【特集】 ストリートファイターリーグ JAPAN 2026
【SFL2026出場チームインタビュー ZETA DIVISION】 「優勝しか見ていない」ももち、ひぐち、ヤマグチ、MenaRDが語る新生ZETAの強さ
- 強さだけではない──ZETAの3人が語るMenaRDの真面目さと好奇心
- ヤマグチの反復練習、ひぐちの練度、ももちの立ち回り──MenaRDが見た3人の武器
- 褒めて伸ばし、5人で成長する ──じゃじいコーチと作る新生ZETA
『ストリートファイター6(スト6)』の国内公式プロリーグである「ストリートファイターリーグ JAPAN 2026(SFL JAPAN 2026)」が8月25日(火)から開幕する。
9シーズン目となる本リーグは、昨年同様12チームが出場。ふたつのディビジョンに分かれて戦う「2ディビジョン制」が採用される。
本特集記事では全12チームに出場前の意気込みや、気になる選手などをうかがった合同記者会見の様子をチームごとに分けてお届けする。気になるチームは下記の特集ページから確認してほしい。
【特集】 ストリートファイターリーグ JAPAN 2026
今回紹介するチームは、ZETA DIVISION Geekly。元忍ismの師弟関係であるももち、ひぐち、ヤマグチに加えて、「CAPCOM CUP」2冠、「EVO」「EVO Japan」など数々の大会でも優勝しているMenaRDがレンタル移籍してきた。『スト6』という共通言語を通して、すでにチームとしての結束は固まりつつあるが、じゃじいコーチも含めた新生ZETAの現在地をうかがった。
■ロスター
・ももち:オリジナルメンバー
・ひぐち:オリジナルメンバー
・ヤマグチ:オリジナルメンバー
・MenaRD:初参加
■コーチ
じゃじい

——まずはお名前と使用予定キャラクターをお願いします。
ももち:ももちです。使用キャラクターは、今エドとかJPも使ってて、近々調整が入るのでそれ次第ではありますけど、強ければエドを引き続き使いたいなと思っています。
ひぐち:ひぐちです。主要キャラはガイルで行こうかなと思ってます。
ヤマグチ:ヤマグチです。使用予定キャラは、いま舞とC.ヴァイパーとテリーが一応自分の中の手持ちではあるんですけど、調整次第でそこらへんが強かったら使い続けたいし、ダメだったら他のキャラを探そうかなっていう感じ。ヤスミンは結構気になっています。
MenaRD:“マイネームイズメナ”です。使用キャラはブランカだよ。
──ブランカオンリー?
MenaRD:オンリー(笑)。

──昨年から継続の3人から見た、MenaRD選手の印象をお聞かせください。
ももち:元々ゲームに真摯で真面目なプレーヤーだと知っていたし思ってもいたんですけど、あらためて取り組み方がすごく真面目ですね。
海外の選手って、結構感覚とかフィジカルで戦うプレーヤーが多くて、メナももちろんそういう部分もあるんですけど、攻略の話を共有してもらうと、それ以上にすごく考えて取り組んでいると感じます。
日本を好きと言ってくれたり、自分たち3人にもリスペクトを持って接してくれるところは、逆にこっちが尊敬するなっていう印象です。

ひぐち:メナは日本に来てからも海外にいた時と変わるところはなくて、何事に対しても興味津々というか、「これはなんだ?」と、ゲーム以外の物事でもほんとに好奇心旺盛です。新しい文化とか経験をしたがる姿勢は見習わないといけないですね。
日々生活していると割と同じことばかりで、新しいことに抵抗があったりすると思うんですけど、そういうことが一切ないところは尊敬しています。
ヤマグチ:ももちさんとひぐちくんに加えて言うと、意外と(?)チャーミングです。練習中も笑ってジョークを言ってくれるし、普段からいい雰囲気で練習してくれます。
その一方で、リーダーシップがすごくありますね。新加入ということを感じさせないくらい、自分たちにも積極的に「こうしたらいいよ」っていうアドバイスをしてくれたり、「本番では頼ってくれ」とも言ってくれます。心強いチームメイトでもあり、チャーミングな人だっていうことが、一緒のチームになってあらためて感じたところです。

──逆に、MenaRD選手からみた3人の印象は?
MenaRD:全員が強いことは以前から知っているし、彼らからたくさん学んでいるよ。
ゲーム内はもちろん、例えば試合前だったり、大会前にどういった心境で臨んでいるかという部分も含めて、刺激になっているんだ。自分からもチームメイトたちを強くするために海外のスタイルをどう生かせるか、どんなアドバイスをしたらより強いチームに仕上げられるかを最近考えているんだ。
日本での生活も快適で、練習環境もものすごくいいね! チームのホスピタリティも良くて居心地のいいチームだし、本当にチームのみんなに感謝しているよ。
──特に「この選手のここがすごい!」という点を挙げるとしたら?
MenaRD:3人とも共通して、とても努力家だね。チームメイトになる前からそこは驚きだったよ。

例えばヤマだったら、おそらくチームの中で一番練習していて、この場面を100回、1000回くらいやっているんだろうなっていう練度を試合中に見せてくれるんだ。
ひぐちも、ガイルというキャラをずっとやり続けているからこそ、SA2を使うタイミング、弾撃ちの先制攻撃など、キャラ自体の練度が磨き上げられているね。あれも練習から来たものなのかな。
ももちさんに関しては、「歩きガード」のような「ニュートラルゲーム」(日本語で言う「立ち回り」のような意味)について、あれほどうまくできる人は見たことがないよ。
エドの“ドリームコンボ”の産みの親でもあるし、ももちさんがドリームコンボをミスするのは見たことがない。もしミスしたとしたら、それは多分機材の不調だね(笑)。
本当に3人とも非常に努力家で感服しているし、そういう点がZETAというチームの強みにつながっていると思うよ。
──同じディビジョンの中で、プレーオフ進出や優勝に向けて注目しているチームはありますか?
ももち:一番のライバルになりそうなのはやっぱりCrazy Raccoonですかね。去年の成績もそうですし、使用キャラクターもバラバラで対策しづらい。調整の影響も出てきそうなのでマークはしています。
あとは広島 Team iXA。去年はプレーオフで最終的に負けてしまったチームですし、メンバーこそ変わってはいるんですけど、新しい選手が入ったり、勢いもあるチームだと思います。
──今年から加入したじゃじいコーチの印象も教えてください。
MenaRD:ドミニカにいた頃は、実の兄であるLuiMan20(るいまん)がずっとコーチだったんだけど、じゃじいコーチは今まで僕が出会ったコーチの中で、一番伸びしろを感じられて、短期間で上達できた実感があるんだ。
例えば、試合をする中で正しい行動、あまり良くない行動や、ここはもっと早く行った方がいい、ここはもう少し待った方がいいといった有用なフィードバックをもらっているよ。
正直、じゃじいコーチとはまだそれほどプレーしていないんだけど、ここからみんなで一緒に練習することで、きっともっと上達できると期待しているよ。
ももち:じゃじいさん自身も現役プレーヤーですが、すごく褒めてくれるんですよ。「それやばいっすね! マジっすか?」とか言ってくれて。
ひぐち:それってすごくありがたくて。負けた時の方が印象に残るから、割と「ダメだな、俺……」となってしまいがちなんですが、そういう時に励ましの言葉をもらえると、自己肯定感が上がります。

ももち:メンター的なこともやってくれているんです。長所を伸ばしてくれるというか。
その反面、「こうした方がいいよ」っていうことはもっと言ってほしいですね。多分コーチングはじゃじいさんにとっても初めての経験だと思うので、5人で切磋琢磨というか、意見を出し合いながらやれれば。
メナもこれから上達できると言っていましたが、それこそ「SFL」が始まると、相手チームの作戦とかオーダー決めに大きく関わると思うので、現状にプラスしてどんどん良くなっていきたいです。
ひぐち:まだまだお互い未発達な状態ですからね。
ももち:それこそオンライン大会とかで予行練習として、「こういう感じでやってみてください」みたいなチャレンジもしているので、いい形で「SFL」を迎えられたらと思っています。
──ちなみに、MenaRD選手のプレーヤーネームが「Menaち」になっていますが、なにか意味があるのでしょうか?
MenaRD:ゲーム界隈では珍しいことに、実は4人とも苗字をゲームのIDにしているんだ。日本語の分かる友達にに聞いてみたら、自分だけ最後に「ち」がついてない。
それで、「ついていてもなんか悪い意味はにはならないかな?」って聞いてみたら、「まあ、全然いいんじゃない?」と言われて、じゃあ合わせようということで「Menaち」にしたんだ。
──ヤマグチ選手に「ダーティーさが足りない」という発言をしていましたが、その後の成長はどうですか?
MenaRD:とにかくいろいろ試しているなっていう印象だね。ダーティーさというのは相手を読む力のことで、自分の強さを重視しつつ、相手を読む意識を潜ませておくことが大事なんだ。ヤマもそうだけど、ももちさんも最近はそこを意識してプレーしているのが分かるよ。
一朝一夕で身に付くものではないけど、この調子で頑張ればみんな強くなると思うよ。
──最後に、「SFL Japan 2026」に向けて、個人とチームの意気込みをお願いします。
ももち:本当に強いチームになっているので、特に世界最強と言っても過言ではないMenaRDというプレーヤーが加入して、今までの「SFL」はチームもそうなんですけど、自分もしっかり活躍することを目標にしていたので、そういう意味ではメナにも負けないようにしたいです。
大将をメナに任せたら大丈夫という信頼もあるんですが、逆に「自分も大将を張るぞ!」というくらいの気概で挑みたいと思っています。
チームとしては、もう本当に優勝しか見ていないです。去年は苦しい中で、チームとして思うような結果を残せなかったので、応援していただいてるファンの方にもいい姿を見せられるように……優勝します!
ひぐち:「SFL」の目標としては、みんなが言っている「優勝」です。
それ以外に、去年のリーグ期間中、みんなで集まって練習しながら喜怒哀楽いろいろな感情を味わって成長できたんです。みんなとしゃべることで、いろいろな価値観とかゲームのことを受け取れたし、自分ももしかしたらみんなに渡すことができたのかなって。
それと、今回はメナがいることですごく貴重な体験ができているのが、他のチームと明確に違うところで。この4人で半年間、ひとつの目標に向かって、最大の経験値をゲットしたいと思っています。
いかにみんなとメナと交流して、自分が一番ベストな状態になれるのかを目標にしています。どうしても勝利は“水モノ”だったりもするので、最終的にいい結果につながればと思います。

ヤマグチ:個人の話では、去年は「SFL」に後半節から出る形で、フル出場するのは2年ぶりなので、久しぶりに最初から出られるということですごく気合も入っています。
あとは、「EVO Japan 2026」で優勝できて、プレーヤーとしての自信もついてきました。おかげさまで普段もいい練習ができていますし、仕上がりも悪くない。個人的にもいい結果を出したいという思いは「SFL」でもありますね。
チーム全体としては、メナが今回来てくれて、コーチとしてじゃじいさんが来てくれて、これまでよりもっといい環境で練習できている実感があります。優勝はもちろん目標ですが、このリーグの期間を通して自分もプレーヤーとしてどれくらい成長できるのか、楽しみにやっていきたいです。
MenaRD:今回は“チームで”勝ちたいと思っているんだ。「SFL」で個人の強さも証明したいけど、チーム全体として「SFL」を通じてどう成長するかを楽しみにしていてほしいね。
2025年は、メンバーの早期離脱から、ヤマグチ選手の制約付き参加という苦しい展開ながらも、最終的にプレーオフまで勝ち残ったZETA DIVISION。5月にはそのヤマグチ選手が「EVO Japan 2026」で優勝した上に、MenaRD選手の加入でさらに強力な布陣となった。
個人が強いだけでは勝てないのが「SFL」の難しくて面白いところだが、師弟関係の3人に世界最強の助っ人を加えたZETAが、昨年以上に強力なチームになったことは疑いようがない。じゃじいコーチも含めた5人体制のZETAの強さに注目だ。

©CAPCOM
■関連リンク
ZETA DIVISION Geekly:
https://x.com/zetadivision
ももち:
https://x.com/cosazeku
ひぐち:
https://x.com/higuchi010914
ヤマグチ:
https://x.com/yamae1128
MenaRD:
https://x.com/_MenaRD__
じゃじい:
https://x.com/Jazzy_2nd
SFリーグ 公式:
https://sf.esports.capcom.com/sfl/
©CAPCOM
撮影・編集:宮下英之
9シーズン目となる本リーグは、昨年同様12チームが出場。ふたつのディビジョンに分かれて戦う「2ディビジョン制」が採用される。
| Division S | Division F |
|---|---|
| KADOKAWA FAV gaming | VARREL |
| Crazy Raccoon | Good 8 Squad |
| Saishunkan Sol 熊本 | DetonatioN FocusMe |
| ZETA DIVISION Geekly | 名古屋NTPOJA |
| 広島 TEAM iXA | REJECT |
| FUKUSHIMA IBUSHIGIN | RIDDLE ORDER |
本特集記事では全12チームに出場前の意気込みや、気になる選手などをうかがった合同記者会見の様子をチームごとに分けてお届けする。気になるチームは下記の特集ページから確認してほしい。
【特集】 ストリートファイターリーグ JAPAN 2026
今回紹介するチームは、ZETA DIVISION Geekly。元忍ismの師弟関係であるももち、ひぐち、ヤマグチに加えて、「CAPCOM CUP」2冠、「EVO」「EVO Japan」など数々の大会でも優勝しているMenaRDがレンタル移籍してきた。『スト6』という共通言語を通して、すでにチームとしての結束は固まりつつあるが、じゃじいコーチも含めた新生ZETAの現在地をうかがった。
■ロスター
・ももち:オリジナルメンバー
・ひぐち:オリジナルメンバー
・ヤマグチ:オリジナルメンバー
・MenaRD:初参加
■コーチ
じゃじい

▲左から、ももち、ひぐち、ヤマグチ、MenaRD
強さだけではない──ZETAの3人が語るMenaRDの真面目さと好奇心
——まずはお名前と使用予定キャラクターをお願いします。
ももち:ももちです。使用キャラクターは、今エドとかJPも使ってて、近々調整が入るのでそれ次第ではありますけど、強ければエドを引き続き使いたいなと思っています。
ひぐち:ひぐちです。主要キャラはガイルで行こうかなと思ってます。
ヤマグチ:ヤマグチです。使用予定キャラは、いま舞とC.ヴァイパーとテリーが一応自分の中の手持ちではあるんですけど、調整次第でそこらへんが強かったら使い続けたいし、ダメだったら他のキャラを探そうかなっていう感じ。ヤスミンは結構気になっています。
MenaRD:“マイネームイズメナ”です。使用キャラはブランカだよ。
──ブランカオンリー?
MenaRD:オンリー(笑)。

──昨年から継続の3人から見た、MenaRD選手の印象をお聞かせください。
ももち:元々ゲームに真摯で真面目なプレーヤーだと知っていたし思ってもいたんですけど、あらためて取り組み方がすごく真面目ですね。
海外の選手って、結構感覚とかフィジカルで戦うプレーヤーが多くて、メナももちろんそういう部分もあるんですけど、攻略の話を共有してもらうと、それ以上にすごく考えて取り組んでいると感じます。
日本を好きと言ってくれたり、自分たち3人にもリスペクトを持って接してくれるところは、逆にこっちが尊敬するなっていう印象です。

ひぐち:メナは日本に来てからも海外にいた時と変わるところはなくて、何事に対しても興味津々というか、「これはなんだ?」と、ゲーム以外の物事でもほんとに好奇心旺盛です。新しい文化とか経験をしたがる姿勢は見習わないといけないですね。
日々生活していると割と同じことばかりで、新しいことに抵抗があったりすると思うんですけど、そういうことが一切ないところは尊敬しています。
ヤマグチ:ももちさんとひぐちくんに加えて言うと、意外と(?)チャーミングです。練習中も笑ってジョークを言ってくれるし、普段からいい雰囲気で練習してくれます。
その一方で、リーダーシップがすごくありますね。新加入ということを感じさせないくらい、自分たちにも積極的に「こうしたらいいよ」っていうアドバイスをしてくれたり、「本番では頼ってくれ」とも言ってくれます。心強いチームメイトでもあり、チャーミングな人だっていうことが、一緒のチームになってあらためて感じたところです。

ヤマグチの反復練習、ひぐちの練度、ももちの立ち回り──MenaRDが見た3人の武器
──逆に、MenaRD選手からみた3人の印象は?
MenaRD:全員が強いことは以前から知っているし、彼らからたくさん学んでいるよ。
ゲーム内はもちろん、例えば試合前だったり、大会前にどういった心境で臨んでいるかという部分も含めて、刺激になっているんだ。自分からもチームメイトたちを強くするために海外のスタイルをどう生かせるか、どんなアドバイスをしたらより強いチームに仕上げられるかを最近考えているんだ。
日本での生活も快適で、練習環境もものすごくいいね! チームのホスピタリティも良くて居心地のいいチームだし、本当にチームのみんなに感謝しているよ。
──特に「この選手のここがすごい!」という点を挙げるとしたら?
MenaRD:3人とも共通して、とても努力家だね。チームメイトになる前からそこは驚きだったよ。

例えばヤマだったら、おそらくチームの中で一番練習していて、この場面を100回、1000回くらいやっているんだろうなっていう練度を試合中に見せてくれるんだ。
ひぐちも、ガイルというキャラをずっとやり続けているからこそ、SA2を使うタイミング、弾撃ちの先制攻撃など、キャラ自体の練度が磨き上げられているね。あれも練習から来たものなのかな。
ももちさんに関しては、「歩きガード」のような「ニュートラルゲーム」(日本語で言う「立ち回り」のような意味)について、あれほどうまくできる人は見たことがないよ。
エドの“ドリームコンボ”の産みの親でもあるし、ももちさんがドリームコンボをミスするのは見たことがない。もしミスしたとしたら、それは多分機材の不調だね(笑)。
空中ヒットからSA2につなげ、画面端へ持っていきながらSAゲージも貯められるというももちの「ドリームコンボ」。エドというキャラの強さを決定づける、まさに“夢”といえる
本当に3人とも非常に努力家で感服しているし、そういう点がZETAというチームの強みにつながっていると思うよ。
──同じディビジョンの中で、プレーオフ進出や優勝に向けて注目しているチームはありますか?
ももち:一番のライバルになりそうなのはやっぱりCrazy Raccoonですかね。去年の成績もそうですし、使用キャラクターもバラバラで対策しづらい。調整の影響も出てきそうなのでマークはしています。
あとは広島 Team iXA。去年はプレーオフで最終的に負けてしまったチームですし、メンバーこそ変わってはいるんですけど、新しい選手が入ったり、勢いもあるチームだと思います。
褒めて伸ばし、5人で成長する ──じゃじいコーチと作る新生ZETA
──今年から加入したじゃじいコーチの印象も教えてください。
MenaRD:ドミニカにいた頃は、実の兄であるLuiMan20(るいまん)がずっとコーチだったんだけど、じゃじいコーチは今まで僕が出会ったコーチの中で、一番伸びしろを感じられて、短期間で上達できた実感があるんだ。
例えば、試合をする中で正しい行動、あまり良くない行動や、ここはもっと早く行った方がいい、ここはもう少し待った方がいいといった有用なフィードバックをもらっているよ。
正直、じゃじいコーチとはまだそれほどプレーしていないんだけど、ここからみんなで一緒に練習することで、きっともっと上達できると期待しているよ。
ももち:じゃじいさん自身も現役プレーヤーですが、すごく褒めてくれるんですよ。「それやばいっすね! マジっすか?」とか言ってくれて。
ひぐち:それってすごくありがたくて。負けた時の方が印象に残るから、割と「ダメだな、俺……」となってしまいがちなんですが、そういう時に励ましの言葉をもらえると、自己肯定感が上がります。

ももち:メンター的なこともやってくれているんです。長所を伸ばしてくれるというか。
その反面、「こうした方がいいよ」っていうことはもっと言ってほしいですね。多分コーチングはじゃじいさんにとっても初めての経験だと思うので、5人で切磋琢磨というか、意見を出し合いながらやれれば。
メナもこれから上達できると言っていましたが、それこそ「SFL」が始まると、相手チームの作戦とかオーダー決めに大きく関わると思うので、現状にプラスしてどんどん良くなっていきたいです。
ひぐち:まだまだお互い未発達な状態ですからね。
ももち:それこそオンライン大会とかで予行練習として、「こういう感じでやってみてください」みたいなチャレンジもしているので、いい形で「SFL」を迎えられたらと思っています。
──ちなみに、MenaRD選手のプレーヤーネームが「Menaち」になっていますが、なにか意味があるのでしょうか?
MenaRD:ゲーム界隈では珍しいことに、実は4人とも苗字をゲームのIDにしているんだ。日本語の分かる友達にに聞いてみたら、自分だけ最後に「ち」がついてない。
それで、「ついていてもなんか悪い意味はにはならないかな?」って聞いてみたら、「まあ、全然いいんじゃない?」と言われて、じゃあ合わせようということで「Menaち」にしたんだ。
──ヤマグチ選手に「ダーティーさが足りない」という発言をしていましたが、その後の成長はどうですか?
MenaRD:とにかくいろいろ試しているなっていう印象だね。ダーティーさというのは相手を読む力のことで、自分の強さを重視しつつ、相手を読む意識を潜ませておくことが大事なんだ。ヤマもそうだけど、ももちさんも最近はそこを意識してプレーしているのが分かるよ。
一朝一夕で身に付くものではないけど、この調子で頑張ればみんな強くなると思うよ。
──最後に、「SFL Japan 2026」に向けて、個人とチームの意気込みをお願いします。
ももち:本当に強いチームになっているので、特に世界最強と言っても過言ではないMenaRDというプレーヤーが加入して、今までの「SFL」はチームもそうなんですけど、自分もしっかり活躍することを目標にしていたので、そういう意味ではメナにも負けないようにしたいです。
大将をメナに任せたら大丈夫という信頼もあるんですが、逆に「自分も大将を張るぞ!」というくらいの気概で挑みたいと思っています。
チームとしては、もう本当に優勝しか見ていないです。去年は苦しい中で、チームとして思うような結果を残せなかったので、応援していただいてるファンの方にもいい姿を見せられるように……優勝します!
ひぐち:「SFL」の目標としては、みんなが言っている「優勝」です。
それ以外に、去年のリーグ期間中、みんなで集まって練習しながら喜怒哀楽いろいろな感情を味わって成長できたんです。みんなとしゃべることで、いろいろな価値観とかゲームのことを受け取れたし、自分ももしかしたらみんなに渡すことができたのかなって。
それと、今回はメナがいることですごく貴重な体験ができているのが、他のチームと明確に違うところで。この4人で半年間、ひとつの目標に向かって、最大の経験値をゲットしたいと思っています。
いかにみんなとメナと交流して、自分が一番ベストな状態になれるのかを目標にしています。どうしても勝利は“水モノ”だったりもするので、最終的にいい結果につながればと思います。

ヤマグチ:個人の話では、去年は「SFL」に後半節から出る形で、フル出場するのは2年ぶりなので、久しぶりに最初から出られるということですごく気合も入っています。
あとは、「EVO Japan 2026」で優勝できて、プレーヤーとしての自信もついてきました。おかげさまで普段もいい練習ができていますし、仕上がりも悪くない。個人的にもいい結果を出したいという思いは「SFL」でもありますね。
📡ZETA STREET LIVE⚡️
— ZETA DIVISION (@zetadivision) May 3, 2026
ヤマグチ優勝おめでとう🏆🥇
本日21:00頃からEVO Japan 2026 お疲れ様でした配信🍵
今年も寿司パーティーします🍣
📺https://t.co/BvPgoLhcdu#EVOJ26 #ゼタスト pic.twitter.com/fgRY9MCFQd
チーム全体としては、メナが今回来てくれて、コーチとしてじゃじいさんが来てくれて、これまでよりもっといい環境で練習できている実感があります。優勝はもちろん目標ですが、このリーグの期間を通して自分もプレーヤーとしてどれくらい成長できるのか、楽しみにやっていきたいです。
MenaRD:今回は“チームで”勝ちたいと思っているんだ。「SFL」で個人の強さも証明したいけど、チーム全体として「SFL」を通じてどう成長するかを楽しみにしていてほしいね。
———
2025年は、メンバーの早期離脱から、ヤマグチ選手の制約付き参加という苦しい展開ながらも、最終的にプレーオフまで勝ち残ったZETA DIVISION。5月にはそのヤマグチ選手が「EVO Japan 2026」で優勝した上に、MenaRD選手の加入でさらに強力な布陣となった。
個人が強いだけでは勝てないのが「SFL」の難しくて面白いところだが、師弟関係の3人に世界最強の助っ人を加えたZETAが、昨年以上に強力なチームになったことは疑いようがない。じゃじいコーチも含めた5人体制のZETAの強さに注目だ。

©CAPCOM
■関連リンク
ZETA DIVISION Geekly:
https://x.com/zetadivision
ももち:
https://x.com/cosazeku
ひぐち:
https://x.com/higuchi010914
ヤマグチ:
https://x.com/yamae1128
MenaRD:
https://x.com/_MenaRD__
じゃじい:
https://x.com/Jazzy_2nd
SFリーグ 公式:
https://sf.esports.capcom.com/sfl/
©CAPCOM
撮影・編集:宮下英之
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