「LJL 2019 Summer Split」はナマで観るべし! 開幕戦観戦記

2019.6.21 宮下英之
6月14日(土)、『リーグ・オブ・レジェンド』の日本リーグ「LJL」の夏シーズンが開幕しました。会場は渋谷にあるよしもと∞ホール。これから8月まで約3カ月にわたって、全8チームが総当たり戦を行っていきます。

今回、開幕戦のWeek1全8試合を初めて生で観戦してきたのですが、率直に言って会場で見るのは配信で見るよりも何倍も面白く感じました! 特に『LoL』を知らない人にこそ、ひとりでも友達と一緒でも見に行ってほしい!

というわけで、今回は「LJL」観戦のミリョクをご紹介したいと思います!

そもそも「LJL」ってどんなリーグ?

「LJL」は「League of Legends Japan League」、つまり『リーグ・オブ・レジェンド』の日本リーグです。世界最大の視聴者数を誇る人気のeスポーツタイトルとなっています。


『LoL』をひとことで言うと、5人1組で戦う陣取りゲームです。相手の陣地の一番奥深くにある「ネクサス」を壊すのが目的ですが、当然互いにぶつかりあうことになります。メンバーが使うキャラクターは「チャンピオン」と呼ばれ、多彩な特性を持ったものがそろっています。互いに一定時間で現れる「ミニオン」と呼ばれるいわゆる「ザコ敵」をやっつけつつ、お金と経験値を貯めてレベルアップとアイテム購入をすることで、そのキャラ差やプレイヤーの差を縮めながら戦うのです。


そのゲーム性から、1回の試合時間は20〜40分にも及びますが、観戦の際には実況解説が入るので、状況を細かく知ることができます。配信でも生観戦でも同じ実況を聞くことができます。

「LJL」の現場だからこそ味わえるもの

「LJL」夏シーズンでは、基本は1日8試合。前後の時間を含めて毎戦1時間くらいあるので、トータル8時間以上もあります!

配信だと試合のエッセンスのみですが、現場ならではの要素はほんとに多いのです!

オープニングトーク

配信でも流れている、実況解説のみなさんによるオープニングトークは、会場の一部で行われています。後ろの方で応援グッズなどをチラチラ見せている人もいますよね。実際の撮影はこんな感じです。基本的に配信の声は会場内で全部聞こえます。


入場

毎戦の選手の入場は特に告知などもなく、準備時間中に入ってきてキーボードやマウスの設定を行います。この時間帯は好きな選手の試合以外の姿を見られるチャンスですね。配信ではほとんど映されないですが、生観戦なら好きな選手だけを見続けることができるので、普段の仕草などもわかります。

バン&ピック

バン&ピックというのは、たくさんのチャンピオンの中で相手に使わせたくないチャンピオンを指定しながら、自分たちが使いたいチャンピオンを選ぶ作業のこと。少しわかりにくいのが、ここではチャンピオンの「顔」しか出ないんですよね。だから、顔と名前が自分のなかで一致していないとどんなチャンピオンをバン&ピックしたのかがわからない。このあたりは観戦にあたって、できたら名前とかも出してくれたらなぁといつも思います。


バン&ピックが終わると、各チームのコーチが前に出てきて握手し退場します。コーチがアドバイスできるのはここまで。試合中は5人のメンバーだけしか会話はできません。

試合スタート!

観戦した人たちのTwitterの感想などで言われていることですが、現場に行くと選手たちの声がすごく聞こえます! これは生観戦の一番の驚きでした。ヘッドセットをしているとは言え、小さな声でしゃべっているわけではないんですよね。

特に『LoL』はメンバー同士のコミュニケーションが非常に大切です。なぜって、自分が見えている範囲はせいぜい自キャラの周辺くらいだから。同時に見えない場所の情報を伝え合うことで、自分の危機を察知したり集中して敵に攻撃したりするタイミングを図っているわけです。


声の大きさやよくしゃべる選手なども、現場だからこそわかることでした。チームが追い込まれている時にしゃべらない選手、大きな声で鼓舞する選手などもわかります。これまでオフラインやTwitterだけで見ていた選手の「戦っている姿」がわかるのも生観戦ならではですね。

試合終了!

決着がつくと、勝利チームが相手のチーム全員と握手してから観客の前であいさつ。これで試合終了です。選手の個性はこういう時にも見られます。


ファンミーティング

夏シーズンは各チームが1日に2戦ずつ戦いますが、それが終わるとエントランスで「ファンミーティング」が行われます。試合が終わったばかりの選手が集まり、一緒に撮影したり、サインをもらったりもできます。プレゼントなどを渡すのは時間がかかりすぎるということで、現在はエントランスにある各チームのボックスに入れる方式です。

このファンミーティング、想像しているよりもかなり長時間で、かなり自由です。選手との会話もできますし、一緒に写真を撮ったり、試合の内容を聞くことなんかもできちゃいます。


Week1は特に盛り上がった!

そしてなんといっても今回の開幕戦は、特に盛り上がりましたね!

Sengoku Gamingには、元SKT T1のBlank選手が加入し見事勝利! まだチーム内の連携はそれほど取れていなかったかもしれないけど、やはり世界を制した選手の強さは健在でした!

下馬評では不安要素が多いと言われていたCrest Gaming Actが、春に1敗しかしなかったDetonatioN FocusMeに開幕戦で1勝を上げたのも、いい意味でリーグを盛り上げる展開になりましたね! そして、これでDFMはこれまで以上に強くなるでしょう!

この夏、一度は行くべし!

私はよく野球の観戦に会場に行くのですが、「LJL」の観戦はそれととても近いイメージでした。

試合を見るだけならテレビの中継の方が断然見やすいんですよね。外野席から眺めていてもそんなに見えないですし。なにがしたいって、家族や友人と一緒に行って話をしながらその空気と時間を共有することなんです。

そして、観戦に行った試合というのは、自分の「記憶」に強く残ります。あの時見に行った試合で、どんなドラマがあったか。そんな体験は、自宅で配信を見ていてもなかなかできません。

配信はアーカイブでいつでも見られます。でも生での観戦は夏シーズンだけでも10回ちょっとしかありません。なので、ぜひ実際に観戦してみてください!

チケットはAmazonのLJL特設サイトか、よしもとのチケット直販サイトから。6月22日のWeek2のチケットはすでに販売が終了してしまいましたが、Week3以降はまだまだあります。ぜひ「LJL」は生で観戦を!

チケットよしもと:
http://yoshimoto.funity.jp/calendar/mugendai/
amazon「LJL」特設ページ:
http://amazon.co.jp/ljl


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