「試座できる店が最強!」 ビックカメラ有楽町店に聞いたゲーミングチェア選びの極意

2026.3.31 宮下英之
eスポーツの普及とともに、自宅のゲーム環境を重視するユーザーが増えている。その中でも“長時間座る”という行為に直結するゲーミングチェアは、快適性だけでなくプレーのパフォーマンスをも左右するデバイスのひとつだ。

最近ではゲームだけでなく、リモートワークなどのビジネス・オフィス用途でゲーミングチェアを選ぶ向きも増えており、以前よりも高耐久・高機能なチェアのニーズが増えている。

そんなゲーミングチェアを選ぶ際にはやはり実物を確かめつつ、その道のプロの声も参考にしたいところ。今回は、ゲーミングチェア製品を多数取り扱い、実際に座って比較できる店舗として知られるビックカメラ有楽町店にて、理想のゲーミングチェア選びのポイントをうかがった。

取材にご協力いただいた、株式会社ビックカメラ有楽町店 ビックカメラマイスターの末藤隆司さん


「座れば分かる」比較しやすさに徹したビックカメラ有楽町店の流儀


ビックカメラ有楽町店のチェア売り場は、ゲーミングチェアを中心にオフィスチェアも一体で展開しているのが特徴だ。その理由は、昨今のゲーミングチェアのニーズの変化だという。

「ゲーミングチェアのラインアップが多めにはなっていますが、銀座や丸の内からもアクセスしやすい有楽町という立地もあってか、高価格帯のオフィスチェアを見に来る方も多い印象があります。ビジネスマンの方やご家族で来店されて、実際に座ってみて選ばれる方が多いですね」

そういったお客様が求めているのが、“自然に試座できる環境”だ。

「お客様がそれぞれの商品に気軽に座れるように、配置などを工夫しています。実際に座っていただくと、気になる点や使い方が分からないことなどが出てくるので、そういった疑問にスタッフがご案内するようにしています」

さまざまなメーカー・価格帯の商品があると、どれを選べばいいのか迷ってしまいそうだが、有楽町店では展示方法にも工夫が凝らされている。

たとえば、メーカーごとの違いや特徴を比較しやすくするため、同じブランドのラインアップをまとめてチェックできるようになっているほか、チェアごとに設けられたPOPには、お客様からよく質問されるような特徴を中心にセレクト。パッと見た時に必要な情報が分かるように、ビックカメラの中でも専門のPOP制作チームが担当しているという力の入れようだ。

「ゲーミングチェアを探しているお客様が特に気にしているポイントを中心に、POPの内容は社内で試行錯誤しながら、より分かりやすい見せ方になるように工夫しています。この表示方法も年々進化していっているんですよ」

チェアごとに用意されたPOPでは、ユーザーが気になるポイントに絞って紹介。長年の経験を踏まえて日々改善されているという

ネット販売でも気軽にものが買えてしまう現代において、店頭に足を運ぶ理由は実際の肌ざわりや着座感をチェックできること。“比較しやすい売り場づくり”が徹底されていることこそ、ビックカメラ有楽町店の最大の魅力と言えるだろう。

より詳しいスペックは、チェアの背面に表示してある。長く使うものだからこそ、気になることは徹底して比較できるのもうれしい


プロが選び、ユーザーが信頼する、AKRacingの存在感


ビックカメラ有楽町店には、多くのメーカーのゲーミングチェアを展示しており、メーカーごとのコンセプトや製品を比較・検討するのに便利だ。その中でもAKRacingのラインアップは、エントリーモデルの「Wolf」が概ね3万円台から、定番のミドルレンジ「Pro-X JP」が5〜6万円台、プレミアム素材モデルはスウェット素材の「BEAMS DESIGN」や国産デニム素材の「Premium Denim」といった7万〜8万円台が目安。一般的なオフィスチェアの高機能モデルと価格帯が重なるゾーンから選ぶユーザーが増えているのも納得の品ぞろえだ。

取材している間も、ゲーム好きらしき若者や、オフィスチェアを選びにきたビジネスマン、ちょっと休憩がてら試している女性や、インバウンドの観光客などもひっきりなしに試していたが、AKRacingブランドは「ゲーミングチェア、オフィスチェアの分野で高い認知度を誇っている」と末藤さんは言う。

「YouTubeの配信番組や、テレビ番組などのMC席などで、『AKRacing』のロゴを見かける機会が増えているせいか、お客様からのブランド認知度は非常に高いですね。指名買いで来店するユーザーも少なくありません」

中でも、この日注目を集めていたのが、2026年2月に発売されたばかりの「Faura(フォーラ)」だ。従来のゲーミングチェアらしいレーシングバケットスタイルから脱却した"ライフスタイルチェア"として設計された新モデル。スエード調ファブリックをまとったシルエットは、インテリアへの馴染みやすさを重視しており、ゲーム部屋だけでなくリビングやホームオフィスにも違和感なく溶け込む。対応身長は155〜185cm、座面高は41〜51cmと幅広い体型に対応。カラーはインディゴブルーのほか、複数展開されている。

「パッと見て、これまでのゲーミングチェアにはあまりなかったスエード調素材やカラーの存在感が目立っています。ただ、個人的には座り心地がとても改善されていると感じています。座面のサポートが低く、ゲーミングチェア自体を所有したことがない方にとっては、かえって座りやすいと思います」

この日展示されていたAKRacing Fauraはインディゴブルー。ゲーミングチェアを主張しすぎず、インテリアに合わせてカラーも選べる

末藤さんはAKRacingの過去のモデルと比較すると、ヘッドレストとランバーサポートの固定方法が改善されている点を評価しているという。

「以前のモデルでは、ランバーサポートは背中のホールを通したり、ヘッドレストの固定方法もいろいろで、ピタッと狙った場所に調節するのが結構難しい印象がありました。ですが、『Faura』は調節するベルト部分の固定方法が変更されて、ずり落ちたり緩んだりすることがなくなったように思います」

AKRacingだけでなく、さまざまなメーカーのチェアを取り扱ってきたからこそ気づく視点は、そのままユーザーのゲーミングチェア選びのアドバイスにもつながっている。

▶︎関連記事:AKRacing Faura レビュー記事


プロが教える、購入前に座って確かめるべき3つのポイント


では、実際にゲーミングチェアを選ぶ際、どんな点に注意すればよいのか。末藤さんは、次の3点を重視すべきだと語る。

1. 自分の体型に合うかどうか


「最終的には、自分の体型に合うかどうかが一番重要です」

ひとくちにゲーミングチェアといっても、体格や自分が普段座っている姿勢によってフィット感は大きく変わる。特に調整機能が多いゲーミングチェアにおいては、座面の高さや背もたれの形状、クッションの硬さ、それらの配置などについてもしっかり確認したいところだ。

ちなみに、AKRacingの耐荷重は150kgまでとなっているため、かなり体格が大きめな方でも安心して使えるだろう。

2. 使用シーンを具体的にイメージする


「実際にどんな姿勢でゲームのプレーや作業などをするかイメージしながら、アームレストや背もたれの可動域をチェックしていただくことが大切です」

例えば、リクライニングひとつとっても、メーカーやモデルが変われば安定度や安心感は結構変わるもの。特に自分がゲームをしている時の姿勢によって、選ぶべきモデルは変わってくるという。

中でも、AKRacingはヘッドレストとランバーサポートの形状などが微妙に異なるうえ、使われている素材によっても座った時の摩擦や包まれる感覚などはまったく異なる。

3. 設置スペースとの相性


もうひとつ重要なのが、チェア自体のサイズだ。ゲーミングチェアが並んでいる店頭では気づきにくいが、一般的なオフィスチェアやダイニングチェアなどと比べると、ゲーミングチェアはかなり大型。そのため、そもそも自分の部屋に置けるかどうか、部屋の入り口の扉を通過できるか、といった部分もしっかり確認しておきたい。

「実際、わざわざ店頭に見に来る理由として、サイズ面を事前に確認される方は多い印象です。スペック上だけでなく、座ってみることで分かることも多々ありますし、想定したよりも実物のカラーの方が派手/地味に見えるという方もいらっしゃいます」

高さや奥行きがマッチしなければ、せっかくの高性能チェアも生かしきれない。自宅環境のサイズは必ず事前にチェックしておきたい。



リモートワーク勢にも刺さる、長時間座れる選択肢


近年、ゲーミングチェアはゲーム用途にとどまらない広がりを見せている。eスポーツのファンやゲーマーにとっては馴染み深いゲーミングチェアだが、一般ユーザーにとってはむしろオフィスチェアなどと同じような選び方をしているという。

「もはやゲーミングチェアは、eスポーツやゲーム用途だけでなく、在宅ワークや普段使いで選ばれる方も非常に多いです。来店者の多くは “長時間座るためのチェア”を探されています」

180度リクライニング機能を重視する人もいれば、腰のランバーサポート性を最優先に考える人もいるなど、ニーズは多様だ。そのため、複数モデルを比較しながら選ぶことが重要になる。

「何台か座り比べて、一度持ち帰って検討し、再来店される方もいらっしゃいます」

チェア選びは“即決”だけでなく、“比較と再確認”が満足度を高める鍵になる。

ビックカメラ有楽町店に掲示されているチェアのパーツ説明。単に高機能ではなく、効果や性能をしっかり理解した上で購入される方が多いという


購入前から購入後まで、量販店ならではの安心感


もうひとつ、ビックカメラ有楽町店では、「購入後のサポート」も充実している。

「新しくご購入いただくと、今使っているチェアを1台無料で引き取るサービスがあります」

しかも、分解や梱包は不要。大型家具ならではの廃棄の手間を省けるのは大きなメリットだ。

店頭で案内されている「無料下取りサービス」は、1点の購入につき1台引き取ってくれる。分解せず引き取ってくれるのはありがたい

また、AKRacingの組み立て作業は、慣れていれば30〜60分程度で完了するが、重量のある部品も多く、一人作業では難しい場面もある。しかし実は、ビックカメラ有楽町店には「組み立てサービス」(有料)もある。これを活用すれば、商品が届いた当日から快適に楽しめる。特に一人暮らしの方や力仕事が苦手な方は、積極的に検討したいオプションだ。

さらに、この時期ならではのお得な購入方法としては、クレジットカード機能付きの「ビックカメラSuicaカード」に加入するとポイント還元率がアップするなど、家電販売店ならではの特典も魅力。納得して購入できる環境が整っている。

4月30日まで、ビックカメラSuicaカードに店頭で入会すると、1万円相当のポイントがもらえるキャンペーンを実施中。クレジットの還元率も他の方法より圧倒的に高い


スペックよりも、自分の体感を信じてほしい


この3月〜4月は進学や就職などで新生活が始まる時期。心機一転、ゲーミングチェアを導入したい人も多いだろう。そんな方に向けて末藤さんは、「いろいろなチェアを実際に試せる環境があります。実際に座ってみるだけでも構いませんので、ぜひ一度遊びに来ていただきたいです。座ってみることでしか気づけない良さもありますし、気に入ったデザインや性能のチェアが見つかれば、ご自宅の環境も大きく変わりますよ!」と力説する。

また、ゲーミングチェア以外にも、ゲーミングPCゲーミングデバイス、コンシューマーゲームから、新生活に必要な家電から寝具まで、地下2階から7階に及ぶ広大な売り場ですべてそろえられる。上階には映画館や飲食店もあり、ショッピングからレジャーまで、丸一日楽しく過ごせる点もポイントだ。

スペックや価格だけでは分からない“座り心地”こそが、ゲーミングチェアの本質。分からないこともフレンドリーに相談できるエキスパートがいるビックカメラ有楽町店で、ぜひ自分に合った一脚を見つけてほしい。

取材協力:ビックカメラ有楽町店
営業時間:10:00〜22:00
定休日:年中無休
住所:〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-11-1
ビックカメラ.com
ビックカメラ公式サイト



Amazon AKRacingストア:https://www.amazon.co.jp/akracing
AKRacing公式ブランドサイト:https://www.akracing.jp/

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