【連載】くまちょむの「令和から始める『ぷよぷよeスポーツ』道」

【くまちょむの『ぷよぷよeスポーツ』道 最終回】起爆色を増やすポイント

2020.4.14 くまちょむ
「eSports World」をご覧のみなさまこんにちは。くまちょむと申します。ファイズマン クリエイティブに所属する、『ぷよぷよ』のプロゲーマーです。

前回の記事ではおじゃまぷよが追加で発生する「全消し」について取り上げました。今回は連鎖の起爆色を増やすテクニックについて取り上げます。

連鎖を伸ばしていくと通常、起爆色はひとつになります。
たとえば勝つためには十分な連鎖を組み上げたとき、それをひとつの色で問題なく起爆できる場合もありますが、実戦では思い通りに狙ったぷよが来なくて負けてしまうケースも数多くあると思います。

そうしたケースを最小限に抑えるためには、落ちてくる色をスピーディーに落とすことを意識しつつも、起爆色が複数になるように手を進めるのが望ましいと言えます。

今回は連鎖の起爆色を増やすポイントについて説明いたします。

色の組み合わせから必要なぷよが来る確率をある程度把握しよう


ぷよは2個1組で落ちてきますが、ネクスト以降にどの色の組み合わせが落ちてくるかはわかりません。
そのため必要としている色のぷよがたくさん来ることもあれば、一向に来ないこともあるわけです。

そこでまずは、出現するすべての組み合わせの中で、特定の色がどれぐらいの割合で出現するのかを見てみましょう。

色の組み合わせは全部で16通りです。出現する割合を想像できると、最終的に起爆できなかったときでもその結果に納得できるようになります。



実戦のポイント


降ってくるぷよの組み合わせが16種類だとわかったところで、実践で狙うべきポイントを紹介していきましょう。

ポイント その1:大きい連鎖で意識する


たとえば相手の連鎖が終了しそうな時、伸ばしやすい色の組み合わせが連続で来ることがあります。
その時に勢い任せに伸ばそうとすると、時間に追われている中で起爆色がひとつになる可能性が高くなります。
実戦ではその可能性を考慮して手を進めるのがセオリーです。



ポイント その2:小さい連鎖で意識する


小さい連鎖を組む過程でも、起爆色の数を意識して手を進めるのが得策です。
相手からの仕掛けに速やかに応じるための下準備としてだけでなく、自分から小さい連鎖を仕掛けようと思ったときにも確率的に大きなアドバンテージとなります。



まとめ


今回は連鎖の起爆色を増やすポイントについて紹介いたしました。連鎖の組み方を工夫して「色がもうひとつ来ていれば……」というケースを減らしていきたいですね。

起爆色が増える形については、今回紹介した手順を見本として考えてみてください。ちなみに色の配置によっては連鎖に必要な色が途中で巻き込まれてしまったり、連鎖そのものを伸ばせなくなるケースもあるので注意が必要です。

それでも繰り返しの練習と考察によって、それらのケースのほとんどを回避することが可能になるので、ぜひ長期的なスタンスで取り組んでいただければと思います。

初心者向けの内容は今回で最後になります。
最後までお読みいただきありがとうございました!

くまちょむプロフィール

ぷよ歴:26年
経歴:
2004年【ぷよぷよフィーバー東京大会】優勝
2012年・2013年【RedBull5G】パズルジャンル優勝
2016年【RedBull5G】パズルジャンル準優勝
2018年4月・10月【ぷよぷよチャンピオンシップ】優勝

くまちょむ公式プロフィール(ファイズマン クリエイティブ)
http://fiseman-entertainment.co.jp/talent/detail/88
くまちょむ Twitter
https://twitter.com/kumachom

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