【特集】 ストリートファイターリーグ JAPAN 2026

【SFL2026出場チームインタビュー FUKUSHIMA IBUSHIGIN】ヤナイ「去年1年間、同じメンバーで積み重ねた練習の成果が今年は形になる」———完成度を高めたIBUSHIGINが挑む新シーズン

ストリートファイター6(スト6)』の国内公式プロリーグである「ストリートファイターリーグ JAPAN 2026(SFリーグ 2026)」が8月25日(火)から開幕する。

9シーズン目となる本リーグは、昨年同様12チームが出場。ふたつのディビジョンに分かれて戦う「2ディビジョン制」が採用される。

Division SDivision F
KADOKAWA FAV gaming VARREL
Crazy Raccoon Good 8 Squad
Saishunkan Sol 熊本 DetonatioN FocusMe
ZETA DIVISION Geekly 名古屋NTPOJA
広島 TEAM iXA REJECT
FUKUSHIMA IBUSHIGIN RIDDLE ORDER

本特集記事では全12チームに出場前の意気込みや、気になる選手などをうかがった合同記者会見の様子をチームごとに分けてお届けする。気になるチームは下記の特集ページから確認してほしい。

【特集】ストリートファイターリーグ2026

今回紹介するチームは、「東北から世界を目指す」をスローガンにリーグ優勝を目指すFUKUSHIMA IBUSHIGIN(IBSG)。メンバー変更をせずオリジナルメンバーでの続投が、昨年最下位からどのような快進撃を見せてくれるのか。新たな秘策をうかがう。

■ロスター
・ヤナイ:オリジナルメンバー
・ジョニィ:オリジナルメンバー
・鶏めし(とりめし):オリジナルメンバー
・2BASSA(つばさ):オリジナルメンバー

▲左からヤナイ、鶏めし、2BASSA、ジョニィ

温泉にアニマルセラピー、そして共同生活——IBUSHIGINならではの練習環境とは


——まずはお名前と使用予定キャラクターをお願いします。

ヤナイ:ヤナイです。使用キャラクターはサガットとベガです。よろしくお願いします。

鶏めし:鶏めしです。使用キャラはダルシムです。

2BASSA:2BASSAです。使用予定キャラクターはジュリです。

ジョニィ:ジョニィです。使用予定キャラクターはエレナとヤスミンです!

——FUKUSHIMA IBUSHIGINは、昨年とロスターが変わらない数少ないチームです。みなさんそれぞれが気になるメンバーを紹介してください。

ヤナイ:やっぱり2BASSAくんが今本当に強いと思っています。先日オーストラリアで開催された「Battle Arena Melbourne 16」では9位でしたし、練度が高まってきているので、今年は勝つんじゃないかなって思っています。


鶏めし:ヤナイくんですね。去年はベガで今年はサガットに使用キャラを変えたんですが、対戦してもすごくいい感じで仕上がっていると思います。

2BASSA:僕はジョニィさんを推したいです。最近エレナを使っているんですけど、めちゃくちゃ動きがいいんです。「Battle Arena Melbourne 16」で3on3の試合があったんですけど、強豪の海外プレーヤーを倒しまくってて——。「今年もあるぞ! すごいぞ!」と思って見てますね。

ジョニィ:自分は鶏めしさんです。ダルシムってキャラは「ストリートファイター」シリーズで必ず1回はヤバいくらい強くなるんですよ。そろそろ大きなアップデートが来ちゃってもおかしくないのかなって。

今までのリーグでは、鶏めしさんとYHC-餅(わいえいちしーもち)さんのふたりがダルシム使いでいたんですけど、今年は鶏めしさんひとりだけになったので、おそらく対策が手薄になる——。

またDivision Sには結構ダルシムがいけそうなキャラクターが多いんで、かなり吹くんじゃないかなと思っています。

——2年連続同じロスターで挑む強みも教えてください。

ヤナイ:ウメハラさんも「練習の成果は1年後に表れる」と話していますが、去年1年間、同じメンバーで積み重ねてきた練習の成果が、今年は形になってくるんじゃないかと思っています。

今年は使用キャラクターが変わったのもあって対応力は身についたんじゃないかな。ゲームそのものの理解度も高くなっていると感じていますし、チーム力も上がって来ていますしね。そういったところが強みです。

——活動的に去年と変わったことはありますか?

ジョニィ:やっぱり練習部屋ができたことですね。今、ユースのあかつきくんって子も一緒に住んでいるんですけど、19歳という若さもあってめちゃめちゃ斬新なアイデアが出てくることがあるんです。


例えば「セットプレーって弱くないですか? やる必要ないですよ」みたいなことを真顔で言い始めて——。そんなわけないだろと思いつつ、確かにこういう場面ならセットプレーをしなくてもいいかもといった、新しい発想が生まれるのは大きいです。

あとは去年に引き続き、アニマルセラピーがあるのがすごくいいですね。「ああ、ちょっと疲れたなぁ」と思ったら、こうワンちゃんにハグするような——。そういう環境がいいですね(笑)。


——練習部屋には温泉もありますが効果はありますか?

2BASSA:かなり違いますね〜。

ヤナイ:特に海外行ってるときは(温泉に入れないので)感じます。

ジョニィ:なんなら、東京に行った時も(違いを)感じますもん。お風呂で足伸ばせないなぁとか(笑)。

2BASSA:分かるわー。


ヤナイ:みんなで風呂入りながら、攻略の話とか、趣味の話だったりとかもするんで、そういう楽しみ方もありますよね。


——同じDivisionの中で警戒しているチーム、ライバルになりそうなチームはありますか?

ヤナイ:ZETA DIVISION Geeklyが一番苦戦するんじゃないかな。使用キャラクターも相手チームに対応して動けるチームなので頑張って倒したいですね。

——去年は大勝ちしたり大負けしたりとファンもハラハラしたシーズンだったかと思います。去年の反省ポイントがあれば教えてください。

ヤナイ:使用キャラクターを変えたことですかね。去年は(相手の使用キャラに合わせてオーダーができる)ホーム側では有利に進められるんだけど、(先に順番と使用キャラクターを宣告しなければならない)アウェー側だと被せられて苦戦するっていうことが多かったんです。

ただ今年は、使用キャラクターを変えて満遍なく戦えるようになったんで、対応できるチームにはなったんじゃないかなと。

——福島に拠点があるチームとして、福島のいいところも教えてください。

ヤナイ:やっぱり地元に密着しているチームということもあって、街を歩いていると声をかけていただいたり、「応援しています」と言っていただいたりすることがあります。お店に入ったときも、「ヤナイさんですよね?」と声をかけてもらうことがあって、本当に地域の皆さんに応援していただいているんだなと感じます。そういう温かさは福島の魅力だと思います。

あとは僕は食べることが好きなので、円盤餃子なんかもおすすめですね。

鶏めし:この間みんなで飯坂の焼肉屋「ひたち」に行ってきたんですけど、本当に美味しかったですね。お肉は厚切りで——ただ、ご飯は正直なめてました。大盛りにしない方がいいです(笑)。


漫画盛りみたいなのが出てきて、かなり映えましたよ。


2BASSA:福島の魅力は、やっぱり自然が豊かなところですね。僕が住んでいる会津若松は山に囲まれた盆地で、自然を身近に感じられます。飯盛山(いいもりやま)や塔(とう)のへつり、大内宿(おおうちじゅく)といった観光名所もありますし、パワースポットも多いので、ぜひ一度来てみてください。


ジョニィ:完全に自分の趣味の話になっちゃうんですけど。自分はすごい散歩が好きで特に“坂道フェチ”なんですよ。

飯坂温泉は坂が多くて、坂を上り切った先に広がる街並みや景色がすごくきれいなんですよ。東京より湿度が低くて過ごしやすいのも魅力ですね。

それと、福島の日本酒は金賞受賞数で全国1位ということもあって本当においしいです。実際にいろいろ飲ませてもらいましたが、どれもすごくおいしかったです。特に「会津娘」って銘柄は良かったです。


——最後に、リーグに向けての意気込みをお願いします。

ヤナイ:今年はチームのロスターは変わっていないんですけど、僕がサガットを使ったり、ジョニィさんがエレナ、2BASSAくんは色んなキャラを使うし——。鶏めしさんはアルジュン(今後追加される新キャラクター)もあるかもしれないしってことで、真のIBUSHIGINをお見せできたらと思っています。

鶏めし:ヤナイくんも言ったとおり、今シーズンは前回と使用キャラ構成が変わってる人もいて、なおかつ練度もどんどん上がってきていいます。自分ももしかしたら違うキャラを見せられるかもしれないし……。

いや、見せられないかもしれないけど、そこはお楽しみで(笑)。
ただ去年とは違ったIBUSHIGINを見せられるんじゃないかなと。

2BASSA:去年は本当にピーキーで、得意なキャラもいるけど、不得意なキャラはとことんキツいといった組み合わせが多かったんですけど、今年はかなり全体的に使用キャラクターも丸くなって、総合力の高い構成になってると思うので、去年とは違ったIBUSHIGINに期待していてください!

ジョニィ:鶏めしさんはお仕事があるため一緒に暮らせてはいないんですけど、3人はIBUSHIGINの「ゲーミングスペース」で一緒に暮らしているというのもあって、いい感じに練習ができています。

ほかのチームでも一緒に集まって練習できている環境はありますが、一緒に暮らしているというのは、ほかのチームにはない我々ならではの取り組みだと思っています。環境もとてもいいので、結果につなげられればいいですね。

——ありがとうございました!

———

地域に密着したチームということで地元民の応援が手厚いFUKUSHIMA IBUSHIGIN。そして、なによりメンバーでの共同生活ができているというのが大きな強みではないだろうか。

私生活をともにすることで深まる絆がチーム戦でどう生かされるのか——。昨シーズンの悔しさを糧に、同一ロスター2年目で迎える今年こそ、FUKUSHIMA IBUSHIGINが真価を発揮するシーズンとなるか。地域の期待を背負う彼らの戦いから目が離せない。


■関連リンク
FUKUSHIMA IBUSHIGIN:
https://x.com/ibsg_jp

ヤナイ:
https://x.com/yanai_0213

ジョニィ:
https://x.com/Johnny4act

鶏めし:
https://x.com/torimesi911

2BASSA:
https://x.com/2BASSA_

SFリーグ 公式:
https://sf.esports.capcom.com/sfl/


©CAPCOM


撮影:いのかわゆう/宮下英之
編集:いのかわゆう


【井ノ川結希(いのかわゆう)プロフィール】
ゲーム好きが高じて19歳でゲーム系の出版社に就職。その後、フリーランスでライター、編集、ディレクターなど多岐にわたり活動している。最近はまっているゲームは『VALORANT』。

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