【連載】くまちょむの「令和から始める『ぷよぷよeスポーツ』道」

【くまちょむの『ぷよぷよeスポーツ』道 第2回】「連鎖」を増やすためのテクニック「折り返し」

2019.7.19 くまちょむ
eSports Worldをご覧のみなさまこんにちは。くまちょむと申します。ファイズマン クリエイティブに所属する、『ぷよぷよ』のプロゲーマーです。

前回の記事では、プレー初期の段階で押さえておきたい3つのポイントを紹介しました。

その中で5連鎖を目指す理由についてお話しさせて頂きましたが、実戦では相手も連鎖を仕掛けてきて「相殺」という、発生させたおじゃまぷよが打ち消される場面も想定されるので、より確実に勝つためには自力で組める連鎖を増やせるようになっておく必要があるのです。

今回は連鎖を増やすためのテクニックや、その時に注意すべきポイントを紹介したいと思います。


「折り返し」の組み方

連鎖を横方向へ組むと、ほとんどの場合が5連鎖で頭打ちになってしまいます。

そこから連鎖を増やすために行うのが、縦の空いているスペースに連鎖をつなぐ「折り返し」というテクニック。

折り返しを理解できると10連鎖以上も狙えるようになります。



「折り返し」以降の組み方

折り返し以降は「挟み込み」という組み方を選びます。

上のほうで階段積みを組むと、下のほうにある色が巻き込まれてしまう恐れがあるからです。



組む時の注意点 その1:巻き込まれそうなぷよを先に消すべし

折り返し以降の組み方は挟み込みでOKですが、余分なぷよがあると下にあるぷよが巻き込まれるので安心はできません。

連鎖を仕掛ける前にフィールドの状況をできる限り確認して、巻き込まれるぷよを見つけた場合は該当するぷよを消して失敗を防ぎましょう。


組む時の注意点 その2:画面端は3色構成で組むべし

折り返しを組む時、階段積みの場合は端の3列に対して3色を使う必要があります。

2色だけの場合はぷよが巻き込まれてしまうので、色の数を意識して組むようにしましょう。


効果的な練習方法 その1:どこにもつながらないぷよが来たら?

連鎖に不必要な組み合わせが来た時、練習の初期段階では折り返しの反対側へ半ば適当に置くのがベストなやり方です。

覚えた形に適した組み合わせを待ち、部分的な完成を目指すと上達のスピードは加速します。


効果的な練習方法 その2:時間を稼ぐ方法

段差がある所へぷよを横に向けて落とすと、足場を失ったほうのぷよは地面まで緩やかに落下します。

これを「ちぎる」といいます。

ちぎれてから地面に落下し、設置されるまでの間はプレーの進行が一時的に止まるので、次のぷよが出現するまでの時間を引き延ばすことができます。

4コ以上くっつけて消した時も引き延ばせるので、折り返しを組む練習の初期段階では、ぷよをちぎったり消したりして考える時間を作りましょう。

折り返し以降はぷよの出現位置から地面までの距離が縮まるので、考える時間の長さは連鎖を増やす練習をする上で重視すべきポイントになります。



まとめ

今回は連鎖を増やすテクニックとして、階段積みから発展させた「折り返し」と、そこからの組み方について紹介いたしました。

落ちてくるぷよの組み合わせが適していれば、折り返しは最初から組んでもいいですし、連鎖をある程度組んでからでもOKです。

確実に連鎖を増やせるように練習していきたいですね。

自分にできそうなところや思い付いたことから始めるようにして、『ぷよぷよeスポーツ』で連鎖を増やす楽しさや奥深さに少しでもふれて頂けたらうれしいです。

では、次回以降もお楽しみに!

くまちょむプロフィール

ぷよ歴:26年
経歴:
2004年【ぷよぷよフィーバー東京大会】優勝
2012年・2013年【RedBull5G】パズルジャンル優勝
2016年【RedBull5G】パズルジャンル準優勝
2018年4月・10月【ぷよぷよチャンピオンシップ】優勝

くまちょむ公式プロフィール(ファイズマン クリエイティブ)
http://fiseman-entertainment.co.jp/talent/detail/88
くまちょむ Twitter
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