【連載】『LoL』チャレンジャーAirの楽しく勝てるサポート講座
サポートで勝つための立ち回り指南<タンク編>【Airの「楽しく勝てるサポート講座」第7回】 (1/4)
みなさんこんにちは、Airです。
かなり時間が空いてしまいました……。2022年は高校生たちのコーチングをしたりしながら、『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)は引き続きプレイしていました。
そんなこんなでシーズン2022も「Worlds」に突入し、リニューアルされていく中で新しいメタも生まれていますね。ただ、サポートとしても若干のメタの変化はありますが、タイプ別の基本の動き方はあまり変わりません。この連載をランクアップの参考にしていただければうれしいです。
なお、本記事は2022年8月に登場したパッチ12.16をもとに、一部情報を補足しています。
それでは、第7回「タンク編」になります。よろしくお願いします!
前回もご紹介したサポートの僕なりの分類は、以下のとおりです。
今回も試合の流れに沿って、バン&ピックから序盤のレーニング終了まで、「タンクサポート」なりの動き方を順を追ってご紹介します。
タンクサポートは高い防御力を誇り、豊富なCCスキルを覚えられます。敵チームに対して一番に飛び込み、敵の陣形を崩したり、敵のキャリーを捕まえて戦闘を有利に進めたり……といった動きが得意なタイプです。
前回の「エンチャンターサポート編」のチャンピオンたちと比べると、味方チャンピオンに対してバフを与えるといった強化スキルは基本持っていませんが、タンクサポート自ら敵にオールインすることで、味方が安全に攻撃を合わせることができるのが一番の強みです。
今回は、操作も簡単で初心者から上級者までよく使用される人気のチャンピオン、「レオナ」を使いながら解説していきます。タンクサポートの基本チャンプです!
具体的にサポートとしてタンクを選んだ際に、どのような活躍が期待できるのか、長所と短所をまとめてみました。
タンクサポートは育ってしまえば大活躍できますが、育たないと何もできずに負けてしまうので、きちんと判断してからピックをするべきです! レーン戦の2vs2が苦手ですが、集団戦でのフロントラインを保つ役割とCCをばら撒く役割、オブジェクト戦での攻撃を受けることが大切になってきます。
敵に与えるダメージの割合が少ないので、仕掛けた時に味方がちゃんとダメージを出しきれないといけません。CCで敵の動きを封じている間に一気にダメージを出し切れて、キルまで繋ぐことができるオールインタイプのチャンピオンと相性がいいです。
相性がいい味方チャンピオンは、短期決戦に強いチャンピオンです。
ピックをするときは敵のボットレーンがどれくらい強力か見極めた上で、
タンクと相性がいいADC(1)オールインタイプのADC
タンクサポートがCCを使って敵の動きを封じている間に、敵のキャリーを素早く倒し、敵の陣形を崩していくというのが基本です。これはボットレーンの2vs2の戦い方とも同じで、「タンクサポートが敵のキャリーに飛び込んで味方ADCがダメージを出す」ことを繰り返して敵の体力を削って倒したり、敵を帰らせることで経験値・ゴールド差が生まれレーン戦で有利を掴めます。
そのため、敵に対して大ダメージを素早く出せるオールインタイプのADCが理想です。具体的には、サミーラ、ルシアン、ドレイヴン、カイ=サ(AD)、トリスターナ、カリスタなどが挙げられます。APならジグスも相性がいいですね。
これらのチャンピオンはレーン戦が強い部類なので、タンクサポートのダメージ不足を補うことができますし、敵の動きを封じてしまえば素早くダメージが出せるので、2vs2で勝てるチャンスがあります。
ルーンから考えるなら「ヘイルブレード」や「プレスアタック」を持つADCと相性がいいですね。味方がガンクに来てくれたときも素早くオールインしてダメージが出せるので、ボットレーンから有利を作るのに適したチャンピオンだと思います。
タンクと相性がいいADC(2)CCが強力なADC
次は少し考え方を変えて、レベル6以降の味方のボットガンクを想定した場合は、タンクサポートに合わせてCCが強力なADCを置いてもいいです。
アッシュ、ヴァルス、ジンを置けば、ボットレーンのトータルのダメージ量は減ってしまいますが、味方のソロレーナーがキルを回収しやすくなり、集団戦でのCCチェインが安定します。
タンクと相性のいいADC(3)集団戦に強いADC
集団戦にフォーカスするならミス・フォーチュン、ザヤなんかも面白いと思います。味方がCCチェイン構成ならさらに活躍できると思いますよ!
タンクと相性のいいソロレーナー(トップ、ミッド)
味方のソロレーナーの合わせ方も、短時間でダメージが出せるオールインのキャリータイプか、CCを持っていてフロントラインが張れるファイターやタンク、メイジなどがいいですね。
トップもジャングラーもサポートも、純粋なタンクだとダメージが足りなくなってしまうので、そこは敵のピックを見た上で、ファイターにしてみるとかメイジにしてみたりとかが必要なんですが、最初のうちはある程度単純に考えてしまっていいと思います。
具体例を挙げるとすれば、ミッドはアニーやオリアナのようなチェインで大ダメージを与えられるもの、CC目的ならリサンドラ、ガリオとかもいいですね。ジャングラーなら、ジャーヴァンIV、シン・ジャオみたいなファイターか、アムムみたいなタンクも。
トップならウーコン、エイトロックスみたいなファイターや、ガングプランクみたいなウルトを合わせるチャンプ、オーンみたいなタンクもいいですね!
考え方次第で組み合わせがたくさんあるので、皆さんも自分の戦い方をイメージしながら考えてみてください!
難しい対面チャンピオンは、間違いなくメイジサポート、エンチャンターサポートでしょう。
メイジサポートはレベル1から遠距離の通常攻撃とスキルを使って体力をガンガン削ってきます。一度削られてしまった体力を回復する手段がないので、倒される前に仕掛けて倒し切るか、味方のガンクを呼ぶか、諦めてリコールするしかありません。
正直に言ってしまえば、味方のガンクが来るまでにどれだけ体力を残して耐えておけるかが勝負です。それくらい難しく厳しいマッチアップなので、基本的には敵がミスしたところを仕掛けるぐらいしか有利が取れないと思います。
エンチャンターサポートも、チャンピオンにもよりますが、基本的には厳しいレーニングが多くなるののかなと思います。
メイジサポートに比べるとダメージ量が少ないので多少は楽ですが、ダメージトレードしても体力を回復されてレーンを維持できなくなったり、仕掛けるときに弾かれたりシールドで無効化されたりしてダメージトレードを拒否されるので非常に難しいです。
なので、メイジ・エンチャンターサポート相手は、ファーストリコール直後の体力がたくさんあるときに仕掛けてみたり、6レベルくらいの時間でCCチェインができるときに味方のジャングラーを呼んで仕掛けてみるといいですね。
捕まえてしまえば一瞬で倒せるので、味方と息を合わせて頑張りましょう!
かなり時間が空いてしまいました……。2022年は高校生たちのコーチングをしたりしながら、『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)は引き続きプレイしていました。
そんなこんなでシーズン2022も「Worlds」に突入し、リニューアルされていく中で新しいメタも生まれていますね。ただ、サポートとしても若干のメタの変化はありますが、タイプ別の基本の動き方はあまり変わりません。この連載をランクアップの参考にしていただければうれしいです。
なお、本記事は2022年8月に登場したパッチ12.16をもとに、一部情報を補足しています。
それでは、第7回「タンク編」になります。よろしくお願いします!
前回もご紹介したサポートの僕なりの分類は、以下のとおりです。
- メイジ
- エンチャンター
- タンク
- フック
今回も試合の流れに沿って、バン&ピックから序盤のレーニング終了まで、「タンクサポート」なりの動き方を順を追ってご紹介します。
タンクサポートの特徴
タンクサポートは高い防御力を誇り、豊富なCCスキルを覚えられます。敵チームに対して一番に飛び込み、敵の陣形を崩したり、敵のキャリーを捕まえて戦闘を有利に進めたり……といった動きが得意なタイプです。
前回の「エンチャンターサポート編」のチャンピオンたちと比べると、味方チャンピオンに対してバフを与えるといった強化スキルは基本持っていませんが、タンクサポート自ら敵にオールインすることで、味方が安全に攻撃を合わせることができるのが一番の強みです。
今回は、操作も簡単で初心者から上級者までよく使用される人気のチャンピオン、「レオナ」を使いながら解説していきます。タンクサポートの基本チャンプです!
タンクサポートの長所、短所
具体的にサポートとしてタンクを選んだ際に、どのような活躍が期待できるのか、長所と短所をまとめてみました。
長所
- 強力なエンゲージ(オールイン)スキルにより、強引にダメージトレードできる
→スキルを当てさえすれば、自分たちに有利なタイミングで戦闘ができる
- 味方のガンク合わせに対して強い
→味方がガンクに来たタイミングで敵の動きを封じることができ、スムーズにキルまで繋がりやすい
- タワーダイブを行いやすい
→敵のタワーの攻撃をタンクサポートが受けることで、序盤からでもタワーダイブが簡単にできる
- どんな構成でも合う
→チームでCCが薄かったり、フロントラインを保てるチャンピオンがいないとオブジェクトの進行が遅れてしまうが、タンクサポートがいれば安心
- 味方と意思疎通しやすい
→スキルが単純でわかりやすく、どのレート帯でも認知されているチャンピオンが多いので、ソロキューで使っても味方と意思疎通がしやすい
- ロームやガンクが得意
→キャッチスキルを持っているので、ロームやガンクが決まりやすい
- CCに弱い構成に対して強い
→アサシンやブリンクがないキャリーチャンピオンに対して動きを封じられるので、安定して活躍できる
- マップコントロールがしやすい
→防御力が高いので、安心してワードを置いたり消したりでき、視界コントロールが行いやすい
- 集団戦で前衛・後衛どちらでも対応可能
→基本はオールインしてフロントラインを保つが、状況次第では味方を守り敵の動きを封じてもいい
- 集団戦で活躍できる
→高い防御力を持っているので、長時間集団戦に参加でき、CCをばら撒けるので集団戦で一番活躍できる
短所
- レベル1が非常に弱い
→通常攻撃が近距離なので攻撃するには近づく必要があるが、戦うためのスキルがそろうタイミングが遅く、敵に近づけない
- 強力なスキルがそろうのはレベル3から
→ミニオンウェーブを押し付けられると、レベル2になっても大量の敵のミニオンが溜まってしまっているはず。飛び込んでも味方ADCは攻撃ができず、大量の敵のミニオンからダメージを受けてしまうので、レベル2先行のタイミングでも我慢が必要
- 不利な状態が続く場合、リセットするには味方の助けが必要になる
→ソロキューでは常に味方が助けにきてくれる余裕があるわけではないので、2vs2で有利が取れる動きが重要
- レベル3で体力満タンでも勝てるわけではない
→タンクサポートはダメージ量が少なく味方ADCに依存しやすいので、ADCのチャンピオンによっては仕掛けてはいけないパターンがある
- 何もできない時間に何ができるのかを考える必要がある
→集団戦での勝利に重点を置いたチャンピオンなので、いかに序盤を耐えるか、勝てるかが大切
- バンピックに影響されやすい
→序盤が弱いタンクサポートが2vs2でキルできるような構成や、安全にファームができるような状況でピックできるのが理想
- 状況判断を間違えてオールインしてしまうと下がれない
→タイミングを間違えると、その動きがチームにとってマイナスになってしまう。エンゲージするかどうかの判断力が必要
- 味方への依存度が高い
→自分が仕掛けたときにきちんとダメージを出し切ってくれる味方が必要
タンクサポートを使う時のバン&ピックの考え方
タンクサポートは育ってしまえば大活躍できますが、育たないと何もできずに負けてしまうので、きちんと判断してからピックをするべきです! レーン戦の2vs2が苦手ですが、集団戦でのフロントラインを保つ役割とCCをばら撒く役割、オブジェクト戦での攻撃を受けることが大切になってきます。
敵に与えるダメージの割合が少ないので、仕掛けた時に味方がちゃんとダメージを出しきれないといけません。CCで敵の動きを封じている間に一気にダメージを出し切れて、キルまで繋ぐことができるオールインタイプのチャンピオンと相性がいいです。
味方チャンピオン
相性がいい味方チャンピオンは、短期決戦に強いチャンピオンです。
ピックをするときは敵のボットレーンがどれくらい強力か見極めた上で、
- 序盤の2vs2から有利を狙うのか
- 序盤のセットアップで有利を狙うのか
- 集団戦にフォーカスするのか
タンクと相性がいいADC(1)オールインタイプのADC
タンクサポートがCCを使って敵の動きを封じている間に、敵のキャリーを素早く倒し、敵の陣形を崩していくというのが基本です。これはボットレーンの2vs2の戦い方とも同じで、「タンクサポートが敵のキャリーに飛び込んで味方ADCがダメージを出す」ことを繰り返して敵の体力を削って倒したり、敵を帰らせることで経験値・ゴールド差が生まれレーン戦で有利を掴めます。
そのため、敵に対して大ダメージを素早く出せるオールインタイプのADCが理想です。具体的には、サミーラ、ルシアン、ドレイヴン、カイ=サ(AD)、トリスターナ、カリスタなどが挙げられます。APならジグスも相性がいいですね。
これらのチャンピオンはレーン戦が強い部類なので、タンクサポートのダメージ不足を補うことができますし、敵の動きを封じてしまえば素早くダメージが出せるので、2vs2で勝てるチャンスがあります。
ルーンから考えるなら「ヘイルブレード」や「プレスアタック」を持つADCと相性がいいですね。味方がガンクに来てくれたときも素早くオールインしてダメージが出せるので、ボットレーンから有利を作るのに適したチャンピオンだと思います。
タンクと相性がいいADC(2)CCが強力なADC
次は少し考え方を変えて、レベル6以降の味方のボットガンクを想定した場合は、タンクサポートに合わせてCCが強力なADCを置いてもいいです。
アッシュ、ヴァルス、ジンを置けば、ボットレーンのトータルのダメージ量は減ってしまいますが、味方のソロレーナーがキルを回収しやすくなり、集団戦でのCCチェインが安定します。
タンクと相性のいいADC(3)集団戦に強いADC
集団戦にフォーカスするならミス・フォーチュン、ザヤなんかも面白いと思います。味方がCCチェイン構成ならさらに活躍できると思いますよ!
タンクと相性のいいソロレーナー(トップ、ミッド)
味方のソロレーナーの合わせ方も、短時間でダメージが出せるオールインのキャリータイプか、CCを持っていてフロントラインが張れるファイターやタンク、メイジなどがいいですね。
トップもジャングラーもサポートも、純粋なタンクだとダメージが足りなくなってしまうので、そこは敵のピックを見た上で、ファイターにしてみるとかメイジにしてみたりとかが必要なんですが、最初のうちはある程度単純に考えてしまっていいと思います。
具体例を挙げるとすれば、ミッドはアニーやオリアナのようなチェインで大ダメージを与えられるもの、CC目的ならリサンドラ、ガリオとかもいいですね。ジャングラーなら、ジャーヴァンIV、シン・ジャオみたいなファイターか、アムムみたいなタンクも。
トップならウーコン、エイトロックスみたいなファイターや、ガングプランクみたいなウルトを合わせるチャンプ、オーンみたいなタンクもいいですね!
考え方次第で組み合わせがたくさんあるので、皆さんも自分の戦い方をイメージしながら考えてみてください!
敵チャンピオン
難しい対面チャンピオンは、間違いなくメイジサポート、エンチャンターサポートでしょう。
メイジサポートはレベル1から遠距離の通常攻撃とスキルを使って体力をガンガン削ってきます。一度削られてしまった体力を回復する手段がないので、倒される前に仕掛けて倒し切るか、味方のガンクを呼ぶか、諦めてリコールするしかありません。
正直に言ってしまえば、味方のガンクが来るまでにどれだけ体力を残して耐えておけるかが勝負です。それくらい難しく厳しいマッチアップなので、基本的には敵がミスしたところを仕掛けるぐらいしか有利が取れないと思います。
エンチャンターサポートも、チャンピオンにもよりますが、基本的には厳しいレーニングが多くなるののかなと思います。
メイジサポートに比べるとダメージ量が少ないので多少は楽ですが、ダメージトレードしても体力を回復されてレーンを維持できなくなったり、仕掛けるときに弾かれたりシールドで無効化されたりしてダメージトレードを拒否されるので非常に難しいです。
なので、メイジ・エンチャンターサポート相手は、ファーストリコール直後の体力がたくさんあるときに仕掛けてみたり、6レベルくらいの時間でCCチェインができるときに味方のジャングラーを呼んで仕掛けてみるといいですね。
捕まえてしまえば一瞬で倒せるので、味方と息を合わせて頑張りましょう!
【連載】『LoL』チャレンジャーAirの楽しく勝てるサポート講座
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