【特集】 ストリートファイターリーグ JAPAN 2026
【SFL2026出場チームインタビュー Saishunkan Sol 熊本】cosa「りゅうきちさんに胸を打たれた」——新リーダーが描く“やりきる”シーズンとは
『ストリートファイター6(スト6)』の国内公式プロリーグである「ストリートファイターリーグ JAPAN 2026(SFL JAPAN 2026)」が8月25日(火)から開幕する。
9シーズン目となる本リーグは、昨年同様12チームが出場。ふたつのディビジョンに分かれて戦う「2ディビジョン制」が採用される。
本特集記事では全12チームに出場前の意気込みや、気になる選手などをうかがった合同記者会見の様子をチームごとに分けてお届けする。気になるチームは下記の特集ページから確認してほしい。
【特集】 ストリートファイターリーグ JAPAN 2026
今回紹介するチームは、Saishunkan Sol 熊本(SS熊本)。昨年までリーダーを務めていたネモがコーチを担当。新たにcosaがリーダーとなった。また、SCARZからきんちょがレンタル移籍。昨年はディビジョン最下位でプレーオフ進出は果たせなかったが、cosa率いる新生SS熊本は、どんな秘策を持っているのか——新たな取り組みについてうかがった。
■ロスター
・cosa(こさ):オリジナルメンバー
・まちゃぼー:オリジナルメンバー
・こばやん:オリジナルメンバー
・きんちょ:初参戦

——まずは、お名前と使用予定キャラクターをお願いします。
cosa:cosaです。使用予定は豪鬼とケンです。
まちゃぼー:まちゃぼーです。使用予定キャラはリュウです。
こばやん:こばやんです。使用キャラはザンギエフです。
きんちょ:きんちょです。使用キャラはテリーです。
——新しく加入したきんちょ選手の印象をお聞かせください。
cosa:すごく人当たりがいいというか、コミュニケーション能力が高いという印象はもともとあったんですけど、その想像以上に明るい人でした。やっぱりアツい人だなと。
まちゃぼー:今回ネモさんの代わりにきんちょさんが入ったことで新しいシナジーが生まれるんじゃないかと思っています。
もともとネモさんが結構ロジック(論理的思考)の持ち主で、自分なりの強さを組み立てるタイプだったのに対して、きんちょさんはネモさんとは違ったロジックを持っている方なんですよ。僕たち3人とは違った考え方に期待したいです。
こばやん:昨年から「カプコンプロツアー」や「Esports World Cup」など、海外大会で一緒になる機会が多くて、話す時間も自然と増えていたんです。もともとネモさんが今年のリーグは出ないかもしれないという話もあったので、「あとひとりをどうしよう」と考えた時に、一番しっくりくるメンバーを選べたかなと思っています。
あとは、もう……いいっすね(笑)。
チームとしていい色が出せるかなと思います。

——きんちょ選手から見てチームの印象をお聞かせください。
きんちょ:cosaさんはミステリアスな人だなと思っていたんですけど、話せば話すほど感情が豊かな人で、アツいモノを持っているなって感じています。
まちゃぼーさんも、チームに入るまでまったく絡みがなかったので、どんな人なのか分からなかったんですけど、自分が思った以上に物腰が柔らかくて、攻略もすごく深いところがありました。すごく参考になりますし、人としても学べることがあるんじゃないかなと思っています。
こばやんは料理がうまいです。食べたことはないけど!
いつもVLOGを「うまそうだなぁ」って思いながら見ています(笑)。
みなさんから「Saishunkan Sol 熊本に入れて良かったな」って思ってもらえるように、がんばれたらなと思っています。
——今回cosa選手がネモ選手に代わってリーダーになりました。どういったチームにしていきたいと思っていますか?
cosa:もちろん勝つことは前提として、みんなが求めていることだと思います。ただ、熊本にいるとファンの存在をすごく感じるんです。だからこそ、ファンの人に喜んでもらえるチームにしたいですね。
あとは去年、チームとしてがんばってはいたけれど、結果が芳しくなくて苦しい思いをしました。試合が終わったあとのこばやんの悔しそうな表情とか、僕も辛かったんで——。結果もそうですが、それ以上に「出し切れていない」という感覚が、みんなのどこかにあったんじゃないかと思うんです。
だから、僕が今年一番思っているのは「やりきりたい」という気持ちです。チームみんなで「もうこれ以上はないよね」ってくらいの取り組みをして、後悔のないようにしていきたいと思っています。

——逆に、ほかの選手は新リーダーのcosa選手に期待していることを教えてください。
まちゃぼー:期待していること……うーん。

cosa:今、ひねり出してください。それを僕が見て方針を考えるんで!
まちゃぼー:もうすでに結構動いてくれているんですよ。最近は「カプコンプロツアー」といった個人戦の大会が忙しくて、チームで練習する時間が取れなかったんですけど、忙しくなる直前に「これだけはどうしてもみんなでやりたいから、2日間だけ空けておいてほしい」って言ってきたんです。
内容としては、みんなでうまくやるための心理テストみたいなものをやってもらって——。「この人はこういう性格だから、こういうふうに教えた方がいい」とか、心理的安全性(チームの中でも自然体でいられる環境。誰でも自分の意見や疑問を安心して発信できる状態を示す)や相互理解みたいなことを、すでに実践しているんです。個人的には、もういろいろやってもらっている感じがありますね。
全力でチームのために動いてくれて、本当にありがたいんです。ただ、リーダーも選手のひとり。チームのことをがんばりすぎて、自分のこととのバランスが崩れないといいな、というくらいですね。

こばやん:(遠征中)飛行機とかで隣になることが多いんですけど、チームが勝つためにメモを取っていたり、ゲームの攻略や戦略をすごく考えてくれているんですよ。
ただ、僕たちの理解が追いつかなくて「それってやる意味があるのだろうか」と考えてしまう時もチーム内では出てくるかもしれません。そういう時は、ぜひ強気に引っ張ってもらいたいなって思いますね。
みんながリーダーの意見に乗っかりにくい雰囲気があったとしても、「とりあえず一回やってみようよ」とか、「一回黙ってやってみろ」みたいな感じで(笑)。
あとは、やっぱりがんばりすぎないことですね。
きんちょ:根底はこばやんと同じで、がんばりすぎないでほしいというのはありますね。
現状ですら、柔軟な発想がどんどん出てくるんです。あれもこれも提案してくれて、それ自体はとてもありがたい。基本的に全部取り入れているので、何でも言ってきてほしいですね。
ただ、自分がリーダーだからと抱え込むんじゃなくて、逆に俺たちにも頼ってほしいなって思うんです。みんなで一丸となってやれた方が、理想のチームになると思うので、しんどい時や困った時は、頼ってきてください。
cosa:はい!
——すでにリーダーとしていろいろな取り組みをされているとのことですが、参考にされている方はいますか?
cosa:具体的に「この人」というのはないんですけど、学びたいなと感じる人は結構います。
まず、広島 TEAM iXAのACQUAさん。話す機会があったんですけど、気になったことをズバズバと、ちゃんと伝えている印象があって——。もちろん伝え方も大事なので、「こういうアドバイスの仕方をすべきなんじゃないか」という取り組みは、さっき話したようにチームでもやっているところです。うまく形にできたらいいですね。
あとは個人的に、りゅうきちさんが新リーダーとしてインタビューを受けた記事があって。あれにはすごく胸を打たれました。「こういうリーダーっていいな」って。
そして、僕の中でリーダーシップがずば抜けて高いのがネモさんです。とにかくマメで——。リーグとは少し離れますが、海外遠征の手続きの話とかも、ネモさんがいの一番に気にして、必ず連絡をくれるんです。そのひとつを取ってもそうですし、そういうリーダーシップは僕にはあまりないもの。ぜひ見習いたいですね。
こうしたことも含めて、いろんなリーダーの方から学ばせてもらえたらと思います。
——きんちょ選手に質問です。今回、ネモ選手がコーチとして加わりましたが、実際に関わってみて感じたことはありますか?
きんちょ:ネモさんのことは配信を通じてずっと見ていて、その頃から攻略が深い方だとは思っていました。実際にチームメンバーとして一緒にやっていく中で、思っていた以上に深いアドバイスをもらえて、参考になる部分がたくさんあります。
あとは、すごく視野が広い。まだ関わり自体は深くないんですけど、それでも周りをよく見てくれているのを感じます。攻略的な意味でも、人間的な意味でも、勉強させてもらうところが多いですね。

——同じDivisionの中で警戒しているチーム、ライバルになりそうなチームはありますか?
cosa:どこも強いチームだとは思いますが、一番注目されているのはZETA DIVISION Geeklyで、次はCrazy Raccoonなんじゃないかなと思っています。
僕個人としては、FAV gamingもリーダーがりゅうきち選手に代わったということで注目しています。また、広島 TEAM iXAも(takepi選手といった)ニューカマーがいたり、FUKUSHIMA IBUSHIGINにはザンギエフの天敵であるダルシム使い(鶏めし選手)がいたり——。どのチームも警戒しているというのが本音ですね。
——最後に、リーグに向けての意気込みをお願いします。
cosa:最初に「ストリートファイターリーグ」に出場したのがこのチームで、リーグというものが何なのか——正直最初は分からずに臨んでいました。
それが今、リーダーをやることになって託されたものもある中で、後悔のないように——「あの時こうしておけば良かった」ではなくて「こうしておいて良かった」と思えるような取り組みをしたいです。
チームとしては、僕ら既存のメンバーは2年目になるんですけど、きんちょが今年入ってくれて、すごく気合いも入っています。「自分ががんばらなきゃ」という気持ちだけではなく、自分が結果を出せなかった時は仲間に託せる——そう思えるくらい、お互いを信頼できる関係を築いていきたいですね。そういう信頼関係があれば、本当に優勝を目指して走っていけるチームになれると思っています。

まちゃぼー:個人としては、月並みですが「優勝したい」という気持ちがあります。ただ、その優勝するにはどうしたらいいのかって考えた時に、チームメートにアドバイスするのはもちろん、何より自分自身が勝たないと良くないというのを去年ものすごく学びました。大事な場面で出させてもらって、負けてしまうというケースが多かったので、今年はそれがないようにしたいです。
自分が勝つことで、チームが波に乗れるような存在になりたいですね。
チームとしては、リーダーが変わったことで練習の仕方も考え方も変わっていくと思っています。柔軟に対応しつつも、しっかりとシナジーを出してチーム力を高めていきたいです。

こばやん:去年は個人で勝ちたい——「俺が勝たないと」っていう気持ちがすごく強くありました。その結果、てんやわんやになっちゃって、焦ったままリーグに出てしまったという反省がありました。
今年はチーム全体としてサポートに徹していきたいと思っています。例えば自分がベストパフォーマンスを出せなかったとしても、チームとしてベストになるようにがんばって動きたいと思っています。

きんちょ:僕はリーグ初参戦なので、どういった景色なのか正直分からない部分が多いです。こばやんやまちゃぼーさん、cosaさんの言うことを参考にしながら、最大限後悔のないようにがんばりたいです。
もし自分が厳しいなと思った時は、無理にひとりで抱え込むんじゃなくて、素直にみんなを頼りたいなと思っています。個人としては視野を広げて、今よりもっと勝てる選手になれるよう取り組みながら、チームとしては頼るところはしっかり頼って、4人全員で勝利、そして優勝を目指していきたいです。
長年リーダーを務めてきたネモに代わって、cosaが新リーダーとなったSaishunkan Sol 熊本。元スピードスケート選手という一面からも分かるように、真面目でストイックな性格は、すでにリーダーとしての取り組みにも表れている。チームのために心を砕きすぎるあまり、メンバーから「がんばりすぎないで」と気遣われるほどだ。
熊本の魅力といえば「ご飯がおいしい」と全員が声をそろえる一方、観光や温泉は「まだ行けていない」とのこと。それだけリーグに懸ける日々を送っているのだろう。熊本の地から、彼らの挑戦が始まる。

■関連リンク
Saishunkan Sol 熊本:
https://x.com/saisys_esports
cosa:
https://x.com/cosazeku
まちゃぼー:
https://x.com/mcb_0726
こばやん:
https://x.com/kobayan_new
きんちょ:
https://x.com/kincho0211
SFリーグ 公式:
https://sf.esports.capcom.com/sfl/
©CAPCOM
撮影:いのかわゆう/宮下英之
編集:いのかわゆう
9シーズン目となる本リーグは、昨年同様12チームが出場。ふたつのディビジョンに分かれて戦う「2ディビジョン制」が採用される。
| Division S | Division F |
|---|---|
| KADOKAWA FAV gaming | VARREL |
| Crazy Raccoon | Good 8 Squad |
| Saishunkan Sol 熊本 | DetonatioN FocusMe |
| ZETA DIVISION Geekly | 名古屋NTPOJA |
| 広島 TEAM iXA | REJECT |
| FUKUSHIMA IBUSHIGIN | RIDDLE ORDER |
本特集記事では全12チームに出場前の意気込みや、気になる選手などをうかがった合同記者会見の様子をチームごとに分けてお届けする。気になるチームは下記の特集ページから確認してほしい。
【特集】 ストリートファイターリーグ JAPAN 2026
今回紹介するチームは、Saishunkan Sol 熊本(SS熊本)。昨年までリーダーを務めていたネモがコーチを担当。新たにcosaがリーダーとなった。また、SCARZからきんちょがレンタル移籍。昨年はディビジョン最下位でプレーオフ進出は果たせなかったが、cosa率いる新生SS熊本は、どんな秘策を持っているのか——新たな取り組みについてうかがった。
■ロスター
・cosa(こさ):オリジナルメンバー
・まちゃぼー:オリジナルメンバー
・こばやん:オリジナルメンバー
・きんちょ:初参戦

▲左から、きんちょ、こばやん、まちゃぼー、cosa
新リーダー・cosaが目指すチーム像——「やりきりたい」思いとメンバーの期待とは
——まずは、お名前と使用予定キャラクターをお願いします。
cosa:cosaです。使用予定は豪鬼とケンです。
まちゃぼー:まちゃぼーです。使用予定キャラはリュウです。
こばやん:こばやんです。使用キャラはザンギエフです。
きんちょ:きんちょです。使用キャラはテリーです。
——新しく加入したきんちょ選手の印象をお聞かせください。
cosa:すごく人当たりがいいというか、コミュニケーション能力が高いという印象はもともとあったんですけど、その想像以上に明るい人でした。やっぱりアツい人だなと。
まちゃぼー:今回ネモさんの代わりにきんちょさんが入ったことで新しいシナジーが生まれるんじゃないかと思っています。
もともとネモさんが結構ロジック(論理的思考)の持ち主で、自分なりの強さを組み立てるタイプだったのに対して、きんちょさんはネモさんとは違ったロジックを持っている方なんですよ。僕たち3人とは違った考え方に期待したいです。
こばやん:昨年から「カプコンプロツアー」や「Esports World Cup」など、海外大会で一緒になる機会が多くて、話す時間も自然と増えていたんです。もともとネモさんが今年のリーグは出ないかもしれないという話もあったので、「あとひとりをどうしよう」と考えた時に、一番しっくりくるメンバーを選べたかなと思っています。
あとは、もう……いいっすね(笑)。
チームとしていい色が出せるかなと思います。

——きんちょ選手から見てチームの印象をお聞かせください。
きんちょ:cosaさんはミステリアスな人だなと思っていたんですけど、話せば話すほど感情が豊かな人で、アツいモノを持っているなって感じています。
まちゃぼーさんも、チームに入るまでまったく絡みがなかったので、どんな人なのか分からなかったんですけど、自分が思った以上に物腰が柔らかくて、攻略もすごく深いところがありました。すごく参考になりますし、人としても学べることがあるんじゃないかなと思っています。
こばやんは料理がうまいです。食べたことはないけど!
いつもVLOGを「うまそうだなぁ」って思いながら見ています(笑)。
みなさんから「Saishunkan Sol 熊本に入れて良かったな」って思ってもらえるように、がんばれたらなと思っています。
▲遠征先では海外の食材を使った自慢の料理をふるまう様子が個人のYouTubeチャンネルで投稿されている。サクッとおいしそうな料理を作ってくれるのは頼もしそう!
——今回cosa選手がネモ選手に代わってリーダーになりました。どういったチームにしていきたいと思っていますか?
cosa:もちろん勝つことは前提として、みんなが求めていることだと思います。ただ、熊本にいるとファンの存在をすごく感じるんです。だからこそ、ファンの人に喜んでもらえるチームにしたいですね。
あとは去年、チームとしてがんばってはいたけれど、結果が芳しくなくて苦しい思いをしました。試合が終わったあとのこばやんの悔しそうな表情とか、僕も辛かったんで——。結果もそうですが、それ以上に「出し切れていない」という感覚が、みんなのどこかにあったんじゃないかと思うんです。
だから、僕が今年一番思っているのは「やりきりたい」という気持ちです。チームみんなで「もうこれ以上はないよね」ってくらいの取り組みをして、後悔のないようにしていきたいと思っています。

——逆に、ほかの選手は新リーダーのcosa選手に期待していることを教えてください。
まちゃぼー:期待していること……うーん。

cosa:今、ひねり出してください。それを僕が見て方針を考えるんで!
まちゃぼー:もうすでに結構動いてくれているんですよ。最近は「カプコンプロツアー」といった個人戦の大会が忙しくて、チームで練習する時間が取れなかったんですけど、忙しくなる直前に「これだけはどうしてもみんなでやりたいから、2日間だけ空けておいてほしい」って言ってきたんです。
内容としては、みんなでうまくやるための心理テストみたいなものをやってもらって——。「この人はこういう性格だから、こういうふうに教えた方がいい」とか、心理的安全性(チームの中でも自然体でいられる環境。誰でも自分の意見や疑問を安心して発信できる状態を示す)や相互理解みたいなことを、すでに実践しているんです。個人的には、もういろいろやってもらっている感じがありますね。
全力でチームのために動いてくれて、本当にありがたいんです。ただ、リーダーも選手のひとり。チームのことをがんばりすぎて、自分のこととのバランスが崩れないといいな、というくらいですね。

こばやん:(遠征中)飛行機とかで隣になることが多いんですけど、チームが勝つためにメモを取っていたり、ゲームの攻略や戦略をすごく考えてくれているんですよ。
ただ、僕たちの理解が追いつかなくて「それってやる意味があるのだろうか」と考えてしまう時もチーム内では出てくるかもしれません。そういう時は、ぜひ強気に引っ張ってもらいたいなって思いますね。
みんながリーダーの意見に乗っかりにくい雰囲気があったとしても、「とりあえず一回やってみようよ」とか、「一回黙ってやってみろ」みたいな感じで(笑)。
あとは、やっぱりがんばりすぎないことですね。
きんちょ:根底はこばやんと同じで、がんばりすぎないでほしいというのはありますね。
現状ですら、柔軟な発想がどんどん出てくるんです。あれもこれも提案してくれて、それ自体はとてもありがたい。基本的に全部取り入れているので、何でも言ってきてほしいですね。
ただ、自分がリーダーだからと抱え込むんじゃなくて、逆に俺たちにも頼ってほしいなって思うんです。みんなで一丸となってやれた方が、理想のチームになると思うので、しんどい時や困った時は、頼ってきてください。
cosa:はい!
——すでにリーダーとしていろいろな取り組みをされているとのことですが、参考にされている方はいますか?
cosa:具体的に「この人」というのはないんですけど、学びたいなと感じる人は結構います。
まず、広島 TEAM iXAのACQUAさん。話す機会があったんですけど、気になったことをズバズバと、ちゃんと伝えている印象があって——。もちろん伝え方も大事なので、「こういうアドバイスの仕方をすべきなんじゃないか」という取り組みは、さっき話したようにチームでもやっているところです。うまく形にできたらいいですね。
あとは個人的に、りゅうきちさんが新リーダーとしてインタビューを受けた記事があって。あれにはすごく胸を打たれました。「こういうリーダーっていいな」って。
— KADOKAWA FAV gaming (@fav_gaming) June 24, 2026
そして、僕の中でリーダーシップがずば抜けて高いのがネモさんです。とにかくマメで——。リーグとは少し離れますが、海外遠征の手続きの話とかも、ネモさんがいの一番に気にして、必ず連絡をくれるんです。そのひとつを取ってもそうですし、そういうリーダーシップは僕にはあまりないもの。ぜひ見習いたいですね。
こうしたことも含めて、いろんなリーダーの方から学ばせてもらえたらと思います。
——きんちょ選手に質問です。今回、ネモ選手がコーチとして加わりましたが、実際に関わってみて感じたことはありますか?
きんちょ:ネモさんのことは配信を通じてずっと見ていて、その頃から攻略が深い方だとは思っていました。実際にチームメンバーとして一緒にやっていく中で、思っていた以上に深いアドバイスをもらえて、参考になる部分がたくさんあります。
あとは、すごく視野が広い。まだ関わり自体は深くないんですけど、それでも周りをよく見てくれているのを感じます。攻略的な意味でも、人間的な意味でも、勉強させてもらうところが多いですね。

——同じDivisionの中で警戒しているチーム、ライバルになりそうなチームはありますか?
cosa:どこも強いチームだとは思いますが、一番注目されているのはZETA DIVISION Geeklyで、次はCrazy Raccoonなんじゃないかなと思っています。
僕個人としては、FAV gamingもリーダーがりゅうきち選手に代わったということで注目しています。また、広島 TEAM iXAも(takepi選手といった)ニューカマーがいたり、FUKUSHIMA IBUSHIGINにはザンギエフの天敵であるダルシム使い(鶏めし選手)がいたり——。どのチームも警戒しているというのが本音ですね。
——最後に、リーグに向けての意気込みをお願いします。
cosa:最初に「ストリートファイターリーグ」に出場したのがこのチームで、リーグというものが何なのか——正直最初は分からずに臨んでいました。
それが今、リーダーをやることになって託されたものもある中で、後悔のないように——「あの時こうしておけば良かった」ではなくて「こうしておいて良かった」と思えるような取り組みをしたいです。
チームとしては、僕ら既存のメンバーは2年目になるんですけど、きんちょが今年入ってくれて、すごく気合いも入っています。「自分ががんばらなきゃ」という気持ちだけではなく、自分が結果を出せなかった時は仲間に託せる——そう思えるくらい、お互いを信頼できる関係を築いていきたいですね。そういう信頼関係があれば、本当に優勝を目指して走っていけるチームになれると思っています。

まちゃぼー:個人としては、月並みですが「優勝したい」という気持ちがあります。ただ、その優勝するにはどうしたらいいのかって考えた時に、チームメートにアドバイスするのはもちろん、何より自分自身が勝たないと良くないというのを去年ものすごく学びました。大事な場面で出させてもらって、負けてしまうというケースが多かったので、今年はそれがないようにしたいです。
自分が勝つことで、チームが波に乗れるような存在になりたいですね。
チームとしては、リーダーが変わったことで練習の仕方も考え方も変わっていくと思っています。柔軟に対応しつつも、しっかりとシナジーを出してチーム力を高めていきたいです。

こばやん:去年は個人で勝ちたい——「俺が勝たないと」っていう気持ちがすごく強くありました。その結果、てんやわんやになっちゃって、焦ったままリーグに出てしまったという反省がありました。
今年はチーム全体としてサポートに徹していきたいと思っています。例えば自分がベストパフォーマンスを出せなかったとしても、チームとしてベストになるようにがんばって動きたいと思っています。

きんちょ:僕はリーグ初参戦なので、どういった景色なのか正直分からない部分が多いです。こばやんやまちゃぼーさん、cosaさんの言うことを参考にしながら、最大限後悔のないようにがんばりたいです。
もし自分が厳しいなと思った時は、無理にひとりで抱え込むんじゃなくて、素直にみんなを頼りたいなと思っています。個人としては視野を広げて、今よりもっと勝てる選手になれるよう取り組みながら、チームとしては頼るところはしっかり頼って、4人全員で勝利、そして優勝を目指していきたいです。
———
長年リーダーを務めてきたネモに代わって、cosaが新リーダーとなったSaishunkan Sol 熊本。元スピードスケート選手という一面からも分かるように、真面目でストイックな性格は、すでにリーダーとしての取り組みにも表れている。チームのために心を砕きすぎるあまり、メンバーから「がんばりすぎないで」と気遣われるほどだ。
熊本の魅力といえば「ご飯がおいしい」と全員が声をそろえる一方、観光や温泉は「まだ行けていない」とのこと。それだけリーグに懸ける日々を送っているのだろう。熊本の地から、彼らの挑戦が始まる。

■関連リンク
Saishunkan Sol 熊本:
https://x.com/saisys_esports
cosa:
https://x.com/cosazeku
まちゃぼー:
https://x.com/mcb_0726
こばやん:
https://x.com/kobayan_new
きんちょ:
https://x.com/kincho0211
SFリーグ 公式:
https://sf.esports.capcom.com/sfl/
©CAPCOM
撮影:いのかわゆう/宮下英之
編集:いのかわゆう
【井ノ川結希(いのかわゆう)プロフィール】
ゲーム好きが高じて19歳でゲーム系の出版社に就職。その後、フリーランスでライター、編集、ディレクターなど多岐にわたり活動している。最近はまっているゲームは『VALORANT』。
X:@sdora_tweet
ゲーム好きが高じて19歳でゲーム系の出版社に就職。その後、フリーランスでライター、編集、ディレクターなど多岐にわたり活動している。最近はまっているゲームは『VALORANT』。X:@sdora_tweet
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