【連載】くまちょむの「令和から始める『ぷよぷよeスポーツ』道」

【くまちょむの『ぷよぷよeスポーツ』道 第3回】小さい連鎖を組むポイント

2019.9.30 くまちょむ
eSports Worldをご覧のみなさまこんにちは。くまちょむと申します。ファイズマン クリエイティブに所属する、『ぷよぷよ』のプロゲーマーです。

前回の記事では自力で組める連鎖を増やすことが大事だとお伝えしました。

ところが大きい連鎖を組むことに集中していると、例えば相手から2連鎖や3連鎖でおじゃまぷよを送り込まれた時に、埋められるなどして不利な状況になる割合が多くなります。その割合を少なくするためには、大きい連鎖を狙いつつ、こちらのほうでも降ってくる前のおじゃまぷよを打ち返せるように、小さい連鎖を用意しておく必要があるのです。

ぷよぷよの試合の展開はさまざまですが、今回は試合でありがちな場面を例として、大きい連鎖を狙いながら小さい連鎖を組むポイントついて紹介いたします。

小さい連鎖が必要なシチュエーション


■小さい連鎖を用意していないとき
送られてきたおじゃまぷよを打ち消すことができない場合は、大きい連鎖を埋められて不利な状況になってしまいます。また、大きい連鎖で打ち返すと、連鎖が進行している間に相手が着々とぷよを積み込んで最大級の反撃を受ける可能性が高くなります。

つまり、相手からおじゃまぷよが送られてきた時、自分のほうに小さい連鎖が用意されていないと形勢が不利になるのです。



■小さい連鎖があるとき
小さい連鎖を用意して、それを始動させるぷよが来ていれば、相手が小さく仕掛けてきたときに応戦できます。ほどよく応戦できると形勢が有利になります。



小さい連鎖を組むコツ


小さい連鎖を組むコツはさまざまですが、ここでは小さな連鎖を用意するためのポイントをふたつご紹介しましょう。

■その1:接続の見送りを意識する
目安として7~8連鎖を組んだ後は、連鎖をつなぐぷよを置かないように意識します。連鎖が続くようにぷよを配置すると、大きい連鎖だけになり、小さい連鎖が用意されていない状態になってしまうからです。



■ その2:折り返し部分は残す
一口に小さい連鎖と言っても、折り返し部分までは消化されないように気を付けて用意するのが得策です。消化した折り返し部分を再構築する場合、基本的に端の1列または2列へ集中的にぷよを積み込むことになります。

そうなると、折り返し部分を連鎖で埋めるためには決まった組み合わせのぷよが必要となるため、結果なかなか出現しない組み合わせのぷよを待つことになり、連鎖を再構築するのが難しくなってしまうのです。



まとめ


今回は大きい連鎖を狙う過程で小さい連鎖を用意し、不利な状況を回避するポイントを紹介いたしました。折り返し以降の接続を意識しながら手を進めるイメージで、まずはひとり用で小さい連鎖を用意する習慣を身に付けていきたいですね。

補足になりますが、ぷよぷよの実況・解説では、大きい連鎖を本線(ほんせん)。小さい連鎖を副砲(ふくほう)または、相手の大きい連鎖を始動させる目的がある仕掛けを催促(さいそく)と言い表すこともあります。

よければ公式大会の放送などもご視聴頂き、連鎖による駆け引きを見て学んで頂ければと思います。

▲【eスポーツ大会】「ぷよぷよカップ SEASON2 8月 東京大会」決勝トーナメント


では、次回以降もお楽しみに!

くまちょむプロフィール

ぷよ歴:26年
経歴:
2004年【ぷよぷよフィーバー東京大会】優勝
2012年・2013年【RedBull5G】パズルジャンル優勝
2016年【RedBull5G】パズルジャンル準優勝
2018年4月・10月【ぷよぷよチャンピオンシップ】優勝

くまちょむ公式プロフィール(ファイズマン クリエイティブ)
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