【連載】『LoL』チャレンジャーAirの楽しく勝てるサポート講座

サポートで勝つための立ち回り指南<フック編>【Airの「楽しく勝てるサポート講座」第5回】 (3/4)

2021.10.30 Air

フックサポートの動き方(レーニング)


いよいよレーニングの解説です。

レベル1時点


もしも奇襲ができずにイーブンの状態でレーニングを開始したら、まずはダメージトレードとプッシュをするのが理想です。

ノーチラスの場合はレベル1から「Q」でキャッチができれば、「Q」→「AA」(パッシブ付きで追加物理ダメージ+スネア)で長い硬直時間とダメージを与えられるので、ダメージトレードすれば、敵の体力を半分くらい削ることができます。

フックスキルで相手を引き寄せることで、ADCが安全に相手の体力を削れます


狙う対象はADCを基本として、敵がメイジやエンチャンターなどの柔らかいサポートなら、狙ってもいいです。敵にダメージを与えると自分も少し削られると思うので、ここでポーションを1つ消費してもいいでしょう。回復しながらミニオンをプッシュします。

そしてレベル2戦闘に備えていつでも仕掛けられるように、味方のADCよりも少し前にポジションを陣取り、敵に「キャッチするぞ!」という圧をかけましょう。

実はこの動きが、次のレベルの戦闘の時に大きく響いてきます

もしも序盤のボットレーンからキルをするのが難しい場合や、プッシュするのが難しい場合(敵がメイジやポーク型のADC)、無理に主導権を握らなくても大丈夫な場合(味方のジャングルがトップサイドで動いてくる場合)は、レベル1で無理にトレードをせずにレーンを下げて、少しでも体力やポーションを温存できるように立ち回りましょう。

レベル2時点


順調にダメージトレードとプッシュを両立できたら、敵の体力が半分ほどになっていると思うので、レベル2先行ができるはずです!

自分とADCがレベル2になった瞬間に、「Q」や「フラッシュ」でエンゲージし、

「Q」or「フラッシュ」→「AA」→「W」→「AA」→「Q」→「イグナイト」

などで仕掛けましょう!

この時、レベル1の時点で「行きますよ!」とPingを鳴らして、ADCに合わせてもらえるように工夫しておくと、キルできる確率がグンと上がりますので忘れずに!

少しでも敵が甘い立ち位置を見せたら、フックもしくはフラッシュで近づいてから捕まえましょう


最初の1キルは本当に大切で、自分が自由になれる時間が早まるので、サモナースペルをきちんと使ってキルできるように練習してみてください。

レベル3~レベル6時点


レベル1~2の時点で無理にキルが取れなくても、体力差を必ず作ってプッシュしている状態になっていれば問題ありません。


レーンでは、敵がCSを取るたびにキャッチできるようなポジションを取ってプレッシャーを与えてください。敵がポジションミスをした瞬間にキャッチしてダメージトレードします。レベル6になれば強力なキャッチスキル「アルティメット」を取得できるので、積極的に攻撃しましょう!

同時に、レーニングではある程度工夫をしてみましょう。

ずっと敵に姿を見せていると圧がなくなってしまうので、ブッシュに隠れてキャッチを狙う動きをしてみたり、わざと川の方に移動してロームしていると思わせてからレーンに戻ったり、そのままロームしてみたりと、試合の中で動きを変化させて、敵に圧をかけましょう。

ジャングル側のブッシュで待ち構えて、ワードなどを置きにきたところをキャッチ!


相手のレーンが押し気味な時など、リコールすると見せかけてブッシュに潜み、フックを狙います。


ローム時は、特に味方のジャングルがボットサイドのリフトスカトルを取りたいタイミングに先に寄れるように、意識しましょう。

ミッドがアサシンタイプであれば、自分がフックで止めてあげることで簡単にキルできるパターンが多いので、ミッドの状況や構成にも注目しましょう。

注意点としては、不必要なデスをしないことです。

フックサポートは一度仕掛けてしまうと下がることができないので、タイミングが悪いとADCを巻き込んで簡単にダブルキルされてしまいます。

味方のジャングルがトップサイドにいて、敵のジャングルが見えない状態で2vs3が予測される場合などは、特に慎重に判断してください。

これがメイジタイプとは大きく異なる点です。メイジタイプは遠距離から一方的にスキルを放って当て逃げできますが、フックサポートは自分が近距離まで近づく必要があります。チーム全体に注目して、自分のポジション、仕掛けるタイミングを調節しましょう。

もしレーンで優勢だったら、早めにトリンケットを「オラクルレンズ」に変更してサイドブッシュやリバーのワードをデワードする(ワードを消す)ことで、対面に圧を与えることができます。

オラクルレンズで敵のジャングルに入っていく時も、フック系の多くはタンク寄りなので、多少無茶がしやすくなります


敵から自身の姿がずっと見えないと敵のADCは常に圧を感じることになり、CSを取るポジションが後ろになります。CSのロスを多く誘発できたり、ポジションミスを与えやすくなりキルにつながりやすくなります。

ミニオンにさわる時間も遅くなるので、自然にプッシュ勝ちができて、リバーに寄るスピードも勝つことができます。優勢時の詳しいワード、デワードについては第4回メイジ編にも書いていますので、参考にしてください。

決まりやすいガンクタイミングは?


初心者の方などでロームに対して恐怖心があったり、これからロームを練習したい人におすすめしたいのが「1stリコール後のミッドガンク」です。ボットでキルをしてからミニオンを押し付けて帰った後や、安全にファームをして帰った後でも大丈夫です。

一番最初にリコールしたタイミング」でミッドにガンクしてみましょう。

リコール時に「ブーツ」を買うと、移動速度が上がりガンクした際に敵に早く近づけるので、キャッチスキルを当てやすくガンクが成功しやすいです。スキルが外れてガンクに失敗したとしても、移動速度が上がっているので素早くボットに帰れることも大きいです。

ミッド視点から考えても、1vs1の真っ最中なので、ボットがリコールしたタイミングを確認していなかったり、敵のボットが報告していなくなっていたりすることが多くあります。このタイミングはとてもガンクが成功しやすいのです。

さらに、序盤なので全体のレベルが低く、装備も弱いのでステータス的にも体が柔らかく、キャッチさえできればかなりの高確率でキルまで繋がります!

高レート帯ではこのタイミングがとても警戒されて、「する」「しない」の2択での駆け引きがあり、「しない」を選択することもあります。ただ、低レート帯ではそもそもサポートがロームをする習慣がないですし、ミッドもロームをしてくるとは考えていない人が多いので、「しない」のは非常にもったいないです。

ぜひロームを習得して、サポート差でチームをキャリーできるようになってくださいね!

ローム時に強いワード、コントロールワードの位置


前述した「1stリコール後のミッドガンク」のタイミングや「ボットのレーニングからローム」をした際に使える強いワード置き場の紹介です。


青チームでも赤チームでもロームをした際はこのブッシュの中にワードを置きましょう。コントロールワードだとベストです!

理由は、
  • 敵チームのミッドのロームがすぐに視認できる
  • 敵チームのジャングルが味方ジャングル内に入るorミッドにガンクするのがわかる
  • 敵チームのサポートがロームしているのがわかる
  • 自分や味方ジャングルがミッドへガンクしたり、敵ジャングルに侵入する場合に視認されない
  • 中央付近の交差点でブッシュが多く視界が悪いので確保できればキャッチポジションに、確保されればキャッチされやすくなる
  • 中央付近なので敵チームが視認される割合が高い
  • 大事なオブジェクト「ドラゴン」の近くなので戦闘が起きやすい
  • その際にソロレーナーにとって大事なTP先に変化する

など、言ってしまえば無限にあるんですが、このポジションを確保されてしまうと、何やっても敵チームに筒抜けになってしまうんですね。ガンクを狙ってもインベードをしても失敗しますし、付近にワードを置く動作まで視認されちゃいます。

そのため、とても奪い合いが発生しやすく、戦闘も頻繁に起きるので注意が必要です。覚えておいていただければうれしいです!

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