまうとパワーを失いやすい
    →ダメージもでない、ADCも守れない、マップコントロールもできなくなることも……

上記の長所と短所を照らし合わせながら、メイジタイプをプレイする際はどのようなゲームプランで進行するべきなのか紹介します。

メイジの長所を一番生かせるのは、序盤のレーニングです。狭い地形(移動範囲を強制できる場所)での戦いは、範囲スキルを持ち、序盤からダメージを出せるメイジが一番活躍できるので、序盤のボットレーンから有利を作りたい場合やその有利を生かしながらボットサイドでジャングルが試合を作りたい場合は、メイジが最も適しています。

短所を補うためにもレーン戦の勝利は絶対です。スノーボールできなければ簡単に負けてしまうので、レーンで有利を必ず作って試合をなるべく早く終わらせる認識をしましょう。



メイジサポートを使う時のバン&ピックの考え方


バン&ピックする際におすすめなのが、メイジサポートと一緒に序盤から有利を作ることで活躍しやすいADCと組み合わせることです。

特にメイジはポークをしてからオールインをすることが多いので、動きが似ているチャンピオンだと試合の流れがスムーズになりますしやりやすいです。せっかくメイジサポートで敵の体力を削ったのにキルを回収できないADCじゃ、意味がないですよね?

ボットレーンをするときは、相方と意図を合わせる意味でもピックや動き方を変えるのが大切です! 以下にピックの例をご紹介します。

味方チャンピオン


相性がいい味方チャンピオン(ADC・APC)としては、ケイトリン、ジンなどのADC、スウェイン、ジグスなどのメイジAPCがいます。

これらのチャンピオンは序盤からスノーボールすることを強みとしており、射程が長いメイジサポートと一緒にポークできます。また、メイジのCCと組み合わせて強力なダメージを一気に出せてキルを狙えます。

敵チャンピオン


一方、相性が悪い敵チャンピオン(サポート)としては、エンチャンター系(ソラカ、ナミなど)や、メイジ系(ザイラ、ゼラスなど)があります。

序盤から徐々にダメージを与えて体力を減らし、有利を作りたいメイジタイプに対して、ヒールやシールドによってレーン維持ができるエンチャンタータイプは、メイジの強みを最大限生かせません。

終盤までファームした場合でも、エンチャンター系のサポートは集団戦で味方を守ることで効果を最大限発揮するチャンピオンが多く、レートゲームも強いのでメイジタイプが劣ることが多くなります。レーン戦で勝つためには、確実にスキルを当て続けて体力を減らし、オールインで敵を倒しきれるかが鍵です。

また、メイジ系は押すか押されるか、スキルを当てるか避けられるかのプレイヤースキルマッチアップになりやすく、一度負けた側が永遠に負けてしまうこともしばしば。なので、ギャンブルマッチアップになりやすく、勝率が安定しにくいので、とても難しいマッチアップです。
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