【特集】 ストリートファイターリーグ JAPAN 2026

【SFL JAPAN 2026 Division S 第1節 MVPインタビュー】 SS熊本 きんちょ「チーム戦だからこそ、恥ずかしくない試合をしたい」 初陣勝利に向けた信念

2026.8.26 宮下英之
8月25日(火)より開幕した『ストリートファイター6』(スト6)の国内プロリーグ「ストリートファイターリーグ JAPAN 2026」(SFリーグ 2026)。勝利チームのMVP選手への合同インタビューの模様をお届け。

今回は、第1節 チームマッチ2の大将戦で勝利を決めたSaishunkan Sol 熊本のきんちょ。初参戦ながら大将に抜擢され、先鋒のまちゃぼー勝利、中堅のこばやん敗退で、その双肩に勝利がかかる中、考えていたのは「恥ずかしくない試合をしたい」という思いだった。



チームマッチ2 MVP SS熊本|きんちょ選手 インタビュー


──本日開幕戦でしたが、ご自身の試合を振り返っていかがでしたでしょうか。

きんちょ:スパーでやってきたこと、練習でやってきたことをそのまま出せました。もちろん出しきれなかった部分もあったんですけど、ただ自分を信じて、最後まで頭が真っ白になることなく、ちゃんと読み合えたと思います。

──緊張しないためのルーティーンなどはありますか。

きんちょ:特にないのですが、今回は「この試合に向けて練習してきた」という裏付けがあったので緊張せずに済みました。

──「SFL」には初出場ということで、チーム戦としてメンバーと一緒に戦うのも初の経験だったと思います。練習と本番とで違いはありましたか?

きんちょ:ほどよい緊張感はあったんですけど、練習と本番で全く違うことをすることがないようにしようと、みんなで話していました。

そのために、毎日ボイスチャットをつないで、一緒にスパーの様子を見たり、アドバイスし合ったりもしていたので、変な気持ちの高ぶりみたいなものはなかったでね。

ただ、チーム戦なので、恥ずかしくない試合はしたいとずっと思っていて。もし負けるにしても、自分自身も含めてみんなが納得するような内容にしたいし、もちろん勝った時もみんなに「うまい」と言ってもらえるような内容で勝ちたいと思っていたので、そういう意味で、普段のトーナメントとは少し違う意識で戦っていました。

試合後のインタビューでも、メンバーそれぞれがほどよい緊張感と練習の成果を出せたと語っていた

──海外大会も含めて、今年は昨年までとは違った取り組みをされていると思いますが、こういう習慣を取り入れたとか、生活面の変化はありましたか。

きんちょ:その辺を大きく変えると悪い意味で影響が出そうだと思ったので、生活面に関しては今まで通りを意識しています。その中で、いま自分ができる最大限のことはなんだろうと考えながら取り組んでいます。

──今日までどんな気持ちで準備をしてきましたか。

きんちょ:初戦アウェーからのスタートはなかなか大変だなと思ったんですが、今回キャラの相性的にテリーがやりやすい(キャラ構成の)チームだったので、僕が大将で出ることは事前に決まっていました。なので、恥ずかしくない試合をしたいと思いながら、日々納得できる練習を意識して今日に臨みました。

──対戦相手のオーダーは予想通りでしたか。

きんちょ:僕の中では、あきらさんかACQUAさんだと思っていました。というのも、JP(takepi)もリリー(ひびき)も、テリー側が有利で、さらにACQUAさんのブランカも正直テリーでいける。だから、相手目線でテリーには行きづらいだろうと。

となると、消去法でキャミィがテリーに出てくるかなと、予想通りではありました。

──そんな大将戦について、インタビューで「かなり守りに重きを置いた戦い方をしている」と話していました、それはあきら選手のキャミィを見据えてそういう戦法を取られたんでしょうか。

きんちょ:アウェー側は人読みされる前提の試合だと思うんです。ホーム側のチームはこの人と対戦するとわかっているから、相手を研究して対策してきます。

あきらさんも僕と対戦するとわかっている状態で来ているので、いつもの動きをしていたのではさばかれて終わってしまうとは思っていたんです。なので、緩急を大事に、攻める時は攻めつつ、相手の攻めを待つような動きができたら、やりやすいだろうと思っていました。

あとは、「SFL JAPAN 2026」のリーグ全体を通して、攻めだけで勝てるような場所じゃないんです。1試合1試合が重いし大変なので、その辺は緩急をつけて、守りも意識して取り組もうと思っています。

1-1でまでは互いに強い技を押し付ける展開となったが、第3セットからきんちょがキャノンストライクが当たらない距離を取る展開に。攻めと守りの緩急をつけることで、Bo5の大将戦ならではの試合の流れを引き寄せた

──今回は延長戦での出場はありませんでしたが、新たにリーダーになったcosa選手はどんな取り組みをされていたのでしょうか。

きんちょ:cosa兄(こさにぃ)は先陣切ってアイデアを出してくれるんですよ。具体的には、オーダーの話をみんなで3時間くらいしゃべって念入りに決めたり、話し合いをする場を設けてくれて、その時間に合わせてみんなでしゃべるとか。何をするにしてもリードしてくれる状態で、本当に「リーダー」という感じです。

印象に残っているのは、各々の「人読みノート」をみんなで共有し合うこと。キャラ対策と人読みのノートを共有し合って、例えば僕が「飛びが多い」という人読みがあったとして、みんなで照らし合わせた時に4人とも意見が合ったら「やっぱりそうなんだ」という整合性が取れたりする。それが個人的には大きかったと思っています。

──「ぶいすぽっ!」のインタビューで「優勝します!」と宣言されていましたが、きんちょさんが考える「SFL JAPAN 2026」で優勝するために必要なものはなんでしょうか。

きんちょ:必要なもの……僕も初参戦なので、まだうっすらとしかイメージは湧かないんですけど、やっぱりチームメイトとのコミュニケーションはすごく大事だなと思っています。

例えば、キャラクターの攻略では、相手に対してこう対応しよう、といったことを積極的に共有しています。そのために、チームメンバー全員で風通しのいい環境を作ることが、個人的には大事だと思っていて。そうすると、攻略の共有も各々がしやすくなるし、レベルも上がっていって、優勝に近づいていくのかなと。

公式ミラー配信を行っている「ぶいすぽっ」でのインタビューでは「早く試合がしたかった」「守りも強いんです!」など、合わせてみるといろいろな考え方が見えてくる

──1人で戦うトーナメント大会とは違いますか。

きんちょ:全然違いますね。他のメンバーみんなが自分とは違う視点を持っているので、こういう考え方あるんだなとか、逆に自分の考えに対して「確かにこれ、いいね」といったことを、みんなで取り入れながらレベルアップしていっている感じです。

──最後に、ファンの皆様にメッセージをお願いします。

きんちょ:いつもSaishunkan Sol 熊本を応援していただきありがとうございます。僕はレンタル移籍で参戦させていただいていますが、チームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思っていますので、皆様応援よろしくお願いします!

───

「SFL JAPAN 2026」には初出場ながら、すでにプレミア大会や「ワールドウォリアー」をはじめ、数々のオフライン大会で好成績を収めているきんちょ。浮き足立つことなく冷静な試合運びで、「SFL JAPAN 2026」デビュー戦を白星で飾った。




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