【特集】 eスポーツ 2024-2025 言いたい放題
【eSports World新春トーク】 理想のオフライン大会とは? 編集部の今年の目標も? eスポーツ2024-2025 言いたい放題〈第5話〉
2024年のeスポーツ業界をひたすら追いかけ続けてきたeSports World編集部員ふたりが、2024年を振り返りつつ、2025年以降の展望についても語ってみた。
最終回となる第5話は、コロナ明けから増えてきたオフライン大会のあり方について。規模が大きくなるにつれて、迫力が増す反面、選手との距離も遠くなっているが、理想の大会とは? 番外編は、eSports World編集部の勝手な目標。もしどなたかご協力いただける方、ぜひご連絡ください!
井ノ川:2024年はオフライン大会が増えて取材も行かせていただいたんですが、なんだか少し飽きてきたかな……という気もしました。
宮下:やっとコロナが収まって、オフライン大会ができるようになってきたのに?
井ノ川:私もオフライン大会は楽しいし、現場でしか味わえない特別感があるんですけど、同じ会場にいるのに選手や出演者を遠くからスクリーンで見てる。もっと近い距離で選手を取り囲むような観戦スタイルにならないかなぁって。
宮下:いままで見てきた中で「これが理想!」っていうのはどんな大会?
井ノ川:ゲーセンの大会ですね。観客が筐体の前に張り付いてて、ヤジも飛ぶし、みんながそこにいる感じがする。プレーヤーの手元も見られるしコンボの感じとかもわかる。
宮下:確かに理想かもしれないけど、いまのeスポーツ大会の規模から考えるとそれは難しそうかも。
だって、いまやゲームやeスポーツのオフラインイベントは大きな収益が得られる事業のひとつ。プロやストリーマーが協力して「EVO Japan」とか「Riot Games ONE」みたいに大きなハコで開催することが重要ですから。
井ノ川:そうなんですけど、eスポーツもゴルフとか相撲みたいにファンに見られる中で戦う感覚は大切だと思いますよ。手元の操作や表情ももっと見られるようにしてほしいし、ラウンドを取ったらファンに手を振るみたいな、応援しているファンと選手との距離感を感じられる演出も欲しい。
宮下:去年の「VALORANT Challengers Japan 2024 Split 2」とかは、ファンも近くで選手のアクションも見られましたよね。でも、FPSとかMOBAの大きな大会では、画面の内容が誰かに見られたり情報漏洩しないような配慮も必要なので難しい面もありそう。ちなみに、ゲーセン以外の大会で一番理想に近かった大会ってなんですか?
井ノ川:コロナ前にヨシモト∞ホールで開催していた「LJL」の大会は良かったですね。ステージや選手と観客の距離がすごく近かったし、プレーしている様子も見やすかった。あれくらいの近さが理想。
宮下:いま思えば狭い会場だったけど、選手の声が聞こえるほどのあの距離感はよかったですね。試合のインターバル中にはそれ以外のチームのファンサービスとかもやっていたし。懐かしいなぁ……。
井ノ川:あと、試合と試合のインターバルとかで結構長時間待たされるのも、現地にいるときついんですよね。
宮下:配信だとあまり感じないですけど、現地だとかなり長く感じますよね。席も決まってて自由に動けないし。ファンの人たちはどう感じているのかなぁ。
井ノ川:多分、eスポーツの大会に慣れていないから満足しているだけだと思うんです、「こういうものだろう」って。機材とかネットワークの問題もあるけど、やっぱり準備とかで長時間待たせるのはよくない。その時間を使って選手とファンが交流するとか、オフラインだからこそファンが喜ぶ仕掛けはもっと必要ですよ。
オフラインイベントに来る理由が明確じゃないと、今後はオンラインでもいいって思われちゃうんじゃないかなって。例えば多少高い「VIPチケット」で選手の後ろから見られるシートとか実現できたら、多分即完売しますよ。選手は嫌がるかもしれないけど(笑)。
宮下:国技館でやった「Red Bull Home Ground」も、会場の良さもあって選手と観客の距離は近かったですね。国技館は「Capcom Cup 11」もやるけど、すごくいい会場ですよね。
井ノ川:上海でやった世界大会の「VALORANT Champions」もよかったですよ。選手の表情や動き、手元が見られるともっと臨場感が出ますよね。
宮下:オフラインイベントは会場のすべてが見渡せるからこそ、これからはもっと演出が大事になりそうですね
宮下:もう新年になっちゃったし(笑)そろそろ締めに入りましょう。2025年のeスポーツ業界はズバリどう予想してます?
井ノ川:サウジアラビアがもっと力をつけてくるんじゃないですかね。REJECTがサウジアラビアに拠点を作ったことも話題になりましたし。
宮下:Crazy Raccoonオーナーのおじじも、キディヤゲーミングのアンバサダーになりましたよね。どちらの動きも、サウジアラビアが今後eスポーツの中心地域になるかもしれないという意味で重要だと思います。お金の面でもそうだし、「オリンピックeスポーツゲームズ」も今年サウジアラビアで初開催されるし。
宮下:それと、『LoL』や『VALORANT』の大会の行方が気になります。どちらも日本はアジアパシフィック(APAC)の1地域という位置付けになっちゃったけど、もともと日本ではどっちも一番人気のeスポーツタイトルですからね。
井ノ川:確かに、『VALORANT』は国内リーグも盛り上がってはいるけど、これまで公式大会がない時期があったりしたために、選手の給料を支えているチームがもたないこともありました。
強い選手が増えれば選手側の価値は上がるけど、年俸も高くなってしまうと、どれだけ強くてもチームが存続できないという矛盾も生じます。
宮下:実際、世界的なチームでも『VALORANT』部門の解散とか『CS2』への回帰も増えましたよね。
井ノ川:『LoL』も『VALORANT』も、アマチュアチームがAPACリーグに出られるチャンスが増えた一方で、プロチームの部門は減っています。ZETAが『スト6』部門を設立するけど、『VALORANT』離れが進む可能性はありそう。
宮下:『フォートナイト』や『Apex Legends』もアマチュアからのしあがれるけど、あちらはそもそもリーグとかがほとんどなくてトーナメント形式が多い。国際大会もプロアマ問わず「強いチームが正義!」って感じでシンプルなんですよね。
井ノ川:『VALORANT』も似た構図ではありますけど、アマチュアから昇格して優勝するまでに1年かかるとなると、道が遠すぎる。時間をかけて強くなるにしてもその間に選手寿命は縮まってしまうし、結局継続できなくなっちゃう。
宮下:でも、DFMのgyen選手がMeiy選手にスカウトされたみたいに、才能がある選手なら高校生でもいきなり「VCT Pacific」に行けるチャンスもある。そういう才能を見出すためにも日本での大会は必要でしょう。
井ノ川:今はZETAとDFMしか「VCT Pacific」には出られないから、この2チームが日本のリーグを見てスカウトするという構図になっちゃってます。選手の移籍も早くて、スプリットが終わるたびに入れ替わるし、その間に給料未払いのトラブルとかも。
宮下:シーズンごとにメンバーがシャッフルされるとチームごとの“色”が薄れてしまうけど、同じメンバーでチームを保ち続ける価値がないとしたら、ファンとしては複雑ですよね……。
井ノ川:あと、2025年は人気タイトルだけに集中せず、多様化もしていきそうですね。『ポケモンユナイト』でFENNELが世界一になったみたいに、eスポーツでいまメジャーなタイトルに固執する意味も薄れていくのかもしれない。任天堂のタイトルって賞金が出ないと思い込んでたけど、実際はかなりの額でしたし。
宮下:新しいヒーローが出てくるのはうれしいですよね。『TFT』『グランツーリスモ』『鉄拳8』など、日本のチームや選手が世界一になることも実は増えているんだけど、伝えきれていないかもしれない。
井ノ川:それと、個人的にはそろそろ日本でも『CS2』が来るんじゃないかと思ってます。日本でも強いプレーヤーが認められるチャンスはあると思う。
宮下:『CS2』、好きですもんね〜(笑)。英語ができる選手なら海外で活躍する道も開けるかなぁ。
井ノ川:強い選手が日本から海外に進出できたら、日本のeスポーツの立ち位置も変わるかもしれません。韓国の選手とかは語学が堪能だし、そういう選手が日本にも出てきてほしいです。
宮下:そうだね、若いプロには日本のeスポーツ業界全体として、外国語をぜひ学ばせてほしい。ta1yo選手やEvi選手みたいに、海外でプロとして活躍する選手がもっと生まれてほしいですね。
最終回となる第5話は、コロナ明けから増えてきたオフライン大会のあり方について。規模が大きくなるにつれて、迫力が増す反面、選手との距離も遠くなっているが、理想の大会とは? 番外編は、eSports World編集部の勝手な目標。もしどなたかご協力いただける方、ぜひご連絡ください!
宮下英之
eSports Worldの企画・立ち上げから関わっている中堅編集者。主に『LoL』のソロQに生息するも、これだけ攻略記事を企画しているのに一向にランクが上がらない万年ブロシル勢(もはやただの下手くそ)。みなさん、今年こそ一緒にランクアップしましょう。
eSports Worldの企画・立ち上げから関わっている中堅編集者。主に『LoL』のソロQに生息するも、これだけ攻略記事を企画しているのに一向にランクが上がらない万年ブロシル勢(もはやただの下手くそ)。みなさん、今年こそ一緒にランクアップしましょう。
井ノ川結希(いのかわゆう)
eSports Worldの企画・立ち上げから関わっている編集者兼ライター。『スト2』全盛期から格闘ゲームにどハマりするも、ふとしたきっかけで『Counter-Strike: Global Offensive』をプレーしFPSに足を突っ込む。そんなこんなで今では『VALORANT』がメインの担当に。ゴルフにはまりすぎてeスポーツ界隈の人とラウンドするきっかけをうかがってしまうゴルフ女子。
eSports Worldの企画・立ち上げから関わっている編集者兼ライター。『スト2』全盛期から格闘ゲームにどハマりするも、ふとしたきっかけで『Counter-Strike: Global Offensive』をプレーしFPSに足を突っ込む。そんなこんなで今では『VALORANT』がメインの担当に。ゴルフにはまりすぎてeスポーツ界隈の人とラウンドするきっかけをうかがってしまうゴルフ女子。
求められている「eスポーツのオフライン大会」とは?
井ノ川:2024年はオフライン大会が増えて取材も行かせていただいたんですが、なんだか少し飽きてきたかな……という気もしました。
宮下:やっとコロナが収まって、オフライン大会ができるようになってきたのに?
井ノ川:私もオフライン大会は楽しいし、現場でしか味わえない特別感があるんですけど、同じ会場にいるのに選手や出演者を遠くからスクリーンで見てる。もっと近い距離で選手を取り囲むような観戦スタイルにならないかなぁって。
宮下:いままで見てきた中で「これが理想!」っていうのはどんな大会?
井ノ川:ゲーセンの大会ですね。観客が筐体の前に張り付いてて、ヤジも飛ぶし、みんながそこにいる感じがする。プレーヤーの手元も見られるしコンボの感じとかもわかる。
宮下:確かに理想かもしれないけど、いまのeスポーツ大会の規模から考えるとそれは難しそうかも。
だって、いまやゲームやeスポーツのオフラインイベントは大きな収益が得られる事業のひとつ。プロやストリーマーが協力して「EVO Japan」とか「Riot Games ONE」みたいに大きなハコで開催することが重要ですから。
井ノ川:そうなんですけど、eスポーツもゴルフとか相撲みたいにファンに見られる中で戦う感覚は大切だと思いますよ。手元の操作や表情ももっと見られるようにしてほしいし、ラウンドを取ったらファンに手を振るみたいな、応援しているファンと選手との距離感を感じられる演出も欲しい。
宮下:去年の「VALORANT Challengers Japan 2024 Split 2」とかは、ファンも近くで選手のアクションも見られましたよね。でも、FPSとかMOBAの大きな大会では、画面の内容が誰かに見られたり情報漏洩しないような配慮も必要なので難しい面もありそう。ちなみに、ゲーセン以外の大会で一番理想に近かった大会ってなんですか?
井ノ川:コロナ前にヨシモト∞ホールで開催していた「LJL」の大会は良かったですね。ステージや選手と観客の距離がすごく近かったし、プレーしている様子も見やすかった。あれくらいの近さが理想。
宮下:いま思えば狭い会場だったけど、選手の声が聞こえるほどのあの距離感はよかったですね。試合のインターバル中にはそれ以外のチームのファンサービスとかもやっていたし。懐かしいなぁ……。
井ノ川:あと、試合と試合のインターバルとかで結構長時間待たされるのも、現地にいるときついんですよね。
宮下:配信だとあまり感じないですけど、現地だとかなり長く感じますよね。席も決まってて自由に動けないし。ファンの人たちはどう感じているのかなぁ。
井ノ川:多分、eスポーツの大会に慣れていないから満足しているだけだと思うんです、「こういうものだろう」って。機材とかネットワークの問題もあるけど、やっぱり準備とかで長時間待たせるのはよくない。その時間を使って選手とファンが交流するとか、オフラインだからこそファンが喜ぶ仕掛けはもっと必要ですよ。
オフラインイベントに来る理由が明確じゃないと、今後はオンラインでもいいって思われちゃうんじゃないかなって。例えば多少高い「VIPチケット」で選手の後ろから見られるシートとか実現できたら、多分即完売しますよ。選手は嫌がるかもしれないけど(笑)。
宮下:国技館でやった「Red Bull Home Ground」も、会場の良さもあって選手と観客の距離は近かったですね。国技館は「Capcom Cup 11」もやるけど、すごくいい会場ですよね。
井ノ川:上海でやった世界大会の「VALORANT Champions」もよかったですよ。選手の表情や動き、手元が見られるともっと臨場感が出ますよね。
宮下:オフラインイベントは会場のすべてが見渡せるからこそ、これからはもっと演出が大事になりそうですね
2025年のeスポーツ業界のキーワード
宮下:もう新年になっちゃったし(笑)そろそろ締めに入りましょう。2025年のeスポーツ業界はズバリどう予想してます?
井ノ川:サウジアラビアがもっと力をつけてくるんじゃないですかね。REJECTがサウジアラビアに拠点を作ったことも話題になりましたし。
・REJECT社は国内外の著名投資家より10.7億円の資金調達を完了し、REJECT ADの発足を発表しました。https://t.co/bj2gqYCaep
— REJECT (@RC_REJECT) November 13, 2024
宮下:Crazy Raccoonオーナーのおじじも、キディヤゲーミングのアンバサダーになりましたよね。どちらの動きも、サウジアラビアが今後eスポーツの中心地域になるかもしれないという意味で重要だと思います。お金の面でもそうだし、「オリンピックeスポーツゲームズ」も今年サウジアラビアで初開催されるし。
キディヤゲーミングのジャパンアンバサダーに #高野大知 さん就任!#CrazyRaccoon 代表で #おじじ として有名な高野大知さん、今後ジャパンアンバサダーとして、キディヤゲーミングを盛り上げる様々な情報を発信をしていただきます!
— qiddiyagamingjp (@QiddiyaGamingJP) October 15, 2024
どうぞお楽しみに✨@riteiruozisan#QiddiyaGaming#PlayLife pic.twitter.com/P9LEeIhhM8
宮下:それと、『LoL』や『VALORANT』の大会の行方が気になります。どちらも日本はアジアパシフィック(APAC)の1地域という位置付けになっちゃったけど、もともと日本ではどっちも一番人気のeスポーツタイトルですからね。
井ノ川:確かに、『VALORANT』は国内リーグも盛り上がってはいるけど、これまで公式大会がない時期があったりしたために、選手の給料を支えているチームがもたないこともありました。
強い選手が増えれば選手側の価値は上がるけど、年俸も高くなってしまうと、どれだけ強くてもチームが存続できないという矛盾も生じます。
【Major Announcement】
— Jadeite(ジェダイト) (@Team_Jadeite) December 27, 2024
平素よりJadeiteを応援いただき、誠にありがとうございます。
このたび、Jadeiteは2024年12月27日をもちまして、一時休止することを決定いたしました。
日頃より温かいご支援をくださったファンの皆さま、スポンサーの皆さま、関係者の皆さまには心より感謝申し上げます。… pic.twitter.com/S9Ef3IcVZj
宮下:実際、世界的なチームでも『VALORANT』部門の解散とか『CS2』への回帰も増えましたよね。
井ノ川:『LoL』も『VALORANT』も、アマチュアチームがAPACリーグに出られるチャンスが増えた一方で、プロチームの部門は減っています。ZETAが『スト6』部門を設立するけど、『VALORANT』離れが進む可能性はありそう。
宮下:『フォートナイト』や『Apex Legends』もアマチュアからのしあがれるけど、あちらはそもそもリーグとかがほとんどなくてトーナメント形式が多い。国際大会もプロアマ問わず「強いチームが正義!」って感じでシンプルなんですよね。
井ノ川:『VALORANT』も似た構図ではありますけど、アマチュアから昇格して優勝するまでに1年かかるとなると、道が遠すぎる。時間をかけて強くなるにしてもその間に選手寿命は縮まってしまうし、結局継続できなくなっちゃう。
宮下:でも、DFMのgyen選手がMeiy選手にスカウトされたみたいに、才能がある選手なら高校生でもいきなり「VCT Pacific」に行けるチャンスもある。そういう才能を見出すためにも日本での大会は必要でしょう。
井ノ川:今はZETAとDFMしか「VCT Pacific」には出られないから、この2チームが日本のリーグを見てスカウトするという構図になっちゃってます。選手の移籍も早くて、スプリットが終わるたびに入れ替わるし、その間に給料未払いのトラブルとかも。
宮下:シーズンごとにメンバーがシャッフルされるとチームごとの“色”が薄れてしまうけど、同じメンバーでチームを保ち続ける価値がないとしたら、ファンとしては複雑ですよね……。
井ノ川:あと、2025年は人気タイトルだけに集中せず、多様化もしていきそうですね。『ポケモンユナイト』でFENNELが世界一になったみたいに、eスポーツでいまメジャーなタイトルに固執する意味も薄れていくのかもしれない。任天堂のタイトルって賞金が出ないと思い込んでたけど、実際はかなりの額でしたし。
宮下:新しいヒーローが出てくるのはうれしいですよね。『TFT』『グランツーリスモ』『鉄拳8』など、日本のチームや選手が世界一になることも実は増えているんだけど、伝えきれていないかもしれない。
井ノ川:それと、個人的にはそろそろ日本でも『CS2』が来るんじゃないかと思ってます。日本でも強いプレーヤーが認められるチャンスはあると思う。
宮下:『CS2』、好きですもんね〜(笑)。英語ができる選手なら海外で活躍する道も開けるかなぁ。
井ノ川:強い選手が日本から海外に進出できたら、日本のeスポーツの立ち位置も変わるかもしれません。韓国の選手とかは語学が堪能だし、そういう選手が日本にも出てきてほしいです。
宮下:そうだね、若いプロには日本のeスポーツ業界全体として、外国語をぜひ学ばせてほしい。ta1yo選手やEvi選手みたいに、海外でプロとして活躍する選手がもっと生まれてほしいですね。
番外編:eSports Worldの今年の目標は「大会を開催したい!」
井ノ川:最後に、2025年のeSports Worldの目標も。
宮下:勝手な話ですけど、大会をやりたいんです。オンラインでいいから。
井ノ川:ずっと言ってますよね。
宮下:eスポーツの大会って二分されていて、競技を本気でやっているプロたちと、アマチュアからプロを目指している人たちしかない。コミュニティ大会もありますが、もう出来上がっているところに入っていくのって結構勇気いるでしょう? 本当はプレーヤーってもっと細かく分かれていて、「誰でも参加できて楽しめる大会」がゆるーくあってもいいんじゃないかなって。
去年はVTuberさんたちのおかげで、初心者でも頑張って強くなっていく姿を、成長とともに見ることも増えた。もし誰か「やってみたい!」と思ってくれるなら、「eSports World杯」とか名前だけなら貸せるかもしれません。各所に確認は必要ですが(笑)。
井ノ川:小学生大会とか、若い子向けの大会とかもやりたいですね。大会に出たいけどどうしたらいいかわからない、という人たちが参加しやすくて、だけどプロの大会と同じようにきちんと「選手」として扱って、エントリーからの流れも学べるような初参加者に優しい大会にしたい。
私個人は、「大会情報」を主催者の方がもっと気軽に掲載依頼をしてもらえるような仕組みにして、もっと紹介したいなぁ。
宮下:そうですね、いまは直接サイトの問い合わせとかから送っていただいたりもしていますが、AIなどを使って簡単にフォーマットを整えられれば、もっともっと掲載できそう。
井ノ川:「大会情報」をいただいたご縁から取材につながった例もたくさんありましたからね。
宮下:ちなみに、eSports Worldが主催する大会名ってどうなると思います?
井ノ川:「eSports World Cup」だ!(笑)
宮下:うちらのほうが歴史は長いので、文句は言われないはず(笑)。
井ノ川:英語対応したら世界進出もできるかも? Googleアナリティクスを見ると、ドイツやアメリカからのアクティブユーザーも結構いるんですよ。
宮下:動画やインタビューにももっと力を入れたいですね。eスポーツの良さ、楽しさをもっと多くの人に伝えられるように、今年も頑張りましょう!
井ノ川:最後に、2025年のeSports Worldの目標も。
宮下:勝手な話ですけど、大会をやりたいんです。オンラインでいいから。
井ノ川:ずっと言ってますよね。
宮下:eスポーツの大会って二分されていて、競技を本気でやっているプロたちと、アマチュアからプロを目指している人たちしかない。コミュニティ大会もありますが、もう出来上がっているところに入っていくのって結構勇気いるでしょう? 本当はプレーヤーってもっと細かく分かれていて、「誰でも参加できて楽しめる大会」がゆるーくあってもいいんじゃないかなって。
去年はVTuberさんたちのおかげで、初心者でも頑張って強くなっていく姿を、成長とともに見ることも増えた。もし誰か「やってみたい!」と思ってくれるなら、「eSports World杯」とか名前だけなら貸せるかもしれません。各所に確認は必要ですが(笑)。
井ノ川:小学生大会とか、若い子向けの大会とかもやりたいですね。大会に出たいけどどうしたらいいかわからない、という人たちが参加しやすくて、だけどプロの大会と同じようにきちんと「選手」として扱って、エントリーからの流れも学べるような初参加者に優しい大会にしたい。
私個人は、「大会情報」を主催者の方がもっと気軽に掲載依頼をしてもらえるような仕組みにして、もっと紹介したいなぁ。
宮下:そうですね、いまは直接サイトの問い合わせとかから送っていただいたりもしていますが、AIなどを使って簡単にフォーマットを整えられれば、もっともっと掲載できそう。
井ノ川:「大会情報」をいただいたご縁から取材につながった例もたくさんありましたからね。
宮下:ちなみに、eSports Worldが主催する大会名ってどうなると思います?
井ノ川:「eSports World Cup」だ!(笑)
宮下:うちらのほうが歴史は長いので、文句は言われないはず(笑)。
井ノ川:英語対応したら世界進出もできるかも? Googleアナリティクスを見ると、ドイツやアメリカからのアクティブユーザーも結構いるんですよ。
宮下:動画やインタビューにももっと力を入れたいですね。eスポーツの良さ、楽しさをもっと多くの人に伝えられるように、今年も頑張りましょう!
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